bash の リ リ ー ス
。 バ ー ジ ョ ン
に パ ッ チ レ ベ
ル を 加 え た も
の (例 : 2.00.0)
現 在 の
作 業 デ ィ レ ク
ト リ 。 $HOME
の 部 分 は チ ル
ダ に 短 縮 さ れ
ま す 。 PROMPT_DIRTRIM
の 値 が 適 用 さ
れ ま す 。
現 在 の
作 業 デ ィ レ ク
ト リ の ベ ー ス
名 $HOME の
部 分 は チ ル ダ
に 短 縮 さ れ ま
す 。
\!
こ の コ
マ ン ド の 履 歴
番 号
|
|
|
|
\# こ の コ マ ン
ド の コ マ ン ド
番 号 |
|
|
\$ 実 効 |
|
UID が 0 の
場 合 に #、 そ
れ 以 外 の 場 合
は $
|
\nnn |
|
8進 数 nnn
に 対 応 す る 文
字 |
|
|
\\ |
|
|
|
バ ッ ク
ス ラ ッ シ ュ
|
\[ 非 表 示 文 字
の シ ー ケ ン ス
の 開 始 。 こ れ
を 使 う と 、 プ
ロ ン プ ト 中 に
端 末 の 制 御 シ
ー ケ ン ス を 埋
め 込 む こ と が
で き ま す 。 |
|
\] 非 表 示 文 字
の シ ー ケ ン ス
を 終 了 し ま す
。 コ マ ン ド 番
号 と 履 歴 番 号
は 異 な る の が
普 通 で す : コ マ
ン ド の 履 歴 番
号 と は 履 歴 リ
ス ト 内 で の 位
置 で す 。 履 歴
リ ス ト は 履 歴
フ ァ イ ル か ら
読 み 込 め ま す |
(後 述 の
履 歴 を
参 照 )。 一 方 、
コ マ ン ド 番 号
は 、 現 在 の シ
ェ ル の セ ッ シ
ョ ン 中 に 実 行
さ れ た 一 連 の
コ マ ン ド の 列
に お け る 位 置
で す 。 こ の
文 字 列 が デ コ
ー ド さ れ た 後
、 さ ら に パ ラ
メ ー タ 展 開 、
コ マ ン ド 置 換
、 算 術 式 展 開
、 ク ォ ー ト 削
除 が 適 用 さ れ
ま す 。 展 開 は
シ ェ ル オ プ シ
ョ ン promptvars (後 述
の シ ェ ル の
組 み 込 み コ マ
ン ド の 項
に あ る shopt コ マ
ン ド の 説 明 を
参 照 ) の 値 に
基 づ い て 行 わ
れ ま す 。
readline
は 対 話 シ ェ ル
を 使 う と き に
入 力 の 読 み 込
み を 処 理 す る
ラ イ ブ ラ リ で
す 。 た だ し 、
シ ェ ル の 起 動
時 に −−noediting オ
プ シ ョ ン が 指
定 さ れ た 場 合
に は 使 わ れ ま
せ ん 。 行 編 集
は 組 み 込 み コ
マ ン ド read に
−e オ プ シ ョ ン
を 指 定 し た と
き に も 使 わ れ
ま す 。 デ フ ォ
ル ト で は 、 行
編 集 に 使 う コ
マ ン ド は emacs の コ
マ ン ド に 似 て
い ま す 。 vi 形 式
の 行 編 集 イ ン
タ フ ェ ー ス も
使 え ま す 。 行
編 集 は 、 組 み
込 み コ マ ン ド
set (後 述 の シ
ェ ル の 組 み 込
み コ マ ン ド
を 参 照 ) に −o
emacs や −o vi オ
プ シ ョ ン を 指
定 す る こ と で
、 い つ で も 有
効 に で き ま す
。 シ ェ ル を 起
動 し た 後 に 行
編 集 機 能 を 無
効 に す る に は
、 組 み 込 み コ
マ ン ド set に 対
し て +o emacs オ プ シ
ョ ン ま た は +o vi
オ プ シ ョ ン を
設 定 し て く だ
さ い 。
Readline
の 記 法 こ の セ
ク シ ョ ン で は
、 emacs 形 式 の 記 法
を 使 っ て キ ー
ス ト ロ ー ク を
表 し ま す 。 コ
ン ト ロ ー ル キ
ー は C−key で 表
し ま す (例 : C−n は
Control−N の 意 味 で す
)。 同 様 に メ
タ キ ー は M−key
で 表 す の で 、
M−x は Meta−X を 表 す
こ と に な り ま
す 。 (メ タ キ
ー が な い キ ー
ボ ー ド で は 、
M−x は ESC x を 表
し ま す 。 つ ま
り 、 エ ス ケ ー
プ キ ー を 押 し
た 後 に x キ ー
を 押 し ま す 。
こ れ は ESC を メ タ
プ レ フ ィ ッ ク
ス (meta prefix) に す る
操 作 で す 。
M−C−x の 組 み 合
わ せ は 、
ESC−Control−x つ ま り
、 エ ス ケ ー プ
キ ー を 押 し た
後 に 、 コ ン ト
ロ ー ル キ ー を
押 し た ま ま x
を 押 す こ と を
意 味 し ま す 。 )
Readline
の コ マ ン ド に
は 数 値 の 引 き
数 を 指 定 で き
ま す 。 通 常 こ
れ は 繰 り 返 し
の 回 数 と し て
作 用 し ま す 。
た だ し 、 場 合
に よ っ て は 、
引 き 数 の 符 号
が 意 味 を 持 つ
こ と も あ り ま
す 。 順 方 向 に
作 用 す る コ マ
ン ド (例 : kill−line)
に 負 の 引 き 数
を 渡 す と 、 コ
マ ン ド は 逆 方
向 に 作 用 し ま
す 。 引 き 数 を
指 定 し た 場 合
の 動 作 が こ の
説 明 と 異 な る
コ マ ン ド に つ
い て は 後 で 説
明 し ま す 。 コ
マ ン ド が テ キ
ス ト を キ ル (kill)
す る と 説 明 さ
れ て い る と き
は 、 削 除 さ れ
た テ キ ス ト は
、 後 で 取 り 出
せ る (ヤ ン ク (yank)
で き る ) よ う に
保 存 さ れ ま す
。 キ ル さ れ た
テ キ ス ト は 、
キ ル リ ン グ (kill
ring) に 保 存 さ れ
ま す 。 連 続 し
て キ ル を 行 う
と 、 テ キ ス ト
は 1 つ の ま と ま
り と し て 保 存
さ れ る の で 、
全 部 を 一 度 に
ヤ ン ク で き ま
す 。 テ キ ス ト
を キ ル し な い
コ マ ン ド が 挟
ま る と 、 キ ル
リ ン グ 上 の テ
キ ス ト が 分 離
さ れ ま す 。
Readline
の 初 期 化
readline を カ ス タ マ
イ ズ す る に は
、 コ マ ン ド を
初 期 化 フ ァ イ
ル (inputrc フ ァ イ ル
) に 追 加 し ま す
。 こ の フ ァ イ
ル の 名 前 は 、
変 数 INPUTRC
の 値 か ら 決 ま
り ま す 。 こ の
変 数 が 設 定 さ
れ て い な い 場
合 の デ フ ォ ル
ト 値 は ~/.inputrc で
す 。 readline ラ イ
ブ ラ リ を 使 う
プ ロ グ ラ ム が
起 動 す る 際 に
は 、 こ の 初 期
化 フ ァ イ ル が
読 み 込 ま れ 、
キ ー 割 り 当 て
と 変 数 が 設 定
さ れ ま す 。 readline
の 初 期 化 フ ァ
イ ル 中 で 使 用
で き る 基 本 的
構 文 は 、 以 下
の よ う に 少 し
し か あ り ま せ
ん 。 空 行 は 無
視 さ れ ま す 。
# で 始 ま る 行
は コ メ ン ト で
す 。 $ で 始 ま
る 行 は 条 件 文
で す 。 そ れ 以
外 の 行 は キ ー
割 り 当 て と 変
数 の 設 定 で す
。 デ フ ォ ル ト
の キ ー 割 り 当
て は inputrc フ ァ イ
ル で 変 更 で き
ま す 。 こ の ラ
イ ブ ラ リ を 使
う 他 の プ ロ グ
ラ ム か ら も 、
独 自 の コ マ ン
ド と キ ー 割 り
当 て を 追 加 で
き ま す 。 例 え
ば 、
M−Control−u:
universal−argument ま た は
C−Meta−u: universal−argument を
inputrc フ ァ イ ル に
書 く と 、 M−C−u
で readline の universal−argument
コ マ ン ド が 実
行 さ れ る よ う
に な り ま す 。
以 下 に 示 す シ
ン ボ ル 名 を 使
う こ と が で き
ま す : RUBOUT, DEL, ESC,
LFD, NEWLINE, RET, RETURN,
SPC, SPACE, TAB。
readline
で は 、 キ ー に
は コ マ ン ド 名
だ け で な く 文
字 列 を 割 り 当
て る こ と も で
き 、 そ の 場 合
に は 、 そ の キ
ー が 押 さ れ る
と 割 り 当 て ら
れ た 文 字 列 が
挿 入 さ れ ま す
(マ ク ロ )。
Readline
の キ ー 割 り 当
て
inputrc フ ァ イ ル に
お け る 制 御 キ
ー の 割 り 当 て
方 は 単 純 で す
。 必 要 な も の
は 、 コ マ ン ド
名 あ る い は マ
ク ロ の 文 字 列
と 、 こ れ ら が
割 り 当 て ら れ
る キ ー シ ー ケ
ン ス だ け で す
。 名 前 は 2 通 り
の 方 法 で 指 定
で き ま す 。 つ
ま り 、 シ ン ボ
リ ッ ク な キ ー
の 名 前 (た い て
い は 、 Meta− や
Control− プ レ フ ィ
ッ ク ス と 組 み
合 わ せ て 使 わ
れ る ) に よ る 指
定 と 、 キ ー シ
ー ケ ン ス に よ
る 指 定 で す 。
「 keyname:function−name」
あ る い は 「
keyname:macro」 の 形
式 を 使 う と き
に は 、 keyname は 英
語 で 書 き 下 し
た キ ー の 名 前
と な り ま す 。
例 を 以 下 に 示
し ま す :
Control−u:
universal−argument
Meta−Rubout: backward−kill−word
Control−o: "> output" こ の
例 で は 、 C−u
が universal−argument に 、
M−DEL が
backward−kill−word に 割
り 当 て ら れ ま
す 。 ま た 、
C−o は マ ク ロ
の 実 行 に 割 り
当 て ら れ 、 右
辺 値 に 展 開 さ
れ ま す (つ ま り
、 テ キ ス ト
’’> output’’ が 編
集 行 に 挿 入 さ
れ ま す )。 後 者
の 形 式 で あ る
「
"keyseq":function−name」
ま た は 「
"keyseq":macro」 に
お い て は 、 keyseq
は 先 程 の keyname と
は 異 な り 、 ダ
ブ ル ク ォ ー ト
で 括 っ て キ ー
シ ー ケ ン ス 全
体 を 示 す 文 字
列 を 表 記 し て
い ま す 。 以 下
の 例 で 示 す よ
う に 、 GNU Emacs 形 式
の キ ー エ ス ケ
ー プ の 一 部 を
使 え ま す 。 た
だ し シ ン ボ リ
ッ ク な 文 字 名
は 認 識 さ れ ま
せ ん 。
"\C−u":
universal−argument
"\C−x\C−r":
re−read−init−file
"\e[11~": "Function Key 1" こ
の 例 で も 、
C−u が universal−argument
機 能 に 割 り 当
て ら れ て い ま
す 。 C−x C−r は
re−read−init−file 機 能
に 割 り 当 て ら
れ 、 ESC [ 1 1 ~ は
’’Function Key 1’’ と い
う 文 字 列 の 挿
入 に 割 り 当 て
ら れ て い ま す
。
GNU Emacs
形 式 の エ ス ケ
ー プ シ ー ケ ン
ス を 以 下 に 全
て 示 し ま す :
|
\C− コ
ン ト ロ ー ル プ
レ フ ィ ッ ク ス |
|
|
\M− メ タ プ レ
フ ィ ッ ク ス |
|
|
\e エ ス ケ ー プ
文 字 |
|
|
\\ バ ッ ク ス ラ
ッ シ ュ |
|
|
\" |
|
" と
い う 文 字
GNU Emacs
形 式 の エ ス ケ
ー プ シ ー ケ ン
ス に 加 え て 、
別 形 式 の バ ッ
ク ス ラ ッ シ ュ
エ ス ケ ー プ も
使 え ま す :
ス ペ ー
ス
ム フ ィ
ー ド
|
|
|
|
|
\n 改 行 |
(newline) |
|
|
\r 復 帰 |
(carriage return) |
|
|
\t 水 平 タ |
|
|
ブ
8 進
値 が nnn で あ る 8
ビ ッ ト 文 字 (1 文
字 に つ き 数 字
1〜 3 桁 )
|
\xHH |
|
16 進 値 が
HH で あ る 8 ビ ッ
ト 文 字 (16 進 で 1〜 2
桁 )。 |
マ ク ロ
の テ キ ス ト を
入 力 す る 際 に
は 、 マ ク ロ 定
義 を 示 す た め
に シ ン グ ル ク
ォ ー ト や ダ ブ
ル ク ォ ー ト を
使 わ な け れ ば
な り ま せ ん 。
ク ォ ー ト さ れ
て い な い テ キ
ス ト は 関 数 名
と み な さ れ ま
す 。 マ ク ロ 本
体 で は 、 前 述
の バ ッ ク ス ラ
ッ シ ュ に よ る
エ ス ケ ー プ は
展 開 さ れ ま す
。 バ ッ ク ス ラ
ッ シ ュ は マ ク
ロ の テ キ ス ト
内 の 他 の 文 字
を 全 て エ ス ケ
ー プ し ま す 。
こ れ に は " や '
も 含 ま れ ま す
。
bash
で は 、 組 み 込
み コ マ ン ド の
bind を 使 っ て 、
readline の 現 在 の キ
ー 割 り 当 て の
表 示 と 変 更 を
行 え ま す 。 ま
た 、 組 み 込 み
コ マ ン ド set に
対 し て −o オ プ
シ ョ ン を 使 え
ば 、 編 集 モ ー
ド を 対 話 的 利
用 の 途 中 に 切
り 替 え 可 能 で
す (後 述 の シ
ェ ル の 組 み 込
み コ マ ン ド
を 参 照 )。
Readline
の 変 数
Readline に は 、 動 作
を 細 か く カ ス
タ マ イ ズ す る
た め に 変 数 が
あ り ま す 。 変
数 は inputrc フ ァ イ
ル 中 に
set
variable−name value と い う
形 式 の 文 で 設
定 で き ま す 。
特 に 断 ら な い
限 り 、 readline の 変
数 が と る 値 は
On か Off の い ず
れ か で す 。 大
文 字 と 小 文 字
の 違 い は 考 慮
し ま せ ん 。 認
識 で き な い 変
数 名 は 無 視 さ
れ ま す 。 変 数
の 値 を 読 み 取
る と き 、 設 定
さ れ て な い 場
合 や 、 空 文 字
列 、 "on" (大 文 字
と 小 文 字 は 区
別 し な い )、 "1"
は On と み な さ
れ ま す 。 そ れ
以 外 の 値 は Off
と み な さ れ ま
す 。 変 数 と そ
の デ フ ォ ル ト
値 を 以 下 に 示
し ま す :
bell−style
(audible)
readline が 端
末 の ベ ル を 鳴
ら そ う と し た
と き の 動 作 を
制 御 し ま す 。
none が 設 定 さ れ
て い る 場 合 は
、 readline は ベ ル を
鳴 ら し ま せ ん
。 visible が 設 定 さ
れ て い る 場 合
に は 、 可 能 で
あ れ ば 可 視 ベ
ル (visible bell) が 用 い ら
れ ま す 。 audible が
設 定 さ れ て い
る 場 合 に は 、
readline は 端 末 の ベ
ル を 鳴 ら そ う
と し ま す 。
bind−tty−special−chars
(On)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 カ ー ネ ル
の 端 末 ド ラ イ
バ に よ っ て 特
別 扱 い さ れ る
コ ン ト ロ ー ル
文 字 の 機 能 の
代 わ り に readline の
同 等 の 機 能 を
割 り 当 て よ う
と し ま す 。
comment−begin
(“#”)
readline の
insert−comment コ マ ン
ド が 実 行 さ れ
た と き に 挿 入
さ れ る 文 字 列
で す 。 こ の コ
マ ン ド は emacs モ ー
ド で は M−# に
割 り 当 て ら れ
、 vi コ マ ン ド モ
ー ド で は # に
割 り 当 て ら れ
ま す 。
completion−ignore−case
(Off)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 readline が フ ァ
イ ル 名 の マ ッ
チ ン グ と 補 完
を 行 う 際 に 大
文 字 と 小 文 字
が 区 別 さ れ ま
せ ん 。
completion−prefix−display−length
(0) 補 完 候 補 の
リ ス ト で そ の
ま ま 表 示 さ れ
る 共 通 先 頭 部
分 の 文 字 数 。 0
よ り 大 き い 値
が 設 定 さ れ る
と 、 補 完 候 補
を 表 示 す る と
き に 、 こ の 値
よ り 長 い 共 通
先 頭 部 分 は 省
略 記 号 で 置 き
換 え ら れ ま す
completion−query−items (100)
possible−completions
コ マ ン ド が 生
成 し た 補 完 候
補 の 数 が 、 い
く つ を 越 え る
と 表 示 の 可 否
を ユ ー ザ に 問
い 合 わ せ る の
か を 決 め ま す
。 こ の 変 数 に
は 0 以 上 の 任 意
の 整 数 を 設 定
で き ま す 。 補
完 の 候 補 数 が
こ の 変 数 の 値
以 上 の 場 合 に
は 、 ユ ー ザ に
対 し て 候 補 を
表 示 す る か ど
う か の 問 い 合
わ せ が な さ れ
ま す 。 そ う で
な い 場 合 に は
、 単 に 端 末 に
補 完 の 候 補 が
リ ス ト 表 示 さ
れ ま す 。
convert−meta
(On)
On を 設
定 す る と 、 readline
は 8 番 目 の ビ ッ
ト が セ ッ ト さ
れ て い る 文 字
を ASCII の キ ー シ ー
ケ ン ス に 変 換
し ま す 。 変 換
は 、 8 番 目 の ビ
ッ ト を 落 と し
て 、 エ ス ケ ー
プ 文 字 を 前 に
追 加 す る こ と
に よ っ て 行 い
ま す (実 際 に は
エ ス ケ ー プ 文
字 を メ タ プ レ
フ ィ ッ ク ス と
し て 用 い ま す
)。
disable−completion
(Off)
On を 設
定 す る と 、 readline
は 単 語 の 補 完
を 行 わ な く な
り ま す 。 補 完
さ れ る 文 字 の
編 集 行 へ の 挿
入 は 、 そ の 文
字 を self−insert に 割
り 当 て た か の
よ う に 行 わ れ
ま す 。
editing−mode
(emacs)
readline の 起
動 時 に emacs と vi
の ど ち ら に 似
た キ ー 割 り 当
て を 使 う の か
を 制 御 し ま す
。 editing−mode に は
emacs と vi の い ず
れ か を 指 定 で
き ま す 。
echo−control−characters
(On)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 サ ポ ー ト
し て い る OS で は
、 キ ー ボ ー ド
操 作 で シ グ ナ
ル が 起 こ さ れ
た と き に 相 当
す る 文 字 を 画
面 に 出 力 し ま
す 。
enable−keypad
(Off)
On を 設
定 す る と 、 readline
は 呼 び 出 さ れ
た と き に ア プ
リ ケ ー シ ョ ン
キ ー パ ッ ド を
有 効 に し よ う
と し ま す 。 一
部 の シ ス テ ム
で は 、 矢 印 キ
ー を 使 う た め
に こ れ を 有 効
に す る 必 要 が
あ り ま す 。
enable−meta−key
(On)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 readline は 端 末
が サ ポ ー ト を
要 求 す る メ タ
修 飾 キ ー を 有
効 に し よ う と
し ま す 。 多 く
の 端 末 で は 、
メ タ キ ー は 8 ビ
ッ ト 文 字 を 送
信 す る の に 使
わ れ ま す 。
expand−tilde
(Off)
On を 設
定 す る と 、 readline
が 単 語 の 補 完
を 試 み る と き
に チ ル ダ 展 開
が 行 わ れ ま す
。
history−preserve−point
(Off)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 previous−history や
next−history で 履 歴
行 を 取 り 出 し
た と き に 、 ポ
イ ン ト を 行 内
の 同 じ 位 置 に
置 こ う と し ま
す 。
history−size (0)
履 歴 リ ス ト に
保 存 す る 履 歴
エ ン ト リ の 最
大 数 を 設 定 す
る 。 0 が 設 定 さ
れ て い る と 、
履 歴 リ ス ト の
エ ン ト リ の 数
は 制 限 さ れ ま
せ ん 。
horizontal−scroll−mode (Off)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 readline は 表 示
の 際 に 1 行 し か
使 わ な い よ う
に な り ま す 。
つ ま り 、 行 が
ス ク リ ー ン の
幅 よ り 長 く な
る と 、 新 し い
行 に 折 り 返 す
の で は な く 、 1
つ の 入 力 行 の
中 で 横 に ス ク
ロ ー ル し ま す
。
input−meta
(Off)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 readline は 8 ビ ッ
ト の 入 力 が 可
能 に な り ま す
(つ ま り 、 読 み
込 ん だ 文 字 の
再 上 位 ビ ッ ト
を 落 と し ま せ
ん )。 こ の 動 作
は 、 端 末 の サ
ポ ー ト と は 無
関 係 に 行 わ れ
ま す 。 meta−flag と
い う 名 前 は 、
こ の 変 数 の 別
名 で す 。
isearch−terminators
(“C−[C−J”) イ ン
ク リ メ ン タ ル
検 索 を 終 了 さ
せ る 文 字 か ら
な る 文 字 列 で
す (終 了 後 に そ
の 文 字 が コ マ
ン ド と し て 実
行 さ れ る こ と
も あ り ま せ ん
)。 こ の 変 数 に
値 が 設 定 さ れ
て い な け れ ば
、 ESC と C−J で
イ ン ク リ メ ン
タ ル 検 索 が 終
わ り ま す 。
keymap (emacs) 現 在 の readline
の キ ー マ ッ プ
を 設 定 し ま す
。 有 効 な キ ー
マ ッ プ 名 は 、
emacs, emacs−standard, emacs−meta,
emacs−ctlx, vi, vi−command, .IR
vi−insert で す 。 vi
は vi−command と 等 価
で 、 emacs は
emacs−standard と 等 価
で す 。 デ フ ォ
ル ト 値 は emacs で
す 。 editing−mode の
値 も デ フ ォ ル
ト キ ー マ ッ プ
に 影 響 を 与 え
ま す 。
mark−directories (On)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 補 完 さ れ
た デ ィ レ ク ト
リ 名 の 末 尾 に
ス ラ ッ シ ュ が
追 加 さ れ ま す
。
mark−modified−lines
(Off)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 履 歴 行 を
表 示 す る 際 に
、 以 前 に 変 更
さ れ た も の の
先 頭 に ア ス タ
リ ス ク (*) を 付
け て 表 示 し ま
す 。
mark−symlinked−directories
(Off)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 デ ィ レ ク
ト リ へ の シ ン
ボ リ ッ ク リ ン
ク が 補 完 さ れ
た と き に 、
(mark−directories が 有 効
で あ れ ば ) 名 前
の 末 尾 に ス ラ
ッ シ ュ が 追 加
さ れ ま す 。
match−hidden−files
(On)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 フ ァ イ ル
名 の 補 完 で ’.’
で 始 ま る 名 前
の フ ァ イ ル (隠
し フ ァ イ ル ) に
も マ ッ チ し ま
す 。 Off が 設 定
さ れ て い る と
き に は 、 ’.’ で
始 ま る 名 前 の
フ ァ イ ル を 補
完 す る に は 先
頭 の ’.’ を ユ ー
ザ が 入 力 す る
必 要 が あ り ま
す 。
menu−complete−display−prefix
(Off)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 メ ニ ュ ー
補 完 (menu completion) で 補
完 候 補 の リ ス
ト (空 の 場 合 も
含 む ) を 順 番 に
表 示 す る 前 に
、 共 通 先 頭 部
分 を 表 示 し ま
す 。
output−meta
(Off)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 readline は 8 番 目
の ビ ッ ト が 立
っ て い る 文 字
を 直 接 表 示 し
ま す 。 メ タ 文
字 を 前 置 し た
エ ス ケ ー プ シ
ー ケ ン ス で の
表 示 は 行 い ま
せ ん 。
page−completions
(On)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 一 度 に 一
画 面 分 の 補 完
候 補 を 表 示 す
る た め に readline は
組 み 込 み の more
風 ペ ー ジ ャ を
使 い ま す 。
print−completions−horizontally
(Off)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 readline は 補 完
で マ ッ チ す る
も の を ア ル フ
ァ ベ ッ ト 順 に
し て 、 縦 方 向
で は な く 横 方
向 に 並 べ て 表
示 し ま す 。
revert−all−at−newline
(Off)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 accept−line が 実
行 さ れ て readline か
ら 戻 る と き に
、 履 歴 に 加 え
ら れ た 全 て の
変 更 を 元 に 戻
し ま す 。 デ フ
ォ ル ト で は 、
readline の 各 呼 び 出
し を 通 じ て 履
歴 行 が 変 更 さ
れ 単 一 の ア ン
ド ゥ リ ス ト が
保 持 さ れ ま す
。
show−all−if−ambiguous
(Off) こ れ は 補 完
機 能 の デ フ ォ
ル ト の 挙 動 を
変 え ま す 。 On
が 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 単
語 に 対 す る 補
完 候 補 が 複 数
個 あ る と 、 ベ
ル は 鳴 ら さ れ
ず に 、 マ ッ チ
す る も の が 即
座 に リ ス ト 表
示 さ れ ま す 。
show−all−if−unmodified (Off) こ
れ は
show−all−if−ambiguous と
同 様 に 補 完 機
能 の デ フ ォ ル
ト の 挙 動 を 変
え ま す 。 On が
設 定 さ れ て い
る 場 合 、 単 語
に 対 す る 補 完
候 補 が 複 数 個
あ っ て 、 部 分
的 な 補 完 が で
き な い (補 完 候
補 が 共 通 先 頭
部 分 を 持 た な
い ) と 、 マ ッ チ
す る も の が 即
座 に リ ス ト 表
示 さ れ ま す 。
ベ ル は 鳴 ら さ
れ ま せ ん 。
skip−completed−text (Off)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 こ れ は 補
完 機 能 が マ ッ
チ し た も の を
行 に 挿 入 す る
と き の デ フ ォ
ル ト の 挙 動 を
変 え ま す 。 単
語 の 途 中 で 補
完 を 実 行 し た
と き に だ け 意
味 が あ り ま す
。 有 効 に な っ
て い る と 、 readline
は 、 単 語 の カ
ー ソ ル 以 後 の
部 分 が 重 複 し
な い よ う に 、
補 完 さ れ た 単
語 の う ち ポ イ
ン ト 以 後 の 文
字 を 挿 入 し ま
せ ん 。
visible−stats
(Off)
On が 設
定 さ れ て い る
と 、 stat(2) で 得 ら
れ る フ ァ イ ル
の 種 類 を 表 す
文 字 が 、 補 完
候 補 の リ ス ト
表 示 の 際 に 追
加 さ れ ま す 。
Readline
の 条 件 構 文
Readline に は 、 C 言 語
の プ リ プ ロ セ
ッ サ の 条 件 付
き コ ン パ イ ル
機 能 と 似 た コ
ン セ プ ト に 基
づ く 機 能 が 実
装 さ れ て い ま
す 。 こ れ を 使
う と 、 条 件 に
応 じ て キ ー 割
り 当 て や 変 数
の 設 定 を 実 行
で き ま す 。 パ
ー ザ デ ィ レ ク
テ ィ ブ は 4 つ あ
り ま す 。
|
$if |
|
$if 構 文 を 使 う
と 、 編 集 モ ー
ド や 使 用 中 の
端 末 、 readline を 使
っ て い る ア プ
リ ケ ー シ ョ ン
に 応 じ た 割 り
当 て を 行 え ま
す 。 行 末 ま で
の 全 テ キ ス ト
が 評 価 対 象 と
な り ま す 。 こ
れ を 分 離 す る
に は 文 字 は 必
要 あ り ま せ ん
。 |
mode
|
|
|
$if デ ィ
レ ク テ ィ ブ の
mode= 形 式 は 、 readline
が emacs モ ー ド か vi
モ ー ド の ど ち
ら に な っ て い
る か を 調 べ る
た め に 使 い ま
す 。 例 え ば 、
こ れ を set keymap コ
マ ン ド と 一 緒
に 使 い 、 readline が emacs
モ ー ド で 始 ま
っ た と き だ け
キ ー の 割 り 当
て を emacs−standard や
emacs−ctlx キ ー マ ッ
プ に 設 定 で き
ま す 。 |
|
term |
|
term= 形 式 を 使
う と 、 端 末 固
有 の キ ー 割 り
当 て を 入 れ る
こ と が で き ま
す 。 こ れ は 端
末 の フ ァ ン ク
シ ョ ン キ ー が
出 力 す る キ ー
シ ー ケ ン ス を
割 り 当 て る 場
合 な ど に 使 え
ま す 。 = の 右
