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名 前

vim - Vi IMproved, プ ロ グ ラ マ の テ キ ス ト エ デ ィ タ

書 式

vim [options] [file ..]
vim
[options] -
vim
[options] -t tag
vim
[options] -q [errorfile]

ex
view
gvim gview evim eview
rvim rview rgvim rgview

説 明

Vim は Vi 互 換 の テ キ ス ト エ デ ィ タ で す 。 ど の よ う な 種 類 の プ レ イ ン テ キ ス ト で も 編 集 で き ま す 。 特 に 、 プ ロ グ ラ ム の 編 集 に 力 を 発 揮 し ま す 。

Vi に 多 く の 改 良 が 加 え ら れ て い ま す : 多 段 ア ン ド ゥ 、 マ ル チ ウ ィ ン ド ウ 、 マ ル チ バ ッ フ ァ 、 構 文 強 調 表 示 、 コ マ ン ド ラ イ ン 編 集 、 フ ァ イ ル 名 補 完 、 ヘ ル プ 、 ビ ジ ュ ア ル 選 択 、 な ど な ど 。 Vim と Vi の 違 い に つ い て の 要 約 は ":help vi_diff.txt" を 参 照 し て く だ さ い 。

Vim の 実 行 中 は ":help" コ マ ン ド で ヘ ル プ を 引 く こ と が で き ま す 。 下 記 、 オ ン ラ イ ン ヘ ル プ の 項 を 参 照 し て く だ さ い 。

Vim は 次 の よ う な コ マ ン ド で 起 動 で き ま す 。

vim file 正 確 な 書 式 は 次 の 通 り で す :

vim [options] [filelist]

filelist を 省 略 し た 場 合 は 、 空 の バ ッ フ ァ が 開 か れ ま す 。 指 定 し た 場 合 は 、 以 下 の 四 つ の う ち ど れ か 一 つ の 方 法 で フ ァ イ ル が 開 か れ ま す 。

file .. フ ァ イ ル の リ ス ト 。 一 番 目 の フ ァ イ ル が カ レ ン ト フ ァ イ ル に な り 、 バ ッ フ ァ に 読 み 込 ま れ ま す 。 カ ー ソ ル は 、 バ ッ フ ァ の 一 行 目 に 置 か れ ま す 。 他 の フ ァ イ ル を 表 示 す る に は

":next" コ マ ン ド を 使 っ て く だ さ い 。 フ ァ イ ル 名 が ダ ッ シ ュ で 始 ま る フ ァ イ ル を 開 く 場 合 は 、 filelist の 前 に "--" を 指 定 し て く だ さ い 。

- フ ァ イ ル は 標 準 入 力 か ら 読 み 込 ま れ ま す 。 コ マ ン ド は 標 準 エ ラ ー

(ttyか ら の 入 力 に な っ て い る は ず ) か ら 読 み 込 ま れ ま す 。

-t {tag} 開 く フ ァ イ ル と カ ー ソ ル の 初 期 位 置 は

"tag" に 依 存 し ま す 。 goto

label の 一 種 で す 。 tags フ ァ イ ル か ら {tag} が 検 索 さ れ 、 関 連 し た フ ァ イ ル が カ レ ン ト フ ァ イ ル に な り ま す 。 そ し て 、 関 連 し た コ マ ン ド が 実 行 さ れ ま す 。 こ れ は 主 に C 言 語 の フ ァ イ ル を 開 く と き に 使 わ れ ま す 。 そ の 場 合 {tag} に 関 数 な ど を 指 定 し て 使 い ま す 。 関 数 を 含 ん で い る フ ァ イ ル が 開 か れ 、 そ の 関 数 の 先 頭 に カ ー ソ ル が 移 動 す る 、 と い う 動 作 に な り ま す 。 詳 し く は ":help tag-commands" を 参 照 し て く だ さ い 。

-q [errorfile] ク イ ッ ク フ ィ ッ ク ス モ ー ド で 起 動 し ま す 。 [errorfile] に 指 定 し た フ ァ イ ル が 読 み 込 ま れ 、 最 初 の エ ラ ー が 表 示 さ れ ま す 。 [errorfile] を 省 略 し た 場 合 は 、 オ プ シ ョ ン ’errorfile’ が 使 わ れ ま す (初 期 設 定 は 、 Amiga で は "AztecC.Err"、 そ の 他 の シ ス テ ム で は "errors.err" で す )。 ":cn" コ マ ン ド で 次 の エ ラ ー に ジ ャ ン プ で き ま す 。 詳 し く は ":help quickfix" を 参 照 し て く だ さ い 。