辺 の 単 語 の 評
価 は 、 端 末 の
完 全 な 名 前 お
よ び 最 初 の −
の 前 ま で の 部
分 的 な 名 前 の
両 方 に 対 し て
行 わ れ ま す 。
例 え ば 、 sun は
sun と sun−cmd の 両
方 に マ ッ チ し
ま す 。 |
application
application は
ア プ リ ケ ー シ
ョ ン 固 有 の 設
定 を 入 れ る た
め に 使 い ま す
。 readline ラ イ ブ ラ
リ を 使 っ て い
る プ ロ グ ラ ム
は そ れ ぞ れ ア
プ リ ケ ー シ ョ
ン 名 (application name) を 設
定 す る の で 、
初 期 化 フ ァ イ
ル は そ れ が 特
定 の 値 か ど う
か を 調 べ ら れ
ま す 。 こ れ を
使 っ て 、 特 定
の プ ロ グ ラ ム
用 で 便 利 な 機
能 に キ ー シ ー
ケ ン ス を 割 り
当 て で き ま す
。 例 え ば 、 以
下 の コ マ ン ド
は 、 bash の 場 合
に 、 現 在 の 単
語 ま た は 直 前
の 単 語 を ク ォ
ー ト す る キ ー
シ ー ケ ン ス を
追 加 し ま す 。
$if Bash
# Quote the current or previous word
"\C−xq": "\eb\"\ef\""
$endif
|
$endif こ の コ マ
ン ド は |
|
$if コ マ ン ド を
終 了 さ せ ま す
(上 記 の 例 の 通
り )。 |
|
$else |
|
|
$if
デ ィ レ ク テ ィ
ブ の こ の 分 岐
内 に 書 か れ た
コ マ ン ド は 、
評 価 が 失 敗 し
た と き に 実 行
さ れ ま す 。
$include こ
の デ ィ レ ク テ
ィ ブ は フ ァ イ
ル 名 1 つ を 引 き
数 に 取 り 、 そ
の フ ァ イ ル か
ら コ マ ン ド と
キ ー 割 り 当 て
を 読 み 込 み ま
す 。 例 え ば 以
下 の デ ィ レ ク
テ ィ ブ を 使 う
と /etc/inputrc が 読 み
込 ま れ ま す :
$include
/etc/inputrc 検 索
readline に は
、 指 定 し た 文
字 列 を 含 む 行
を コ マ ン ド 履
歴 内 か ら 探 す
コ マ ン ド が 用
意 さ れ て い ま
す (後 述 の 履
歴 を 参 照
)。 検 索 の モ
ー ド に は 、 イ
ン ク リ メ ン タ
ル (incremental) モ ー ド
と 非 イ ン ク リ
メ ン タ ル
(non−incremental) モ ー ド
の 2 つ が あ り ま
す 。 イ ン ク リ
メ ン タ ル 検 索
で は 、 ユ ー ザ
が 検 索 文 字 列
全 体 の 入 力 が
終 わ る よ り 前
に 検 索 が 開 始
さ れ ま す 。 検
索 文 字 列 に 文
字 が 追 加 さ れ
る た び に 、 readline
は そ れ ま で に
入 力 し た 文 字
列 に マ ッ チ す
る 履 歴 か ら 次
の エ ン ト リ を
表 示 し ま す 。
イ ン ク リ メ ン
タ ル 検 索 で は
、 探 し て い る
履 歴 エ ン ト リ
を 見 つ け る た
め に 必 要 な 数
の 文 字 を 入 力
す れ ば 十 分 で
す 。 isearch−terminators の
値 に 含 ま れ る
文 字 を 入 力 す
る と 、 イ ン ク
リ メ ン タ ル 検
索 は 終 了 し ま
す 。 こ の 変 数
に 値 が 代 入 さ
れ て い な い 場
合 に は 、 エ ス
ケ ー プ 文 字 ま
た は Control−J で イ ン
ク リ メ ン タ ル
検 索 が 終 了 し
ま す 。 Control−G は イ
ン ク リ メ ン タ
ル 検 索 を 異 常
終 了 さ せ 、 元
の 行 を 復 元 し
ま す 。 検 索 が
終 了 す る と 、
検 索 文 字 列 を
含 む 履 歴 エ ン
ト リ が 現 在 の
行 に な り ま す
。 マ ッ チ し た
他 の 履 歴 リ ス
ト の エ ン ト リ
を 見 つ け る に
は 、 Control−S ま た は
Control−R を 適 宜 入 力
し ま す 。 こ れ
に よ り 、 今 ま
で 入 力 し た 検
索 文 字 列 に マ
ッ チ す る 次 の
エ ン ト リ を 履
歴 の 前 方 ま た
は 後 方 に 向 か
っ て 探 し ま す
。 readline に 割 り 当
て ら れ た 他 の
キ ー シ ー ケ ン
ス を 入 力 す る
と 検 索 が 終 わ
り 、 入 力 し た
キ ー シ ー ケ ン
ス に 対 応 す る
コ マ ン ド が 実
行 さ れ ま す 。
例 え ば 、 改 行
は 検 索 を 終 了
さ せ て 、 そ の
行 を 入 力 し ま
す 。 こ れ に よ
り 、 履 歴 リ ス
ト 中 の コ マ ン
ド が 実 行 さ れ
ま す 。
readline
は 前 回 の イ ン
ク リ メ ン タ ル
検 索 で 入 力 さ
れ た 検 索 文 字
列 を 覚 え て い
ま す 。 新 し い
検 索 文 字 を 間
に 挟 ま ず に Control−R
を 2 回 入 力 す る
と 、 覚 え て い
る 検 索 文 字 列
が 使 わ れ ま す
。 イ ン ク リ メ
ン タ ル で な い
検 索 の 場 合 に
は 、 検 索 文 字
列 全 体 を 読 み
込 ん で か ら 、
履 歴 行 に マ ッ
チ す る も の の
検 索 を 始 め ま
す 。 検 索 文 字
列 に は 、 ユ ー
ザ が 入 力 し た
も の か 、 現 在
の 行 の 内 容 の
一 部 が 使 え ま
す 。
Readline
の コ マ ン ド 名
以 下 は 、 コ マ
ン ド の 名 前 お
よ び そ れ ら が
割 り 当 て ら れ
て い る デ フ ォ
ル ト の キ ー シ
ー ケ ン ス の 一
覧 で す 。 対 応
す る キ ー シ ー
ケ ン ス が な い
コ マ ン ド 名 に
は 、 デ フ ォ ル
ト で は キ ー は
割 り 当 て ら れ
て い ま せ ん 。
以 下 の 説 明 で
は 、 ポ イ ン ト
(point) は 現 在 の カ
ー ソ ル の 位 置
を 表 し 、 マ ー
ク (mark) は set−mark コ
マ ン ド に よ っ
て 保 存 さ れ た
カ ー ソ ル 位 置
を 表 し ま す 。
ポ イ ン ト と マ
ー ク の 間 の テ
キ ス ト は 、 リ
ー ジ ョ ン (region) と
呼 び ま す 。 移
動 コ マ ン ド
beginning−of−line (C−a) 現
在 の 行 の 先 頭
に 移 動 し ま す
。
end−of−line (C−e) 行 の
末 尾 に 移 動 し
ま す 。
forward−char (C−f)
1 文 字 進
み ま す 。
backward−char
(C−b)
1 文 字 戻
り ま す 。
forward−word
(M−f) 次 の 単 語 の
最 後 に 進 み ま
す 。 単 語 は 英
数 字 (英 字 と 数
字 ) か ら な り ま
す 。
backward−word (M−b) 現 在
あ る い は 直 前
の 単 語 の 先 頭
に 戻 り ま す 。
単 語 は 英 数 字
(英 字 と 数 字 ) か
ら な り ま す 。
shell−forward−word 次 の
単 語 の 最 後 に
進 み ま す 。 単
語 は ク ォ ー ト
さ れ て い な い
シ ェ ル の メ タ
文 字 で 区 切 ら
れ ま す 。
shell−backward−word 現 在
の 単 語 あ る い
は 前 の 単 語 の
先 頭 に 戻 り ま
す 。 単 語 は ク
ォ ー ト さ れ て
い な い シ ェ ル
の メ タ 文 字 で
区 切 ら れ ま す
。
clear−screen (C−l) 現 在
の 行 を 画 面 の
一 番 上 の 行 に
残 し た ま ま 、
画 面 を ク リ ア
し ま す 。 引 き
数 を 付 け る と
、 画 面 を ク リ
ア せ ず に 現 在
の 行 を 再 描 画
し ま す 。
redraw−current−line 現 在
の 行 を 再 描 画
し ま す 。 履 歴
操 作 の た め の
コ マ ン ド
accept−line (Newline, Return) カ ー
ソ ル の 位 置 に
関 わ ら ず 、 行
を 確 定 し ま す
。 こ の 行 が 空
で な け れ ば 、
変 数 HISTCONTROL の
状 態 に 従 っ て
、 こ れ が 履 歴
リ ス ト に 追 加
さ れ ま す 。 行
が 履 歴 リ ス ト
を 変 更 し た も
の な ら ば 、 履
歴 行 は 元 の 状
態 に 戻 さ れ ま
す 。
previous−history (C−p) 履 歴
リ ス ト を 戻 り
、 履 歴 リ ス ト
か ら 前 の 行 を
取 り 出 し ま す
。
next−history (C−n) 履 歴
リ ス ト を 進 み
、 履 歴 リ ス ト
か ら 次 の 行 を
取 り 出 し ま す
。
beginning−of−history (M−<) 履
歴 の 最 初 の 行
に 移 動 し ま す
。
end−of−history (M−>) 入
力 履 歴 の 最 後
に 移 動 し ま す
。 つ ま り 、 現
在 入 力 中 の 行
に 移 動 し ま す
。
reverse−search−history (C−r) 現
在 の 行 を 開 始
点 に し て 後 方
に 向 か っ て 検
索 を 行 い 、 必
要 に 応 じ て 履
歴 を 「 遡 っ て
」 い き ま す 。
こ れ は イ ン ク
リ メ ン タ ル 検
索 で す 。
forward−search−history (C−s) 現
在 の 行 を 開 始
点 に し て 前 方
に 向 か っ て 検
索 を 行 い 、 必
要 に 応 じ て 履
歴 を 「 下 っ て
」 い き ま す 。
こ れ は イ ン ク
リ メ ン タ ル 検
索 で す 。
non−incremental−reverse−search−history
(M−p) 現 在 の 行 を
開 始 点 に し て
、 履 歴 リ ス ト
を 後 方 に 向 か
っ て 検 索 を 行
い ま す 。 ユ ー
ザ が 入 力 し た
文 字 列 を 非 イ
ン ク リ メ ン タ
ル モ ー ド で 検
索 し ま す 。
non−incremental−forward−search−history
(M−n) 現 在 の 行 を
開 始 点 に し て
、 履 歴 リ ス ト
を 前 方 に 向 か
っ て 検 索 を 行
い ま す 。 ユ ー
ザ が 入 力 し た
文 字 列 を 非 イ
ン ク リ メ ン タ
ル モ ー ド で 検
索 し ま す 。
history−search−forward 履 歴
を 前 方 に 向 か
っ て 検 索 し 、
現 在 の 行 の 先
頭 と ポ イ ン ト
の 間 の 文 字 列
を 探 し ま す 。
こ れ は 非 イ ン
ク リ メ ン タ ル
検 索 で す 。
history−search−backward 履 歴
を 後 方 に 向 か
っ て 検 索 し 、
現 在 の 行 の 先
頭 お よ び ポ イ
ン ト の 間 の 文
字 列 を 探 し ま
す 。 こ れ は 非
イ ン ク リ メ ン
タ ル 検 索 で す
。
yank−nth−arg (M−C−y) 前
の コ マ ン ド に
対 す る 最 初 の
引 き 数 (通 常 は
前 の 行 の 2 番 目
の 単 語 ) を ポ イ
ン ト に 挿 入 し
ま す 。 引 き 数
n が 付 い て い
る と 、 前 の コ
マ ン ド の n 番
目 の 単 語 (前 の
コ マ ン ド の 単
語 は 0 か ら 数 え
ま す )。 引 き 数
が 負 な ら ば 、
前 の コ マ ン ド
の 最 後 か ら n
番 目 の 単 語 が
挿 入 さ れ ま す
。 引 き 数 n が
一 度 決 ま る と
、 コ マ ン ド の
引 き 数 が 履 歴
の 展 開 で の
"!n" の 指 定 の
よ う に 展 開 さ
れ ま す 。
yank−last−arg (M−., M−_)
前 の コ マ ン ド
の 最 後 の 引 き
数 (一 つ 前 の 履
歴 エ ン ト リ の
最 後 の 単 語 ) を
挿 入 し ま す 。
引 き 数 が あ る
と 、 yank−nth−arg と
全 く 同 じ よ う
に 動 作 し ま す
。 yank−last−arg を 繰
り 返 し て 呼 び
出 す と 、 履 歴
リ ス ト を 遡 っ
て 参 照 が 行 わ
れ 、 そ れ ぞ れ
の 行 の 最 後 の
引 き 数 が 順 番
に 挿 入 さ れ ま
す 。 繰 り 返 し
て 呼 び 出 す と
き の 引 き 数 は
、 履 歴 の 中 を
動 く 方 向 を 決
め ま す 。 負 の
引 き 数 は 、 履
歴 の 中 を 動 く
方 向 (後 方 ま た
は 前 方 ) を 反 転
し ま す 。 履 歴
の 展 開 で の "!$"
の 指 定 の よ う
に 、 最 後 の 引
き 数 の 展 開 に
履 歴 の 展 開 の
機 能 が 使 わ れ
ま す 。
shell−expand−line (M−C−e)
シ ェ ル が 行 う
の と 同 じ よ う
に 行 の 展 開 を
行 い ま す 。 エ
イ リ ア ス や 履
歴 の 展 開 を 含
め 、 シ ェ ル の
行 う 全 て の 単
語 展 開 が 行 わ
れ ま す 。 履 歴
の 展 開 の 説 明
に つ い て は 、
後 述 の 履 歴
の 展 開 を
参 照 し て く だ
さ い 。
history−expand−line (M−^) 現
在 の 行 で 履 歴
の 展 開 を 行 い
ま す 。 履 歴 の
展 開 の 説 明 に
つ い て は 、 後
述 の 履 歴 の
展 開 を 参
照 し て く だ さ
い 。
magic−space 現 在 の 行
で 履 歴 の 展 開
を 行 い 、 空 白
を 挿 入 し ま す
。 履 歴 の 展 開
の 説 明 に つ い
て は 、 後 述 の
履 歴 の 展
開 を 参 照
し て く だ さ い
。
alias−expand−line 現 在 の
行 で エ イ リ ア
ス の 展 開 を 行
い ま す 。 エ イ
リ ア ス の 展 開
の 説 明 に つ い
て は 、 前 述 の
エ イ リ ア
ス を 参 照
し て く だ さ い
。
history−and−alias−expand−line
現 在 の 行 で 履
歴 と エ イ リ ア
ス の 展 開 を 行
い ま す 。
insert−last−argument (M−.,
M−_)
yank−last−arg
と 同 じ も の で
す 。
operate−and−get−next
(C−o) 現 在 の 行 を
実 行 し 、 履 歴
内 の 現 在 の 行
の 次 の 行 を 編
集 用 に 取 得 し
ま す 。 引 き 数
は 全 て 無 視 さ
れ ま す 。
edit−and−execute−command
(C−xC−e) エ デ ィ タ
を 起 動 し て 現
在 の コ マ ン ド
ラ イ ン の 内 容
を 開 き 、 そ の
結 果 を シ ェ ル
の コ マ ン ド と
し て 実 行 し ま
す 。 bash は エ デ
ィ タ と し て
$VISUAL, $EDITOR,
emacs の 順 で 起 動
を 試 み ま す
。 テ キ ス ト
編 集 の た め の
コ マ ン ド
delete−char (C−d) ポ イ ン
ト の 文 字 を 削
除 し ま す 。 ポ
イ ン ト が 行 の
先 頭 で あ り 、
そ の 行 に 文 字
が な く 、 さ ら
に 打 ち 込 ん だ
最 後 の 文 字 が
delete−char に 割 り 当
て ら れ て い な
け れ ば 、
EOF が 返 さ
れ ま す 。
backward−delete−char (Rubout) カ
ー ソ ル の 前 の
文 字 を 削 除 し
ま す 。 数 値 の
引 き 数 を 与 え
る と 、 削 除 し
た テ キ ス ト を
キ ル リ ン グ に
保 存 し ま す 。
forward−backward−delete−char カ
ー ソ ル が 行 末
に な け れ ば カ
ー ソ ル が あ る
位 置 の 文 字 を
削 除 し ま す 。
カ ー ソ ル が 行
末 に あ る 場 合
に は 、 カ ー ソ
ル の 前 の 文 字
を 削 除 し ま す
。
quoted−insert (C−q, C−v) 次
に 打 ち 込 ん だ
文 字 を そ の ま
ま 行 に 追 加 し
ま す 。 こ れ は
C−q 等 の 文 字
を 挿 入 す る た
め に 使 い ま す
。
tab−insert (C−v TAB) タ ブ
文 字 を 挿 入 し
ま す 。
self−insert
(a, b, A, 1, !, ...) 打
ち 込 ん だ 文 字
を 挿 入 し ま す
。
transpose−chars (C−t) ポ イ
ン ト の 前 に あ
る 文 字 を 動 か
し 、 現 在 ポ イ
ン ト が あ る 文
字 の 後 ろ に 持
っ て い き ま す
。 同 時 に ポ イ
ン ト も 前 に 進
み ま す 。 ポ イ
ン ト が 行 の 最
後 に あ る 場 合
は 、 ポ イ ン ト
の 前 の 2 文 字 が
交 換 さ れ ま す
。 負 の 引 き 数
を 指 定 す る と
、 何 も 起 こ り
ま せ ん 。
transpose−words (M−t) ポ イ
ン ト の 前 に あ
る 単 語 を 動 か
し 、 ポ イ ン ト
の 後 ろ に あ る
単 語 の 後 ろ に
持 っ て い き ま
す 。 こ の 際 に
は 、 ポ イ ン ト
も 始 め に 前 に
あ っ た 単 語 の
後 ろ ま で 移 動
し ま す 。 ポ イ
ン ト が 行 の 最
後 に あ る 場 合
は 、 行 の 最 後
の 2 単 語 が 交 換
さ れ ま す 。
upcase−word (M−u) 現 在 の
(ま た は 後 ろ の )
単 語 を 大 文 字
に し ま す 。 負
の 引 き 数 を 指
定 す る と 、 前
の 単 語 を 大 文
字 に し ま す が
、 ポ イ ン ト は
動 き ま せ ん 。
downcase−word (M−l) 現 在
の (ま た は 後 ろ
の ) 単 語 を 小 文
字 に し ま す 。
負 の 引 き 数 を
指 定 す る と 、
前 の 単 語 を 小
文 字 に し ま す
が 、 ポ イ ン ト
は 動 き ま せ ん
。
capitalize−word (M−c) 現 在
の (ま た は 後 ろ
の ) 単 語 を キ ャ
ピ タ ラ イ ズ し
ま す (単 語 の 先
頭 の 文 字 を 大
文 字 に し ま す
)。 負 の 引 き 数
を 指 定 す る と
前 の 単 語 を キ
ャ ピ タ ラ イ ズ
し ま す が 、 ポ
イ ン ト は 動 き
ま せ ん 。
overwrite−mode 上 書 き モ
ー ド を ト グ ル
さ せ ま す 。 正
の 引 き 数 を 指
定 す る と 上 書
き モ ー ド に 切
り 替 え ま す 。
負 の 引 き 数 を
指 定 す る と 挿
入 モ ー ド に 切
り 替 え ま す 。
こ の コ マ ン ド
は emacs モ ー ド で
の み 有 効 で す
。 vi モ ー ド で
は 違 っ た 形 で
上 書 き し ま す
。 readline() を 呼 び
出 し た と き は
毎 回 、 挿 入 モ
ー ド で 始 ま り
ま す 。 上 書 き
モ ー ド で は 、
self−insert が 割 り 当
て ら れ た 文 字
は 、 ポ イ ン ト
の 位 置 の テ キ
ス ト を 右 に 押
し 出 す の で は
な く 置 き 換 え
ま す 。
backward−delete−char が 割
り 当 て ら れ た
文 字 は 、 ポ イ
ン ト の 前 の 文
字 を ス ペ ー ス
で 置 き 換 え ま
す 。 こ の コ マ
ン ド は デ フ ォ
ル ト で は キ ー
に 割 り 当 て ら
れ て い ま せ ん
。 キ ル と ヤ ン
ク
kill−line (C−k) ポ イ ン
ト か ら 行 末 ま
で の テ キ ス ト
を キ ル し ま す
。
backward−kill−line (C−x Rubout)
現 在 の カ ー ソ
ル 位 置 か ら 行
頭 ま で を キ ル
し ま す 。
unix−line−discard (C−u) ポ
イ ン ト か ら 行
頭 ま で を キ ル
し ま す 。 キ ル
さ れ た テ キ ス
ト は キ ル リ ン
グ (kill−ring) に 入 り
ま す 。
kill−whole−line 現 在 の
行 の 文 字 を 全
て キ ル し ま す
。 ポ イ ン ト の
位 置 は 関 係 あ
り ま せ ん 。
kill−word (M−d) ポ イ ン
ト か ら 現 在 の
単 語 の 終 わ り
ま で を キ ル し
ま す 。 ポ イ ン
ト が 単 語 と 単
語 の 間 で あ れ
ば 、 後 ろ の 単
語 の 終 わ り ま
で を キ ル し ま
す 。 単 語 の 境
界 は forward−word で
使 わ れ て い る
も の と 同 じ で
す 。
backward−kill−word (M−Rubout) ポ
イ ン ト の 前 に
あ る 単 語 を キ
ル し ま す 。 単
語 の 境 界 は
backward−word で 使 わ
れ て い る も の
と 同 じ で す 。
shell−kill−word (M−d) ポ
イ ン ト か ら 現
在 の 単 語 の 終
わ り ま で を キ
ル し ま す 。 ポ
イ ン ト が 単 語
と 単 語 の 間 で
あ れ ば 、 後 ろ
の 単 語 の 終 わ
り ま で を キ ル
し ま す 。 単 語
の 境 界 は
shell−forward−word で 使
わ れ て い る も
の と 同 じ で す
。
shell−backward−kill−word
(M−Rubout) ポ イ ン ト
の 前 に あ る 単
語 を キ ル し ま
す 。 単 語 の 境
界 は shell−backward−word
で 使 わ れ て い
る も の と 同 じ
で す 。
unix−word−rubout (C−w) ポ
イ ン ト の 前 に
あ る 単 語 を キ
ル し ま す 。 そ
の 際 に は 空 白
を 単 語 の 境 界
と し て 用 い ま
す 。 キ ル さ れ
た テ キ ス ト は
キ ル リ ン グ に
入 り ま す 。
unix−filename−rubout ポ イ
ン ト の 前 に あ
る 単 語 を キ ル
し ま す 。 そ の
際 に は 空 白 と
ス ラ ッ シ ュ を
単 語 の 境 界 と
し て 用 い ま す
。 キ ル さ れ た
テ キ ス ト は キ
ル リ ン グ に 入
り ま す 。
delete−horizontal−space (M−\) ポ
イ ン ト の 周 り
の 空 白 と タ ブ
を 全 て 削 除 し
ま す 。
kill−region 現 在 の リ
ー ジ ョ ン 中 の
テ キ ス ト を キ
ル し ま す 。
copy−region−as−kill リ ー
ジ ョ ン 中 の テ
キ ス ト を キ ル
バ ッ フ ァ に コ
ピ ー し ま す 。
copy−backward−word ポ イ
ン ト の 前 の 単
語 を キ ル バ ッ
フ ァ に コ ピ ー
し ま す 。 単 語
の 境 界 は
backward−word と 同 じ
で す 。
copy−forward−word ポ イ ン
ト の 後 ろ の 単
語 を キ ル バ ッ
フ ァ に コ ピ ー
し ま す 。 単 語
の 境 界 は
forward−word と 同 じ
で す 。
yank (C−y) キ ル リ ン
グ の 先 頭 の テ
キ ス ト を バ ッ
フ ァ 中 の ポ イ
ン ト に ヤ ン ク
し ま す 。
yank−pop (M−y) キ ル リ
ン グ の 順 番 を 1
つ 移 動 し 、 新
た に 先 頭 に な
っ た テ キ ス ト
を ヤ ン ク し ま
す 。 yank ま た は
yank−pop の 後 に し
か 使 え ま せ ん
。 数 値 の 引 き
数
digit−argument (M−0, M−1, ...,
M−−) す で に 入
力 さ れ た 引 き
数 に こ の 数 字
を 追 加 す る か
、 ま た は こ の
数 字 に よ っ て
新 し い 引 き 数
を 始 め ま す 。
M−− を 使 う と 、
負 の 値 を 指 定
で き ま す 。
universal−argument 引 き 数
を 指 定 す る 別
の 方 法 で す 。
こ の コ マ ン ド
に 続 け て 1 つ 以
上 の 数 字 が 入
力 さ れ た 場 合
(頭 に マ イ ナ ス
記 号 を 付 け る
こ と も で き ま
す )、 こ れ ら の
数 字 で 引 き 数
が 定 義 さ れ ま
す 。 こ の コ マ
ン ド の 後 に 数
字 が 続 い た 場
合 、 universal−argument を
再 び 実 行 す る
と 数 値 の 引 き
数 を 終 了 し ま
す が 、 そ う で
な い 場 合 は 無
視 さ れ ま す 。
特 殊 な ケ ー ス
と し て 、 こ の
コ マ ン ド の 直
後 に 数 字 で も
マ イ ナ ス 記 号
で も な い 文 字
が あ る 場 合 に
は 、 次 の コ マ
ン ド に 対 す る
引 き 数 カ ウ ン
ト が 4 倍 に な り
ま す 。 引 き 数
カ ウ ン ト は 最
初 は 1 な の で 、
こ の 機 能 を 一
度 実 行 す る と
引 き 数 カ ウ ン
ト は 4 に な り 、
も う 一 度 実 行
す る と 引 き 数
カ ウ ン ト は 16 に
な り ま す 。 そ
れ 以 降 も 同 様
で す 。 補 完
complete (TAB) ポ イ ン ト
の 前 の テ キ ス
ト に つ い て 補
完 を 試 み ま す
。 bash が 補 完 を
行 う 際 に は 、
変 数 (テ キ ス ト
が $ で 始 ま る
場 合 )、 ユ ー ザ
名 (テ キ ス ト が
~ で 始 ま る 場
合 )、 ホ ス ト 名
(テ キ ス ト が @
で 始 ま る 場 合
)、 コ マ ン ド (エ
イ リ ア ス や 関
数 も 含 み ま す )
の 順 序 で マ ッ
チ を 行 い ま す
。 い ず れ に も
マ ッ チ し な い
場 合 に は 、 フ
ァ イ ル 名 補 完
を 試 み ま す 。
possible−completions (M−?) ポ イ
ン ト の 前 の テ
キ ス ト の 補 完
候 補 を 列 挙 し
ま す 。
insert−completions (M−*) ポ イ
ン ト の 前 の テ
キ ス ト を 補 完
し て 得 ら れ る
も の を 全 て 挿
入 し ま す 。 挿
入 さ れ る も の
は 、 possible−completions で
列 挙 さ れ る も
の と 同 じ で す
。
menu−complete
complete コ
マ ン ド に 似 て
い ま す が 、 補
完 さ れ る 単 語
を 補 完 候 補 リ
ス ト の う ち の 1
つ と 置 換 し ま
す 。 menu−complete を
繰 り 返 し て 実
行 す る と 、 補
完 候 補 の リ ス
ト が 次 々 と 順
番 に 挿 入 さ れ
ま す 。 補 完 リ
ス ト の 最 後 ま
で 来 る と ベ ル
が (bell−style の 設 定
に 基 づ い て ) 鳴
ら さ れ 、 元 の
テ キ ス ト に 戻
り ま す 。 引 き
数 n を 指 定 す
る と 、 リ ス ト
中 の 位 置 が n
個 進 み ま す 。
負 の 引 き 数 を
指 定 す る と 、
リ ス ト 中 を 逆
向 き に 戻 れ ま
す 。 こ の コ マ
ン ド は TAB に 割
り 当 て る こ と
を 意 図 し て 用
意 さ れ た も の
で す が 、 デ フ
ォ ル ト で は 割
り 当 て は 行 わ
れ て い ま せ ん
。
menu−complete−backward
menu−complete
コ マ ン ド に 似
て い ま す が 、
menu−complete に 負 の
引 き 数 を 与 え
た と き の よ う
に 、 補 完 候 補
の リ ス ト を 逆
向 き に 進 み ま
す 。 こ の コ マ
ン ド は デ フ ォ
ル ト で は キ ー
に 割 り 当 て ら
れ て い ま せ ん
。
delete−char−or−list
カ ー ソ ル が 行
頭 や 行 末 に 無
け れ ば 、 カ ー
ソ ル の 下 の 文
字 を 削 除 し ま
す (delete−char と 同
様 で す )。 カ ー
ソ ル が 行 末 に
あ る 場 合 は 、
possible−completions と 同 じ
動 作 を し ま す
。 こ の コ マ ン
ド は デ フ ォ ル
ト で は キ ー に
割 り 当 て ら れ
て い ま せ ん 。
complete−filename (M−/) ポ イ
ン ト の 前 の テ
キ ス ト に つ い
て フ ァ イ ル 名
の 補 完 を 試 み
ま す 。
possible−filename−completions (C−x /)
ポ イ ン ト の 前
の テ キ ス ト に
つ い て 補 完 候
補 を 列 挙 し ま
す 。 テ キ ス ト
は フ ァ イ ル 名
と し て 扱 わ れ
ま す 。
complete−username (M−~) ポ イ
ン ト の 前 の テ
キ ス ト に つ い
て 補 完 を 試 み
ま す 。 テ キ ス
ト は ユ ー ザ 名
と し て 扱 わ れ
ま す 。
possible−username−completions (C−x ~)
ポ イ ン ト の 前
の テ キ ス ト に
つ い て 補 完 候
補 を 列 挙 し ま
す 。 テ キ ス ト
は ユ ー ザ 名 と
し て 扱 わ れ ま
す 。
complete−variable (M−$) ポ イ
ン ト の 前 の テ
キ ス ト に つ い
て 補 完 を 試 み
ま す 。 テ キ ス
ト は シ ェ ル 変
数 と し て 扱 わ
れ ま す 。
possible−variable−completions (C−x $)
ポ イ ン ト の 前
の テ キ ス ト に
つ い て 補 完 候
補 を 列 挙 し ま
す 。 テ キ ス ト
は シ ェ ル 変 数
と し て 扱 わ れ
ま す 。
complete−hostname (M−@) ポ イ
ン ト の 前 の テ
キ ス ト に つ い
て 補 完 を 試 み
ま す 。 テ キ ス
ト は ホ ス ト 名
と し て 扱 い ま
す 。
possible−hostname−completions (C−x @)
ポ イ ン ト の 前
の テ キ ス ト に
つ い て 補 完 候
補 を 列 挙 し ま
す 。 テ キ ス ト
は ホ ス ト 名 と
し て 扱 い ま す
。
complete−command (M−!) ポ イ
ン ト の 前 の テ
キ ス ト に つ い
て 補 完 を 試 み
ま す 。 テ キ ス
ト は コ マ ン ド
名 と し て 扱 い
ま す 。 コ マ ン
ド 補 完 の 際 に
マ ッ チ ン グ を
試 み る 順 序 は
、 エ イ リ ア ス
、 予 約 語 、 シ
ェ ル 関 数 、 シ
ェ ル の 組 み 込
み コ マ ン ド 、
実 行 フ ァ イ ル
で す 。
possible−command−completions (C−x !)
ポ イ ン ト の 前
の テ キ ス ト に
つ い て 補 完 候
補 を 列 挙 し ま
す 。 テ キ ス ト
は コ マ ン ド 名
と し て 扱 い ま
す 。
dynamic−complete−history (M−TAB)
ポ イ ン ト の 前
の テ キ ス ト に
つ い て 補 完 を
試 み ま す 。 履
歴 リ ス ト の 各
行 に 対 し て テ
キ ス ト の 比 較
が 行 わ れ 、 マ
ッ チ し た も の
が 補 完 の 候 補
と な り ま す 。
dabbrev−expand ポ イ ン ト
の 前 の テ キ ス
ト に つ い て メ
ニ ュ ー 補 完 を
試 み ま す 。 履
歴 リ ス ト の 各
行 に 対 し て テ
キ ス ト の 比 較
が 行 わ れ 、 マ
ッ チ し た も の
が 補 完 の 候 補
と な り ま す 。
complete−into−braces (M−{) フ
ァ イ ル 名 補 完
を 実 行 し 、 補
完 候 補 の リ ス
ト を 挿 入 し ま
す 。 シ ェ ル か
ら 利 用 可 能 な
リ ス ト と な る
よ う に 、 返 さ
れ る 候 補 は ブ
レ ー ス で 括 ら
れ ま す (前 述 の
ブ レ ー ス 展 開
を 参 照 )。 キ ー
ボ ー ド マ ク ロ
start−kbd−macro (C−x () 現
在 の キ ー ボ ー
ド マ ク ロ に 対
し て 入 力 さ れ
る 文 字 列 の 保
存 を 開 始 し ま
す 。
end−kbd−macro (C−x )) 現
在 の キ ー ボ ー
ド マ ク ロ に 対
し て 入 力 さ れ
た 文 字 列 の 保
存 を 終 了 し 、
そ の 定 義 を 格
納 し ま す 。
call−last−kbd−macro (C−x e)
最 後 に 定 義 さ
れ た キ ー ボ ー
ド マ ク ロ を 再
実 行 し ま す 。
マ ク ロ 内 の 各
文 字 が あ た か
も キ ー ボ ー ド
か ら 入 力 さ れ
た か の よ う に
出 力 さ れ ま す
。 そ の 他
re−read−init−file (C−x
C−r)
inputrc フ
ァ イ ル の 内 容
を 読 み 込 み 、
こ の フ ァ イ ル
中 の 割 り 当 て
や 変 数 設 定 を
取 り 込 み ま す
。
abort (C−g)
現 在 の 編 集 行
を 捨 て 、 端 末
の ベ ル を 鳴 ら
し ま す (動 作 は
bell−style の 設 定 に
従 い ま す )。
do−uppercase−version (M−a, M−b,
M−x, ...) メ タ 文
字 と 共 に 入 力
さ れ た 文 字 x
が 小 文 字 で あ
れ ば 、 x に 対
応 す る 大 文 字
に 割 り 当 て ら
れ て い る コ マ
ン ド を 実 行 し
ま す 。
prefix−meta (ESC) 次 に 入
力 さ れ る 文 字
を 、 メ タ 文 字
と 共 に 入 力 さ
れ た こ と に し
ま す 。 ESC f
は Meta−f と 同
じ 意 味 で す
。
undo (C−_, C−x C−u) イ ン
ク リ メ ン タ ル
ア ン ド ゥ を 行
い ま す 。 履 歴
は 行 ご と に 別
々 に 記 憶 さ れ
て い ま す 。
revert−line (M−r) こ の 行
に 対 し て 行 っ
た 変 更 を 全 て
取 り 消 し ま す
。 こ の コ マ ン
ド は 、 行 が 初
期 状 態 に 戻 る
ま で undo コ マ ン
ド を 実 行 す る
よ う な も の で
す 。
tilde−expand (M−&) 現 在
の 単 語 に つ い
て チ ル ダ 展 開
を 実 行 し ま す
。
set−mark (C−@, M−<space>)
ポ イ ン ト に マ
ー ク を 設 定 し
ま す 。 数 字 の
引 き 数 が 与 え
ら れ た 場 合 に
は 、 マ ー ク は
そ の 位 置 に 設
定 さ れ ま す 。
exchange−point−and−mark (C−x
C−x) ポ イ ン ト を
マ ー ク と 入 れ
換 え ま す 。 保
存 さ れ て い る
位 置 が 現 在 の
カ ー ソ ル 位 置
に な り 、 古 い
カ ー ソ ル 位 置
が マ ー ク と し
て 保 存 さ れ ま
す 。
character−search (C−]) 文 字
を 1 つ 読 み 込 み
、 そ の 文 字 が
次 に 現 わ れ る
場 所 に ポ イ ン
ト を 移 動 さ せ
ま す 。 負 の カ
ウ ン ト を 与 え
る と 、 そ の 文
字 が 前 に 現 わ
れ た 場 所 を 探
し ま す 。
character−search−backward
(M−C−]) 文 字 を 1
つ 読 み 込 み 、
そ の 文 字 が 前
に 現 わ れ た 場
所 に ポ イ ン ト
を 移 動 さ せ ま
す 。 負 の カ ウ
ン ト を 与 え る
と 、 そ の 文 字
が 次 に 現 わ れ
る 場 所 を 探 し
ま す 。
skip−csi−sequence
Home や End な
ど の キ ー に 定
義 さ れ る よ う
な 複 数 キ ー か
ら な る シ ー ケ
ン ス を 使 い 切
る だ け の 文 字
を 読 み 込 み ま
す 。 こ れ ら の
シ ー ケ ン ス は
、 通 常 ESC−[ で 表
さ れ る コ ン ト
ロ ー ル シ ー ケ
ン ス (CSI) で 始 ま り
ま す 。 こ の シ
ー ケ ン ス が "\["
に 割 り 当 て ら
れ て い る と す
る と 、 キ ー が
明 示 的 に readline の
コ マ ン ド に 割
り 当 て ら れ て
い る 場 合 を 除
き 、 そ れ ら の
シ ー ケ ン ス を
生 み 出 す キ ー
は 、 は ぐ れ た
文 字 を 編 集 バ
ッ フ ァ に 挿 入
さ れ ず 、 何 も
し ま せ ん 。 こ
の コ マ ン ド は
デ フ ォ ル ト で
は キ ー に 割 り
当 て ら れ て い
ま せ ん が 、 多
く の 場 合 ESC−[ に
割 り 当 て ら れ
ま す 。
insert−comment
(M−#) 数 字 の 引 き
数 を 指 定 し な
い 場 合 、 readline の
comment−begin 変 数 の
値 が 現 在 の 行
の 先 頭 に 挿 入
さ れ ま す 。 数
字 の 引 き 数 を
指 定 す る と 、
ト グ ル 状 に 動
作 し ま す 。 つ
ま り 、 行 の 先
頭 の 文 字 が
comment−begin の 値 に
マ ッ チ し な い
場 合 に は 、 そ
の 値 が 挿 入 さ
れ ま す 。 マ ッ
チ す る 場 合 に
は 、 comment−begin の
文 字 が 行 の 先
頭 か ら 削 除 さ
れ ま す 。 い ず
れ の 場 合 も 、
改 行 が 打 ち 込
ま れ た の と 同
じ よ う に 行 の
入 力 が 完 了 し
ま す 。 comment−begin
の デ フ ォ ル ト
値 に よ っ て 、
こ の コ マ ン ド
は 現 在 の 行 を
シ ェ ル の コ メ
ン ト と し ま す
。 数 字 の 引 き
数 を 指 定 し た
こ と で コ メ ン
ト の 文 字 が 削
除 さ れ る と 、
行 は シ ェ ル に
よ り 実 行 さ れ
ま す 。
glob−complete−word (M−g) ポ
イ ン ト の 前 の
単 語 が パ ス 名
展 開 の パ タ ー
ン と し て 扱 わ
れ ま す 。 末 尾
に 暗 黙 の ア ス
タ リ ス ク が 付
い て い る も の
と み な さ れ ま
す 。 こ の パ タ
ー ン を 使 っ て
補 完 候 補 の フ
ァ イ ル 名 の リ
ス ト が 生 成 さ
れ ま す 。
glob−expand−word (C−x *) ポ
イ ン ト の 前 の
単 語 が パ ス 名
展 開 の パ タ ー
ン と し て 扱 わ
れ 、 こ の 単 語
と 置 き 換 え ら
れ る 形 で マ ッ
チ す る フ ァ イ
ル 名 の リ ス ト
が 挿 入 さ れ ま
す 。 数 字 の 引
き 数 を 与 え る
と 、 パ ス 名 展
開 の 前 に 末 尾
に ア ス タ リ ス
ク を 追 加 し ま
す 。
glob−list−expansions (C−x g)
glob−expand−word
で 生 成 さ れ る
の と 同 じ 展 開
結 果 の リ ス ト
が 表 示 さ れ 、
行 が 再 描 画 さ
れ ま す 。 数 字
の 引 き 数 を 与
え る と 、 パ ス
名 展 開 の 前 に
末 尾 に ア ス タ
リ ス ク を 追 加
し ま す 。
dump−functions
全 て の 関 数 と
そ の キ ー 割 り
当 て を 、 readline の
出 力 ス ト リ ー
ム に 出 力 し ま
す 。 数 値 の 引
き 数 を 与 え る
と 、 出 力 は inputrc
に 書 き 込 め る
形 に 整 形 さ れ
ま す 。
dump−variables 全 て の 設
定 可 能 な readline の
変 数 と そ の 値
を 、 readline の 出 力
ス ト リ ー ム に
出 力 し ま す 。
数 値 の 引 き 数
を 与 え る と 、
出 力 は inputrc に 書
き 込 め る 形 に
整 形 さ れ ま す
。
dump−macros マ ク ロ に
割 り 当 て ら れ
た readline の キ ー シ
ー ケ ン ス と マ
ク ロ が 出 力 す
る 文 字 列 を 全
て 出 力 し ま す
。 数 値 の 引 き
数 を 与 え る と
、 出 力 は inputrc に
書 き 込 め る 形
に 整 形 さ れ ま
す 。
display−shell−version (C−x C−v)
現 在 実 行 し て
い る bash の バ ー
ジ ョ ン 情 報 を
表 示 し ま す 。
プ ロ グ ラ ム 補
完
complete 組 み 込 み コ
マ ン ド で 補 完
仕 様 (compspec) が 定
義 さ れ て い る
コ マ ン ド に 対
し て 引 き 数 の
単 語 補 完 が 試
み ら れ る と 、
プ ロ グ ラ ム 補
完 の 機 能 が 呼
び 出 さ れ ま す
(組 み 込 み コ マ
ン ド complete に つ い
て は 、 後 述 す
る シ ェ ル の
組 み 込 み コ マ
ン ド を 参 照
)。 ま ず 、 コ マ
ン ド 名 が 特 定
さ れ ま す 。 コ
マ ン ド 名 の 単
語 が 空 文 字 列
で あ れ ば (空 の
行 の 先 頭 で 補
完 し よ う と し
た と き )、 complete
の −E オ プ シ ョ
ン で 定 義 さ れ
た 補 完 仕 様 が
使 わ れ ま す 。
そ の コ マ ン ド
に 対 し て 補 完
仕 様 が 定 義 さ
れ て い れ ば 、
そ の 補 完 仕 様
が そ の 単 語 の
補 完 候 補 の リ
ス ト 生 成 に 使
わ れ ま す 。 コ
マ ン ド の 単 語
が フ ル パ ス 名
で あ れ ば 、 最
初 に フ ル パ ス
名 の 補 完 仕 様
が 検 索 さ れ ま
す 。 フ ル パ ス
名 に 対 す る 補
完 仕 様 が 見 つ
か ら な か っ た
場 合 は 、 最 後
の ス ラ ッ シ ュ
以 降 の 部 分 に
対 し て 該 当 す
る 補 完 仕 様 を
見 つ け よ う と
し ま す 。 補 完
仕 様 が 見 つ か
ら な か っ た 場
合 は 、 complete の
−D オ プ シ ョ ン
で 定 義 さ れ た
補 完 仕 様 が 使
わ れ ま す 。 補
完 仕 様 が 見 つ
か る と 、 そ の
補 完 仕 様 を 使
っ て マ ッ チ す
る 単 語 の リ ス
ト が 生 成 さ れ
ま す 。 補 完 仕
様 が 見 つ か ら
な か っ た 場 合
は 、 前 述 の 補
完 の 節 で 説 明
し た よ う な bash
の デ フ ォ ル ト
の 補 完 が 行 わ
れ ま す 。 ま ず
、 補 完 仕 様 で
指 定 さ れ た 動
作 が 用 い ら れ
ま す 。 補 完 さ
れ る 単 語 の 前
置 部 分 に マ ッ
チ す る も の だ
け が 返 さ れ ま
す 。 フ ァ イ ル
名 や デ ィ レ ク
ト リ 名 の 補 完
に −f や −d オ
プ シ ョ ン が 使
用 さ れ た 場 合
は 、 シ ェ ル 変
数 FIGNORE が
マ ッ チ の フ ィ
ル タ と し て 使
用 さ れ ま す
。 続 い て −G
オ プ シ ョ ン に
よ っ て 指 定 さ
れ た フ ァ イ ル
名 展 開 パ タ ー
ン の 補 完 が 生
成 さ れ ま す 。
パ タ ー ン に よ
っ て 生 成 さ れ
た 単 語 は 、 補
完 さ れ る 単 語
と マ ッ チ す る
必 要 は あ り ま
せ ん 。 GLOBIGNORE
シ ェ ル 変 数 は
マ ッ チ の フ ィ
ル タ と し て は
使 わ れ ま せ ん
が 、 FIGNORE 変 数 は
使 用 さ れ ま す
。 次 に 、 −W
オ プ シ ョ ン で
指 定 さ れ た 引
き 数 の 文 字 列
が 考 慮 さ れ ま
す 。 文 字 列 は
、 最 初 に
IFS 特 殊 変
数 の 文 字 を 区
切 り 文 字 と し
て 分 割 さ れ ま
す 。 シ ェ ル の
ク ォ ー ト 処 理
は 考 慮 さ れ ま
す 。 そ れ ぞ れ
の 単 語 は 、 前
述 の 展 開
で 示 し た よ う
に 、 ブ レ ー ス
展 開 、 チ ル ダ
展 開 、 パ ラ メ
ー タ と 変 数 の
展 開 、 コ マ ン
ド 置 換 、 算 術
式 展 開 、 パ ス
名 展 開 が 行 わ
れ ま す 。 結 果
は 、 前 述 の 単
語 の 分 割 で 示
し た 規 則 に よ
っ て 分 割 さ れ
ま す 。 展 開 の
結 果 は 補 完 さ
れ る 単 語 の 前
置 部 分 と マ ッ
チ が 行 わ れ 、
マ ッ チ し た 単
語 が 補 完 候 補
と な り ま す 。
こ れ ら の マ ッ
チ が 生 成 さ れ
た 後 、 シ ェ ル
関 数 や −F や
−C オ プ シ ョ ン
で 指 定 さ れ た
コ マ ン ド が 呼
び 出 さ れ ま す
。 コ マ ン ド や
関 数 が 呼 び 出
さ れ る と き は
、 COMP_LINE,
COMP_POINT, COMP_KEY, COMP_TYPE
変 数 に 前 述 の
シ ェ ル 変 数 で
示 す よ う に 値
が 設 定 さ れ ま
す 。 シ ェ ル
関 数 が 呼 び 出
さ れ る 場 合 は
、 COMP_WORDS と
COMP_CWORD 変 数 も 設
定 さ れ ま す
。 関 数 や コ
マ ン ド が 呼 び
出 さ れ る と き
は 、 最 初 の 引
き 数 は 引 き 数
が 補 完 さ れ る
コ マ ン ド の 名
前 、 二 番 目 の
引 き 数 は 補 完
さ れ る 単 語 、
三 番 目 の 引 き
数 は 現 在 の コ
マ ン ド ラ イ ン
で 補 完 中 の 単
語 の 前 に 置 か
れ る 単 語 と な
り ま す 。 補 完
さ れ る 単 語 に
対 し て 生 成 さ
れ た 補 完 の 候
補 は フ ィ ル タ
リ ン グ さ れ ま
せ ん 。 関 数 や
コ マ ン ド は 生
成 さ れ た マ ッ
チ と は 無 関 係
に 補 完 さ れ ま
す 。
−F
で 指 定 さ れ た
関 数 が ま ず 呼
び 出 さ れ ま す
。 関 数 は 、 後
述 す る compgen 組 み
込 み コ マ ン ド
を 含 め た 、 全
て の シ ェ ル の
機 能 を 使 っ て
マ ッ チ を 生 成
し ま す 。 補 完
候 補 は 必 ず
COMPREPLY 配 列
変 数 に 格 納 さ
れ ま す 。 続
い て −C オ プ シ
ョ ン で 指 定 さ
れ た コ マ ン ド
が 呼 び 出 さ れ
、 環 境 変 数 を
コ マ ン ド 置 換
し ま す 。 こ の
コ マ ン ド は 、
補 完 候 補 を 1 行
に ひ と つ ず つ
標 準 出 力 に 出
力 し ま す 。 必
要 が あ れ ば 、
バ ッ ク ス ラ ッ
シ ュ が 改 行 を
エ ス ケ ー プ す
る た め に 使 用
さ れ ま す 。 全
て の 補 完 候 補
が 生 成 さ れ た
後 で 、 −X オ プ
シ ョ ン で 指 定
さ れ た フ ィ ル
タ が 補 完 候 補
に 作 用 し ま す
。 フ ィ ル タ は
、 パ ス 名 展 開
で 使 用 さ れ た
よ う な パ タ ー
ン で す 。 パ タ
ー ン 中 の & は
補 完 さ れ る 単
語 に 置 換 さ れ
ま す 。 文 字 通
り の & は バ ッ
ク ス ラ ッ シ ュ
で エ ス ケ ー プ
し ま す 。 バ ッ
ク ス ラ ッ シ ュ
は マ ッ チ を 試
み る 前 に 削 除
さ れ ま す 。 パ
タ ー ン に マ ッ
チ し た 補 完 は
候 補 か ら 削 除
さ れ ま す 。 先
行 す る ! は パ
タ ー ン を 否 定
し ま す 。 こ の
場 合 、 パ タ ー
ン に マ ッ チ し
な か っ た 補 完
が 削 除 さ れ ま
す 。 最 後 に 、
−P と −S オ プ
シ ョ ン で 指 定
さ れ た 前 置 部
分 と 後 置 部 分
が 補 完 候 補 の
そ れ ぞ れ に 加
え ら れ ま す 。
そ し て 結 果 が
readline 補 完 コ ー ド
に 補 完 候 補 の
リ ス ト と し て
返 さ れ ま す 。
直 前 に 行 わ れ
た 動 作 が 何 に
も マ ッ チ せ ず
、 補 完 仕 様 が
定 義 さ れ た と
き に −o dirnames オ プ
シ ョ ン が complete に
与 え ら れ て い
れ ば 、 デ ィ レ
ク ト リ 名 へ の
補 完 が 試 み ら
れ ま す 。 補 完
仕 様 が 定 義 さ
れ た と き に −o
plusdirs オ プ シ ョ ン
が complete に 与 え ら
れ て い れ ば 、
デ ィ レ ク ト リ
名 へ の 補 完 が
試 み ら れ 、 マ
ッ チ し た 候 補
が 全 て ほ か の
動 作 の 結 果 に
付 け 加 え ら れ
ま す 。 デ フ ォ
ル ト で は 、 補
完 仕 様 が 見 つ
か っ た 場 合 、
そ れ が 生 成 し
た も の が な ん
で あ れ 、 全 て
の 補 完 候 補 の
リ ス ト と し て
、 補 完 コ ー ド
に 返 さ れ ま す
。 デ フ ォ ル ト
の bash 補 完 は 試
み ら れ ず 、 readline
の デ フ ォ ル ト
の フ ァ イ ル 名
補 完 は 無 効 に
な り ま す 。 補
完 仕 様 が 定 義
さ れ た と き に
−o bashdefault オ プ シ
ョ ン が complete に 与
え ら れ て い れ
ば 、 補 完 仕 様
が 何 に も マ ッ
チ し な け れ ば
bash の デ フ ォ ル
ト の 補 完 が 試
み ら れ ま す 。
補 完 仕 様 が 定
義 さ れ た と き
に −o default オ プ シ
ョ ン が complete に 与
え ら れ て い れ
ば 、 補 完 仕 様
が (試 み ら れ て
い れ ば 、 デ フ
ォ ル ト の bash の
補 完 も ) 何 に も
マ ッ チ し な け
れ ば readline の デ フ
ォ ル ト の 補 完
が 行 わ れ ま す
。 補 完 仕 様 で
デ ィ レ ク ト リ
名 の 補 完 が 必
要 と さ れ る 場
合 、 プ ロ グ ラ
ム 補 完 の 関 数
は readline に 、 デ ィ
レ ク ト リ へ の
シ ン ボ リ ッ ク
リ ン ク に 補 完
さ れ た 名 前 の
最 後 に ス ラ ッ
シ ュ を 追 加 さ
せ ま す 。 こ れ
は readline の 変 数
mark−symlinked−directories の
設 定 に 関 わ ら
ず 、 readline の 変 数
mark−directories の 値 に
左 右 さ れ ま す
。 動 的 に 補 完
を 変 え る た め
の 方 法 が あ り
ま す 。 こ れ は
complete −D で 指 定 さ
れ た デ フ ォ ル
ト の 補 完 と 組
み 合 わ せ た と
き に 非 常 に 便
利 で す 。 補 完
の 処 理 の た め
に 実 行 さ れ た
シ ェ ル 関 数 は
、 終 了 ス テ ー
タ ス と し て 124 を
返 す こ と で 、
補 完 を 再 度 試
み る こ と を 指
示 で き ま す 。
シ ェ ル 関 数 が 124
を 返 し 、 補 完
が 試 み ら れ る
コ マ ン ド (関 数
が 実 行 さ れ る
と き の 第 1 引 き
数 ) に 対 し て 定
義 さ れ た 補 完
仕 様 が 変 更 さ
れ て い れ ば 、
プ ロ グ ラ ム 補
完 は コ マ ン ド
の 新 し い 補 完
仕 様 を 探 す た
め に 最 初 か ら
や り 直 さ れ ま
す 。 こ れ に よ
り 一 連 の 補 完
が 、 一 度 に 読
み 込 ま れ る の
で は な く 、 補
完 が 試 み ら れ
る と き に 動 的
に 組 み 立 て ら
れ ま す 。 例 え
ば 、 補 完 仕 様
の ラ イ ブ ラ リ
が あ り 、 そ れ
ぞ れ が コ マ ン
ド の 名 前 に 合
わ せ た フ ァ イ
ル に 保 存 さ れ
て い る と 仮 定
す る と 、 以 下
の デ フ ォ ル ト
の 補 完 関 数 は
補 完 を 動 的 に
読 み 込 み ま す
。
_completion_loader()
{
. "/etc/bash_completion.d/$1.sh" >/dev/null
2>&1 && return 124 }
complete −D −F _completion_loader
−o
history オ プ シ ョ
ン を 組 み 込 み
コ マ ン ド の set
で 有 効 に す る
と 、 コ マ ン ド
履 歴 (command history) (以 前
に 入 力 し た コ
マ ン ド の リ ス
ト ) に ア ク セ ス
で き る よ う に
な り ま す 。 変
数 HISTSIZE の 値 が
、 履 歴 リ ス ト
に 保 存 す る コ
マ ン ド の 数 に
な り ま す 。 過
去 に 入 力 し た
コ マ ン ド の う
ち 、 最 新
HISTSIZE 個 分
(デ フ ォ ル ト
は 500 個 ) の テ キ
ス ト が 保 存 さ
れ ま す 。 シ ェ
ル は 各 コ マ ン
ド を 、 パ ラ メ
ー タ 展 開 や 変
数 展 開 (前 述 の
展 開 を
参 照 ) を 行 う
前 の 形 で 履 歴
リ ス ト に 格 納
し ま す 。 た だ
し 、 履 歴 展 開
は 実 行 し て か
ら 格 納 し ま す
。 履 歴 展 開 は
シ ェ ル 変 数
HISTIGNORE と
HISTCONTROL の 値 に 従
っ て 実 行 さ れ
ま す 。 起 動
時 に 、 履 歴 は
変 数 HISTFILE
(デ フ ォ ル ト
は ~/.bash_history) が 示
す フ ァ イ ル の
内 容 で 初 期 化
さ れ ま す 。
HISTFILE で 指
定 さ れ た フ ァ
イ ル は 、
HISTFILESIZE で 指 定
さ れ た 行 数 を
越 え な い よ う
に 、 必 要 に 応
じ て 切 り 詰 め
ら れ ま す 。 履
歴 フ ァ イ ル を
読 み 込 む と き
に 、 履 歴 の コ
メ ン ト 文 字 で
始 ま り 直 後 に
数 字 が 続 く 行
は 、 直 前 の 履
歴 行 の タ イ ム
ス タ ン プ と し
て 解 釈 さ れ ま
す 。 こ う し た
タ イ ム ス タ ン
プ を 表 示 す る
か ど う か は 、
変 数 HISTTIMEFORMAT
の 値 に よ り 決
ま り ま す 。 対
話 的 な シ ェ ル
が 終 了 す る 際
に は 、 最 近 の
$HISTSIZE 個 の
行 が 履 歴 リ ス
ト か ら $HISTFILE に
コ ピ ー さ れ ま
す 。 シ ェ ル オ
プ シ ョ ン histappend (
シ ェ ル の 組 み
込 み コ マ ン ド
の 項 の shopt の
説 明 を 参 照 ) が
有 効 に な っ て
い る と 、 こ れ
ら の 行 が 履 歴
フ ァ イ ル の 末
尾 に 追 加 さ れ
ま す 。 こ の オ
プ シ ョ ン が 無
効 な ら ば 、 履
歴 フ ァ イ ル は
上 書 き さ れ ま
す 。 HISTFILE が
設 定 さ れ て い
な い か 、 履 歴
フ ァ イ ル が 書
き 込 め な い 状
態 だ と 、 履 歴
は 保 存 さ れ ま
せ ん 。 変 数
HISTTIMEFORMAT が 設
定 さ れ て い る
場 合 、 シ ェ ル
の セ ッ シ ョ ン
を 越 え て 保 持
さ れ る よ う 、
タ イ ム ス タ ン
プ が 履 歴 の コ
メ ン ト 文 字 を
付 け て 履 歴 フ
ァ イ ル に 書 き
込 ま れ ま す 。
履 歴 の コ メ ン
ト 文 字 は 、 タ
イ ム ス タ ン プ
を ほ か の 履 歴
行 と 区 別 す る
た め に 使 わ れ
ま す 。 履 歴 の
保 存 を 行 っ た
後 に は 、 履 歴
フ ァ イ ル は 行
数 が HISTFILESIZE
行 を 越 え な い
よ う に 切 り 詰
め ら れ ま す 。
HISTFILESIZE が 設 定
さ れ て い な け
れ ば 、 切 り 詰
め は 行 わ れ ま
せ ん 。 組 み 込
み コ マ ン ド fc
(後 述 の シ ェ
ル の 組 み 込 み
コ マ ン ド
を 参 照 ) を
用 い る と 、 履
歴 リ ス ト の 一
部 を 表 示 ・ 編
集 し て 再 実 行
で き ま す 。 組
み 込 み コ マ ン
ド の history を 用 い
る と 、 履 歴 リ
ス ト を 表 示 ・
編 集 し た り 、
履 歴 フ ァ イ ル
を 操 作 し た り
で き ま す 。 コ
マ ン ド ラ イ ン
編 集 を 使 っ て
い る 場 合 に は
、 各 編 集 モ ー
ド で い ろ い ろ
な 検 索 コ マ ン
ド が 利 用 で き
、 履 歴 リ ス ト
へ ア ク セ ス で
き ま す 。 こ の
シ ェ ル で は 、
ど の コ マ ン ド
が 履 歴 リ ス ト
に 保 存 さ れ る
か を 制 御 で き
ま す 。 HISTCONTROL
変 数 と HISTIGNORE 変
数 を 設 定 す る
と 、 シ ェ ル は
入 力 さ れ た コ
マ ン ド の 一 部
し か 保 存 し な
く な り ま す 。
シ ェ ル オ プ シ
ョ ン の cmdhist を
有 効 に す る と
、 シ ェ ル は 複
数 行 に 別 れ て
い る コ マ ン ド
の 各 行 を 同 じ
履 歴 エ ン ト リ
に 保 存 し よ う
と し ま す 。 こ
の 際 に は 、 文
法 的 な 正 し さ
を 保 つ た め に
セ ミ コ ロ ン が
必 要 に 応 じ て
追 加 さ れ ま す
。 シ ェ ル オ プ
シ ョ ン の lithist を
有 効 に す る と
、 こ の シ ェ ル
は 行 の 途 中 に
セ ミ コ ロ ン で
は な く 改 行 文
字 を 置 く 形 で
コ マ ン ド を 保
存 し ま す 。 シ
ェ ル オ プ シ ョ
ン の 設 定 と 設
定 取 り 消 し に
つ い て は 、 後
述 の シ ェ ル
の 組 み 込 み コ
マ ン ド に
お け る 説 明 を
参 照 し て く だ
さ い 。
こ の シ
ェ ル は 、 csh の
履 歴 展 開 と 同
じ よ う な 履 歴
機 能 を サ ポ ー
ト し て い ま す
。 こ の セ ク シ
ョ ン で は 、 履
歴 展 開 で 使 用
で き る 記 法 ・
機 能 を 説 明 し
ま す 。 こ の 機
能 は 対 話 的 シ
ェ ル な ら ば デ
フ ォ ル ト で 有
効 に な っ て い
ま す が 、 組 み
込 み コ マ ン ド
set の +H オ プ シ
ョ ン (後 述 の
シ ェ ル の 組
み 込 み コ マ ン
ド を 参 照 )
で 無 効 に で き
ま す 。 非 対 話
的 シ ェ ル の 場
合 は 、 デ フ ォ
ル ト で は 履 歴
展 開 は 行 わ れ
ま せ ん 。 履
歴 展 開 は 、 履
歴 リ ス ト 中 の
単 語 を 入 力 ス
ト リ ー ム に 入
れ ま す 。 こ の
機 能 を 利 用 す
る と 、 コ マ ン
ド を 繰 り 返 し
た り 、 前 の コ
マ ン ド で 指 定
し た オ プ シ ョ
ン を 現 在 の 入
力 行 に 挿 入 し
た り 、 前 の コ
マ ン ド の 誤 り
を 手 早 く 直 し
た り 、 と い っ
た こ と が 簡 単
に で き る よ う
に な り ま す 。
履 歴 展 開 が 実
行 さ れ る の は
、 入 力 行 全 体
を 読 み 込 ん だ
直 後 で あ り 、
シ ェ ル が 行 を
単 語 に 分 割 す
る よ り も 前 で
す 。 履 歴 展 開
の 動 作 は 2 段 階
で 行 わ れ ま す
。 ま ず 最 初 に
、 置 換 に 使 う
行 を 履 歴 リ ス
ト か ら 選 び ま
す 。 次 に 、 そ
の 行 の ど の 部
分 を 現 在 の 行
に 書 き 込 む か
を 選 択 し ま す
。 履 歴 リ ス ト
か ら 選 ば れ た
行 は イ ベ ン ト
(event) と 呼 ば れ 、
こ の 行 の う ち
動 作 の 対 象 と
な る 部 分 を 単
語 列 (words)と 呼 び
ま す 。 様 々 な
修 飾 子 (modifier) が
利 用 で き 、 選
択 さ れ た 単 語
列 の 操 作 が 可
能 に な っ て い
ま す 。 行 の 単
語 へ の 分 割 は
入 力 を 読 み 込
む と き と 同 じ
よ う に 行 わ れ
る の で 、 メ タ
文 字 で 区 切 ら
れ た 複 数 の 単
語 を ク ォ ー ト
で 括 っ た も の
は 1 つ の 単 語 と
み な さ れ ま す
。 履 歴 展 開 が
行 わ れ る の は
、 履 歴 展 開 文
字 が 現 わ れ た
と き で す 。 履
歴 展 開 文 字 は
デ フ ォ ル ト で
は ! で す 。 履
歴 展 開 文 字 を
ク ォ ー ト で き
る の は 、 バ ッ
ク ス ラ ッ シ ュ
(\) と シ ン グ ル
ク ォ ー ト だ け
で す 。 履 歴 展
開 文 字 の 直 後
に あ っ て 、 ク
ォ ー ト さ れ て
い な く て も 、
履 歴 展 開 さ れ
な い 文 字 が あ
り ま す 。 空 白
文 字 、 タ ブ 文
字 、 改 行 文 字
、 復 帰 文 字 、
= で す 。 シ ェ
ル オ プ シ ョ ン
の extglob が 有 効 に
な っ て い る 場
合 に は 、 ( も
展 開 さ れ ま せ
ん 。 組 み 込 み
コ マ ン ド の shopt
を 用 い て 、 何
種 類 か あ る シ
ェ ル オ プ シ ョ
ン を 設 定 す る
と 、 履 歴 展 開
の 動 作 を 調 整
で き ま す 。 シ
ェ ル オ プ シ ョ
ン の histverify が 有
効 で (組 み 込 み
コ マ ン ド shopt の
説 明 を 参 照 )、
か つ readline が 使 わ
れ て い る 場 合
に は 、 履 歴 置
換 を 行 っ た 結
果 は す ぐ に は
シ ェ ル の パ ー
ザ に 渡 さ れ ま
せ ん 。 展 開 さ
れ た 行 は readline の
編 集 バ ッ フ ァ
に 再 び 読 み 込
ま れ 、 さ ら に
編 集 が 行 え る
状 態 に な り ま
す 。 readline を 使 用
し て お り 、 か
つ シ ェ ル オ プ
シ ョ ン の histreedit
が 有 効 で あ る
場 合 、 履 歴 置
換 が 失 敗 し て
も そ の 結 果 は
readline の 編 集 バ ッ
フ ァ に 再 び 読
み 込 ま れ 、 訂
正 で き る 状 態
と な り ま す 。
組 み 込 み コ マ
ン ド history の −p
オ プ シ ョ ン を
使 う と 、 実 際
に 履 歴 展 開 を
行 う 前 に 、 ど
の よ う に 展 開
さ れ る の か を
見 る こ と が で
き ま す 。 組 み
込 み コ マ ン ド
history の −s オ プ
シ ョ ン を 使 う
と 、 実 際 に コ
マ ン ド の 実 行
を せ ず に 、 コ
マ ン ド を 履 歴
リ ス ト の 末 尾
に 追 加 で き 、
そ れ 以 降 の 呼
び 出 し で 利 用
で き る よ う に
な り ま す 。 こ
の シ ェ ル で は
、 履 歴 展 開 機
構 で 使 う い ろ
い ろ な 文 字 を
制 御 で き ま す
(前 述 の シ ェ ル
変 数 の 項 目 に
お け る histchars の
説 明 を 参 照 )。
シ ェ ル は 、 履
歴 フ ァ イ ル に
書 き 込 む と き
に 、 履 歴 の コ
メ ン ト 文 字 を
使 っ て 、 履 歴
の タ イ ム ス タ
ン プ で あ る こ
と が 分 か る よ
う に し ま す 。
イ ベ ン ト 指 示
子 (Event Designator) イ ベ ン
ト 指 示 子 は 、
履 歴 リ ス ト 中
の コ マ ン ド ラ
イ ン エ ン ト リ
を 参 照 す る も
の で す 。 絶 対
位 置 の 参 照 で
な い 限 り 、 イ
ベ ン ト は 履 歴
リ ス ト 内 の 現
在 の 位 置 か ら
の 相 対 的 な 位
置 を 示 し ま す
。
|
! 履 歴 置 換 を
開 始 し ま す 。
た だ し 、 ブ ラ
ン ク 文 字 、 改
行 文 字 、
= 、 ( |
(シ ェ ル
オ プ シ ョ ン extglob
が 組 み 込 み コ
マ ン ド shopt に よ
っ て 有 効 に な
っ て い る 場 合 )
の い ず れ か が
後 に 続 く 場 合
は 除 き ま す 。
|
!n |
|
n 個 目
の コ マ ン ド ラ
イ ン を 参 照 し
ま す 。
現 在 か
ら n 個 前 の コ
マ ン ド を 参 照
し ま す 。
ン ド を
参 照 し ま す 。
’!−1’ と 同 義 で
す 。
!string
string で 始
ま る コ マ ン ド
の う ち 、 履 歴
リ ス ト 中 の 現
在 位 置 以 前 で
、 一 番 近 い と
こ ろ で 実 行 し
た も の を 参 照
し ま す 。
!?string[?]
string を 含
む コ マ ン ド の
う ち 、 履 歴 リ
ス ト 中 の 現 在
位 置 以 前 で 、
一 番 近 い と こ
ろ で 実 行 し た
も の を 参 照 し
ま す 。 string の 直
後 が 改 行 文 字
な ら ば 、 最 後
の ? は 省 略 し
て も か ま い ま
せ ん 。
^
string1 ^ string2
^ 簡 易 置 換
。 string1 を string2 に
置 換 し て 直 前
の コ マ ン ド を
繰 り 返 し ま す
。 “!!:s/string1/string2/”
と 同 義 で す (後
述 の 修 飾 子 を
参 照 )。
|
!# こ れ ま で に
打 ち 込 ん だ コ
マ ン ド ラ イ ン
全 体 。 単 語 指
示 子 |
|
(Word Designators)
単 語 指 示 子 (word
designator) は 、 イ ベ ン
ト か ら 所 望 の
欲 し い 単 語 を
選 ぶ と き に 用
い ら れ ま す 。
イ ベ ン ト 指 定
と 単 語 指 示 子
の セ パ レ ー タ
に は : を 用 い
ま す 。 単 語 指
示 子 が ^, $, *,
−, % の い ず れ
か で 始 ま る 場
合 に は 、 こ の
セ パ レ ー タ は
省 略 で き ま す
。 単 語 に は 行
の 先 頭 か ら 順
に 番 号 が 振 ら
れ 、 先 頭 の 単
語 が 0 に な り ま
す 。 単 語 は 現
在 の 行 に 、 空
白 1 つ で 区 切 ら
れ て 挿 入 さ れ
ま す 。
0 (ゼ ロ )
0 番 目 の
単 語 。 シ ェ ル
に と っ て は 、
コ マ ン ド を 表
す 単 語 に な り
ま す 。
|
n |
|
n 番 目 の 単 語
。
最 初 の
引 き 数 。 つ ま
り 1 番 目 の 単 語
で す 。
$ 最 後 の 引 き 数
。
%
’?string?’