Vim は 、 起 動 さ れ た と き の 実 行 フ ァ イ ル の 名 前 に よ っ て 動 作 を 変 え ま す (実 行 フ ァ イ ル の 実 体 が 同 じ で あ っ て も )。

vim

"普 通 " に 起 動 し ま す 。 標 準 の 状 態 で す 。

ex

Ex モ ー ド で 起 動 し ま す 。 ノ ー マ ル モ ー ド に 切 り 替 え る に は ":vi" コ マ ン ド を 使 っ て く だ さ い 。 引 数 に "-e" を 指 定 し た 場 合 と 同 じ で す 。

view

読 み 込 み 専 用 モ ー ド で 起 動 し ま す 。 フ ァ イ ル の 保 存 が 制 限 さ れ ま す 。 引 数 に "-R" を 指 定 し た 場 合 と 同 じ で す 。

gvim gview

GUI バ ー ジ ョ ン 。 新 し い ウ ィ ン ド ウ を 開 い て 起 動 し ま す 。 引 数 に "-g" を 指 定 し た 場 合 と 同 じ で す 。

evim eview 簡 易 モ ー ド の GUI バ ー ジ ョ ン 。 新 し い ウ ィ ン ド ウ を 開 い て 起 動 し ま す 。 引 数 に "-y" を 指 定 し た 場 合 と 同 じ で す 。
rvim rview rgvim rgview 上 記 と 同 じ で す が 、 制 限 モ ー ド で 起 動 し ま す 。 シ ェ ル コ マ ン ド を 実 行 し た り 、 Vim を サ ス ペ ン ド し た り で き な く な り ま す 。 引 数 に "-Z" を 指 定 し た 場 合 と 同 じ で す 。

オ プ シ ョ ン

フ ァ イ ル 名 の 前 で も 後 ろ で も 、 好 き な 順 番 で オ プ シ ョ ン を 指 定 で き ま す 。 パ ラ メ ー タ を 必 要 と し な い 引 数 は 、 一 つ の ダ ッ シ ュ に ま と め て 指 定 で き ま す 。

+[num] 一 番 目 の フ ァ イ ル の

"num" 行 目 に カ ー ソ ル を 移 動 し ま す 。 "num"

を 省 略 し た 場 合 は 、 一 行 目 に カ ー ソ ル が 移 動 し ま す 。

+/{pat} 一 番 目 の フ ァ イ ル の 、 最 初 に

{pat} が 見 つ か っ た 行 に カ ー ソ ル が

移 動 し ま す 。 検 索 パ タ ー ン に つ い て は ":help search-pattern" を 参 照 し て く だ さ い 。

+{command}

-c {command} 一 番 目 の フ ァ イ ル が 読 み 込 ま れ た 後 に {command} が 実 行 さ れ ま す 。 {command} は Ex コ マ ン ド と し て 解 釈 さ れ ま す 。 {command} に 空 白 を 含 め る 場 合 は 、 ダ ブ ル ク ォ ー ト で 囲 ん で く だ さ い (シ ェ ル に 依 存 )。 例 : vim "+set si" main.c

Note: "+" と "-c" は 合 わ せ て 10 個 ま で 指 定 で き ま す 。

-S {file} 一 番 目 の フ ァ イ ル が 読 み 込 ま れ た 後 に

{file} が 実 行 さ れ ま す 。

こ れ は -c "source {file}" と 同 じ 動 作 で す 。 {file} の 先 頭 が ’-’ の 場 合 は 使 え ま せ ん 。 {file} が 省 略 さ れ た 場 合 は 、 "Session.vim" が 使 わ れ ま す (た だ し -S が 最 後 の 引 数 だ っ た 場 合 の み )。

--cmd {command}

"-c" と 同 じ で す が 、 vimrc を 処 理 す る 前 に コ マ ン ド が 実 行 さ れ ま す 。 こ れ ら の コ マ ン ド は "-c" コ マ ン ド と は 別 に 、 10 個 ま で 指 定 で き ま す 。