検 索 に マ ッ チ
す る 、 一 番 現
在 に 近 い 単 語
。
|
x−y
単 語 の 範 囲 。 |
|
’0−y’
の 省 略 形 と し
て ’−y’ が 使
え ま す 。 |
|
|
* |
|
|
|
0 番
目 を 除 く 全 て
の 単 語 。 こ れ
は ’1−$’ の 別
表 現 で す 。 イ
ベ ン ト 中 に 単
語 が 1 つ し か な
い 場 合 に * を
使 っ て も エ ラ
ー に は な り ま
せ ん 。 こ の 場
合 に は 空 文 字
列 が 返 さ れ ま
す 。
|
x* |
|
x−$ の
省 略 形 で す 。 |
|
x− |
|
x* と 同 様 に
x−$ の 省 略 形
で す が 、 た だ
し 最 後 の 単 語
は 含 み ま せ ん
。 |
イ ベ ン
ト 指 定 な し に
単 語 指 示 子 が
与 え ら れ た 場
合 、 直 前 の コ
マ ン ド が イ ベ
ン ト と し て 使
わ れ ま す 。 修
飾 子 (Modifiers) 単 語 指
示 子 (省 略 可 能 )
の 後 に は 、 1 個
以 上 の 以 下 に
示 す 修 飾 子 を
並 べ て 置 く こ
と が で き ま す
。 そ れ ぞ れ の
修 飾 子 の 前 に
は ’:’ を 付 け ま
す 。
|
h パ ス
名 か ら 末 尾 に
あ る 部 分 |
|
(フ ァ イ
ル 名 ) を 取 り 除
き 、 前 の 方 (デ
ィ |
レ ク ト
リ 部 ) だ け を 残
し ま す 。
|
t パ ス
名 か ら 前 の 方 |
|
(デ ィ レ
ク ト リ 部 ) を 取
り 除 き 、 末 尾
に あ る 部 分 |
(フ ァ イ
ル 名 ) だ け を 残
し ま す 。
|
r 末 尾
に あ る |
|
.xxx 形 式
の サ フ ィ ッ ク
ス を 取 り 除 き
、 ベ ー ス 名 |
(basename) だ け
を 残 し ま す 。
|
e 末 尾
の サ フ ィ ッ ク
ス だ け を 残 し
て 、 全 て の 部
分 を 取 り 除 き
ま す 。 |
|
p 新 し い コ マ
ン ド を 表 示 し
ま す が 、 実 行
は し ま せ ん 。 |
|
q 置 換 が 行 わ
れ た 単 語 を ク
ォ ー ト し 、 そ
れ 以 上 の 置 換
が 行 わ れ な い
よ う に し ま す
。 |
|
x |
q
と 同 じ よ う に
置 換 後 の 単 語
を ク ォ ー ト し
ま す が 、 空 白
文 字 と 改 行 文
字 の と こ ろ で
単 語 に 分 割 し
ま す 。
s/old/new/
イ ベ ン ト 行 で
最 初 に 現 わ れ
た old を new に 置
き 換 え ま す 。 /
の 代 わ り に 任
意 の 区 切 り 文
字 を 使 う こ と
も で き ま す 。
最 後 の 区 切 り
文 字 が イ ベ ン
ト 行 の 最 後 の
文 字 な ら ば 、
こ れ は 省 略 で
き ま す 。 バ ッ
ク ス ラ ッ シ ュ 1
つ で ク ォ ー ト
す れ ば 、 old と
new の 中 で 区 切
り 文 字 も 使 え
ま す 。 new に &
が 含 ま れ て い
る 場 合 に は 、 &
は old に 置 き 換
え ら れ ま す 。
バ ッ ク ス ラ ッ
シ ュ 1 つ を 前 に
置 け ば & を ク ォ
ー ト で き ま す
。 old が 空 文 字
列 な ら ば 、 最
後 に 置 換 さ れ
た old が 設 定 さ
れ ま す 。 以 前
に 履 歴 置 換 が
全 く 行 わ れ て
い な い 場 合 に
は 、 現 在 に 一
番 近 い !?string[?]
の 検 索 で 使 わ
れ た string が 設 定
さ れ ま す 。
|
& 直 前 の 置
換 を 繰 り 返 し
ま す 。 |
|
|
|
|
g 変 更 を イ ベ
ン ト 行 全 体 に
適 用 し ま す 。
こ れ は |
|
’:s’ |
|
(例
:’:gs/old/new/’)
や ’:&’ と 組
み 合 わ せ て 使
わ れ ま す 。
’:s’ と 一 緒 に
使 っ た 場 合 に
は 、 / の 代 わ り
に 任 意 の 区 切
り 文 字 を 使 え
ま す 。 ま た 、
最 後 の 区 切 り
文 字 が イ ベ ン
ト 行 の 最 後 の
文 字 な ら ば 、
こ れ は 省 略 で
き ま す 。 g の
別 名 と し て a
を 使 う こ と も
で き ま す 。
|
G こ の
修 飾 子 に 続 く |
|
’s’ 修
飾 子 を イ ベ ン
ト 行 の 各 単 語
に 1 回 ず つ 適 用
し |
ま す 。
特 に 断
ら な い 限 り 、
こ の セ ク シ ョ
ン で 説 明 さ れ
て い る 組 み 込
み コ マ ン ド の
う ち − で 始 ま
る オ プ シ ョ ン
を 受 け 付 け る
も の は 、 オ プ
シ ョ ン の 終 わ
り を 表 す −−
も 受 け 付 け ま
す 。 組 み 込 み
コ マ ン ド :, true,
false, test は オ プ
シ ョ ン を 持 た
ず 、 −− を 特
別 扱 い し ま せ
ん 。 組 み 込 み
コ マ ン ド exit,
logout, break, continue, let,
shift は 、 − で
始 ま る 引 き 数
と し て 受 け 取
る の に 、 −−
を 必 要 と し ま
せ ん 。 そ の ほ
か の 組 み 込 み
コ マ ン ド は 、
受 け 取 る と 明
記 さ れ て い る
オ プ シ ョ ン 以
外 を 引 き 数 と
し て 受 け 取 り
、 − で 始 ま る
引 き 数 を 不 正
な オ プ シ ョ ン
を と て 解 釈 し
ま す 。 こ の 解
釈 を 防 ぐ に は
−− が 必 要 で
す 。 :
[arguments] 何
も し ま せ ん 。
こ の コ マ ン ド
は arguments を 展 開
し 、 指 定 さ れ
た リ ダ イ レ ク
ト を 実 行 す る
以 外 に は 何 も
行 い ま せ ん 。
終 了 コ ー ド 0 を
返 し ま す 。
. filename [arguments]
source filename [arguments]
filename か
ら コ マ ン ド を
読 み 込 み 、 現
在 の シ ェ ル 環
境 の 下 で 実 行
し ま す 。 filename 内
の 最 後 に 実 行
し た コ マ ン ド
の 終 了 ス テ ー
タ ス を 返 し ま
す 。 filename に ス ラ
ッ シ ュ が 含 ま
れ て い な い 場
合 、 filename は
PATH に 含 ま
れ る デ ィ レ ク
ト リ か ら 探 さ
れ ま す 。 PATH
内 で 検 索 さ れ
る フ ァ イ ル は
、 実 行 可 能 で
あ る 必 要 は あ
り ま せ ん 。 bash
が posix モ ー ド 以
外 で 動 作 し て
い る と き は 、
PATH 中 で フ
ァ イ ル を 見 つ
け ら れ な か っ
た 場 合 に 、 カ
レ ン ト デ ィ レ
ク ト リ が 検 索
さ れ ま す 。 組
み 込 み コ マ ン
ド shopt に 対 す
る sourcepath オ プ
シ ョ ン が 無 効
に さ れ て い る
場 合 、 PATH
の 検 索 は 行 わ
れ ま せ ん 。 何
ら か の arguments が
指 定 さ れ た 場
合 、 こ れ ら の
引 き 数 は filename を
実 行 し た と き
の 位 置 パ ラ メ
ー タ と な り ま
す 。 指 定 さ れ
な か っ た 場 合
は 、 位 置 パ ラ
メ ー タ は 変 更
さ れ ま せ ん 。
返 却 ス テ ー タ
ス は ス ク リ プ
ト 内 で 最 後 に
実 行 し た コ マ
ン ド の ス テ ー
タ ス で す (コ マ
ン ド が 全 く 実
行 さ れ な け れ
ば 0 で す )。 filename
が 見 つ か ら な
い 場 合 や 読 み
込 め な い 場 合
に は 偽 と な り
ま す 。
alias [−p]
[name[=value] ...]
alias コ マ
ン ド を 引 き 数
を 付 け ず に (あ
る い は −p オ プ
シ ョ ン を 付 け
て ) 実 行 す る と
、 エ イ リ ア ス
の リ ス ト が 「
alias name=value」 の
形 で 標 準 出 力
に 出 力 さ れ ま
す 。 引 き 数 を
与 え た 場 合 に
は 、 value を 与 え
ら れ た name そ れ
ぞ れ に 対 す る
エ イ リ ア ス が
定 義 さ れ ま す
。 value の 末 尾 に
空 白 が あ る と
、 エ イ リ ア ス
が 展 開 さ れ た
と き に 、 空 白
の 次 の 単 語 に
つ い て エ イ リ
ア ス 置 換 が あ
る か ど う か 調
べ ら れ ま す 。
引 き 数 リ ス ト
中 に value が 与 え
ら れ て い な い
name が あ っ た 場
合 は 、 そ れ ぞ
れ に 対 し て 名
前 と エ イ リ ア
ス の 値 が 出 力
さ れ ま す 。 エ
イ リ ア ス が 定
義 さ れ て い な
い name が 指 定 さ
れ た 場 合 以 外
は 、 alias は 真 を
返 し ま す 。
bg [jobspec ...]
サ ス ペ ン ド さ
れ て い る ジ ョ
ブ jobspec を バ ッ ク
グ ラ ウ ン ド で
実 行 再 開 し ま
す 。 こ の ジ ョ
ブ は 、 初 め か
ら & を 付 け て
起 動 さ れ て い
た か の よ う に
動 作 を 続 け ま
す 。 jobspec が な い
場 合 に は 、 シ
ェ ル が 記 録 し
て い る カ レ ン
ト ジ ョ ブ (current job)
が 使 わ れ ま す
。 bg jobspec は 通 常
0 を 返 し ま す が
、 ジ ョ ブ 制 御
が 無 効 で あ る
と き に 実 行 し
た 場 合 や 、 ジ
ョ ブ 制 御 が 有
効 で あ っ て も
jobspec が 有 効 な ジ
ョ ブ を 指 定 し
て い な い 場 合
や jobspec が ジ ョ ブ
制 御 な し で 開
始 し た ジ ョ ブ
を 指 定 し て い
る 場 合 は 異 な
る 値 を 返 し ま
す 。
bind [−m keymap]
[−lpsvPSV]
bind [−m keymap] [−q
function] [−u function]
[−r keyseq]
bind [−m keymap] −f
filename
bind [−m keymap] −x
keyseq:shell−command
bind [−m keymap]
keyseq:function−name
bind readline−command
readline の
現 在 の キ ー 割
り 当 て と 関 数
割 り 当 て を 表
示 し た り 、 キ
ー シ ー ケ ン ス
を readline の 関 数 や
マ ク ロ に 割 り
当 て た り 、 readline
の 変 数 を 設 定
し た り し ま す
。 オ プ シ ョ ン
以 外 の 引 き 数
は す べ て 、 .inputrc
, に 書 く の と 同
じ 形 式 の コ マ
ン ド で す が 、
そ れ ぞ れ の 割
り 当 て や コ マ
ン ド は 独 立 し
た 引 き 数 と し
て 渡 さ な け れ
ば な り ま せ ん
。 例 え ば
’"\C−x\C−r":
re−read−init−file’ の よ
う に 指 定 し ま
す 。 オ プ シ ョ
ン を 指 定 し た
場 合 に は 、 以
下 の よ う な 意
味 を 持 ち ま す :
−m keymap キ ー マ
ッ プ keymap を 、 以
降 の 割 り 当 て
に よ っ て 変 更
し ま す 。 指 定
で き る keymap 名 は
、 emacs, emacs−standard, emacs−meta,
emacs−ctlx, vi, vi−move, vi−command,
vi−insert で す 。 vi
は vi−command と 同 じ
で す 。 ま た emacs
は emacs−standard と 同
じ で す 。
|
−l |
|
readline 関 数 の 名
前 を 全 て リ ス
ト 表 示 し ま す
。 |
|
−p |
|
readline の 関 数 の
名 前 と 割 り 当
て を 表 示 し ま
す 。 表 示 は 、
再 び 読 み 込 み
で き る 形 式 で
出 力 さ れ ま す
。 |
|
−P |
|
readline の 関 数 の
現 在 の 名 前 と
割 り 当 て を リ
ス ト 表 示 し ま
す 。
マ ク ロ
に 割 り 当 て ら
れ た readline の キ ー
シ ー ケ ン ス と
、 マ ク ロ が 出
力 す る 文 字 列
を 表 示 し ま す
。 表 示 は 、 再
び 読 み 込 み で
き る 形 式 で 出
力 さ れ ま す 。
マ ク ロ
に 割 り 当 て ら
れ た readline の キ ー
シ ー ケ ン ス と
、 マ ク ロ が 出
力 す る 文 字 列
を 表 示 し ま す
。
−v
readline
の 変 数 名 と 値
を 表 示 し ま す
。 表 示 は 、 再
び 読 み 込 み で
き る 形 式 で 出
力 さ れ ま す 。
−V
readline
の 現 在 の 変 数
名 と 値 を リ ス
ト 表 示 し ま す
。
−f filename
キ ー 割 り 当 て
を filename か ら 読 み
込 み ま す 。
−q function 指 定 さ
れ た function を 呼 び
出 す キ ー を 問
い 合 わ せ ま す
。
−u function 指 定 さ
れ た function に 割 り
当 て ら れ て い
る キ ー の 割 り
当 て を 全 て 取
り 消 し ま す 。
−r keyseq
keyseq に 対
す る 現 在 の 割
り 当 て を 削 除
し ま す 。
−x
keyseq:shell−command
keyseq が 押
さ れ る た び に
、 shell−command が 実
行 さ れ る よ う
に し ま す 。
shell−command を 実 行
す る と き 、 シ
ェ ル は 変 数
READLINE_LINE に
readline の 編 集 バ ッ
フ ァ の 内 容 を
設 定 し 、 変 数
READLINE_POINT に 現 在 の
挿 入 ポ イ ン ト
の 位 置 を 設 定
し ま す 。 実 行
し た コ マ ン ド
が READLINE_LINE や READLINE_POINT
の 値 を 変 更 し
た 場 合 、 新 し
い 値 が 編 集 の
状 態 に 反 映 さ
れ ま す 。 認
識 で き な い オ
プ シ ョ ン が 与
え ら れ た 場 合
や エ ラ ー が 起
き た 場 合 以 外
は 、 返 り 値 は 0
に な り ま す 。
break [n]
for, while,
until, select の ル ー
プ か ら 抜 け ま
す 。 n が 指 定
さ れ て い れ ば
、 n レ ベ ル 分
の ル ー プ を break し
ま す 。 n は 1 以
上 で な け れ ば
な り ま せ ん 。
n が ル ー プ の
深 さ よ り も 大
き い 場 合 に は
、 全 て の ル ー
プ か ら 抜 け ま
す 。 n が 1 未 満
の 場 合 を 除 け
ば 、 返 り 値 は 0
で す 。
builtin
shell−builtin [arguments] 指
定 さ れ た シ ェ
ル 組 み 込 み コ
マ ン ド を 実 行
し ま す 。 コ マ
ン ド に は arguments
を 引 き 数 と し
て 渡 し 、 こ の
コ マ ン ド の 終
了 ス テ ー タ ス
を 返 し ま す 。
こ れ は シ ェ ル
組 み 込 み コ マ
ン ド と 同 じ 名
前 の 関 数 を 定
義 す る と き に
便 利 で 、 そ の
関 数 内 で 組 み
込 み コ マ ン ド
の 機 能 を 使 う
こ と が で き ま
す 。 組 み 込 み
コ マ ン ド cd は
普 通 、 こ れ を
使 っ て 再 定 義
さ れ ま す 。
shell−builtin が シ ェ
ル 組 み 込 み コ
マ ン ド で な け
れ ば 、 終 了 ス
テ ー タ ス は 偽
と な り ま す 。
caller [expr] 実 行 中 の
サ ブ ル ー チ ン
(シ ェ ル 関 数 や
、 組 み 込 み コ
マ ン ド . か source
で 呼 び 出 し た
ス ク リ プ ト ) 呼
び 出 し の コ ン
テ キ ス ト を 返
し ま す 。 expr が
指 定 さ れ て い
な け れ ば 、 caller
は 現 在 の サ ブ
ル ー チ ン 呼 び
出 し の 行 番 号
と ソ ー ス フ ァ
イ ル 名 を 表 示
し ま す expr に 負
で な い 整 数 が
与 え ら れ た 場
合 、 caller は 、 現
在 の 呼 び 出 し
ス タ ッ ク 中 で
指 定 し た 位 置
の 行 番 号 、 サ
ブ ル ー チ ン 名
、 ソ ー ス フ ァ
イ ル を 表 示 し
ま す 。 ス タ ッ
ク ト レ ー ス を
表 示 す る 場 合
な ど に 、 範 囲
外 の 情 報 が 使
わ れ る か も し
れ ま せ ん 。 現
在 の フ レ ー ム
は フ レ ー ム 0 で
す 。 シ ェ ル が
サ ブ ル ー チ ン
を 呼 び 出 し て
い な い 場 合 や
、 expr が 呼 び 出
し ス タ ッ ク の
有 効 な 位 置 に
相 当 し な い 場
合 を 除 け ば 、
返 り 値 は 0 で す
。
cd [−L|[−P [−e]]]
[dir] カ レ ン ト デ
ィ レ ク ト リ を
dir に 変 更 し ま
す 。 変 数
HOME の 値 が
dir の デ フ ォ ル
ト 値 で す 。 変
数 CDPATH は 、 dir を
含 む デ ィ レ ク
ト リ の 検 索 パ
ス を 定 義 し ま
す 。 CDPATH 内 で は
候 補 デ ィ レ ク
ト リ 名 は コ ロ
ン (:) で 区 切 り
ま す 。 CDPATH
中 に 空 の デ ィ
レ ク ト リ 名 が
あ る 場 合 、 こ
れ は カ レ ン ト
デ ィ レ ク ト リ
(つ ま り “.”)
を 意 味 し ま す
。 dir が ス ラ ッ
シ ュ (/) で 始 ま る
場 合 に は 、
CDPATH は 使
わ れ ま せ ん 。
−P オ プ シ ョ
ン は 、 シ ン ボ
リ ッ ク リ ン ク
を 辿 ら な い で
物 理 的 な デ ィ
レ ク ト リ 構 造
を 使 う よ う に
指 示 し ま す (組
み 込 み コ マ ン
ド set の −P オ
プ シ ョ ン も 参
照 )。 −L オ プ
シ ョ ン を 指 定
す る と 、 シ ン
ボ リ ッ ク リ ン
ク を 辿 る よ う
に な り ま す 。
−e オ プ シ ョ ン
を −P オ プ シ ョ
ン と 同 時 に 指
定 す る と 、 デ
ィ レ ク ト リ の
変 更 が 成 功 し
た 後 に カ レ ン
ト デ ィ レ ク ト
リ が 判 定 で き
な い 場 合 、 cd
は 失 敗 の ス テ
ー タ ス を 返 し
ま す 。 引 き 数
に − を 指 定 す
る の は 、
$OLDPWD を 指
定 す る の と 同
じ 意 味 で す 。
CDPATH 内 の 空 以
外 の デ ィ レ ク
ト リ 名 が 使 わ
れ た と き や 、
− が 最 初 の 引
き 数 の と き に
、 デ ィ レ ク ト
リ の 変 更 が 成
功 す る と 、 新
し い デ ィ レ ク
ト リ の 絶 対 パ
ス 名 が 標 準 出
力 に 書 か れ ま
す 。 デ ィ レ ク
ト リ の 変 更 が
成 功 し た 場 合
に は 返 り 値 は
真 に な り 、 そ
う で な い 場 合
に は 偽 に な り
ま す 。
command [−pVv] command [arg
...]
command に
引 き 数 args を 付
け て 実 行 し ま
す 。 た だ し 、
シ ェ ル 関 数 の
通 常 の 参 照 は
行 い ま せ ん 。
組 み 込 み コ マ
ン ド と PATH
内 で 見 つ か る
コ マ ン ド だ け
が 実 行 さ れ ま
す 。 −p オ プ シ
ョ ン が 与 え ら
れ る と 、 command の
検 索 を 行 う 際
に PATH の デ フ
ォ ル ト 値 が 使
わ れ ま す 。 こ
れ に よ り 、 全
て の 標 準 ユ ー
テ ィ リ テ ィ を
確 実 に 見 つ け
ら れ ま す 。 −V
オ プ シ ョ ン ま
た は −v オ プ シ
ョ ン を 与 え る
と 、 command の 説 明
が 出 力 さ れ ま
す 。 −v オ プ シ
ョ ン で は 、 command
を 起 動 す る と
き に 使 わ れ る
コ マ ン ド や フ
ァ イ ル 名 を 示
す 単 語 が 表 示
さ れ ま す 。 −V
で は さ ら に 詳
し い 説 明 が 表
示 さ れ ま す 。
−V オ プ シ ョ ン
や −v オ プ シ ョ
ン を 与 え た 場
合 、 終 了 ス テ
ー タ ス は command が
見 つ か れ ば 0 と
な り 、 見 つ か
ら な け れ ば 1 と
な り ま す 。 ど
ち ら の オ プ シ
ョ ン も 与 え な
か っ た 場 合 に
、 エ ラ ー が 起
き た り 、 command を
見 つ け ら れ な
か っ た り す る
と 、 終 了 ス テ
ー タ ス は 127 に な
り ま す 。 そ れ
以 外 の 場 合 に
は 、 組 み 込 み
コ マ ン ド command の
終 了 ス テ ー タ
ス は 、 command の 終
了 ス テ ー タ ス
で す 。
compgen [option]
[word]
option に 従
っ て 、 word に マ
ッ チ す る 補 完
候 補 の リ ス ト
を 生 成 し ま す
。 オ プ シ ョ ン
に は complete 組 み 込
み コ マ ン ド と
同 じ も の が 指
定 で き ま す が
、 −p と −r は
指 定 で き ま せ
ん 。 マ ッ チ の
リ ス ト は 標 準
出 力 に 出 力 さ
れ ま す 。 −F や
−C オ プ シ ョ ン
を 使 用 し た と
き は 、 プ ロ グ
ラ ム 補 完 機 能
に よ っ て 設 定
さ れ た 様 々 な
シ ェ ル 変 数 は
、 利 用 可 能 で
あ っ て も 有 用
な 値 を 持 ち ま
せ ん 。 マ ッ チ
の リ ス ト は 、
同 じ フ ラ グ に
よ る 補 完 仕 様
で プ ロ グ ラ ム
補 完 の コ ー ド
が 直 接 生 成 し
た か の よ う に
生 成 さ れ ま す
。 word が 指 定 さ
れ る と 、 word に
マ ッ チ す る 補
完 だ け が 表 示
さ れ ま す 。 戻
り 値 は 、 無 効
な オ プ シ ョ ン
が 指 定 さ れ た
場 合 や マ ッ チ
が 生 成 さ れ な
か っ た 場 合 以
外 は 真 に な り
ま す 。
complete
[−abcdefgjksuv] [−o
comp−option] [−DE]
[−A action] [−G
globpat] [−W wordlist]
[−F function] [−C
command]
[−X
filterpat] [−P prefix]
[−S suffix] name [name
...]
complete −pr
[−DE] [name ...] 各 name
の 引 き 数 を 、
ど の よ う に 補
完 す る の か を
指 定 し ま す 。
−p オ プ シ ョ ン
が 指 定 さ れ た
場 合 や 、 何 も
オ プ シ ョ ン が
指 定 さ れ な か
っ た 場 合 は 、
現 在 の 補 完 仕
様 が (入 力 と し
て 再 利 用 で き
る 形 で ) 出 力 さ
れ ま す 。 −r オ
プ シ ョ ン は 、
そ れ ぞ れ の name
の 補 完 指 定 を
削 除 し ま す 。
name が 指 定 さ れ
な か っ た 場 合
は 全 て の 補 完
指 定 を 削 除 し
ま す 。 −D オ プ
シ ョ ン は 、 残
り の オ プ シ ョ
ン と 動 作 を “デ
フ ォ ル ト の ”
コ マ ン ド 補 完
(補 完 が 定 義 さ
れ て い な い コ
マ ン ド に 対 し
て 試 み ら れ る
補 完 ) に 適 用 す
る こ と を 示 し
ま す 。 −E オ プ
シ ョ ン は 、 残
り の オ プ シ ョ
ン と 動 作 を “空
の ” コ マ ン ド
補 完 (空 行 に 対
し て 試 み ら れ
る 補 完 ) に 適 用
す る こ と を 示
し ま す 。 単 語
補 完 が 試 み ら
れ た と き に 、
補 完 指 定 が 適
用 さ れ る 流 れ
は 、 前 述 の プ
ロ グ ラ ム 補 完
で 説 明 さ れ て
い ま す 。 他 の
オ プ シ ョ ン は
、 指 定 さ れ た
場 合 、 以 下 の
よ う な 意 味 を
持 ち ま す 。
−G, −W, −X オ
プ シ ョ ン の 引
き 数 (必 要 な ら
ば −P と −S オ
プ シ ョ ン の 場
合 も ) は ク ォ ー
ト し て 、 組 み
込 み コ マ ン ド
complete が 呼 び 出 さ
れ る 前 に 展 開
さ れ な い よ う
に す べ き で す
。
−o
comp−option
comp−option
は 補 完 仕 様 の
動 作 を い く つ
か の 観 点 か ら
制 御 し 、 単 純
な 補 完 生 成 以
外 が で き る よ
う に し ま す 。
comp−option に は 以 下
の ど れ か ひ と
つ を 指 定 で き
ま す 。
bashdefault 補 完 仕 様 が
マ ッ チ を 全 く
生 成 し な か っ
た 場 合 に 、 bash
の デ フ ォ ル ト
の 補 完 を 用 い
ま す 。
|
default 補 完 仕 様
が マ ッ チ を 全
く 生 成 し な か
っ た 場 合 に 、 |
readline の デ
フ ォ ル ト の 補
完 を 用 い ま す
。
dirnames 補 完 仕 様 が
マ ッ チ を 全 く
生 成 し な か っ
た 場 合 に 、 デ
ィ レ ク ト リ 名
を 補 完 し よ う
と し ま す 。
filenames 補 完 仕 様 が
フ ァ イ ル 名 を
生 成 す る こ と
を readline に 伝 え 、
readline が フ ァ イ ル
名 特 有 の 処 理
(デ ィ レ ク ト リ
名 に ス ラ ッ シ
ュ を 加 え た り
、 特 殊 文 字 を
ク ォ ー ト し た
り 、 末 尾 の 空
白 を 削 除 し た
り 、 な ど ) を 行
え る よ う に し
ま す 。 シ ェ ル
関 数 と 共 に 用
い る こ と を 想
定 し て い ま す
。
|
nospace 行 末 で 単
語 を 補 完 し た
と き に 空 白 を
付 け 加 え る 動
作 |
(デ フ ォ
ル ト の 動 作 ) を
や め る よ う に
readline に 伝 え ま す
。
plusdirs 補 完 仕 様 で
定 義 さ れ た マ
ッ チ し た 候 補
が 生 成 さ れ た
後 に 、 デ ィ レ
ク ト リ 名 の 補
完 を 試 み 、 ほ
か の 動 作 の 結
果 に マ ッ チ し
た 候 補 が 全 て
追 加 さ れ ま す
。
−A
action
action は 補
完 候 補 リ ス ト
の 生 成 動 作 で
、 以 下 の ど れ
か ひ と つ を 指
定 し ま す 。
|
alias エ イ リ ア
ス 名 。 |
|
−a で も 指 定
で き ま す 。 |
|
arrayvar 配
列 変 数 名 。
|
binding |
|
readline キ ー 割 り
当 て 名 。
シ ェ ル
組 み 込 み コ マ
ン ド 名 。 −b で
も 指 定 で き ま
す 。
command コ マ ン ド 名
。 −c で も 指 定
で き ま す 。
directory デ
ィ レ ク ト リ 名
。 −d で も 指 定
で き ま す 。
disabled 無 効 に さ れ
て い る シ ェ ル
組 み 込 み コ マ
ン ド の 名 前 。
|
enabled 有 効 に さ
れ て い る シ ェ
ル 組 み 込 み コ
マ ン ド の 名 前
。 |
|
export エ ク ス ポ
ー ト さ れ た シ
ェ ル 変 数 の 名
前 。 |
−e で
も 指 定 で き ま
す 。
|
file フ ァ
イ ル 名 。 |
|
−f で
も 指 定 で き ま
す 。 |
|
function シ
ェ ル 関 数 の 名
前 。
|
group グ ル ー プ
名 。 |
|
−g で も 指 定
で き ま す 。 |
|
helptopic 組
み 込 み コ マ ン
ド help に 指 定 で
き る ヘ ル プ の
ト ピ ッ ク 名 。
hostname
HOSTFILE
シ ェ ル 変 数 で
指 定 さ れ た フ
ァ イ ル か ら 得
ら れ た ホ ス ト
名 。
|
job ジ ョ ブ 名 |
|
(ジ ョ ブ 制 御 が
有 効 な 場 合 )。
−j で も 指 定
で |
き ま す
。
|
keyword シ ェ
ル の 予 約 語 。 |
|
−k で
も 指 定 で き ま
す 。 |
|
running ジ ョ ブ 制
御 が 有 効 |
|
|
で あ れ
ば 、 実 行 中 の
ジ ョ ブ 名 。
|
|
|
|
|
|
service サ ー ビ ス
名 。 |
|
−s で も 指 定
で き ま す 。
ン ド set
の −o オ プ シ ョ
ン で 有 効 な 引
き 数 。
組 み 込
み コ マ ン ド shopt
に 指 定 で き る
シ ェ ル オ プ シ
ョ ン 名 。
signal
シ グ ナ
ル 名 。
|
|
|
|
|
stopped 停 止 し て
い る ジ ョ ブ 名 |
|
(ジ ョ ブ 制 御 が
有 効 な 場 合 )。 |
|
user ユ ー ザ 名
。 |
|
|
−u で
も 指 定 で き ま
す 。
variable 全 て の シ ェ
ル 変 数 名 。 −v
で も 指 定 で き
ま す 。
−C
command
command が
サ ブ シ ェ ル 環
境 で 実 行 さ れ
、 そ の 出 力 が
補 完 候 補 と し
て 使 用 さ れ ま
す 。
−F function
シ ェ ル 関 数 function
は 現 在 の シ ェ
ル 環 境 で 実 行
さ れ ま す 。 関
数 が 終 了 し た
と き に 、 補 完
候 補 が COMPREPLY
配 列 変 数 か ら
取 得 さ れ ま す
。
−G globpat パ ス 名
展 開 パ タ ー ン
globpat を 展 開 し 、
補 完 候 補 の リ
ス ト を 生 成 し
ま す 。
−P prefix ほ か の
全 て の オ プ シ
ョ ン が 適 用 さ
れ た 後 で 、 そ
れ ぞ れ の 補 完
候 補 の 先 頭 に
prefix が 付 け 加 え
ら れ ま す 。
−S suffix ほ か の
全 て の オ プ シ
ョ ン が 適 用 さ
れ た 後 で 、 そ
れ ぞ れ の 補 完
候 補 の 後 に suffix
が 付 け 加 え ら
れ ま す 。
−W wordlist
wordlist は
IFS 特 殊 変
数 に 含 ま れ る
文 字 を 区 切 り
文 字 と し て 分
割 さ れ 、 分 割
さ れ た 単 語 が
そ れ ぞ れ 展 開
さ れ ま す 。
展 開 結 果 の リ
ス ト の メ ン バ
の う ち 、 補 完
中 の 単 語 が マ
ッ チ す る も の
が 、 補 完 候 補
と な り ま す 。
−X
filterpat
filterpat が
パ ス 名 展 開 の
パ タ ー ン と し
て 使 用 さ れ ま
す 。 先 行 す る
オ プ シ ョ ン ・
引 き 数 に よ っ
て 生 成 さ れ た
補 完 候 補 の リ
ス ト に 適 用 さ
れ 、 filterpat と マ
ッ チ す る そ れ
ぞ れ の 補 完 候
補 が リ ス ト か
ら 削 除 さ れ ま
す 。 filterpat が !
で 始 ま る 場 合
、 パ タ ー ン の
否 定 の 意 味 に
な り ま す 。 つ
ま り 、 filterpat に
マ ッ チ し な い
補 完 対 象 が 削
除 さ れ ま す 。
不 正 な オ プ シ
ョ ン が 指 定 さ
れ た 場 合 、 −p
と −r 以 外 の オ
プ シ ョ ン で name
が 指 定 さ れ な
か っ た 場 合 、
存 在 し な い name
の 指 定 に よ っ
て 補 完 が 削 除
さ れ よ う と し
た 場 合 、 補 完
の 指 定 の 追 加
に 失 敗 し た 場
合 、 を 除 い て
は 、 返 り 値 は
真 に な り ま す
。
compopt [−o
option] [−DE] [+o option]
[name]
name の 補
完 オ プ シ ョ ン
を option に 従 っ て
変 更 し ま す 。
name が 指 定 さ れ
な い 場 合 は 、
実 行 中 の 補 完
が 対 象 に な り
ま す 。 options が 与
え ら れ な い 場
合 は 、 name ま た
は 現 在 の 補 完
の 補 完 オ プ シ
ョ ン を 表 示 し
ま す 。 option に 指
定 で き る 値 は
、 前 述 の 組 み
込 み コ マ ン ド
complete で 有 効 な も
の で す 。 −D オ
プ シ ョ ン は 、
残 り の オ プ シ
ョ ン を “デ フ ォ
ル ト の ” コ マ
ン ド 補 完 (補 完
が 定 義 さ れ て
い な い コ マ ン
ド に 対 し て 試
み ら れ る 補 完 )
に 適 用 す る こ
と を 示 し ま す
。 −E オ プ シ ョ
ン は 、 残 り の
オ プ シ ョ ン を
“空 の ” コ マ ン
ド 補 完 (空 行 に
対 し て 試 み ら
れ る 補 完 ) に 適
用 す る こ と を
示 し ま す 。 不
正 な オ プ シ ョ
ン が 指 定 さ れ
た 場 合 、 補 完
仕 様 が 定 義 さ
れ て い な い name
の オ プ シ ョ ン
を 変 更 し よ う
と し た 場 合 、
出 力 エ ラ ー が
起 こ っ た 場 合
、 を 除 い て は
、 返 り 値 は 真
に な り ま す 。
continue [n]
for, while,
until, select ル ー プ
の 次 の 繰 り 返
し 分 か ら 実 行
を 継 続 し ま す
。 n を 指 定 す
る と 、 深 さ を
n 個 分 上 が っ
た ル ー プ で 実
行 を 継 続 し ま
す 。 n は 1 以 上
で な け れ ば な
り ま せ ん 。 n
が ル ー プ の 深
さ よ り も 大 き
い 場 合 、 最 後
の ル ー プ (「 ト
ッ プ レ ベ ル 」
の ル ー プ ) で 実
行 が 継 続 さ れ
ま す 。 n が 1 未
満 の 場 合 を 除
け ば 、 返 り 値
は 0 で す 。
declare
[−aAfFgilrtux] [−p]
[name[=value] ...]
typeset [−aAfFgilrtux] [−p]
[name[=value] ...] 変 数 を
宣 言 し た り 、
変 数 に 属 性 を
与 え た り し ま
す 。 name を 指 定
し な け れ ば 、
変 数 の 値 が 表
示 さ れ ま す 。
−p オ プ シ ョ ン
を 指 定 す る と
、 各 name の 属 性
と 値 が 表 示 さ
れ ま す 。 −p に
name 引 き 数 を 指
定 す る と 、 他
の オ プ シ ョ ン
は 無 視 さ れ ま
す 。 −p オ プ シ
ョ ン が name 引 き
数 な し で 指 定
さ れ る と 、 他
の オ プ シ ョ ン
で 指 定 さ れ た
属 性 を 持 っ て
い る 全 て の 変
数 の 属 性 と 値
を 表 示 し ま す
。 −p 以 外 の オ
プ シ ョ ン が 指
定 さ れ な い 場
合 、 declare は 全 て
の シ ェ ル 変 数
の 属 性 と 値 を
表 示 し ま す 。
−f オ プ シ ョ ン
は 表 示 を シ ェ
ル 関 数 に 限 定
し ま す 。 −F オ
プ シ ョ ン を 指
定 す る と 、 関
数 定 義 の 表 示
を 止 め ま す 。
関 数 の 名 前 と
属 性 だ け が 出
力 さ れ ま す 。
shopt に よ っ て シ
ェ ル オ プ シ ョ
ン extdebug が 有 効 に
な っ て い れ ば
、 関 数 が 定 義
さ れ て い る ソ
ー ス フ ァ イ ル
の 名 前 と 行 番
号 も 表 示 さ れ
ま す 。 −F オ プ
シ ョ ン を 指 定
す る と 、 −f オ
プ シ ョ ン も 指
定 し た こ と に
な り ま す 。 −g
オ プ シ ョ ン を
指 定 す る と 、
declare が シ ェ ル 関
数 の 中 で 実 行
さ れ た と き で
あ っ て も 、 グ
ロ ー バ ル ス コ
ー プ で 変 数 の
作 成 、 変 更 を
行 い ま す 。 ほ
か の 場 合 に は
無 視 さ れ ま す
。 以 下 の オ プ
シ ョ ン を 使 う
と 、 指 定 し た
属 性 を 持 つ 変
数 の 出 力 を 限
定 し た り 、 変
数 に 属 性 を 与
え た り で き ま
す :
|
−a 各 |
name は 配 列 変 数
で す (前 述 の 配
列 を 参 照 )。 |
|
−A 各 |
name は 連 想 配 列
変 数 で す (前 述
の 配 列 を 参 照
)。 |
|
−f 関 数 |
|
名 だ け
を 使 い ま す 。
|
−i 変 数 を 整
数 と し て 扱 い
ま す 。 変 数 に
値 が 代 入 さ れ
た と き に 算 術
式 評 価 |
( 算 術
式 評 価 を
参 照 ) が 実 行 さ
れ ま す 。
|
−l 変
数 に 値 が 代 入
さ れ る と 、 全
て の 大 文 字 は
小 文 字 に 変 換
さ れ ま す 。 大
文 字 属 性 は 無
効 に な り ま す
。 |
|
−r |
name
を 読 み 込 み 専
用 に し ま す 。
こ れ 以 降 、 代
入 文 を 用 い て
値 を 代 入 し た
り unset し た り で き
な く な り ま す
。
|
−t 各 |
|
name に
trace 属 性 を 与 え
ま す 。 trace 属 性 を
付 与 さ れ た |
関 数 は
DEBUG と RETURN の ト
ラ ッ プ を 呼 び
出 し た シ ェ ル
か ら 受 け 継 ぎ
ま す trace 属 性 は 変
数 に は 意 味 を
持 ち ま せ ん 。
|
−u 変
数 に 値 が 代 入
さ れ る と 、 全
て の 小 文 字 は
大 文 字 に 変 換
さ れ ま す 。 小
文 字 属 性 は 無
効 に な り ま す
。 |
|
−x |
name
に 印 を 付 け 、
こ れ 以 降 に 実
行 す る コ マ ン
ド に 環 境 経 由
で エ ク ス ポ ー
ト し ま す 。
’−’
で は な く ’+’ を
使 う と 属 性 を
消 し ま す 。 た
だ し 例 外 と し
て 、 +a を 使 っ
て 配 列 変 数 を
破 棄 す る こ と
は で き ず 、 +r
を 使 っ て 読 み
込 み 専 用 属 性
を 消 す こ と は
で き ま せ ん 。
関 数 内 で 使 っ
た 場 合 、 −g オ
プ シ ョ ン が 与
え ら れ な か っ
た 場 合 、 local コ
マ ン ド を 使 っ
た 場 合 と 同 様
に name は ロ ー カ
ル 変 数 と な り
ま す 。 変 数 名
に =value が 続 く 場
合 、 変 数 の 値
と し て value が 設
定 さ れ ま す 。
返 り 値 は 基 本
的 に は 0 で す が
、 不 正 な オ プ
シ ョ ン に 出 会
っ た 場 合 、
’’−f foo=bar’’, を
使 っ て 関 数 を
定 義 し よ う と
し た 場 合 、 読
み 込 み 専 用 の
変 数 に 代 入 し
よ う と し た 場
合 、 複 合 代 入
構 文 を 使 わ ず
に 配 列 変 数 に
値 を 代 入 し よ
う と し た 場 合
(前 述 の 配 列
を 参 照 )、 name の
い ず れ か が 正
し い シ ェ ル 変
数 名 で な い 場
合 、 読 み 込 み
専 用 変 数 の 読
み 込 み 専 用 属
性 を 無 効 に し
よ う と し た 場
合 、 配 列 変 数
の 配 列 属 性 を
無 効 に し よ う
と し た 場 合 、
存 在 し な い 関
数 を −f オ プ シ
ョ ン で 表 示 し
よ う と し た 場
合 は 除 き ま す
。
dirs [+n]
[−n] [−clpv] オ プ
シ ョ ン が な い
と き は 、 現 在
記 憶 し て い る
デ ィ レ ク ト リ
の リ ス ト が 表
示 さ れ ま す 。
デ フ ォ ル ト で
は 、 全 て の デ
ィ レ ク ト リ 名
は 空 白 で 区 切
っ て 1 行 で 表 示
さ れ ま す 。 デ
ィ レ ク ト リ は
pushd コ マ ン ド に
よ っ て リ ス ト
に 追 加 さ れ ま
す 。 popd コ マ ン
ド は リ ス ト か
ら エ ン ト リ を
削 除 し ま す 。
|
+n オ プ シ ョ
ン な し で |
|
dirs を 起 動 し た
と き に 表 示 さ
れ る リ ス ト |
の 、 左
か ら 数 え て n
番 目 の エ ン ト
リ を 表 示 し ま
す 。 エ ン ト リ
は 0 か ら 始 ま り
ま す 。
|
−n オ
プ シ ョ ン な し
で |
|
dirs を 起
動 し た と き に
表 示 さ れ る リ
ス ト |
の 、 右
か ら 数 え て n
番 目 の エ ン ト
リ を 表 示 し ま
す 。 エ ン ト リ
は 0 か ら 始 ま り
ま す 。
|
−c 全
て の エ ン ト リ
を 削 除 し 、 デ
ィ レ ク ト リ ス
タ ッ ク を ク リ
ア し ま す 。 |
|
−l 長 い 形 式
の リ ス ト 表 示
を 行 い ま す 。
デ フ ォ ル ト の
リ ス ト 表 示 フ
ォ ー マ ッ ト で
は 、 チ ル ダ を
使 っ て ホ ー ム
デ ィ レ ク ト リ
を 表 し ま す 。 |
|
−p |
1 行
に 1 エ ン ト リ の
形 で デ ィ レ ク
ト リ ス タ ッ ク
を 出 力 し ま す
。
|
−v |
|
1 行 に 1 エ
ン ト リ の 形 で
デ ィ レ ク ト リ
ス タ ッ ク を 出
力 し ま す 。 各
エ ン ト リ の 前
に は ス タ ッ ク
内 で の 番 号 が
表 示 さ れ ま す
。 |
不 正 な
オ プ シ ョ ン が
与 え ら れ た 場
合 と イ ン デ ッ
ク ス n が デ ィ
レ ク ト リ ス タ
ッ ク の 末 尾 を
越 え て い る 場
合 を 除 き 、 返
り 値 は 0 と な り
ま す 。
disown
[−ar] [−h] [jobspec ...]
オ プ シ ョ ン な
し の 場 合 に は
、 そ れ ぞ れ の
jobspec が ア ク テ ィ
ブ な ジ ョ ブ の
テ ー ブ ル か ら
削 除 さ れ ま す
。 jobspec が な く 、
か つ −a オ プ シ
ョ ン も −r オ プ
シ ョ ン も 与 え
ら れ て い な い
場 合 に は 、 カ
レ ン ト ジ ョ ブ
が 使 わ れ ま す
。 −h オ プ シ ョ
ン が 与 え ら れ
て い る 場 合 、
ど の jobspec も テ ー
ブ ル か ら 削 除
さ れ ず 、 シ ェ
ル が SIGHUP を
受 け 取 っ て も
そ の ジ ョ ブ に
は SIGHUP が
送 ら れ な い よ
う に 印 が 付 け
ら れ ま す 。 jobspec
が 与 え ら れ て
い な い 場 合
、 −a オ プ シ
ョ ン は 全 て の
ジ ョ ブ を 削 除
す る か 全 て の
ジ ョ ブ に 印 を
付 け る と い う
意 味 と な り ま
す 。 jobspec 引 き 数
な し で −r オ プ
シ ョ ン を 指 定
す る と 、 実 行
中 の ジ ョ ブ だ
け が 操 作 の 対
象 と な り ま す
。 jobspec が 有 効 な
ジ ョ ブ を 指 定
し て い な い 場
合 を 除 き 、 返
り 値 は 0 と な り
ま す 。
echo [−neE] [arg ...]
arg を 空
白 で 区 切 っ て
出 力 し 、 最 後
に 改 行 を 出 力
し ま す 。 終 了
ス テ ー タ ス は
常 に 0 で す 。
−n が 指 定 さ れ
た 場 合 、 最 後
の 改 行 は 出 力
さ れ ま せ ん 。
−e オ プ シ ョ ン
を 指 定 し た 場
合 、 以 下 に 示
す 、 バ ッ ク ス
ラ ッ シ ュ の エ
ス ケ ー プ 文 字
が 解 釈 さ れ る
よ う に な り ま
す 。 −E オ プ シ
ョ ン を 指 定 す
る と 、 デ フ ォ
ル ト で こ の よ
う な エ ス ケ ー
プ 文 字 が 解 釈
さ れ る シ ス テ
ム で あ っ て も
、 エ ス ケ ー プ
文 字 が 解 釈 さ
れ な い よ う に
な り ま す 。 xpg_echo
シ ェ ル オ プ シ
ョ ン を 用 い る
と 、 echo が こ れ
ら の エ ス ケ ー
プ 文 字 を 展 開
す る か ど う か
の デ フ ォ ル ト
動 作 を 動 的 に
決 定 で き ま す
。 echo は −− を
オ プ シ ョ ン の
終 わ り と 解 釈
し ま せ ん 。 echo
は 以 下 の エ ス
ケ ー プ シ ー ケ
ン ス を 解 釈 し
ま す :
ス ペ ー
ス
|
|
|
|
\c 行 末 に 改 行
を 付 け な い |
|
|
\e |
|
|
\E エ ス ケ ー プ
文 字 |
|
|
\f フ ォ ー ム フ
ィ ー ド |
|
|
\n 改 行 |
|
|
\r 復 帰 |
|
(carriage return)
|
\t 水 平
タ ブ |
|
|
\v 垂 直 タ ブ |
|
|
\\ バ ッ ク ス ラ
ッ シ ュ |
|
|
\0nnn |
|
8 進
値 で nnn で あ る 8
ビ ッ ト 文 字 (8 進
数 で 0〜 3 桁 )。
|
\xHH |
|
16 進 値 が
HH で あ る 8 ビ ッ
ト 文 字 (16 進 で 1〜 2
桁 )。 |
|
\uHHHH |
|
16 進 値 が HHHH で
あ る ユ ニ コ ー
ド (ISO/IEC 10646) 文 字 (16 進
1〜 4 桁 )。 |
\UHHHHHHHH
16 進 値 が
HHHHHHHH で あ る ユ ニ
コ ー ド (ISO/IEC 10646) 文 字
(16 進 1〜 8 桁 )。
enable [−a]
[−dnps] [−f filename]
[name ...] 組 み 込 み
コ マ ン ド の 有
効 /無 効 を 設 定
し ま す 。 シ ェ
ル は 通 常 は デ
ィ ス ク コ マ ン
ド の 前 に 組 み
込 み コ マ ン ド
を 探 し ま す が
、 組 み 込 み コ
マ ン ド を 無 効
に す る と 、 シ
ェ ル の 組 み 込
み コ マ ン ド と
同 じ 名 前 を 持
つ デ ィ ス ク コ
マ ン ド を 、 完
全 な パ ス 名 を
指 定 し な く て
も 実 行 で き ま
す 。 −n を 用 い
る と 、 そ れ ぞ
れ の name は 無 効
と な り ま す 。
そ れ 以 外 の 場
合 に は 、 name は
有 効 と な り ま
す 。 例 え ば 、
シ ェ ル 組 み 込
み の も の で な
く PATH 上 に
あ る test バ イ ナ
リ を 使 う に
は ’’enable -n test’’.
を 実 行 し ま す
。 −f オ プ シ ョ
ン は 新 し い 組
み 込 み コ マ ン
ド name を 共 有 オ
ブ ジ ェ ク ト filename
か ら ロ ー ド す
る と い う 意 味
で す 。 こ れ は
動 的 ロ ー ド を
サ ポ ー ト し て
い る シ ス テ ム
で 使 え ま す 。
−d オ プ シ ョ ン
は 、 以 前 に −f
オ プ シ ョ ン で
ロ ー ド し た 組
み 込 み コ マ ン
ド を 削 除 し ま
す 。 引 き 数 name
が 与 え ら れ な
か っ た 場 合 や
、 −p オ プ シ ョ
ン が 与 え ら れ
た 場 合 、 シ ェ
ル の 組 み 込 み
コ マ ン ド の リ
ス ト が 表 示 さ
れ ま す 。 他 に
オ プ シ ョ ン 引
き 数 が 指 定 さ
れ て い な い 場
合 に は 、 有 効
に な っ て い る
シ ェ ル 組 み 込
み コ マ ン ド 全
て か ら な る リ
ス ト が 表 示 さ
れ ま す 。 −n を
与 え る と 、 無
効 に さ れ て い
る 組 み 込 み コ
マ ン ド だ け が
出 力 さ れ ま す
。 −a を 与 え る
と 、 そ れ ぞ れ
有 効 か ど う か
の 表 示 付 き で
全 て の 組 み 込
み コ マ ン ド が
出 力 さ れ ま す
。 −s を 与 え る
と 、 出 力 さ れ
る の は POSIX の 特
殊 組 み 込 み コ
マ ン ド だ け に
制 限 さ れ ま す
。 name が シ ェ ル
組 み 込 み コ マ
ン ド で な い 場
合 と 、 共 有 オ
ブ ジ ェ ク ト か
ら の 新 し い 組
み 込 み コ マ ン
ド の ロ ー ド に
失 敗 し た 場 合
を 除 き 、 返 り
値 は 0 と な り ま
す 。
eval [arg ...]
arg を 読
み 込 み 、 1 つ の
コ マ ン ド に 結
合 し 、 こ の コ
マ ン ド を 読 み
込 ん で 実 行 し
ま す 。 そ の 終
了 ス テ ー タ ス
が eval の 値 と し
て 返 さ れ ま す
。 args が な い 場
合 や 空 の 引 き
数 し か な い 場
合 に は eval は 0 を
返 し ま す 。
exec [−cl]
[−a name] [command
[arguments]]
command が
指 定 さ れ て い
る と 、 シ ェ ル
は こ の コ マ ン
ド に 置 き 換 え
ら れ ま す 。 新
し い プ ロ セ ス
は 生 成 さ れ ま
せ ん 。 arguments は
command に 対 す る 引
き 数 と な り ま
す 。 −l オ プ シ
ョ ン を 与 え る
と 、 シ ェ ル は
command に 渡 す 0 番
目 の オ プ シ ョ
ン の 先 頭 に ダ
ッ シ ュ を 設 定
し ま す 。 こ れ
は login(1) が 行 う 動
作 で す 。 −c オ
プ シ ョ ン を 与
え る と 、 command は
空 の 環 境 で 実
行 さ れ ま す 。
−a を 与 え る と
、 シ ェ ル は 実
行 す る コ マ ン
ド に 0 番 目 の 引
き 数 と し て name
を 渡 し ま す 。
何 ら か の 理 由
で command が 実 行 で
き な い 場 合 に
は 非 対 話 的 シ
ェ ル は 終 了 し
ま す 。 た だ し
シ ェ ル オ プ シ
ョ ン execfail が 設 定
さ れ て い る 場
合 は 終 了 せ ず
、 こ の 場 合 に
は 偽 が 返 さ れ
ま す 。 フ ァ イ
ル が 実 行 で き
な い 場 合 に は
、 対 話 的 シ ェ
ル は 偽 を 返 し
ま す 。 command が 指
定 さ れ て い な
い 場 合 、 任 意
の リ ダ イ レ ク
ト は カ レ ン ト
シ ェ ル で 効 果
を 持 ち 、 終 了
ス テ ー タ ス は 0
と な り ま す 。
リ ダ イ レ ク ト
の エ ラ ー が 起
き た 場 合 に は
、 終 了 ス テ ー
タ ス は 1 と な り
ま す 。
exit [n] ス
テ ー タ ス n で
シ ェ ル を 終 了
さ せ ま す 。 n
を 省 略 す る と
、 終 了 ス テ ー
タ ス は 最 後 に
実 行 し た コ マ
ン ド の 終 了 ス
テ ー タ ス と な
り ま す 。 シ ェ
ル が 終 了 す る
前 に は 、
EXIT に 対 す
る ト ラ ッ プ が
実 行 さ れ ま す
。
export [−fn] [name[=word]]
...
export −p 指 定 さ れ
た name に は 印 が
付 け ら れ 、 こ
れ 以 降 に 実 行
す る コ マ ン ド
の 環 境 に 自 動
的 に エ ク ス ポ
ー ト さ れ る よ
う に な り ま す
。 −f オ プ シ ョ
ン を 与 え る と
、 name は 関 数 を
参 照 し ま す 。
name を 与 え な か
っ た 場 合 や 、
−p オ プ シ ョ ン
を 与 え た 場 合
に は 、 こ の シ
ェ ル 内 で エ ク
ス ポ ー ト さ れ
て い る 全 て の
名 前 の リ ス ト
が 出 力 さ れ ま
す 。 −n オ プ シ
ョ ン を 与 え る
と 、 指 定 し た
変 数 か ら エ ク
ス ポ ー ト 属 性
が 取 り 除 か れ
ま す 。 変 数 名
に =word が 続 く と
、 変 数 の 値 に
word が 設 定 さ れ
ま す 。 不 正 な
オ プ シ ョ ン が
あ っ た 場 合 、
name の い ず れ か
が 不 正 な シ ェ
ル 変 数 名 で あ
っ た 場 合 、 関
数 で な い 名 前
に 対 し て −f オ
プ シ ョ ン を 与
え た 場 合 を 除
き 、 export は 終 了
ス テ ー タ ス 0 を
返 し ま す 。
fc [−e ename] [−lnr]
[first] [last]
fc −s [pat=rep] [cmd]
フ ィ ッ ク ス コ
マ ン ド (Fix Command)。 最
初 の 形 式 で は
、 first か ら last ま
で の 範 囲 の コ
マ ン ド が 履 歴
リ ス ト か ら 選
択 さ れ ま す 。
first と last に は 文
字 列 か 数 値 を
指 定 し ま す 。
文 字 列 は そ の
文 字 列 で 始 ま
る 最 後 の コ マ
ン ド を 表 し 、
数 値 は 履 歴 リ
ス ト 中 で の イ
ン デ ッ ク ス を
表 し ま す (負 の
値 は 現 在 の コ
マ ン ド 番 号 か
ら の オ フ セ ッ
ト と し て 扱 わ
れ ま す )。 last が
指 定 さ れ て い
な い 場 合 、 リ
ス ト 表 示 の 場
合 に は 現 在 の
コ マ ン ド が last
に 設 定 さ れ (し
た が っ て ’’fc
−l −10’’ で 最 近
の コ マ ン ド 10 個
が 出 力 さ れ ま
す )、 そ れ 以 外
の 場 合 に は first
が 設 定 さ れ ま
す 。 first が 指 定
さ れ て い な け
れ ば 、 編 集 の
場 合 に は 前 の
コ マ ン ド が first
に 設 定 さ れ 、
リ ス ト 表 示 の
場 合 に は −16 が
設 定 さ れ ま す
。
−n
オ プ シ ョ ン を
与 え る と リ ス
ト 表 示 で コ マ
ン ド 番 号 が 付
き ま せ ん 。 −r
オ プ シ ョ ン を
与 え る と コ マ
ン ド の 順 序 が
逆 に な り ま す
。 −l オ プ シ ョ
ン を 与 え る と
、 コ マ ン ド は
標 準 出 力 に リ
ス ト 表 示 さ れ
ま す 。 そ れ 以
外 の 場 合 に は
、 こ れ ら の コ
マ ン ド が 書 か
れ た フ ァ イ ル
に 対 し 、 ename で
指 定 し た エ デ
ィ タ が 起 動 さ
れ ま す 。 ename が
与 え ら れ て い
な い 場 合 は 、
変 数 FCEDIT
の 値 が 使 わ れ
、 FCEDIT も 設 定 さ
れ て い な い 場
合 に は EDITOR の 値
が 使 わ れ ま す
。 ど ち ら の 変
数 も 設 定 さ れ
て い な け れ ば
、 vi が 使 わ
れ ま す 。 編 集
が 終 了 す る と
、 編 集 後 の コ
マ ン ド が エ コ
ー 表 示 さ れ 、
実 行 さ れ ま す
。
2 番
目 の 形 式 で は
、 pat の 部 分 を
そ れ ぞ れ rep で
置 き 換 え て か
ら command が 再 実 行
さ れ ま す 。 こ
れ を 利 用 し て
い る 便 利 な エ
イ リ ア ス の 例
と し て ’’r="fc
-s"’’, が あ り ま
す 。 こ れ を 用
い る と ’’r cc’’
と 入 力 す れ ば
’’cc’’ で 始 ま
る 最 も 新 し い
コ マ ン ド を 実
行 で き 、
’’r’’ と 入 力
す れ ば 直 前 の
コ マ ン ド を 再
実 行 で き ま す
。 最 初 の 形 式
を 用 い た 場 合
、 不 正 な オ プ
シ ョ ン が あ る
か 、 first ま た は
last が 履 歴 行 の
範 囲 外 を 指 定
し て い な け れ
ば 、 返 り 値 は 0
と な り ま す 。
−e オ プ シ ョ ン
が 与 え ら れ た
場 合 、 返 り 値
は 最 後 に 実 行
さ れ た コ マ ン
ド の 返 り 値 と
な り ま す 。 た
だ し 、 コ マ ン
ド の 一 時 フ ァ
イ ル で エ ラ ー
が 起 き た 場 合
に は 返 り 値 は
偽 (失 敗 ) と な り
ま す 。 2 番 目 の
形 式 を 用 い た
場 合 、 終 了 ス
テ ー タ ス は 再
実 行 さ れ た コ
マ ン ド の 終 了
ス テ ー タ ス と
な り ま す 。 た
だ し 、 cmd が 有
効 な 履 歴 行 を
指 定 し て い な
い 場 合 は 、 fc
は 偽 (失 敗 ) を 返
し ま す 。
fg [jobspec]
jobspec の
実 行 を フ ォ ア
グ ラ ウ ン ド で
再 開 し 、 こ れ
を カ レ ン ト ジ
ョ ブ と し ま す
。 jobspec が な い 場
合 、 シ ェ ル が
記 録 し て い る
カ レ ン ト ジ ョ
ブ が 使 わ れ ま
す 。 返 り 値 は
フ ォ ア グ ラ ウ
ン ド で 再 開 さ
れ た コ マ ン ド
の 返 り 値 で す
が 、 ジ ョ ブ 制
御 が 無 効 で あ
る と き に 実 行
し た 場 合 や 、
ジ ョ ブ 制 御 が
有 効 で あ っ て
も jobspec が 有 効 な
ジ ョ ブ を 指 定
し て い な い 場
合 や jobspec が ジ ョ
ブ 制 御 な し で
実 行 し た ジ ョ
ブ を 指 定 し て
い る 場 合 に は
偽 と な り ま す
。
getopts optstring
name [args]
getopts は
位 置 パ ラ メ ー
タ を 解 釈 す る
シ ェ ル の 処 理
で 使 い ま す 。
optstring は 識 別 の
対 象 で あ る オ
プ シ ョ ン 文 字
列 で す 。 あ る
文 字 の 後 に コ
ロ ン が あ る 場
合 、 そ の オ プ
シ ョ ン は 引 き
数 を 一 つ 取 る
こ と が 期 待 さ
れ ま す 。 引 き
数 は 空 白 で オ
プ シ ョ ン 文 字
と 区 切 ら れ て
い な け れ ば な
り ま せ ん 。 コ
ロ ン と 疑 問 符
は オ プ シ ョ ン
文 字 と し て 使
え ま せ ん 。 呼
び 出 さ れ る た
び に 、 getopts は 次
に 見 つ か っ た
オ プ シ ョ ン を
シ ェ ル 変 数 name
に 格 納 し (name が
存 在 し な け れ
ば 初 期 化 を 行
い ま す )、 次 に
処 理 さ れ る 引
き 数 の イ ン デ
ッ ク ス を 変 数
OPTIND に 格 納
し ま す 。
OPTIND は シ
ェ ル ま た は シ
ェ ル ス ク リ プ
ト が 呼 び 出 さ
れ る た び に 1 に
初 期 化 さ れ ま
す 。 オ プ シ
ョ ン が 引 き 数
を 必 要 と す る
場 合 に は 、 getopts
は そ の 引 き 数
を 変 数 OPTARG
に 格 納 し ま す
。 シ ェ ル が OPTIND
を 自 動 的 に 再
設 定 す る こ と
は あ り ま せ ん
。 1 つ の シ ェ ル
が 呼 び 出 さ れ
て い る 間 に 別
の パ ラ メ ー タ
の 組 み 合 わ せ
を 使 う 場 合 に
は 、 再 度 getopts
を 呼 び 出 す 前
に 手 動 で OPTIND の
再 設 定 を 行 わ
な け れ ば な り
ま せ ん 。 オ プ
シ ョ ン の 終 わ
り に 到 達 す る
と 、 getopts は 0 よ
り 大 き い 返 り
値 で 終 了 し ま
す 。 OPTIND に
は オ プ シ ョ ン
で な い 最 初 の
引 き 数 の イ ン
デ ッ ク ス が 設
定 さ れ 、 name に
は ? が 設 定 さ れ
ま す 。
getopts
は 通 常 位 置 パ
ラ メ ー タ を 展
開 し ま す が 、
他 の 引 き 数 が
args に 指 定 さ れ
て い る 場 合 に
は 、 getopts は 位 置
パ ラ メ ー タ で
な く こ れ ら の
引 き 数 を 解 釈
対 象 と し ま す
。
getopts
は 2 通 り の 方 法
で エ ラ ー を 報
告 し ま す 。
optstring の 最 初 の
文 字 が コ ロ ン
な ら ば 、 静 か
な (silent) エ ラ ー 報
告 が 行 わ れ ま
す 。 通 常 の 動
作 で は 、 不 正
な オ プ シ ョ ン
が あ る 場 合 や
オ プ シ ョ ン の
引 き 数 が 足 り
な い 場 合 に 診
断 メ ッ セ ー ジ
が 出 力 さ れ ま
す 。 変 数
OPTERR に 0 が
設 定 さ れ て い
る 場 合 、 optstring
の 最 初 の 文 字
が コ ロ ン で な
い 場 合 で あ っ
て も 、 エ ラ
ー メ ッ セ ー ジ
は 全 く 出 力 さ
れ ま せ ん 。 不
正 な オ プ シ ョ
ン が あ っ た 場
合 、 getopts は ? を
name に 設 定 し ま
す 。 さ ら に 、
静 か な モ ー ド
で な い 場 合 に
は エ ラ ー メ ッ
セ ー ジ が 出 力
さ れ 、 OPTARG
が 削 除 さ れ ま
す 。 getopts が 静
か な モ ー ド で
あ れ ば 、 見 つ
か っ た オ プ シ
ョ ン 文 字 は
OPTARG に 設
定 さ れ 、 診 断
メ ッ セ ー ジ は
出 力 さ れ ま せ
ん 。 必 要 な
引 き 数 が 見 つ
か ら ず 、 か つ
getopts が 静 か な モ
ー ド で な い 場
合 に は 、 疑 問
符 (?) が name に 設
定 さ れ 、
OPTARG が 削
除 さ れ 、 診 断
メ ッ セ ー ジ が
出 力 さ れ ま す
。 getopts が 静 か な
モ ー ド な ら ば
、 コ ロ ン (:)
が name に 設 定 さ
れ 、 OPTARG
に は 見 つ か っ
た オ プ シ ョ ン
文 字 が 設 定 さ
れ ま す 。
(指
定 の 有 無 に 関
係 な く ) オ プ シ
ョ ン が 見 つ か
っ た 場 合 、 getopts
は 真 を 返 し ま
す 。 オ プ シ ョ
ン の 最 後 に 到
達 し た 場 合 や
、 エ ラ ー が 起
き た 場 合 に は
、 偽 を 返 し ま
す 。
hash [−lr]
[−p filename] [−dt]
[name]
hash が 実
行 さ れ る 度 に
、 $PATH に 含 ま れ
る デ ィ レ ク ト
リ の 検 索 を 行
っ て コ マ ン ド
name の 完 全 な パ
ス 名 を 調 べ 、
そ の 結 果 を 記
憶 し ま す 。 そ
れ ま で に 記 憶
さ れ て い た パ
ス 名 は 捨 て ら
れ ま す 。 −p オ
プ シ ョ ン が 指
定 さ れ る と 、
パ ス 検 索 は 実
行 さ れ ず 、 filename
が そ の コ マ ン
ド の 完 全 な フ
ァ イ ル 名 と し
て 使 わ れ ま す
。 −r オ プ シ ョ
ン を 与 え る と
、 シ ェ ル は 記
憶 し て い る パ
ス 名 を 全 て 忘
れ ま す 。 −d オ
プ シ ョ ン を 与
え る と 、 シ ェ
ル は 各 name に つ
い て 記 憶 し て
い る パ ス 名 を
忘 れ ま す 。 −t
オ プ シ ョ ン を
与 え る と 、 name
に 対 応 す る 完
全 な フ ァ イ ル
名 が 表 示 さ れ
ま す 。 −t に 複
数 の name 引 き 数
が 指 定 さ れ た
場 合 、 記 憶 さ
れ て い る 完 全
な フ ァ イ ル 名
の 前 に name が 表
示 さ れ ま す 。
−l オ プ シ ョ ン
を 与 え る と 、
入 力 と し て 再
利 用 で き る 形
で 出 力 さ れ ま
す 。 引 き 数 が
与 え ら れ て い
な い 場 合 や 、
−l だ け が 与 え
ら れ た 場 合 は
、 記 憶 し て い
る コ マ ン ド に
関 す る 情 報 が
出 力 さ れ ま す
。 name が 見 つ か
ら な い 場 合 と
不 正 な オ プ シ
ョ ン が 与 え ら
れ た 場 合 を 除
き 、 返 却 ス テ
ー タ ス は 真 と
な り ま す 。
help [−dms]
[pattern] 組 み 込 み
コ マ ン ド の ヘ
ル プ 情 報 を 表
示 し ま す 。 pattern
が 指 定 さ れ た
場 合 に は 、 help
は pattern に マ ッ チ
す る 全 て の コ
マ ン ド に 関 す
る 詳 し い ヘ ル
プ を 出 力 し ま
す 。 指 定 さ れ
な か っ た 場 合
に は 、 全 て の
組 み 込 み コ マ
ン ド と 制 御 構
造 に つ い て の
説 明 が 出 力 さ
れ ま す 。
|
−d |
|
pattern そ れ ぞ れ
の 短 い 説 明 を
表 示 し ま す 。 |
|
−m |
|
pattern そ れ ぞ れ
の 説 明 を manpage 風
の フ ォ ー マ ッ
ト で 表 示 し ま
す 。 |
|
−s |
|
pattern そ れ ぞ れ
の 短 い 書 式 の
み を 表 示 し ま
す 。 |
pattern
に マ ッ チ す る
コ マ ン ド が 全
く な い 場 合 を
除 き 、 返 却 ス
テ ー タ ス は 0 で
す 。
history [n]
history −c
history −d offset
history −anrw [filename]
history −p arg [arg ...]