-A ア ラ ビ ア 語 が サ ポ ー ト さ れ て い て 、 ア ラ ビ ア 語 キ ー マ ッ プ が あ る 場 合 は 、 ア ラ ビ ア 語 モ ー ド で 起 動 し ま す

(’arabic’ が オ ン に な り ま す )。 右 横 書 き の フ ァ イ ル を 編 集 で き ま す 。 サ ポ ー ト さ れ て い な い 場 合 は エ ラ ー メ ッ セ ー ジ を 表 示 し て 終 了 し ま す 。

-b バ イ ナ リ モ ー ド 。 バ イ ナ リ フ ァ イ ル を 編 集 す る た め の オ プ シ ョ ン が い く つ か 設 定 さ れ ま す 。

-C 互 換 モ ー ド 。

’compatible’ オ プ シ ョ ン が オ ン に な り ま す 。

.vimrc フ ァ イ ル の 有 無 に 関 わ ら ず 、 Vim の 動 作 が Vi 互 換 に な り ま す 。

-d 差 分 モ ー ド で 起 動 し ま す 。 二 つ か 三 つ の 四 つ の フ ァ イ ル を 引 数 に 指 定 し て く だ さ い 。 指 定 さ れ た フ ァ イ ル が 開 か れ 、 そ れ ら の フ ァ イ ル の 差 分 が 表 示 さ れ ま す 。

vimdiff(1) と 同 様 の 動 作 で す 。

-d {device}

{device} を 端 末 と し て 開 き ま す 。 Amiga で の み 使 い ま す 。 例 : "-d con:20/30/600/150".

-D

デ バ ッ グ 。 ス ク リ プ ト の 最 初 の コ マ ン ド が 実 行 さ れ る と こ ろ か ら デ バ ッ グ モ ー ド を 開 始 し ま す 。

-e

Ex モ ー ド で 起 動 し ま す 。 実 行 フ ァ イ ル の 名 前 が "ex" の 場 合 と 同 じ で す 。

-E

改 良 版 Ex モ ー ド で 起 動 し ま す 。 実 行 フ ァ イ ル の 名 前 が "exim" の 場 合 と 同 じ で す 。

-f

フ ォ ア グ ラ ウ ン ド 。 GUI バ ー ジ ョ ン で 、 プ ロ セ ス を フ ォ ー ク し な く な り ま す 。 Amiga の 場 合 は 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ で 再 起 動 し な く な り ま す 。 メ ー ル ソ フ ト な ど か ら Vim を 起 動 し て 、 編 集 が 終 わ る ま で 待 機 し た い よ う な 場 合 に 使 っ て く だ さ い 。 Amiga で は 、 ":sh" と "!" コ マ ン ド は 機 能 し な く な り ま す 。

--nofork

フ ォ ア グ ラ ウ ン ド 。 GUI バ ー ジ ョ ン で 、 プ ロ セ ス を フ ォ ー ク し な く な り ま す 。

-F

ペ ル シ ア 語 が サ ポ ー ト さ れ て い て 、 ペ ル シ ア 語 キ ー マ ッ プ が あ る 場 合 は 、 ペ ル シ ア 語 モ ー ド で 起 動 し ま す (’fkmap’ と ’rightleft’ が オ ン に な り ま す )。 右 横 書 き の フ ァ イ ル を 編 集 で き ま す 。 サ ポ ー ト さ れ て い な い 場 合 は エ ラ ー メ ッ セ ー ジ を 表 示 し て 終 了 し ま す 。
-g

GUI が サ ポ ー ト さ れ て い る 場 合 は 、 GUI で 起 動 し ま す 。 サ ポ ー ト さ れ て い な い 場 合 は エ ラ ー メ ッ セ ー ジ を 表 示 し て 終 了 し ま す 。

-h

コ マ ン ド ラ イ ン 引 数 や オ プ シ ョ ン の ヘ ル プ を 表 示 し て 終 了 し ま す 。

-H ヘ ブ ラ イ 語 が サ ポ ー ト さ れ て い て 、 ヘ ブ ラ イ 語 キ ー マ ッ プ が あ る 場 合 は 、 ヘ ブ ラ イ 語 モ ー ド で 起 動 し ま す