history −s arg [arg ...] オ
プ シ ョ ン が な
い 場 合 に は 、
行 番 号 付 き で
コ マ ン ド 履 歴
を 表 示 し ま す
。 * 付 き で リ
ス ト 表 示 さ れ
て い る 行 は 変
更 さ れ た 行 で
す 。 引 き 数 n
を 指 定 す る と
、 最 新 の n 行
だ け が リ ス ト
表 示 さ れ ま す
。 シ ェ ル 変 数
HISTTIMEFORMAT に 空
で な い 値 が 設
定 さ れ る と 、
履 歴 エ ン ト リ
を 表 示 す る と
き に タ イ ム ス
タ ン プ を 表 示
す る た め の
strftime(3) の 書 式 文
字 列 と し て 使
わ れ ま す 。 タ
イ ム ス タ ン プ
と 履 歴 行 の 間
に は 空 白 は 表
示 さ れ ま せ ん
。 filename が 指 定 さ
れ て い る 場 合
、 履 歴 フ ァ イ
ル の 名 前 と し
て 使 わ れ ま す
。 指 定 さ れ て
い な い 場 合 に
は HISTFILE の
値 が 使 わ れ ま
す 。 指 定 さ れ
た 場 合 、 オ プ
シ ョ ン は 以 下
の 意 味 を 持 ち
ま す :
|
−c 全 て の エ
ン ト リ を 削 除
し 、 履 歴 リ ス
ト を ク リ ア し
ま す 。 |
−d
offset
offset 番 目
に あ る 履 歴 エ
ン ト リ を 削 除
し ま す 。
|
−a 「 新 し い
」 履 歴 行 |
|
(bash の 現 在 の
セ ッ シ ョ ン の
開 始 以 降 に 入
力 |
さ れ た
履 歴 行 ) を 履 歴
フ ァ イ ル に 追
加 し ま す 。
|
−n ま
だ 履 歴 フ ァ イ
ル か ら 読 み 込
ん で い な い 履
歴 行 を 現 在 の
履 歴 リ ス ト に
読 み 込 み ま す
。 読 み 込 ま れ
る の は 、 |
bash の 現
在 の セ ッ シ ョ
ン の 開 始 以 降
に 履 歴 フ ァ イ
ル に 追 加 さ れ
た 行 で す 。
|
−r 履
歴 フ ァ イ ル の
内 容 を 読 み 込
み 、 こ れ ら を
現 在 の 履 歴 と
し て 用 い ま す
。 |
|
−w 現 在 の 履
歴 を 履 歴 フ ァ
イ ル に 書 き 込
み ま す 。 履 歴
フ ァ イ ル の 内
容 は 上 書 き さ
れ ま す 。 |
|
−p 後 に 続 く |
args に 対
し て 履 歴 置 換
を 行 い 、 そ の
結 果 を 標 準 出
力 に 表 示 し ま
す 。 こ の 結 果
は 履 歴 リ ス ト
に は 格 納 さ れ
ま せ ん 。 通 常
の 履 歴 展 開 が
行 わ れ な い よ
う に す る た め
、 arg は そ れ ぞ
れ ク ォ ー ト し
な け れ ば な り
ま せ ん 。
|
−s |
|
args を 1 つ
の エ ン ト リ と
し て 履 歴 リ ス
ト に 格 納 し ま
す 。 履 歴 リ ス
ト の 最 後 の コ
マ ン ド は 、 args
が 追 加 さ れ る
前 に 削 除 さ れ
ま す 。 |
HISTTIMEFORMAT
変 数 が 設 定 さ
れ て い る と 、
履 歴 エ ン ト リ
の タ イ ム ス タ
ン プ の 情 報 は
、 履 歴 の コ
メ ン ト 文 字 を
付 け て 履 歴 フ
ァ イ ル に 書 き
込 ま れ ま す 。
履 歴 フ ァ イ ル
を 読 み 込 む と
き に 、 履 歴 の
コ メ ン ト 文 字
で 始 ま り 直 後
に 数 字 が 続 く
行 は 、 直 前 の
履 歴 行 の タ イ
ム ス タ ン プ と
し て 解 釈 さ れ
ま す 。 不 正 な
オ プ シ ョ ン が
あ る 場 合 、 履
歴 フ ァ イ ル の
読 み 書 き 時 に
エ ラ ー が 起 き
た 場 合 、 −d オ
プ シ ョ ン の 引
き 数 と し て 不
正 な offset の 値 が
与 え ら れ た 場
合 、 −p オ プ シ
ョ ン の 引 き 数
と し て 与 え ら
れ た 履 歴 展 開
が 失 敗 し た 場
合 を 除 き 、 返
り 値 は 0 に な り
ま す 。
jobs
[−lnprs] [ jobspec ... ]
jobs −x command [ args ... ]
最 初 の 形 式 を
実 行 す る と 、
ア ク テ ィ ブ な
ジ ョ ブ が リ ス
ト 表 示 さ れ ま
す 。 オ プ シ ョ
ン は 以 下 の 意
味 を 持 ち ま す :
|
−l 通 常 の 情
報 に 加 え て 、
プ ロ セ ス |
ID を リ ス ト 表 示
し ま す 。 |
|
−n ユ ー ザ が
ス テ ー タ ス を
最 後 に 通 知 |
|
さ れ て
以 降 に 、 ス テ
ー タ ス の 変 更
が あ っ た ジ ョ
ブ に 関 す る 情
報 だ け を 表 示
し ま す 。
|
−p そ の ジ ョ
ブ が 属 す る プ
ロ セ ス グ ル ー
プ の リ ー ダ ー
の プ ロ セ ス
ID |
だ け を
表 示 し ま す 。
|
−r 実
行 中 の ジ ョ ブ
だ け を 出 力 し
ま す 。 |
|
|
−s 停 止 中 の
ジ ョ ブ だ け を
出 力 し ま す 。 |
|
jobspec
が 指 定 さ れ た
場 合 、 そ の ジ
ョ ブ に 関 す る
情 報 だ け が 出
力 さ れ ま す 。
不 正 な オ プ シ
ョ ン が あ る 場
合 や 、 不 正 な
jobspec が 与 え ら れ
た 場 合 を 除 き
、 返 却 ス テ ー
タ ス は 0 で す 。
−x
オ プ シ ョ ン が
指 定 さ れ る と
、 jobs は command や
args 中 の jobspec を
対 応 す る プ ロ
セ ス の グ ル ー
プ ID で 置 き 換 え
、 command に args を
与 え て 実 行 し
、 そ の 終 了 ス
テ ー タ ス を 返
し ま す 。
kill [−s
sigspec | −n signum |
−sigspec] [pid | jobspec]
...
kill −l [sigspec | exit_status]
sigspec ま
た は signum で 指 定
さ れ た シ グ ナ
ル を 、 pid ま た
は jobspec で 指 定 さ
れ た プ ロ セ ス
に 送 り ま す 。
sigspec は 、
SIGKILL の よ
う な シ グ ナ ル
名 (先 頭 の SIG
は 省 略 可 能 )、
ま た は シ グ ナ
ル の 番 号 で す
。 signum は シ グ ナ
ル の 番 号 で す
。 sigspec が 存 在 し
な い 場 合 に は
、 SIGTERM が
指 定 さ れ た も
の と し ま す 。
引 き 数 に −l を
与 え る と シ グ
ナ ル 名 が リ ス
ト 表 示 さ れ ま
す 。 −l と 同
時 に 引 き 数 を
与 え る と 、 引
き 数 に 対 応 す
る シ グ ナ ル の
名 前 が リ ス ト
表 示 さ れ 、 返
却 ス テ ー タ ス
は 0 と な り ま す
。 −l に 対 す る
引 き 数 exit_status は
、 シ グ ナ ル 番
号 、 ま た は シ
グ ナ ル に よ っ
て 終 了 さ せ ら
れ た プ ロ セ ス
の 終 了 ス テ ー
タ ス を 指 定 す
る 数 で す 。 少
な く と も 1 つ の
シ グ ナ ル を 正
常 に 送 れ た 場
合 、 kill は 真 を
返 し ま す 。 エ
ラ ー が 起 き た
場 合 や 不 正 な
オ プ シ ョ ン が
あ っ た 場 合 に
は 、 kill は 偽 を
返 し ま す 。
let arg
[arg ...] 各 arg は 評
価 を 行 う 算 術
式 で す (算 術
式 展 開 を 参 照
)。 最 後 の arg を
評 価 し た 結 果
が 0 で あ れ ば
、 let は 1 を 返
し ま す 。 そ れ
以 外 の 場 合 に
は 0 が 返 さ れ ま
す 。
local [option] [name[=value] ...]
そ れ ぞ れ の 引
き 数 に 対 し て
name と い う 名 前
の ロ ー カ ル 変
数 が 生 成 さ れ
、 value が 代 入 さ
れ ま す 。 option に
は 、 declare コ マ ン
ド に 使 え る オ
プ シ ョ ン が 全
て 使 え ま す 。
関 数 内 で local を
使 っ た 場 合 、
こ の 変 数 name の
可 視 ス コ ー プ
は 、 こ の 関 数
と こ の 関 数 の
子 に 制 限 さ れ
ま す 。 オ ペ ラ
ン ド が な い 場
合 、 local は ロ ー
カ ル 変 数 の 一
覧 を 標 準 出 力
に 出 力 し ま す
。 関 数 の 内 部
以 外 で local を 使
う と エ ラ ー に
な り ま す 。 local
が 関 数 の 外 部
で 使 わ れ た 場
合 、 不 正 な name
が 与 え ら れ た
場 合 、 name が 読
み 取 り 専 用 の
変 数 で あ っ た
場 合 以 外 は 、
local の 返 却 ス テ
ー タ ス は 0 と な
り ま す 。
|
logout ロ グ イ ン
シ ェ ル を 終 了
し ま す 。 |
|
mapfile [−n
count] [−O origin]
[−s count] [−t]
[−u fd] [−C
callback]
[−c quantum] [array]
readarray [−n count]
[−O origin] [−s
count] [−t] [−u fd]
[−C callback]
[−c quantum] [array] 標
準 入 力 の 各 行
を 配 列 変 数 array
に 読 み 込 み ま
す 。 −u オ プ シ
ョ ン が 指 定 さ
れ た と き は 、
フ ァ イ ル ・ デ
ィ ス ク リ プ タ
ー fd か ら 読 み
込 み ま す 。 変
数 MAPFILE が
デ フ ォ ル ト の
array で す 。 オ
プ シ ョ ン が 指
定 さ れ た 場 合
、 以 下 の 意 味
を 持 ち ま す :
|
−n 最 大 |
|
count 行 を コ ピ
ー し ま す 。 count
が 0 で あ れ ば 、
全 て の |
行 を コ
ピ ー し ま す 。
|
−O |
|
array の イ
ン デ ッ ク ス origin
か ら 代 入 を 始
め ま す 。 デ フ
ォ ル ト の イ ン
デ ッ ク ス は 0 で
す 。
最 初 の
count 行 を 読 み 捨
て ま す 。
−t 読 み 込 ん
だ 各 行
の 末 尾 に あ る
改 行 文 字 を 削
除 し ま す 。
|
|
|
|
|
−u 標 準 入 力
の 代 わ り に フ
ァ イ ル ・ デ ィ
ス ク リ プ タ ー |
|
fd か ら 行 を |
読 み 込
み ま す 。
|
−C |
|
quantum 行 が
読 み 込 ま れ る
ご と に callback を 評
価 し ま す 。 −c
オ プ シ ョ ン で
quantum を 指 定 し ま
す 。 |
|
−c |
|
callback を 呼 び 出
す 間 隔 の 行 数
を 指 定 し ま す
。 |
−c
な し で −C が 指
定 さ れ た と き
、 デ フ ォ ル ト
の 間 隔 は 5000 で す
。 callback が 評 価 さ
れ る と き 、 次
に 代 入 さ れ る
配 列 要 素 の イ
ン デ ッ ク ス と
、 そ の 要 素 に
代 入 さ れ る 行
が 、 引 き 数 と
し て 与 え ら れ
ま す 。 callback は 、
行 が 読 み 込 ま
れ て か ら 配 列
の 要 素 に 代 入
さ れ る ま で の
間 に 評 価 さ れ
ま す 。 始 点 が
明 示 的 に 指 定
さ れ な い 場 合
、 mapfile は 値 を 代
入 す る 前 に array
を ク リ ア し ま
す 。
mapfile
は 、 不 正 な オ
プ シ ョ ン や オ
プ シ ョ ン 引 き
数 が 指 定 さ れ
た 場 合 や 、 array
が 不 正 か 代 入
で き な い 場 合
や 、 array が イ ン
デ ッ ク ス に よ
る 配 列 で な い
場 合 で な け れ
ば 、 成 功 の 状
態 を 返 し ま す
。
popd [−n]
[+n] [−n] デ ィ レ
ク ト リ ス タ ッ
ク か ら エ ン ト
リ を 削 除 し ま
す 。 引 き 数 が
な い 場 合 に は
、 ス タ ッ ク 先
頭 の デ ィ レ ク
ト リ が 削 除 さ
れ 、 新 し く 先
頭 と な っ た デ
ィ レ ク ト リ へ
の cd が 実 行 さ
れ ま す 。 引 き
数 が 指 定 さ れ
た 場 合 に は 、
こ れ は 以 下 の
意 味 を 持 ち ま
す :
|
−n ス タ ッ ク
か ら デ ィ レ ク
ト リ を 削 除 す
る 際 に 、 通 常
の デ ィ レ ク ト
リ 変 更 を 行 い
ま せ ん 。 し た
が っ て 、 ス タ
ッ ク だ け が 操
作 さ れ ま す 。 |
|
+n |
dirs
で 表 示 さ れ る
リ ス ト の 左 か
ら 数 え て n 番
目 の エ ン ト リ
を 削 除 し ま す
。 エ ン ト リ は 0
か ら 数 え ま す
。 例 え ば 、
’’popd +0’’ は 最
初 の デ ィ レ ク
ト リ を 削 除 し
、 ’’popd +1’’ は 2
番 目 の デ ィ レ
ク ト リ を 削 除
し ま す 。
|
−n |
|
dirs で 表
示 さ れ る リ ス
ト の 右 か ら 数
え て n 番 目 の
エ ン ト リ を 削
除 し ま す 。 エ
ン ト リ は 0 か ら
数 え ま す 。 例
え ば 、 ’’popd
-0’’ は 最 後 の
デ ィ レ ク ト リ
を 削 除 し 、
’’popd -1’’ は 最
後 の 1 つ 前 の デ
ィ レ ク ト リ を
削 除 し ま す 。 |
popd
コ マ ン ド が 成
功 し た 場 合 、
dirs も 実 行 さ れ
、 返 却 ス テ ー
タ ス は 0 と な り
ま す 。 popd が 偽
を 返 す の は 、
不 正 な オ プ シ
ョ ン が あ っ た
場 合 、 デ ィ レ
ク ト リ ス タ ッ
ク が 空 の 場 合
、 デ ィ レ ク ト
リ ス タ ッ ク の
存 在 し な い エ
ン ト リ が 指 定
さ れ た 場 合 、
デ ィ レ ク ト リ
変 更 に 失 敗 し
た 場 合 で す 。
printf [−v
var] format [arguments]
arguments を
整 形 し て 標 準
出 力 に 書 き 出
し ま す 。 フ ォ
ー マ ッ ト は format
で 制 御 し ま す
。 −v オ プ シ ョ
ン が 与 え ら れ
る と 、 標 準 出
力 に 書 き 出 す
代 わ り に 、 変
数 var に 代 入 さ
れ ま す 。
format
は 3 つ の タ イ プ
の オ ブ ジ ェ ク
ト を 含 む 文 字
列 で す 。 3 つ の
オ ブ ジ ェ ク ト
と は 、 普 通 の
文 字 (そ の ま ま
標 準 出 力 に コ
ピ ー さ れ る )、
文 字 エ ス ケ ー
プ シ ー ケ ン ス
(変 換 さ れ て 標
準 出 力 に コ ピ
ー さ れ る )、 表
示 フ ォ ー マ ッ
ト 指 定 (format の 後
に 続 く 各 引 き
数 argument の 表 示 を
行 う )、 で す 。
printf(1) 標 準 の フ
ォ ー マ ッ ト 指
定 以 外 に 、 以
下 の 拡 張 フ ォ
ー マ ッ ト が 使
え ま す 。
|
%b |
|
printf は 対 応 す
る argument 中 の バ ッ
ク ス ラ ッ シ ュ
の エ ス ケ ー プ
シ ー ケ ン ス を
展 開 し ま す 。
た だ し 、 \c で
出 力 を 終 了 し
、 \', \", \? の
バ ッ ク ス ラ ッ
シ ュ は 削 ら れ
ず 、 \0 で 始 ま
る 8 進 数 の エ ス
ケ ー プ シ ー ケ
ン ス は 4 桁 ま で
で す 。 |
|
%q |
|
printf は 対 応 す
る argument を シ ェ ル
の 入 力 と し て
再 利 用 で き る
フ ォ ー マ ッ ト
で 出 力 し ま す
。 |
%(datefmt)T
printf は
datefmt を strftime(3) の 書
式 文 字 列 と し
て 使 っ て 日 付
と 時 刻 の 文 字
列 を 出 力 し ま
す 。 対 応 す る
argument は 、 紀 元
(1970年 1 月 1 日 00:00:00 UTC) か
ら の 秒 数 を 表
す 整 数 値 で す
。 argument に は 2 つ
の 特 別 な 値 が
使 え ま す 。 −1
は 現 在 時 刻 を
表 し ま す 。 −2
は シ ェ ル が 起
動 し た 時 刻 を
表 し ま す 。 文
字 列 で な い フ
ォ ー マ ッ ト 指
定 に 対 す る 引
き 数 は 、 C の 定
数 と し て 扱 わ
れ ま す 。 た だ
し 、 先 頭 の プ
ラ ス と マ イ ナ
ス の 記 号 は 許
さ れ ま す 。 ま
た 、 先 頭 の 文
字 が シ ン グ ル
ク ォ ー ト や ダ
ブ ル ク ォ ー ト
で あ れ ば 、 続
く 文 字 の ASCII コ ー
ド の 値 が 引 き
数 の 値 と な り
ま す 。
format
は 必 要 に 応 じ
て 再 利 用 さ れ
、 全 て の arguments
を 処 理 し ま す
。 与 え ら れ た
よ り も 多 く の
arguments を format が 必
要 と す る 場 合
、 余 分 の フ ォ
ー マ ッ ト 指 定
は 、 0 と 空 文 字
列 の う ち 、 適
切 な 方 が 指 定
さ れ た か の よ
う に 動 作 し ま
す 。 成 功 し た
場 合 の 返 り 値
は 0 で 、 失 敗 し
た 場 合 の 返 り
値 は 0 以 外 で す
。
pushd [−n]
[+n] [−n]
pushd [−n] [dir] デ ィ
レ ク ト リ を デ
ィ レ ク ト リ の
ス タ ッ ク に 追
加 す る か 、 ス
タ ッ ク を ロ ー
テ ー ト さ せ ま
す 。 こ の と き
、 新 し い ス タ
ッ ク の 最 も 上
に あ る も の を
カ レ ン ト の 作
業 デ ィ レ ク ト
リ に し ま す 。
引 き 数 を 与 え
な け れ ば 、 一
番 上 の 2 つ の デ
ィ レ ク ト リ を
交 換 し 、 0 を 返
し ま す 。 た だ
し 、 デ ィ レ ク
ト リ ス タ ッ ク
が 空 の 場 合 を
除 き ま す 。 引
き 数 を 与 え た
場 合 に は 、 以
下 の 意 味 を 持
ち ま す :
|
−n デ ィ レ ク
ト リ を ス タ ッ
ク に 追 加 し た
と き に 、 通 常
の デ ィ レ ク ト
リ 変 更 を 行 い
ま せ ん 。 し た
が っ て 、 ス タ
ッ ク だ け が 操
作 さ れ ま す 。 |
|
+n ス タ ッ ク
を ロ ー テ ー ト
さ せ 、 |
n 番 目
の デ ィ レ ク ト
リ を 一 番 上 に
し ま す 。 こ の
と き dirs が 表 示
す る リ ス ト は
左 か ら 数 え 始
め 、 そ の 左 端
は 0 と な り ま す
。
|
−n ス
タ ッ ク を ロ ー
テ ー ト さ せ 、 |
|
n 番 目
の デ ィ レ ク ト
リ を 一 番 上 に |
し ま す
。 こ の と き dirs
が 表 示 す る リ
ス ト は 右 か ら
数 え 始 め 、 そ
の 右 端 は 0 と な
り ま す 。
|
dir |
|
dir を デ
ィ レ ク ト リ ス
タ ッ ク の 一 番
上 に 追 加 し 、
そ の デ ィ レ ク
ト リ を 新 し い
カ レ ン ト の 作
業 デ ィ レ ク ト
リ に し ま す 。 |
pushd
コ マ ン ド が 成
功 す る と 、 dirs
コ マ ン ド も 実
行 さ れ ま す 。 2
番 目 の 形 式 を
使 っ た 場 合 、
dir へ の cd が 失 敗
し な け れ ば 、
pushd は 0 を 返 し ま
す 。 最 初 の 形
式 を 使 っ た 場
合 に は 、 デ ィ
レ ク ト リ ス タ
ッ ク が 空 の 場
合 、 デ ィ レ ク
ト リ ス タ ッ ク
の 存 在 し な い
要 素 が 指 定 さ
れ た 場 合 、 指
定 さ れ た 新 し
い カ レ ン ト デ
ィ レ ク ト リ へ
の デ ィ レ ク ト
リ 変 更 が 失 敗
し た 場 合 以 外
は 、 pushd は 基 本
的 に は 0 を 返 し
ま す 。
pwd [−LP]
現 在 の 作 業 デ
ィ レ ク ト リ の
絶 対 パ ス 名 を
出 力 し ま す 。
−P オ プ シ ョ ン
が 指 定 さ れ た
場 合 や 、 組 み
込 み コ マ ン ド
set の −o physical オ
プ シ ョ ン が 有
効 に な っ て い
る 場 合 に は 、
シ ン ボ リ ッ ク
リ ン ク を 展 開
し た パ ス 名 が
出 力 さ れ ま す
。 −L オ プ シ ョ
ン を 使 う と 、
出 力 さ れ る パ
ス 名 に は シ ン
ボ リ ッ ク リ ン
ク が 含 ま れ て
い る か も し れ
ま せ ん 。 カ レ
ン ト デ ィ レ ク
ト リ の 名 前 を
読 む 際 に エ ラ
ー が 起 き た り
、 不 正 な オ プ
シ ョ ン が 指 定
さ れ た り し な
け れ ば 、 返 却
ス テ ー タ ス は 0
と な り ま す 。
read [−ers] [−a aname]
[−d delim] [−i text]
[−n nchars] [−N
nchars] [−p
prompt] [−t timeout]
[−u fd] [name ...] 標
準 入 力 、 ま た
は −u オ プ シ ョ
ン の 引 き 数 と
し て 指 定 さ れ
た フ ァ イ ル ・
デ ィ ス ク リ プ
タ ー fd か ら 1 行
を 読 み 込 み 、
最 初 の 単 語 を
最 初 の name に 代
入 し 、 2 番 目 の
単 語 を 2 番 目 の
name に 代 入 し ま
す 。 以 降 も 同
様 で す 。 余 っ
た 単 語 と そ れ
ら の 間 の 区 切
り 文 字 は 、 最
後 の name に 代 入
さ れ ま す 。 name
よ り も 標 準 入
力 か ら 読 み 込
ん だ 単 語 の 方
が 少 な い 場 合
に は 、 余 っ て
い る name に は 空
文 字 列 が 値 と
し て 代 入 さ れ
ま す 。 IFS
中 の 文 字 が 、
行 を 単 語 に 分
割 す る た め に
使 わ れ ま す 。
バ ッ ク ス ラ ッ
シ ュ 文 字 (\)
を 使 う と 、 次
に 読 み 込 ん だ
文 字 の 特 殊 な
意 味 を 消 し た
り 、 行 を 連 結
し た り で き ま
す 。 オ プ シ ョ
ン が 与 え ら れ
て い れ ば 、 以
下 の 意 味 を 持
ち ま す :
−a aname
単 語 を 配 列 変
数 aname に イ ン デ
ッ ク ス 順 に 代
入 し ま す 。 イ
ン デ ッ ク ス は 0
か ら 始 ま り ま
す 。 新 し い 値
が 代 入 さ れ る
前 に aname は 削 除
さ れ ま す 。 他
の name 引 き 数 は
無 視 さ れ ま す
。
−d delim 改 行 で
は な く 、 delim の
最 初 の 文 字 が
、 入 力 行 を 終
了 す る た め に
使 わ れ ま す 。
|
−e 標 準 入 力
を 端 末 か ら 読
み 込 む 場 合 、 |
|
readline (前 述 の |
READLINE ラ
イ ブ ラ リ
の セ ク シ ョ ン
を 参 照 ) を 使
っ て 行 を 取 得
し ま す 。 readline は
現 在 の (行 編 集
が そ れ ま で 有
効 に な っ て い
な け れ ば デ フ
ォ ル ト の ) 編 集
設 定 を 使 い ま
す 。
−i text
行 を 取 得 す る
の に readline が 使 わ
れ る と き 、 入
力 を 開 始 す る
前 に 編 集 バ ッ
フ ァ に text が 置
か れ ま す 。
−n nchars 組 み 込
み コ マ ン ド read
は 、 入 力 行 全
体 が 読 み 込 ま
れ る の を 待 た
ず 、 nchars 文 字 を
読 み 込 ん だ 時
点 で 戻 り ま す
。 た だ し 、 nchars
文 字 が 読 み 込
ま れ る 前 に 区
切 り 文 字 が 現
わ れ た と き は
、 区 切 り 文 字
を 優 先 し ま す
。
−N nchars 入 力 行
全 体 が 読 み 込
ま れ る の を 待
た ず 、 nchars 文 字
を 読 み 込 ん だ
時 点 で 戻 り ま
す 。 た だ し 、
入 力 に EOF が 現 れ
た と き や 、 read
が タ イ ム ア ウ
ト に な っ た と
き を 除 き ま す
。 入 力 に 区 切
り 文 字 が 現 れ
て も 特 別 扱 い
は せ ず 、 nchars 文
字 を 読 み 込 む
ま で は read が 戻
る こ と は あ り
ま せ ん 。
−p prompt 入 力 を
読 み 込 も う と
す る 前 に 標 準
エ ラ ー 出 力 に
prompt を 表 示 し ま
す 。 末 尾 に 改
行 は 付 き ま せ
ん 。 プ ロ ン プ
ト が 表 示 さ れ
る の は 、 入 力
を 端 末 か ら 読
み 込 む 場 合 だ
け で す 。
|
−r バ ッ ク ス
ラ ッ シ ュ は エ
ス ケ ー プ 文 字
と し て 作 用 し
ま せ ん 。 バ ッ
ク ス ラ ッ シ ュ
は 行 の 一 部 と
み な さ れ ま す
。 特 に 、 バ ッ
ク ス ラ ッ シ ュ
と 改 行 の 組 み
合 わ せ を 使 っ
て 複 数 の 行 を
接 続 す る こ と
は で き ま せ ん
。 |
|
−s 静 か な |
(silent) モ ー
ド 。 端 末 に 入
力 が 行 わ れ て
も 、 文 字 は エ
コ ー さ れ ま せ
ん 。
−t timeout 入 力 行
全 体 が timeout 秒 以
内 で 読 み 込 ま
れ な い 場 合 、
read を タ イ ム ア
ウ ト さ せ て 、
失 敗 の 状 態 を
返 し ま す 。 timeout
は 小 数 部 を 持
つ 十 進 数 で も
か ま い ま せ ん
。 こ の オ プ シ
ョ ン は 、 read が
入 力 を 端 末 や
パ イ プ 、 そ の
他 の 特 殊 フ ァ
イ ル か ら 読 み
込 ん で い る 場
合 に の み 効 果
が あ り ま す 。
通 常 の フ ァ イ
ル か ら 読 み 込
ん で い る 場 合
に は 影 響 あ り
ま せ ん 。 timeout が
0 の と き は 、 read
は 指 定 し た フ
ァ イ ル ・ デ ィ
ス ク リ プ タ ー
か ら 読 み 込 め
る 状 態 で あ れ
ば 成 功 の 状 態
を 返 し 、 そ う
で な け れ ば 失
敗 の 状 態 を 返
し ま す 。 タ イ
ム ア ウ ト 時 間
を 超 え た 場 合
、 終 了 ス テ ー
タ ス は 128 よ り 大
き い 値 に な り
ま す 。
|
−u fd フ ァ イ
ル ・ デ ィ ス ク
リ プ タ ー |
|
fd か ら 入 力 を
読 み 込 み ま す
。 |
name
が 全 く 与 え ら
れ て い な い 場
合 、 読 み 込 ま
れ た 行 は 変 数
REPLY に 代
入 さ れ ま す 。
フ ァ イ ル 末 尾
に 到 達 し た 場
合 、 read が タ
イ ム ア ウ ト し
た 場 合 (こ の 場
合 に は 終 了 ス
テ ー タ ス は 128 よ
り 大 き い 値 に
な り ま す )、
−u の 引 き 数 と
し て 不 正 な フ
ァ イ ル ・ デ ィ
ス ク リ プ タ ー
が 指 定 し た 場
合 以 外 は 、 終
了 コ ー ド は 0 で
す 。
readonly
[−aAf] [−p]
[name[=word] ...] 指 定 さ
れ た name に 読 み
込 み 専 用 の 印
を 付 け ま す 。
そ れ 以 降 は 、
こ れ ら の name の
値 を 変 更 す る
こ と は で き ま
せ ん 。 −f オ プ
シ ョ ン を 与 え
た 場 合 、 name に
対 応 す る 関 数
に 同 様 の 印 が
付 き ま す 。 −a
オ プ シ ョ ン を
与 え る と 、 配
列 変 数 だ け が
対 象 と な り ま
す 。 −A オ プ シ
ョ ン を 与 え る
と 、 連 想 配 列
変 数 だ け が 対
象 と な り ま す
。 両 方 の オ プ
シ ョ ン を 与 え
る と 、 −A が 優
先 さ れ ま す 。
name 引 き 数 が 全
く 与 え ら れ て
な い 場 合 、 ま
た は −p オ プ シ
ョ ン が 与 え ら
れ た 場 合 、 読
み 込 み 専 用 の
名 前 全 て の 一
覧 が 出 力 さ れ
ま す 。 ほ か の
オ プ シ ョ ン を
合 わ せ て 指 定
す る と 、 出 力
を 読 み 込 み 専
用 の 名 前 の 一
部 に 限 定 し ま
す 。 −p オ プ シ
ョ ン を 使 う と
、 入 力 と し て
再 利 用 で き る
よ う な フ ォ ー
マ ッ ト で 出 力
が 行 わ れ ま す
。 変 数 名 に =word
が 続 く と 、 変
数 の 値 に word が
設 定 さ れ ま す
。 返 却 ス テ ー
タ ス は 基 本 的
に 0 で す が 、 無
効 な オ プ シ ョ
ン が あ っ た 場
合 、 name の い ず
れ か が 有 効 な
シ ェ ル 変 数 名
で な か っ た 場
合 、 −f オ プ シ
ョ ン の 際 に 関
数 で な い name を
与 え た 場 合 は
除 き ま す 。
return [n] 指 定 し た
返 り 値 n で 関
数 を 終 了 さ せ
ま す 。 n を 省
略 す る と 、 返
却 ス テ ー タ ス
は 関 数 内 で 最
後 に 実 行 し た
コ マ ン ド の 返
却 ス テ ー タ ス
に な り ま す 。
関 数 の 外 側 で
使 わ れ て い る
が 、 . (source) コ マ
ン ド に よ る ス
ク リ プ ト の 実
行 中 で あ る 場
合 、 シ ェ ル は
そ の ス ク リ プ
ト の 実 行 を 止
め 、 n ま た は
ス ク リ プ ト 内
で 最 後 に 実 行
さ れ た コ マ ン
ド の 終 了 ス テ
ー タ ス を ス ク
リ プ ト の 終 了
ス テ ー タ ス と
し て 返 し ま す
。 関 数 の 外 側
で . に よ る ス
ク リ プ ト の 実
行 中 以 外 に 使
わ れ た 場 合 、
返 却 ス テ ー タ
ス は 偽 と な り
ま す 。 関 数 や
ス ク リ プ ト か
ら 実 行 が 戻 る
前 に 、 RETURN ト ラ
ッ プ に 設 定 さ
れ た コ マ ン ド
が 実 行 さ れ ま
す 。
set [−−abefhkmnptuvxBCEHPT]
[−o option−name] [arg ...]
set [+abefhkmnptuvxBCEHPT] [+o
option−name] [arg ...] オ プ
シ ョ ン な し の
場 合 は 、 シ ェ
ル 変 数 全 て の
名 前 と 値 の 組
が 表 示 さ れ ま
す 。 表 示 は 、
現 在 設 定 さ れ
て い る 変 数 を
設 定 や 再 設 定
を す る 入 力 と
し て 再 利 用 で
き る フ ォ ー マ
ッ ト で 行 わ れ
ま す 。 読 み 込
み 専 用 の 変 数
は 再 設 定 で き
ま せ ん 。 posix モ
ー ド で は シ ェ
ル 変 数 だ け が
表 示 さ れ ま す
。 出 力 は 現 在
の ロ ケ ー ル に
従 っ て ソ ー ト
さ れ ま す 。 オ
プ シ ョ ン が 指
定 さ れ て い る
場 合 、 オ プ シ
ョ ン は シ ェ ル
の 属 性 を 設 定
ま た は 解 除 し
ま す 。 オ プ シ
ョ ン が 処 理 さ
れ た 後 に 残 っ
て い る 引 き 数
が あ れ ば 、 こ
れ は 位 置 パ ラ
メ ー タ の 値 と
し て 扱 わ れ 、
$1, $2, ... $n の 順
に 代 入 さ れ ま
す 。 オ プ シ ョ
ン が 指 定 さ れ
て い れ ば 、 以
下 の 意 味 を 持
ち ま す :
|
−a 値 を 変 更
し た り 新 規 に
設 定 し た り し
た 変 数 お よ び
関 数 が 、
(こ |
れ 以 降
に 実 行 す る コ
マ ン ド の ) 環 境
と し て 自 動 的
に エ ク ス ポ ー
ト さ れ ま す 。
|
−b 終
了 し た バ ッ ク
グ ラ ウ ン ド ジ
ョ ブ の ス テ ー
タ ス 報 告 を 、
次 の プ ラ イ マ
リ プ ロ ン プ ト
の 前 で は な く
、 即 座 に 行 い
ま す 。 こ れ は
ジ ョ ブ 制 御 が
有 効 な 場 合 に
限 り 有 効 で す
。 |
|
−e パ イ プ ラ
イ ン |
(1 つ の
単 純 な コ マ ン
ド か ら な る も
の で も よ い )、
括 弧 で 囲 ま れ
た サ ブ シ ェ ル
の コ マ ン ド 、
ブ レ ー ス (前 述
の シ ェ ル の
文 法 を 参
照 ) で 囲 ま れ た
コ マ ン ド の リ
ス ト の 一 部 と
し て 実 行 さ れ
た コ マ ン ド の 1
つ が 0 で な い
ス テ ー タ ス で
終 了 し た 場 合
、 即 座 に 終 了
し ま す 。 た だ
し 、 失 敗 し た
コ マ ン ド が 、
キ ー ワ ー ド while
ま た は until の 直
後 の コ マ ン ド
の 一 部 で あ る
場 合 、 予 約 語
if ま た は elif に
続 く 条 件 式 の
一 部 で あ る 場
合 、 && ま た
は || に よ る コ
マ ン ド の リ ス
ト の 一 部 で あ
る 場 合 (最 後 の
&& や || の 後
の コ マ ン ド を
除 く )、 パ イ プ
ラ イ ン の 中 の
最 後 の コ マ ン
ド 以 外 で あ る
、 コ マ ン ド の
返 り 値 が ! で
反 転 さ れ て い
る 場 合 、 の い
ず れ か で あ れ
ば 、 シ ェ ル は
終 了 し ま せ ん
。 ERR に 対 す る
ト ラ ッ プ が 設
定 さ れ て い れ
ば 、 シ ェ ル が
終 了 す る 前 に
実 行 さ れ ま す
。 こ の オ プ シ
ョ ン は シ ェ ル
の 環 境 と 各 サ
ブ シ ェ ル の 環
境 に 別 々 に 適
用 さ れ (前 述 の
コ マ ン ド 実
行 環 境 を
参 照 )、 サ ブ シ
ェ ル は サ ブ シ
ェ ル 内 の 全 て
の コ マ ン ド を
実 行 す る 前 に
終 了 す る か も
し れ ま せ ん
。
|
−f パ
ス 名 展 開 を 無
効 に し ま す 。 |
|
−h 実 行 時 に
参 照 で き る よ
う に コ マ ン ド
の 位 置 を 記 憶
し ま す 。 こ れ
は デ フ ォ ル ト
で 有 効 に な っ
て い ま す 。 |
|
−k コ マ ン ド
名 の 前 に あ る
代 入 文 だ け で
な く 、 引 数 と
し て 指 定 さ れ
た 全 て 代 入 文
も 、 そ の コ マ
ン ド に 対 す る
環 境 変 数 に 追
加 さ れ ま す 。 |
|
−m 監 視 モ ー
ド 。 ジ ョ ブ 制
御 は 有 効 に な
り ま す 。 ジ ョ
ブ 制 御 |
(前 述 の
ジ ョ ブ 制
御 セ ク シ
ョ ン を 参 照 )
を サ ポ ー ト し
て い る シ ス テ
ム 上 の 対 話 的
シ ェ ル で は 、
こ の オ プ シ ョ
ン は デ フ ォ ル
ト で 有 効 で す
。 別 の プ ロ セ
ス グ ル ー プ で
実 行 さ れ た バ
ッ ク グ ラ ウ ン
ド プ ロ セ ス と
、 こ れ ら の 終
了 ス テ ー タ ス
が 書 か れ た 行
が 、 プ ロ セ ス
の 終 了 時 に 表
示 さ れ ま す 。
|
−n コ
マ ン ド を 読 み
込 み ま す が 実
行 は し ま せ ん
。 こ れ を 使 う
と シ ェ ル ス ク
リ プ ト の 文 法
エ ラ ー を チ ェ
ッ ク で き ま す
。 こ の オ プ シ
ョ ン は 対 話 的
シ ェ ル で は 無
視 さ れ ま す 。 |
−o
option−name
option−name
に は 、 以 下 の
い ず れ か を 指
定 で き ま す :
allexport
−a と
同 じ で す 。
braceexpand
−B と
同 じ で す 。
|
emacs |
|
emacs 形 式 の コ マ
ン ド 行 編 集 イ
ン タ フ ェ ー ス
を 使 い ま す 。
こ れ は シ ェ ル
が 対 話 的 な 場
合 に は 、 デ フ
ォ ル ト で 有 効
で す 。 た だ し
、 −−noediting オ プ
シ ョ ン 付 き で
シ ェ ル を 実 行
し た 場 合 は 除
き ま す 。 こ れ
は 、 read −e で の
編 集 イ ン タ フ
ェ ー ス に も 影
響 し ま す 。 |
|
errexit |
|
−e と 同 じ で
す 。 |
errtrace
−E と
同 じ で す 。
functrace
−T と
同 じ で す 。
histexpand
−H と
同 じ で す 。
|
history コ マ ン ド
履 歴 を 有 効 に
し ま す 。 コ マ
ン ド 履 歴 に つ
い て は 履
歴 セ ク シ
ョ ン で 説 明 し
て い ま す 。
こ の オ プ シ ョ
ン は 、 対 話 的
シ ェ ル で は デ
フ ォ ル ト で 有
効 で す 。 |
ignoreeof シ
ェ ル コ マ ン ド
の ’’IGNOREEOF=10’’ を
実 行 し た 場 合
と 同 じ 効 果 を
持 ち ま す (前 述
の シ ェ ル 変 数
を 参 照 )。
|
keyword |
|
−k と 同 じ で
す 。 |
|
|
monitor |
|
−m と 同 じ で
す 。 |
|
noclobber
−C と
同 じ で す 。
|
noexec |
|
−n と 同 じ で
す 。 |
|
|
noglob |
|
−f と 同 じ で
す 。 |
|
|
nolog |
|
|
|
現 在 は
無 視 さ れ ま す
。
|
|
|
|
|
|
notify |
|
−b と 同 じ で
す 。 |
|
|
nounset |
|
−u と 同 じ で
す 。 |
|
|
onecmd |
|
−t と 同 じ で
す 。 |
|
physical
−P と
同 じ で す 。
pipefail 設
定 さ れ て い る
場 合 、 パ イ プ
ラ イ ン の 返 り
値 は 、 0 以 外 の
ス テ ー タ ス で
終 了 し た 最 後
の (一 番 右 の ) コ
マ ン ド の 値 に
な り ま す 。 パ
イ プ ラ イ ン の
全 て の コ マ ン
ド が 成 功 の 状
態 で 終 了 す る
と 0 に な り ま す
。 こ の オ プ シ
ョ ン は 、 デ フ
ォ ル ト で 無 効
で す 。
|
posix |
|
bash の 動 作 の う
ち 、 デ フ ォ ル
ト の 振 舞 い が POSIX
標 準 と 異 な る
部 分 を 、 POSIX 標 準
に 準 拠 す る よ
う に 変 更 し ま
す (posix モ ー ド
)。 |
privileged
−p と
同 じ で す 。
|
verbose |
|
−v と 同 じ で
す 。 |
|
vi |
|
vi 形 式 の コ マ ン
ド 行 編 集 イ ン
タ フ ェ ー ス を
使 い ま す 。 こ
れ は 、 read −e で
の 編 集 イ ン タ
フ ェ ー ス に も
影 響 し ま す 。 |
|
xtrace |
|
−x と 同 じ で
す 。 |
option−name
な し で −o オ プ
シ ョ ン を 与 え
た 場 合 、 現 在
の オ プ シ ョ ン
が 出 力 さ れ ま
す 。 option−name な し
で +o オ プ シ ョ
ン を 与 え た 場
合 、 現 在 の オ
プ シ ョ ン 設 定
を 再 生 成 す る
set コ マ ン ド の
列 が 標 準 出 力
に 出 力 さ れ ま
す 。
|
−p 特
権 |
|
(privileged) モ
ー ド を 有 効 に
し ま す 。 こ の
モ ー ド で は |
$ENV
と $BASH_ENV フ ァ
イ ル は 処 理 さ
れ ず 、 シ ェ ル
関 数 は 環 境 か
ら 継 承 さ れ ず
、 SHELLOPTS,
BASHOPTS, CDPATH, GLOBIGNORE 環
境 変 数 は 定 義
さ れ て い て も
無 視 さ れ ま す
。 実 ユ ー ザ (グ
ル ー プ ) ID と 異
な る 実 効 ユ ー
ザ (グ ル ー プ ) ID で
シ ェ ル が 起 動
さ れ 、 か つ −p
オ プ シ ョ ン が
与 え ら れ て い
な い 場 合 、 こ
れ ら の 動 作 が
行 わ れ 、 実 効
ユ ー ザ ID に は 実
ユ ー ザ ID が 設 定
さ れ ま す 。 起
動 時 に −p オ プ
シ ョ ン が 与 え
ら れ た 場 合 、
実 効 ユ ー ザ ID は
再 設 定 さ れ ま
せ ん 。 こ の オ
プ シ ョ ン を 無
効 に す る と 、
実 効 ユ ー ザ ID と
実 効 グ ル ー プ ID
に は 、 実 ユ ー
ザ ID と 実 グ ル ー
プ ID が 設 定 さ れ
ま す 。
|
−t コ
マ ン ド を |
1 つ 読 み
込 み 、 実 行 し
て か ら 終 了 し
ま す 。
開 の 実
行 中 に 、 特 殊
パ ラ メ ー タ "@"
と "*" 以 外 で 設
定 さ れ て い な
い 変 数 や パ ラ
メ ー タ を エ ラ
ー と し て 扱 い
ま す 。 設 定 さ
れ て い な い 変
数 や パ ラ メ ー
タ を 展 開 し よ
う と し た 場 合
、 シ ェ ル は エ
ラ ー メ ッ セ ー
ジ を 出 力 し ま
す 。 シ ェ ル が
対 話 的 で な け
れ ば 、 0 で な い
ス テ ー タ ス で
終 了 し ま す 。
−v
シ ェ ル
の 入 力 行 を 、
読 み 込 ん だ 際
に 表 示 し ま す
。
|
|
|
|
|
−x 単 純 な コ
マ ン ド 、 |
|
for コ マ ン ド 、
case コ マ ン ド 、
select コ |
マ ン ド
、 算 術 for コ マ
ン ド を そ れ ぞ
れ 展 開 し た 後
、 PS4 を 展
開 し た 値 を 表
示 し 、 そ の 後
に そ の コ マ ン
ド と 展 開 し た
引 き 数 や 、
結 び 付 い た 単
語 の リ ス ト を
表 示 し ま す 。
|
−B シ
ェ ル は ブ レ ー
ス 展 開 |
|
(前 述 の
ブ レ ー ス 展 開
を 参 照 ) を 実 行 |
し ま す
。 こ れ は デ フ
ォ ル ト で 有 効
で す 。
|
−C 設
定 さ れ て い る
場 合 、 |
|
bash は リ
ダ イ レ ク ト 演
算 子 >, >&,
<> |
で 既 存
の フ ァ イ ル を
上 書 き し ま せ
ん 。 上 書 き が
で き る の は 、
リ ダ イ レ ク ト
演 算 子 >| を >
の 代 わ り に 使
っ た と き で す
。
|
−E 設
定 さ れ て い る
場 合 、 |
|
ERR の ト
ラ ッ プ は 、 シ
ェ ル 関 数 、 コ
マ |
ン ド 置
換 、 サ ブ シ ェ
ル 環 境 で 実 行
さ れ る コ マ ン
ド に 継 承 さ れ
ま す 。 通 常 、
こ の よ う な 場
面 で は ERR の ト
ラ ッ プ は 継 承
さ れ ま せ ん 。
|
−H |
|
! 形 式
の 履 歴 置 換 を
有 効 に し ま す
。 こ の オ プ シ
ョ ン は 、 シ ェ
ル が 対 話 的 な
と き に は デ フ
ォ ル ト で 有 効
で す 。
設 定 さ
れ て い る 場 合
、 cd の よ う な
現 在 の 作 業 デ
ィ レ ク ト リ を
変 更 す る コ マ
ン ド を 実 行 す
る と き に 、 シ
ェ ル は シ ン ボ
リ ッ ク リ ン ク
を 辿 り ま せ ん
。 代 わ り に 物
理 的 デ ィ レ ク
ト リ 構 造 が 使
わ れ ま す 。 デ
フ ォ ル ト で は
、 bash が カ レ ン
ト デ ィ レ ク ト
リ を 変 更 す る
コ マ ン ド を 実
行 す る 際 に は
、 デ ィ レ ク ト
リ の 論 理 的 な
接 続 が 辿 ら れ
ま す 。
設 定 さ
れ て い る 場 合
、 DEBUG と RETURN の
ト ラ ッ プ は 、
シ ェ ル 関 数 、
コ マ ン ド 置 換
、 サ ブ シ ェ ル
環 境 で 実 行 さ
れ る コ マ ン ド
に 継 承 さ れ ま
す 。 通 常 、 こ
の よ う な 場 面
で は DEBUG と RETURN
の ト ラ ッ プ は
継 承 さ れ ま せ
ん 。
こ の オ
プ シ ョ ン の 後
に 引 き 数 が 続
い て い な い 場
合 に は 、 位 置
パ ラ メ ー タ の
設 定 が 取 り 消
さ れ ま す 。 引
き 数 が 続 い て
い る 場 合 に は
、 位 置 パ ラ メ
ー タ に arg が 設
定 さ れ ま す 。
arg に − で 始
ま る も の が 含
ま れ て い て も
、 オ プ シ ョ ン
で は な く 位 置
パ ラ メ ー タ と
し て 扱 わ れ ま
す 。
オ プ シ
ョ ン の 終 わ り
を 示 し ま す 。
残 り の arg は 全
て 位 置 パ ラ メ
ー タ に 代 入 さ
れ ま す 。 −x オ
プ シ ョ ン と −v
オ プ シ ョ ン は
無 効 に な り ま
す 。 arg が な い
場 合 に は 、 位
置 パ ラ メ ー タ
の 内 容 は 変 化
し ま せ ん 。 特
に 断 ら な い 限
り 、 各 オ プ シ
ョ ン は デ フ ォ
ル ト で 無 効 に
な っ て い ま す
。 − の 代 わ り
に + を 使 う と 、
こ れ ら の オ プ
シ ョ ン は 無 効
に な り ま す 。
オ プ シ ョ ン は
シ ェ ル を 起 動
す る 際 の 引 き
数 と し て も 指
定 で き ま す 。
現 在 の オ プ シ
ョ ン の 集 合 は
、 $− で 知 る こ
と が で き ま す
。 不 正 な オ プ
シ ョ ン が 無 け
れ ば 、 終 了 ス
テ ー タ ス は 必
ず 真 と な り ま
す 。
shift [n]
n+1 ... か
ら の 位 置 パ ラ
メ ー タ の 名 前
を 変 え 、 $1 ... と
し ま す 。 $# か
ら $#−n+1 ま で
の 数 字 で 表 さ
れ る パ ラ メ ー
タ は unset さ れ ま す
。 n は 0 以 上 $#
以 下 の 数 で な
け れ ば な り ま
せ ん 。 n が 0 な
ら ば 、 ど の パ
ラ メ ー タ も 変
更 さ れ ま せ ん
。 n が 与 え ら
れ な い 場 合 に
は 、 1 が 指 定 さ
れ た も の と み
な さ れ ま す 。
n が $# よ り 大
き い 場 合 、 位
置 パ ラ メ ー タ
は 変 化 し ま せ
ん 。 n が $# よ
り 大 き い 場 合
や 0 よ り 小 さ い
場 合 に は 、 返
却 ス テ ー タ ス
は 0 よ り 大 き い
数 に な り ま す
。 そ れ 以 外 の
場 合 に は 0 に な
り ま す 。
shopt
[−pqsu] [−o] [optname ...]
シ ェ ル の オ プ
シ ョ ン 動 作 を
制 御 す る 変 数
の 値 を ト グ ル
さ せ ま す 。 オ
プ シ ョ ン が な
い 場 合 や 、 −p
オ プ シ ョ ン が
指 定 さ れ て い
る 場 合 に は 、
設 定 可 能 な オ
プ シ ョ ン 全 て
の リ ス ト が 表
示 さ れ ま す 。
表 示 の 際 に は
、 そ れ ぞ れ が
設 定 さ れ て い
る か ど う か も
示 さ れ ま す 。
オ プ シ ョ ン の
表 示 は 、 入 力
と し て 再 利 用
で き る フ ォ ー
マ ッ ト で 行 わ
れ ま す 。 そ の
他 の オ プ シ ョ
ン は 、 以 下 の
意 味 を 持 っ て
い ま す :
|
−s |
|
optname を そ れ ぞ
れ 有 効 に し ま
す (設 定 し ま す
)。 |
|
−u |
|
optname を そ れ ぞ
れ 無 効 に し ま
す (設 定 解 除 し
ま す )。
通 常 の
出 力 を 止 め ま
す (静 か な モ ー
ド )。 返 却 ス テ
ー タ ス は optname が
設 定 さ れ て い
る か ど う か を
示 し ま す 。 複
数 の optname 引 き 数
と −q が 指 定 さ
れ て い る 場 合
に は 、 全 て の
optnames が 有 効 で あ
る と き に 返 却
ス テ ー タ ス が 0
と な り ま す 。
そ れ 以 外 の と
き に は 、 0 で な
い 値 と な り ま
す 。
−o
optname
の 値 を 、 組 み
込 み コ マ ン ド
set の −o オ プ
シ ョ ン で 定 義
さ れ て い る も
の に 制 限 し ま
す 。
引 き 数
optname な し で −s
オ プ シ ョ ン ま
た は −u オ プ シ
ョ ン を 使 っ た
場 合 、 そ れ ぞ
れ 設 定 さ れ て
い る も の 、 ま
た は 設 定 さ れ
て い な い も の
だ け に 表 示 が
限 定 さ れ ま す
。 特 に 断 ら な
い 限 り 、 shopt オ
プ シ ョ ン は デ
フ ォ ル ト で 無
効 (設 定 解 除 ) に
な っ て い ま す
。 オ プ シ ョ ン
を リ ス ト 表 示
し た と き の 返
却 ス テ ー タ ス
は 、 全 て の optnames
が 有 効 に な っ
て い る 場 合 は 0
と な り ま す 。
そ れ 以 外 の 場
合 に は 0 で な い
値 と な り ま す
。 設 定 ま た は
設 定 取 り 消 し
の オ プ シ ョ ン
の と き に は 、
optname が 不 正 な シ
ェ ル オ プ シ ョ
ン で な け れ ば
、 返 却 ス テ ー
タ ス は 0 と な り
ま す 。
shopt
オ プ シ ョ ン の
リ ス ト を 以 下
に 示 し ま す :
|
autocd 設 定
さ れ て い る 場
合 、 デ ィ レ ク
ト リ の 名 前 の
コ マ ン ド 名 は
、 そ れ が |
cd コ マ
ン ド の 引 き 数
に 指 定 さ れ た
も の と し て 実
行 さ れ ま す 。
こ の オ プ シ ョ
ン が 使 わ れ る
の は 対 話 的 シ
ェ ル だ け で す
。
cdable_vars 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 組
み 込 み コ マ ン
ド cd へ の 引 き
数 で デ ィ レ ク
ト リ で な い も
の は 変 数 の 名
前 と み な さ れ
、 そ の 値 が 変
更 先 の デ ィ レ
ク ト リ と な り
ま す 。
|
cdspell 設 定 さ れ
て い る 場 合 、 |
|
cd コ マ ン ド の
デ ィ レ ク ト リ
要 素 に お け |
る ス ペ
ル の ち ょ っ と
し た 誤 り は 修
正 さ れ ま す 。
チ ェ ッ ク さ れ
る 誤 り は 、 文
字 の 入 れ 替 わ
り ・ 文 字 の 欠
け ・ 1 文 字 余 分
に あ る こ と で
す 。 訂 正 で き
た 場 合 に は 、
訂 正 後 の フ ァ
イ ル 名 が 表 示
さ れ 、 コ マ ン
ド は 続 け て 実
行 さ れ ま す 。
こ の オ プ シ ョ
ン が 使 わ れ る
の は 対 話 的 シ
ェ ル だ け で す
。
checkhash 設
定 さ れ て い る
場 合 、 bash は ハ
ッ シ ュ 表 で 見
つ け た コ マ ン
ド を 実 行 す る
前 に 実 際 に 存
在 す る か ど う
か を チ ェ ッ ク
し ま す 。 ハ ッ
シ ュ さ れ て い
る コ マ ン ド が
既 に な く な っ
て い る 場 合 、
通 常 の パ ス 検
索 が 行 わ れ ま
す 。
checkjobs 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 bash
は 対 話 的 シ ェ
ル が 終 了 す る
前 に 、 停 止 中
の ジ ョ ブ や 実
行 中 の ジ ョ ブ
の 状 態 を 一 覧
し ま す 。 実 行
中 の ジ ョ ブ が
あ れ ば 、 シ ェ
ル の 終 了 は 、
間 に ほ か の コ
マ ン ド を 挟 ま
ず に 2 回 目 の 終
了 が 試 み ら れ
る ま で 延 期 さ
れ ま す (前 述 の
ジ ョ ブ 制
御 を 参 照
)。 停 止 中 の ジ
ョ ブ が あ る 場
合 は 、 シ ェ ル
は 常 に 終 了 を
延 期 し ま す
。
checkwinsize 設 定 さ れ
て い る 場 合 、
bash は コ マ ン ド
の 実 行 後 に 毎
回 ウ ィ ン ド ウ
の 大 き さ を チ
ェ ッ ク し 、 必
要 に 応 じ て
LINES と COLUMNS
の 値 を 更 新 し
ま す 。
|
cmdhist 設 定 さ れ
て い る 場 合 、 |
|
bash は 複 数 行 に
分 か れ て い る
コ マ ン ド |
の 全 て
の 行 を 、 同 じ
履 歴 エ ン ト リ
に 保 存 し よ う
と し ま す 。 こ
れ を 使 う と 、
複 数 行 に 分 か
れ て い る コ マ
ン ド の 再 編 集
が 容 易 に な り
ま す 。
compat31 設
定 さ れ て い る
場 合 、 bash は 、
条 件 コ マ ン ド
[[ の =~ 演 算 子
の ク ォ ー ト さ
れ た 引 き 数 に
関 し て bash version 3.1 の
動 作 に 変 更 し
ま す 。
compat32 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 bash
は 、 条 件 コ マ
ン ド [[ の < 演
算 子 と > 演 算
子 に よ る ロ ケ
ー ル 固 有 の 文
字 列 比 較 に 関
し て 、 version 3.2 の 動
作 に 変 更 し ま
す 。 bash の bash−4.1 よ
り 前 の バ ー ジ
ョ ン で は 、 ASCII コ
ー ド の 照 合 と
strcmp(3) を 使 い ま
す 。 bash−4.1 お よ び
そ れ 以 後 の バ
ー ジ ョ ン で は
、 現 在 の ロ ケ
ー ル の 照 合 順
序 と strcoll(3) を 使
い ま す 。
compat40 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 bash
は 、 条 件 コ マ
ン ド [[ の < 演
算 子 と > 演 算
子 に よ る ロ ケ
ー ル 固 有 の 文
字 列 比 較 (前 項
を 参 照 ) と コ マ
ン ド リ ス ト の
解 釈 の 効 果 に
関 し て 、 version 4.0 の
動 作 に 変 更 し
ま す 。
compat41 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 bash
は posix モ ー ド の と
き に 、 ダ ブ ル
ク ォ ー ト の 中
の パ ラ メ ー タ
展 開 で シ ン グ
ル ク ォ ー ト を
特 殊 文 字 と し
て 扱 い ま す 。
シ ン グ ル ク ォ
ー ト は 対 応 が
取 れ て い る (偶
数 個 ) 必 要 が あ
り 、 シ ン グ ル
ク ォ ー ト の 間
の 文 字 は ク ォ
ー ト さ れ て い
る も の と し て
扱 わ れ ま す 。
こ れ は version 4.1 の posix
モ ー ド の 動 作
で す 。 bash の デ フ
ォ ル ト の 動 作
は 前 の バ ー ジ
ョ ン の ま ま で
す 。
dirspell 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 bash
は 指 定 さ れ た
デ ィ レ ク ト リ
名 が 存 在 し な
け れ ば 、 単 語
補 完 の と き に
デ ィ レ ク ト リ
名 の ス ペ ル の
訂 正 を 試 み ま
す 。
|
dotglob 設 定 さ れ
て い る 場 合 、 |
|
bash は ’.’ で 始
ま る フ ァ イ ル
名 を パ |
ス 名 展
開 の 結 果 に 含
め ま す 。
execfail 設
定 さ れ て い る
場 合 、 組 み 込
み コ マ ン ド exec
へ の 引 き 数 と
し て 指 定 さ れ
た フ ァ イ ル が
実 行 で き な く
て も 、 対 話 的
で な い シ ェ ル
が 終 了 し ま せ
ん 。 対 話 的 シ
ェ ル は exec に 失
敗 し て も 終 了
し ま せ ん 。
expand_aliases 設 定 さ れ
て い る 場 合 、
エ イ リ ア ス が
前 述 の エ イ
リ ア ス セ
ク シ ョ ン で 説
明 し た よ う に
展 開 さ れ ま す
。 こ の オ プ
シ ョ ン は 、 対
話 的 な シ ェ ル
で は デ フ ォ ル
ト で 有 効 で す
。
extdebug 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 デ
バ ッ ガ の た め
の 動 作 が 有 効
に な り ま す 。
|
1. 組 み 込 み コ
マ ン ド |
|
declare の −F オ
プ シ ョ ン が 、
引 |
き 数 で
指 定 さ れ た 各
関 数 の ソ ー ス
フ ァ イ ル 名 と
行 番 号 を 表 示
し ま す 。
|
2. |
|
DEBUG の ト
ラ ッ プ で 実 行
さ れ た コ マ ン
ド が 0 以 外 を 返
し た と き 、 次
の コ マ ン ド は
ス キ ッ プ さ れ
実 行 も さ れ ま
せ ん 。 |
|
3. |
|
DEBUG の ト ラ ッ
プ で 実 行 さ れ
た コ マ ン ド が 2
を 返 し 、 か つ
、 シ ェ ル が サ
ブ ル ー チ ン (シ
ェ ル 関 数 や 、
組 み 込 み コ マ
ン ド の . や source
に よ り 実 行 さ
れ た シ ェ ル ス
ク リ プ ト ) を 実
行 し て い る と
き 、 return の 呼 び
出 し が シ ミ ュ
レ ー ト さ れ ま
す 。
上 記 の
シ ェ ル 変 数 の
説 明 で 述 べ た
よ う に 、
BASH_ARGC と
BASH_ARGV が 更 新 さ
れ ま す 。
関 数 の
ト レ ー ス が 有
効 に な り ま す
。 コ マ ン ド 置
換 、 シ ェ ル 関
数 、 ( command ) で
起 動 さ れ た サ
ブ シ ェ ル は 、
DEBUG と RETURN の ト
ラ ッ プ を 継 承
し ま す 。
エ ラ ー
の ト レ ー ス が
有 効 に な り ま
す 。 コ マ ン ド
置 換 、 シ ェ ル
関 数 、 ( command )
か ら 起 動 さ れ
た サ ブ シ ェ ル
は 、 ERR の ト ラ
ッ プ を 継 承 し
ま す 。
extglob
設 定 さ れ
て い る
場 合 、 拡 張 さ
れ た パ タ ー ン
マ ッ チ ン グ 機
能 が 有 効 に な
り ま す 。 こ れ
に つ い て は 、
前 述 の パ ス 名
展 開 で 説 明 し
て い ま す 。
|
extquote 設 定 さ れ
て い る 場 合 、
ダ ブ ル ク ォ ー
ト 中 の ${parameter}
の 展 開 で 、
$'string' と
$"string" の ク ォ
ー ト が 機 能 し
ま す 。 こ の オ
プ シ ョ ン は 、
デ フ ォ ル ト で
有 効 で す 。 |
failglob 設
定 さ れ て い る
場 合 、 パ ス 名
展 開 で パ タ ー
ン が フ ァ イ ル
名 の マ ッ チ に
失 敗 す る と 、
展 開 エ ラ ー に
な り ま す 。
force_fignore 設 定 さ れ
て い る 場 合 、
単 語 補 完 に お
い て 、 シ ェ ル
変 数 FIGNORE
で 指 定 さ れ た
サ フ ィ ッ ク ス
の 単 語 は 無 視
さ れ ま す 。
無 視 さ れ た 単
語 が 唯 一 の 補
完 候 補 で あ っ
た と し て も 無
視 さ れ ま す 。
詳 し い 説 明 に
つ い て は 、 前
述 の シ ェ ル
変 数 の FIGNORE
の 説 明 を 参 照
し て く だ さ い
。 こ の オ プ シ
ョ ン は 、 デ フ
ォ ル ト で 有 効
で す 。
globstar 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 **
と い う パ タ ー
ン が パ ス 名 展
開 で 使 わ れ る
と 、 深 さ 0 以 上
の デ ィ レ ク ト
リ や サ ブ デ ィ
レ ク ト リ の 全
て の フ ァ イ ル
に マ ッ チ し ま
す 。 直 後 に /
が 続 く 場 合 に
は 、 デ ィ レ ク
ト リ と サ ブ デ
ィ レ ク ト リ の
み に マ ッ チ し
ま す 。
gnu_errfmt 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 シ
ェ ル の エ ラ ー
メ ッ セ ー ジ は GNU
標 準 の エ ラ ー
メ ッ セ ー ジ の
形 式 で 出 力 さ
れ ま す 。
histappend 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 シ
ェ ル の 終 了 時
に 変 数 HISTFILE
の 値 で 指 定 し
て い る フ ァ イ
ル に 履 歴 リ ス
ト が 追 加 さ れ
ま す 。 フ ァ
イ ル へ の 上 書
き は 行 わ れ な
く な り ま す 。
histreedit こ の 変 数 が
設 定 さ れ て お
り 、 か つ readline が
使 わ れ て い る
場 合 、 ユ ー ザ
は 失 敗 し た 履
歴 置 換 を 再 編
集 で き ま す 。
histverify こ の 変 数 が
設 定 さ れ て お
り 、 か つ readline が
使 わ れ て い る
場 合 、 履 歴 置
換 の 結 果 は 即
座 に は シ ェ ル
の パ ー ザ に 渡
さ れ ま せ ん 。
そ の 代 わ り 、
結 果 と し て 得
ら れ た 行 は readline
の 編 集 バ ッ フ
ァ に 読 み 込 ま
れ 、 さ ら に 修
正 で き ま す 。
hostcomplete こ の 変 数
が 設 定 さ れ て
お り 、 か つ readline
が 使 わ れ て い
る 場 合 、 bash は
@ を 含 む 単 語
を 補 完 す る と
き に ホ ス ト 名
補 完 を 実 行 し
よ う と し ま す
(前 述 の READLINE ラ
イ ブ ラ リ
の セ ク シ ョ ン
に お け る 補
完 を 参 照 )。
こ れ は デ フ ォ
ル ト で 有 効 に
な っ て い ま す
。
huponexit 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 bash
は 対 話 的 な ロ
グ イ ン シ ェ ル
を 終 了 す る と
き に 、 全 て の
ジ ョ ブ に
SIGHUP を 送
り ま す 。
interactive_comments 設 定 さ れ
て い る 場 合 、
# で 始 ま る 単
語 に つ い て 、
そ の 単 語 と そ
の 行 の 残 り の
文 字 を 対 話 的
シ ェ ル に 無 視
さ せ る こ と が
で き ま す (前 述
の コ メ ン
ト セ ク シ
ョ ン を 参 照 )。
こ の オ プ シ ョ
ン は デ フ ォ ル
ト で 有 効 に な
っ て い ま す
。
lastpipe 設 定 さ れ て
お り 、 か つ ジ
ョ ブ 制 御 が 有
効 で な け れ ば
、 シ ェ ル は バ
ッ ク グ ラ ウ ン
ド で の 実 行 で
は な い パ イ プ
ラ イ ン の 最 後
の コ マ ン ド を
現 在 の シ ェ ル
環 境 で 実 行 し
ま す 。
|
lithist 設 定 さ れ
て お り 、 か つ |
|
cmdhist オ プ シ ョ
ン が 有 効 な ら
ば 、 複 |
数 行 に
分 か れ て い る
コ マ ン ド は (セ
ミ コ ロ ン で 区
切 ら れ る の で
は な く ) で き る
限 り 途 中 に 改
行 を 埋 め 込 む
こ と で 履 歴 に
保 存 さ れ ま す
。
login_shell シ
ェ ル が ロ グ イ
ン シ ェ ル と し
て 起 動 さ れ る
と (前 述 の
INVOCATION を 参
照 )、 こ の オ プ
シ ョ ン が 設 定
さ れ ま す 。
こ の 値 を 変 更
す る こ と は で
き ま せ ん 。
mailwarn 設 定 さ れ て
お り 、 か つ bash
が メ ー ル の チ