(’hkmap’ と ’rightleft’ が オ ン に な り ま す )。 右 横 書 き の フ ァ イ ル を 編 集 で き ま す 。 サ ポ ー ト さ れ て い な い 場 合 は エ ラ ー メ ッ セ ー ジ を 表 示 し て 終 了 し ま す 。
-i {viminfo}

viminfo フ ァ イ ル を 使 う 設 定 に な っ て い る 場 合 は 、 初 期 設 定 の "~/.viminfo" の 代 わ り に 、 指 定 さ れ た フ ァ イ ル を 設 定 し ま す 。 "NONE" を 指 定 す る と 、 .viminfo フ ァ イ ル を 使 わ な い よ う に 設 定 で き ま す 。

-L

-r と 同 じ で す 。

-l

lisp モ ー ド 。 オ プ シ ョ ン の ’lisp’ と ’showmatch’ が オ ン に な り ま す 。

-m

フ ァ イ ル の 変 更 を 不 可 能 に し ま す 。 オ プ シ ョ ン ’write’ が オ フ に な り ま す 。 バ ッ フ ァ を 変 更 す る こ と は で き ま す が 、 フ ァ イ ル を 保 存 す る こ と は で き ま せ ん 。

-M

変 更 を 不 可 能 に し ま す 。 オ プ シ ョ ン の ’modifiable’ と ’write’ が オ フ に な り 、 フ ァ イ ル の 変 更 と 保 存 が で き な く な り ま す 。 Note: そ れ ら の オ プ シ ョ ン を 設 定 す れ ば 変 更 で き る よ う に な り ま す 。

-N

非 互 換 モ ー ド 。 ’compatible’ オ プ シ ョ ン が オ フ に な り ま す 。

.vimrc フ ァ イ ル の 有 無 に 関 わ ら ず 、 Vim の 改 良 さ れ た 機 能 が 有 効 に な り ま す 。 Vi と の 互 換 性 が 少 し 失 わ れ ま す 。

-n ス ワ ッ プ フ ァ イ ル を 使 用 し ま せ ん 。 ク ラ ッ シ ュ し て も リ カ バ リ で き な く な り ま す 。 フ ロ ッ ピ ー デ ィ ス ク の よ う な 非 常 に 低 速 な メ デ ィ ア の フ ァ イ ル を 読 み 書 き す る と き に 便 利 で す 。

":set uc=0" と 設 定 し て も 同 じ で す 。 戻 す に は ":set uc=200" と 設 定 し て く だ さ い 。

-nb

NetBeans と 接 続 し 、 エ デ ィ タ サ ー バ ー に な り ま す 。 詳 し く は ヘ ル プ を 参 照 し て く だ さ い 。

-o[N]

N 個 の ウ ィ ン ド ウ を 水 平 分 割 で 開 き ま す 。 N を 省 略 し た 場 合 は 、 引 数 の フ ァ イ ル を 個 別 の ウ ィ ン ド ウ で 開 き ま す 。

-O[N]

N 個 の ウ ィ ン ド ウ を 垂 直 分 割 で 開 き ま す 。 N を 省 略 し た 場 合 は 、 引 数 の フ ァ イ ル を 個 別 の ウ ィ ン ド ウ で 開 き ま す 。

-p[N]

N 個 の タ ブ ペ ー ジ を 開 き ま す 。 N を 省 略 し た 場 合 は 、 引 数 の フ ァ イ ル を 個 別 の タ ブ ペ ー ジ で 開 き ま す 。

-R

読 み 込 み 専 用 モ ー ド 。 オ プ シ ョ ン ’readonly’ が オ ン に な り ま す 。 バ ッ フ ァ を 変 更 す る こ と は で き ま す が 、 間 違 っ て フ ァ イ ル を 上 書 き し て し ま う の を 防 ぐ こ と が で き ま す 。 フ ァ イ ル を 保 存 し た い 場 合 は 、 ":w!" の よ う に 、 Ex コ マ ン ド に 感 嘆 符 を 付 け て く だ さ い 。 -R オ プ シ ョ ン は -n オ プ シ ョ ン の 効 果 も 含 ん で い ま す (上 記 参 照 )。 オ プ シ ョ ン ’readonly’ は ":set noro" で オ フ に で き ま す 。 詳 し く は ":help ’readonly’" を 参 照 し て く だ さ い 。
-r