ェ ッ ク に 使 う
フ ァ イ ル が 前
回 の チ ェ ッ ク
以 降 に ア ク セ
ス さ れ て い る
場 合 、 メ ッ セ
ー ジ “The mail in mailfile has
been read” が 表 示 さ
れ ま す 。
no_empty_cmd_completion 設 定 さ
れ て お り 、 か
つ readline が 使 わ れ
て い る 場 合 、
空 行 に 対 し て
コ マ ン ド 補 完
を さ せ よ う と
し た と き に 、
bash は 補 完 候 補
を PATH か ら
検 索 し ま せ ん
。
nocaseglob 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 bash
は パ ス 名 展 開
(前 述 の パ ス 名
展 開 を 参 照 ) を
行 う と き に 、
フ ァ イ ル 名 の
大 文 字 と 小 文
字 を 区 別 せ ず
に マ ッ チ ン グ
を 行 い ま す 。
nocasematch 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 bash
は 条 件 コ マ ン
ド case や [[ 実 行
時 の パ タ ー ン
マ ッ チ で 大 文
字 小 文 字 を 区
別 せ ず に パ タ
ー ン マ ッ チ を
行 い ま す 。
nullglob 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 bash
は ど の フ ァ イ
ル に も マ ッ チ
し な い パ タ ー
ン (前 述 の パ ス
名 展 開 を 参 照 )
を 、 そ の 文 字
列 自 身 で は な
く 、 空 文 字 列
に 展 開 し ま す
。
progcomp 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 プ
ロ グ ラ ム 補 完
機 能 (前 述 の プ
ロ グ ラ ム 補 完
を 参 照 ) が 有 効
に な り ま す 。
こ の オ プ シ ョ
ン は デ フ ォ ル
ト で 有 効 に な
っ て い ま す 。
promptvars 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 プ
ロ ン プ ト 文 字
列 に 対 し て パ
ラ メ ー タ 展 開
、 コ マ ン ド 置
換 、 算 術 式 展
開 、 ク ォ ー ト
削 除 が 行 わ れ
ま す 。 こ の 展
開 は 前 述 の
プ ロ ン プ
ト セ ク シ
ョ ン で 説 明 し
た 展 開 が 行 わ
れ た 後 に 行 わ
れ ま す 。 こ の
オ プ シ ョ ン は
デ フ ォ ル ト で
有 効 に な っ て
い ま す 。
restricted_shell シ ェ ル が
制 限 モ ー ド で
起 動 さ れ た 場
合 、 こ の オ プ
シ ョ ン が 設 定
さ れ ま す (後 述
の 制 限 付 き
の シ ェ ル
セ ク シ ョ ン を
参 照 )。 こ の
値 を 変 更 す る
こ と は で き ま
せ ん 。 こ れ は
起 動 フ ァ イ ル
が 実 行 さ れ る
と き に も リ セ
ッ ト さ れ な い
の で 、 シ ェ ル
が 制 限 付 き か
ど う か を 起 動
フ ァ イ ル 内 部
で 知 る こ と が
で き ま す 。
shift_verbose 設 定 さ れ
て い る 場 合 、
組 み 込 み コ マ
ン ド shift に お い
て シ フ ト の 回
数 が 位 置 パ ラ
メ ー タ の 数 を
超 え る と 、 エ
ラ ー メ ッ セ ー
ジ が 出 力 さ れ
ま す 。
sourcepath 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 組
み 込 み コ マ ン
ド source (.) は
PATH の 値 を
使 っ て 、 引 き
数 と し て 与 え
ら れ た フ ァ イ
ル を 含 む デ ィ
レ ク ト リ を 探
し ま す 。 こ の
オ プ シ ョ ン は
デ フ ォ ル ト で
有 効 で す 。
xpg_echo 設 定 さ れ て
い る 場 合 、 組
み 込 み コ マ ン
ド echo は デ フ ォ
ル ト で バ ッ ク
ス ラ ッ シ ュ に
よ る エ ス ケ ー
プ シ ー ケ ン ス
を 展 開 し ま す
。
suspend
[−f]
SIGCONT
シ グ ナ ル を 受
け 取 る ま で 、
シ ェ ル の 実 行
を サ ス ペ ン ド
し ま す 。 ロ グ
イ ン シ ェ ル は
サ ス ペ ン ド で
き ま せ ん 。
−f オ プ シ ョ
ン を 与 え る と
、 こ の 動 作 が
上 書 き さ れ 、
ロ グ イ ン シ ェ
ル が サ ス ペ ン
ド で き る よ う
に な り ま す 。
シ ェ ル が ロ グ
イ ン シ ェ ル か
つ −f が 与 え ら
れ て い な い 場
合 と 、 ジ ョ ブ
制 御 が 有 効 で
な い 場 合 と を
除 い て 、 返 却
ス テ ー タ ス は 0
で す 。
test expr
[ expr ] 条 件 式
expr を 評 価 し た
結 果 に 基 づ い
て 、 ス テ ー タ
ス 0 ま た は 1 を 返
し ま す 。 演 算
子 と オ ペ ラ ン
ド そ れ ぞ れ は
別 々 の 引 き 数
で な け れ ば な
り ま せ ん 。 式
は 前 述 の 条
件 式 セ ク
シ ョ ン で 説 明
し た プ ラ イ マ
リ で 構 成 さ れ
ま す 。 test は
オ プ シ ョ ン を
受 け 取 ら ず 、
引 き 数 −− を
オ プ シ ョ ン の
終 わ り を 示 す
も の と し て 受
け 取 り も 無 視
も し ま せ ん 。
式 は 次 に 示 す
演 算 子 を 使 っ
て 結 合 で き ま
す 。 優 先 度 の
高 い 順 に 示 し
ま す 。 式 の 評
価 は 後 で 述 べ
る よ う に 引 き
数 の 数 に 依 存
し ま す 。 引 き
数 が 5 つ 以 上 の
と き は 演 算 子
の 優 先 度 に 従
い ま す 。
|
! expr |
|
expr が 偽 な ら ば
真 に な り ま す
。 |
|
( expr
)
expr の 値
を 返 し ま す 。
こ れ を 使 う と
、 通 常 の 演 算
子 の 優 先 度 を
変 更 で き ま す
。
expr1 −a
expr2
expr1 と
expr2 が 両 方 と も
真 な ら ば 真 に
な り ま す 。
expr1 −o
expr2
expr1 と
expr2 の い ず れ か
が 真 な ら ば 真
に な り ま す 。
test
お よ び [ は 、
引 き 数 の 数 に
基 づ い た 規 則
の 集 合 を 用 い
て 条 件 式 を 評
価 し ま す 。 引
き 数 が
0 個 こ の 式 は 偽
で す 。 引 き 数
が
1 個 引 き 数 が 空
で な い 場 合 に
限 り 真 に な り
ま す 。 引 き 数
が
2 個 最 初 の 引 き
数 が ! な ら ば
、 2 番 目 の 引 き
数 が 空 の 場 合
に 限 り 真 に な
り ま す 。 最 初
の 引 き 数 が 、
既 に 条 件
式 セ ク シ ョ
ン で 説 明 し た
単 項 条 件 演 算
子 の い ず れ か
で あ れ ば 、 単
項 の 評 価 が 真
の 場 合 に 式 は
真 と な り ま す
。 最 初 の 引 き
数 が 正 し い 単
項 条 件 演 算 子
で な け れ ば 、
式 は 偽 と な り
ま す 。 引 き 数
が
3 個 以 下 の 順 に
条 件 が 適 用 さ
れ ま す 。 2 番 目
の 引 き 数 が 、
既 に 条 件
式 セ ク シ
ョ ン で 説 明 し
た 二 値 条 件 演
算 子 の い ず れ
か で あ れ ば
、 最 初 の 引
き 数 と 3 番 目 の
引 き 数 を オ ペ
ラ ン ド と し て
使 っ た 二 値 評
価 の 結 果 が 式
の 結 果 と な り
ま す 。 引 き 数
が 3 個 の 場 合 、
−a と −o は 二
値 演 算 子 と し
て 扱 わ れ ま す
。 最 初 の 引 き
数 が ! で あ れ
ば 、 2 番 目 と 3 番
目 の 引 き 数 を
使 っ た 、 引 き
数 2 つ の 評 価 の
結 果 を 否 定 し
た も の が 値 と
な り ま す 。 最
初 の 引 き 数 が
( で あ り 、 3 番
目 の 引 き 数 が
) な ら ば 、 2 番
目 の 引 き 数 を
使 っ て 引 き 数 1
つ の 評 価 を 行
っ た 値 が 結 果
と な り ま す 。
こ れ ら 以 外 の
場 合 に は 、 式
は 偽 と な り ま
す 。 引 き 数 が
4 個 最 初 の 引 き
数 が ! な ら ば
、 残 り の 引 き
数 で 作 っ た 引
き 数 3 つ の 式 の
値 を 否 定 し た
も の が 結 果 と
な り ま す 。 そ
れ 以 外 の 場 合
に は 、 先 に 挙
げ た 規 則 を 使
っ た 優 先 度 に
従 っ て 式 が 展
開 ・ 評 価 さ れ
ま す 。 引 き 数
が
5 個 以 上 先 に 挙
げ た 規 則 を 使
っ た 優 先 度 に
従 っ て 式 が 展
開 ・ 評 価 さ れ
ま す 。
test
や [ で は 、 演
算 子 < と > は
ASCII コ ー ド に 基 づ
き 辞 書 順 に ソ
ー ト し ま す
|
times シ ェ ル と
シ ェ ル か ら 実
行 し た プ ロ セ
ス の そ れ ぞ れ
に つ い て 、 累
積 の ユ ー ザ 時
間 と シ ス テ ム
時 間 を 加 え た
も の を 出 力 し
ま す 。 返 却 ス
テ ー タ ス は |
0 で す 。
trap [−lp] [[arg] sigspec
...] シ ェ ル が シ グ
ナ ル sigspec を 受 け
取 る と 、 コ マ
ン ド arg が 読 み
込 ま れ て 、 実
行 さ れ ま す 。
arg が 存 在 し な
い (か つ sigspec が 一
つ 指 定 さ れ た )
場 合 か 、 arg が
− の 場 合 、 指
定 さ れ た シ グ
ナ ル は 全 て オ
リ ジ ナ ル の 動
作 (シ ェ ル の 起
動 時 に 設 定 さ
れ て い た 値 ) に
リ セ ッ ト さ れ
ま す 。 arg が 空
文 字 列 で あ る
場 合 、 そ れ ぞ
れ の sigspec で 指 定
さ れ た シ グ ナ
ル は 、 シ ェ ル
と シ ェ ル が 起
動 し た コ マ ン
ド か ら 無 視 さ
れ ま す 。 arg な
し で −p オ プ シ
ョ ン が 与 え ら
れ た 場 合 、 各
sigspec に 関 連 付 け
ら れ た trap コ マ ン
ド が 表 示 さ れ
ま す 。 引 き 数
が 全 く な い か
、 −p だ け が 与
え ら れ た 場 合
、 trap は 各 シ グ
ナ ル に 関 連 付
け ら れ た コ マ
ン ド の リ ス ト
を 出 力 し ま す
。 −l オ プ シ ョ
ン を 与 え る と
、 シ ェ ル は シ
グ ナ ル 名 と 対
応 す る 番 号 の
リ ス ト を 出 力
し ま す 。 そ れ
ぞ れ の sigspec は 、
<signal.h> で 定 義 さ
れ て い る シ グ
ナ ル 名 、 ま た
は シ グ ナ ル 番
号 で す 。 シ グ
ナ ル 名 は 大 文
字 小 文 字 は 区
別 さ れ ず 、 先
頭 の SIG は
省 略 可 能 で す
。
sigspec
が EXIT (0) で
あ れ ば 、 シ ェ
ル の 終 了 時 に
コ マ ン ド arg が
実 行 さ れ ま す
。 sigspec が
DEBUG で あ
れ ば 、 各 々 の
単 純 な コ マ ン
ド 、 for コ マ ン
ド 、 case コ マ ン
ド 、 select コ マ
ン ド 、 各 々 の
算 術 for コ マ ン
ド の 前 、 お よ
び シ ェ ル 関 数
の 最 初 の コ マ
ン ド の 実 行 前
(前 述 の シ ェ
ル の 文 法
セ ク シ ョ ン を
参 照 ) に 、 コ
マ ン ド arg が 実
行 さ れ ま す 。
DEBUG の ト ラ ッ プ
の 影 響 に つ い
て の 詳 細 は 組
み 込 み コ マ ン
ド shopt の extdebug オ
プ シ ョ ン の 説
明 を 参 照 し て
く だ さ い 。 sigspec
が RETURN で あ
れ ば 、 シ ェ ル
関 数 の 実 行 、
ま た は 組 み 込
み コ マ ン ド の
. や source で 実 行
さ れ た ス ク リ
プ ト の 実 行 が
終 わ る た び に
コ マ ン ド arg が
実 行 さ れ ま す
。
sigspec
が ERR で あ
れ ば 、 単 純 な
コ マ ン ド が 0 以
外 の 終 了 ス テ
ー タ ス の と き
に コ マ ン ド
arg が 実 行 さ
れ ま す 。 た だ
し 、 失 敗 し た
コ マ ン ド が 、
while ま た は until
キ ー ワ ー ド 直
後 の コ マ ン ド
リ ス ト に 含 ま
れ る 場 合 、 if
文 の 条 件 に 含
ま れ る 場 合 、
&& や || の リ
ス ト 中 で 実 行
す る コ マ ン ド
に 含 ま れ る 場
合 、 お よ び 、
コ マ ン ド の 戻
り 値 が ! で 反
転 さ れ て い る
場 合 に は 、
ERR の ト ラ
ッ プ は 実 行 さ
れ ま せ ん 。 こ
れ ら は errexit オ プ
シ ョ ン が 従 う
条 件 と 同 じ で
す 。 シ ェ ル
に 入 る 際 に 無
視 さ れ る シ グ
ナ ル は 、 ト ラ
ッ プ も リ セ ッ
ト も で き ま せ
ん 。 無 視 さ れ
な か っ た シ グ
ナ ル の ト ラ ッ
プ は 、 サ ブ シ
ェ ル や サ ブ シ
ェ ル 環 境 で は
作 ら れ た と き
に 元 の 値 に リ
セ ッ ト さ れ ま
す 。 sigspec の い ず
れ か が 不 正 で
あ れ ば 、 返 却
ス テ ー タ ス は
偽 に な り ま す
。 そ れ 以 外 の
場 合 に は 、 trap
は 真 を 返 し ま
す 。
type
[−aftpP] name [name ...] オ
プ シ ョ ン な し
の 場 合 に は 、
各 name を コ マ ン
ド 名 と し て 使
っ た と き に 、
そ れ が ど の よ
う に 解 釈 さ れ
る か を 示 し ま
す 。 −t オ プ シ
ョ ン を 使 う と
、 name が エ イ リ
ア ス 、 シ ェ ル
の 予 約 語 、 関
数 、 組 み 込 み
コ マ ン ド 、 デ
ィ ス ク 上 の フ
ァ イ ル の い ず
れ か の 場 合 、
type は そ れ ぞ れ
alias, keyword, function,
builtin, file と い う
文 字 列 を 出 力
し ま す 。 name が
見 つ か ら な い
場 合 は 何 も 出
力 さ れ ず 、 偽
の 終 了 ス テ ー
タ ス が 返 さ れ
ま す 。 −p オ プ
シ ョ ン を 使 う
と 、 type は name を
コ マ ン ド 名 と
し て 指 定 し た
場 合 に 実 行 さ
れ る デ ィ ス ク
フ ァ イ ル の 名
前 を 返 し ま す
。 た だ し 、
’’type -t name’’ が
file を 返 さ な い
場 合 は 、 何 も
返 し ま せ ん 。
−P オ プ シ ョ ン
を 使 う と 、
’’type -t name’’ が
file を 返 さ な い
場 合 で も name を
PATH か ら 探
し ま す 。 コ マ
ン ド が ハ ッ シ
ュ さ れ て い る
場 合 、 −p や
−P は ハ ッ シ ュ
さ れ て い る 値
を 表 示 し ま す
。 こ の 場 合 、
表 示 さ れ る の
は 、 必 ず し も
PATH 中 で 最
初 に 現 わ れ る
フ ァ イ ル と は
限 り ま せ ん 。
−a オ プ シ ョ ン
を 使 う と 、 type
は name と い う 名
前 の 実 行 フ ァ
イ ル が あ る 場
所 を 全 て 出 力
し ま す 。 −p オ
プ シ ョ ン が 同
時 に 使 わ れ て
い な い 場 合 に
限 り 、 エ イ リ
ア ス や 関 数 も
出 力 さ れ ま す
。 −a を 使 う と
き に は 、 ハ ッ
シ ュ さ れ て い
る コ マ ン ド の
表 は 参 照 さ れ
ま せ ん 。 −f オ
プ シ ョ ン を 使
う と 、 組 み 込
み コ マ ン ド command
と 同 じ よ う に
、 シ ェ ル 関 数
を 探 し ま せ ん
。 type は 、 す べ
て の 引 き 数 が
見 つ か れ ば 真
を 返 し 、 い ず
れ か が 見 つ か
ら な け れ ば 偽
を 返 し ま す 。
ulimit [−HSTabcdefilmnpqrstuvx
[limit]] こ れ を 使 う
と 、 シ ェ ル お
よ び シ ェ ル が
起 動 す る プ ロ
セ ス が 利 用 で
き る リ ソ ー ス
を 制 御 で き ま
す 。 た だ し 、
こ の よ う な 制
御 が で き る シ
ス テ ム の 場 合
に 限 り ま す 。
−H オ プ シ ョ ン
と −S オ プ シ ョ
ン は 、 そ れ ぞ
れ 指 定 さ れ た
リ ソ ー ス に 対
す る 強 い 制 限 (hard
limit) と 弱 い 制 限 (soft
limit) を 設 定 し ま す
。 強 い 制 限 は
一 度 設 定 す る
と 、 root 以 外 の ユ
ー ザ が 増 や す
こ と は で き ま
せ ん 。 弱 い 制
限 は 強 い 制 限
の 値 ま で は 増
や せ ま す 。 −H
と −S が ど ち ら
も 指 定 さ れ て
い な い 場 合 、
強 い 制 限 と 弱
い 制 限 が 両 方
と も 設 定 さ れ
ま す 。 limit の 値
に は 、 数 字 (単
位 は リ ソ ー ス
に 応 じ て 規 定
)、 ま た は hard,
soft, unlimited が 指 定
で き ま す 。 hard,
soft, unlimited は 、 そ
れ ぞ れ 現 在 の
強 い 制 限 、 現
在 の 弱 い 制 限
、 制 限 な し を
表 し ま す 。 limit
を 省 略 す る と
、 リ ソ ー ス の
弱 い 制 限 の 現
在 値 が 表 示 さ
れ ま す 。 た だ
し 、 −H が 与 え
ら れ て い る 場
合 は 除 き ま す
。 複 数 の リ ソ
ー ス が 指 定 さ
れ て い る と き
は 、 制 限 名 と
単 位 が 値 の 前
に 出 力 さ れ ま
す 。 他 の オ プ
シ ョ ン は 以 下
の よ う に 解 釈
さ れ ま す :
|
−a 現 在 の 制
限 を 全 て 表 示
す る |
|
|
−b ソ ケ ッ ト
バ ッ フ ァ の 最
大 サ イ ズ |
|
|
−c 生 成 さ れ
る コ ア |
|
(core) フ ァ
イ ル の 最 大 サ
イ ズ
|
−d プ
ロ セ ス の デ ー
タ セ グ メ ン ト
の 最 大 サ イ ズ |
|
|
−e ス ケ ジ ュ
ー ル 優 先 度 |
|
("nice") の
最 大 値
|
−f シ
ェ ル と そ の 子
プ ロ セ ス が 生
成 で き る フ ァ
イ ル の 最 大 サ
イ ズ |
|
−i 保 留 中 シ
グ ナ ル の 最 大
数 |
|
−l メ モ リ に
ロ ッ ク で き る
最 大 サ イ ズ |
|
−m 常 駐 セ ッ
ト サ イ ズ |
(resident set size) の
最 大 値 (多 く の
シ ス テ ム は こ
の 制 限 を 守 り
ま せ ん )
|
−n オ
ー プ ン で き る
フ ァ イ ル ・ デ
ィ ス ク リ プ タ
ー の 最 大 数
(ほ と ん |
ど の シ
ス テ ム で は 、
こ の 値 を 設 定
す る こ と は で
き ま せ ん )
|
−p |
|
512 バ イ ト
ブ ロ ッ ク 単 位
で の パ イ プ の
サ イ ズ (こ れ は
設 定 で き な い
か も し れ ま せ
ん ) |
|
−q |
|
POSIX メ ッ セ ー ジ
キ ュ ー の 最 大
バ イ ト 数 |
|
−r |
|
|
リ ア ル
タ イ ム ・ ス ケ
ジ ュ ー リ ン グ
の 優 先 度 の 最
大 値
CPU 時
間 の 最 大 量 (秒
単 位 )
|
−u |
|
1 人 の ユ
ー ザ が 使 用 で
き る 最 大 の プ
ロ セ ス 数
そ の シ
ェ ル が 使 用 で
き る 最 大 の 仮
想 メ モ リ 量 (シ
ス テ ム に よ っ
て は 、 子 プ ロ
セ ス も 含 ま れ
る )
−x
フ ァ イ
ル ロ ッ ク の 最
大 数
limit
が 指 定 さ れ た
場 合 、 そ の 値
が 指 定 さ れ た
リ ソ ー ス の 新
し い 値 と な り
ま す (−a は 表
示 専 用 で す )。
オ プ シ ョ ン が
全 く 指 定 さ れ
な か っ た 場 合
は 、 −f が 指 定
さ れ た も の と
み な さ れ ま す
。 値 は 1024 バ イ ト
単 位 で 増 え ま
す が 、 例 外 と
し て −t は 秒 単
位 、 −p 512 バ イ
ト ブ ロ ッ ク 単
位 、 −T, −b,
−n, −n, −u は
単 位 な し の 値
で す 。 返 却 ス
テ ー タ ス は 基
本 的 に 0 で す が
、 不 正 な オ プ
シ ョ ン や 引 き
数 が 渡 さ れ た
場 合 、 新 し い
制 限 を 設 定 す
る 際 に エ ラ ー
が 起 き た 場 合
は 除 き ま す 。
umask [−p]
[−S] [mode] ユ ー ザ
の フ ァ イ ル 生
成 マ ス ク に mode
を 設 定 し ま す
。 mode が 数 字 で
始 ま る 場 合 に
は 、 こ れ は 8 進
数 と 解 釈 さ れ
ま す 。 そ れ 以
外 の 場 合 に は
、 chmod(1) に 指 定 す
る の と 同 様 の
シ ン ボ リ ッ ク
な モ ー ド マ ス
ク と 解 釈 さ れ
ま す 。 mode が 省
略 さ れ る と 、
現 在 の マ ス ク
の 値 が 出 力 さ
れ ま す 。 −S オ
プ シ ョ ン を 指
定 す る と 、 マ
ス ク は シ ン ボ
リ ッ ク な 形 式
で 表 示 さ れ ま
す 。 デ フ ォ ル
ト の 出 力 は 8 進
の 数 値 で す 。
−p オ プ シ ョ ン
が 指 定 さ れ 、
か つ mode が 省 略
さ れ た 場 合 、
入 力 と し て 再
利 用 で き る 形
式 で 出 力 が 行
わ れ ま す 。 モ
ー ド が 正 常 に
変 更 で き た 場
合 や 、 mode 引 き
数 が 全 く 与 え
ら れ な か っ た
場 合 に は 、 返
却 ス テ ー タ ス
は 0 と な り ま す
。 そ れ 以 外 の
場 合 に は 偽 と
な り ま す 。
unalias [−a] [name ...] 定
義 さ れ て い る
エ イ リ ア ス の
リ ス ト か ら name
を 削 除 し ま す
。 −a が 与 え ら
れ て い る 場 合
に は 、 エ イ リ
ア ス 定 義 は 全
て 削 除 さ れ ま
す 。 与 え ら れ
た name が 定 義 さ
れ て い る エ イ
リ ア ス で な い
場 合 以 外 は 、
返 却 ス テ ー タ
ス は 真 に な り
ま す 。
unset [−fv] [name ...]
name そ れ
ぞ れ に つ い て
、 対 応 す る 変
数 や 関 数 を 削
除 し ま す 。 オ
プ シ ョ ン が 全
く 指 定 さ れ て
い な い 場 合 や
、 −v オ プ シ ョ
ン が 指 定 さ れ
た 場 合 は 、 各
name は シ ェ ル 変
数 を 参 照 し ま
す 。 読 み 込 み
専 用 の 変 数 の
設 定 を 消 す こ
と は で き ま せ
ん 。 −f が 指 定
さ れ て い る 場
合 、 各 name は シ
ェ ル 関 数 を 参
照 し 、 そ の 関
数 の 定 義 が 削
除 さ れ ま す 。
設 定 が 消 さ れ
た 変 数 や 関 数
は 全 て 、 そ れ
以 降 の コ マ ン
ド に 渡 さ れ る
環 境 変 数 か ら
も 削 除 さ れ ま
す 。
COMP_WORDBREAKS, RANDOM,
SECONDS, LINENO, HISTCMD,
FUNCNAME, GROUPS, DIRSTACK の
い ず れ か の 設
定 を 消 し た 場
合 、 こ れ ら が
持 つ 特 別 な 特
性 も な く な り
ま す 。 こ れ
は 後 で 再 設 定
し て も 元 に 戻
る こ と は あ り
ま せ ん 。 name が
読 み 込 み 専 用
の 場 合 以 外 は
、 終 了 ス テ ー
タ ス は 真 と な
り ま す 。
wait [n ...]
指 定 さ れ た 各
プ ロ セ ス を wait し
、 そ の 終 了 ス
テ ー タ ス を 返
し ま す 。 各 n
は プ ロ セ ス ID ま
た は ジ ョ ブ 指
定 で す 。 ジ ョ
ブ 指 定 を 与 え
た 場 合 、 そ の
ジ ョ ブ の パ イ
プ ラ イ ン に 含
ま れ る 全 て の
プ ロ セ ス を wait し
ま す 。 n が 与
え ら れ て い な
い 場 合 に は 、
現 在 ア ク テ ィ
ブ な 全 て の 子
プ ロ セ ス を wait し
、 返 却 ス テ ー
タ ス は 0 と な り
ま す 。 n が 存
在 し な い プ ロ
セ ス や ジ ョ ブ
を 指 定 し て い
る 場 合 、 返 却
ス テ ー タ ス は 127
に な り ま す 。
そ れ 以 外 の 場
合 、 返 却 ス テ
ー タ ス は wait し て
い た 最 後 の プ
ロ セ ス ま た は
ジ ョ ブ の 終 了
ス テ ー タ ス と
な り ま す 。
bash
を rbash と い う 名
前 で 起 動 し た
場 合 や 、 起 動
時 に −r オ プ シ
ョ ン を 指 定 し
た 場 合 に は 、
シ ェ ル は 制 限
さ れ た 状 態 に
な り ま す 。 制
限 付 き の シ ェ
ル は 、 標 準 の
シ ェ ル よ り も
細 か く 制 御 さ
れ た 環 境 を 用
意 し た い と き
に 使 わ れ ま す
。 制 限 付 き の
シ ェ ル は bash と
全 く 同 じ よ う
に 動 作 し ま す
が 、 以 下 の よ
う な こ と が 許
可 さ れ な か っ
た り 実 行 さ れ
な か っ た り し
ま す 。
|
• |
|
cd を 使 っ て デ
ィ レ ク ト リ を
変 更 す る こ と |
|
• |
|
SHELL, PATH,
ENV, BASH_ENV の 値
の 設 定 や 設 定
取 り 消 し を 行
う こ と |
|
• |
|
/ を 含 む コ マ
ン ド 名 を 指 定
す る こ と
組 み 込
み コ マ ン ド .
の 引 き 数 と し
て / を 含 む フ
ァ イ ル 名 を 指
定 す る こ と
組 み 込
み コ マ ン ド hash
の オ プ シ ョ ン
−p の 引 き 数 と
し て / を 含 む
フ ァ イ ル 名 を
指 定 す る こ と
•
起 動 時
に シ ェ ル 環 境
か ら 関 数 定 義
を イ ン ポ ー ト
す る こ と
|
|
|
|
|
|
• 起 動 時 に シ
ェ ル 環 境 か ら |
|
SHELLOPTS の 値
を 解 釈 す る こ
と
>, >|, <>,
>&, &>, >> を 使 っ
て リ ダ イ レ ク
ト を 行 な う こ
と
組 み 込
み コ マ ン ド exec
を 用 い て 、 シ
ェ ル を 別 の コ
マ ン ド に 置 き
換 え る こ と
組 み 込
み コ マ ン ド enable
の −f オ プ シ ョ
ン と −d オ プ シ
ョ ン を 使 っ て
、 組 み 込 み コ
マ ン ド を 追 加
・ 削 除 す る こ
と
組 み 込
み コ マ ン ド enable
を 使 っ て 、 無
効 に な っ て い
る 組 み 込 み コ
マ ン ド を 有 効
に す る こ と
組 み 込
み コ マ ン ド command
に −p オ プ シ ョ
ン を 指 定 す る
こ と
•
set +r
や set +o restricted を 用 い
て 制 限 モ ー ド
を 解 除 す る こ
と
こ れ ら
の 制 限 は 、 何
ら か の 起 動 フ
ァ イ ル を 読 み
込 ん だ 後 に 適
用 さ れ ま す 。
シ ェ ル ス ク リ
プ ト で あ る と
判 明 し た フ ァ
イ ル が 実 行 さ
れ る と き (前 述
の コ マ ン ド
の 実 行 を 参
照 )、 rbash は ス ク
リ プ ト 実 行 用
に 立 ち 上 げ た
シ ェ ル で は 制
限 を 全 て 無 効
に し ま す 。
Bash
Reference Manual, Brian Fox and Chet Ramey
The Gnu Readline Library, Brian Fox and Chet Ramey
The Gnu History Library, Brian Fox and Chet Ramey
Portable Operating System Interface (POSIX) Part 2: Shell
and
Utilities, IEEE
sh(1), ksh(1), csh(1)
emacs(1), vi(1)
readline(3)
/bin/bash
bash の 実
行 フ ァ イ ル 。
/etc/profile シ
ス テ ム 全 体 用
の 初 期 化 フ ァ
イ ル 。 ロ グ イ
ン シ ェ ル が 実
行 し ま す 。
~/.bash_profile 個 人 用 の
初 期 化 フ ァ イ
ル 。 ロ グ イ ン
シ ェ ル が 実 行
し ま す 。
~/.bashrc 対 話 シ ェ ル
ご と に 実 行 さ
れ る 、 個 人 用
の 起 動 フ ァ イ
ル 。
~/.bash_logout 個 人 用 の
ロ グ イ ン シ ェ
ル 後 処 理 フ ァ
イ ル 。 ロ グ イ
ン シ ェ ル の 終
了 時 に 実 行 さ
れ ま す 。
~/.inputrc 個 人 用 の
readline 初 期 化 フ ァ
イ ル 。
Brian Fox, Free
Software Foundation
bfox [AT] gnu.org
Chet Ramey,
Case Western Reserve University
chet.ramey [AT] case.edu
bash
の バ グ を 見 つ
け た ら 必 ず 報
告 し て く だ さ
い 。 た だ し 報
告 の 前 に は 、
そ れ が 本 当 に
バ グ で あ る こ
と と 、 バ グ が
最 新 版 の bash で
起 こ る こ と を
確 か め て く だ
さ い 。 最 新 版
は ftp://ftp.gnu.org/pub/gnu/bash/ か
ら 入 手 で き ま
す 。 本 当 に バ
グ が あ る と 判
断 し た 場 合 に
は 、 bashbug コ マ ン
ド を 使 っ て バ
グ 報 告 を 行 い
ま す 。 バ グ を
修 正 し て く だ
さ っ た 場 合 に
は 、 ぜ ひ そ の
内 容 も 一 緒 に
メ ー ル し て く
だ さ い ! 提 案 や
「 哲 学 上 の 」
バ グ 報 告 は 、
bug−bash [AT] gnu.org に メ ー
ル し た り 、 ニ
ュ ー ス グ ル ー
プ の gnu.bash.bug に 投
稿 し た り し て
く だ さ っ て も
か ま い ま せ ん
。 バ グ 報 告 に
は 必 ず 以 下 の
こ と を 書 い て
く だ さ い :
|
bash の バ ー ジ ョ
ン ハ ー ド ウ ェ
ア と オ ペ レ ー
テ ィ ン グ シ ス
テ ム コ ン パ イ
ル に 使 っ た コ
ン パ イ ラ |
|
|
バ グ 動 作 の 説
明 バ グ を 再 現
で き る 「 レ シ
ピ 」 |
|
(簡 単 な
シ ェ ル ス ク リ
プ ト )
bashbug
コ マ ン ド は 、
バ グ 報 告 を 送
る た め に 用 意
さ れ て い る テ
ン プ レ ー ト に
、 最 初 の 3 項 目
を 自 動 的 に 書
き 込 み ま す 。
こ の オ ン ラ イ
ン マ ニ ュ ア ル
に 関 す る コ メ
ン ト や バ グ 報
告 は chet.ramey [AT] case.edu 宛
に お 願 い し ま
す 。
bash
は 大 き す ぎ る
し 、 遅 す ぎ ま
す 。
bash
と 昔 な が ら の
バ ー ジ ョ ン の
sh に は ち ょ っ
と し た 違 い が
い く つ か あ り
ま す 。 こ の 大
部 分 は POSIX
の 仕 様 の せ い
で 生 じ た も の
で す 。 使 い 方
に よ っ て は 、
エ イ リ ア ス は
混 乱 の 元 に な
り ま す 。 シ ェ
ル 組 み 込 み コ
マ ン ド と シ ェ
ル 関 数 は 、 停
止 し た り 、 実
行 を 再 開 し た
り で き ま せ ん
。 複 合 コ マ ン
ド や ’a ; b ; c’ の 形
式 の コ マ ン ド
列 は 、 プ ロ セ
ス の サ ス ペ ン
ド を 行 う 際 に
綺 麗 に 扱 う こ
と が で き ま せ
ん 。 あ る プ ロ
セ ス を 停 止 す
る と 、 シ ェ ル
は コ マ ン ド 列
の 次 の コ マ ン
ド を 即 座 に 実
行 す る か ら で
す 。 こ の 問 題
は コ マ ン ド 列
を 括 弧 の 中 に
置 い て サ ブ シ
ェ ル に 実 行 さ
せ る こ と で 解
決 で き ま す 。
こ う す れ ば 、
ひ と ま と ま り
の も の と し て
停 止 で き ま す
。 配 列 変 数 は
(ま だ ) エ ク ス ポ
ー ト で き ま せ
ん 。 一 度 に 1 つ
の コ プ ロ セ ス
し か ア ク テ ィ
ブ に で き ま せ
ん 。
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