ス ワ ッ プ フ ァ イ ル の 一 覧 を 表 示 し ま す 。 リ カ バ リ に 関 す る 情 報 も 表 示 さ れ ま す 。

-r {file} リ カ バ リ モ ー ド 。 ス ワ ッ プ フ ァ イ ル を 使 っ て 、 ク ラ ッ シ ュ し た 編 集 セ ッ シ ョ ン を 復 活 さ せ ま す 。 ス ワ ッ プ フ ァ イ ル は 、 フ ァ イ ル 名 に

".swp" を 加 え た 名 前 の フ ァ イ ル で す 。 詳 し く は ":help recovery" を 参 照 し て く だ さ い 。

-s サ イ レ ン ト モ ー ド 。

"ex" と い う 名 前 で 起 動 す る か 、 "-e" オ プ

シ ョ ン の 後 で "-s" オ プ シ ョ ン が 指 定 さ れ た 場 合 の み 。

-s {scriptin}

{scriptin} を ス ク リ プ ト フ ァ イ ル と し て 読 み 込 ま れ ま す 。 フ ァ イ ル 中 の 文 字 列 は 、 手 で 入 力 し た と き と 同 じ よ う に 処 理 さ れ ま す 。 こ れ は ":source! {scriptin}" と 同 じ 動 作 で す 。 エ デ ィ タ が 終 了 す る 前 に フ ァ イ ル の 終 わ り ま で 読 み 込 ん だ 場 合 、 そ れ 以 降 は キ ー ボ ー ド か ら 入 力 を 読 み 込 み ま す 。

-T {terminal} 端 末 の 名 前 を 指 定 し ま す 。 端 末 が 自 動 的 に 認 識 さ れ な い 場 合 に 使 っ て く だ さ い 。 Vim が 組 み 込 み で サ ポ ー ト し て い る 名 前 か 、 termcap ま た は terminfo フ ァ イ ル で 定 義 さ れ て い る 名 前 を 指 定 し て く だ さ い 。

-u {vimrc}

{vimrc} フ ァ イ ル を 使 っ て 初 期 化 し ま す 。 他 の 初 期 化 処 理 は ス キ ッ プ さ れ ま す 。 特 殊 な フ ァ イ ル を 編 集 す る 場 合 な ど に 使 っ て く だ さ い 。 す べ て の 初 期 化 を ス キ ッ プ す る に は "NONE" を 指 定 し て く だ さ い 。 詳 し く は ":help initialization" を 参 照 し て く だ さ い 。

-U {gvimrc}

{gvimrc} フ ァ イ ル を 使 っ て GUI を 初 期 化 し ま す 。 他 の GUI の 初 期 化 は ス キ ッ プ さ れ ま す 。 す べ て の GUI の 初 期 化 を ス キ ッ プ す る に は "NONE" を 指 定 し て く だ さ い 。 詳 し く は ":help gui-init" を 参 照 し て く だ さ い 。

-V[N]

冗 長 モ ー ド 。 ス ク リ プ ト フ ァ イ ル を 実 行 し た り viminfo フ ァ イ ル を 読 み 書 き す る た び に メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま す 。 N に 指 定 し た 数 値 が ’verbose’ に 設 定 さ れ ま す 。 省 略 し た 場 合 は 10 に な り ま す 。
-v

Vi モ ー ド で 起 動 し ま す 。 実 行 フ ァ イ ル の 名 前 が "vi" の 場 合 と 同 じ で す 。 実 行 フ ァ イ ル の 名 前 が "ex" の 場 合 だ け 効 果 が あ り ま す 。

-w {scriptout} 入 力 し た 文 字 を {scriptout} に 記 録 し ま す 。 "vim -s" や "source!" で 実 行 す る た め の ス ク リ プ ト フ ァ イ ル を 作 成 す る の に 便 利 で す 。 {scriptout} フ ァ イ ル が す で に 存 在 し た 場 合 は 追 加 保 存 さ れ ま す 。
-W {scriptout}

-w と 同 じ で す が 、 フ ァ イ ル が す で に 存 在 し た 場 合 は 上 書 き さ れ ま す 。

-x フ ァ イ ル を 暗 号 化 し て 書 き 込 み ま す 。 暗 号 化 キ ー の 入 力 プ ロ ン プ ト が 表 示 さ れ ま す 。

-X

X サ ー バ ー と 通 信 し ま せ ん 。 端 末 で の 起 動 時 間 を 短 く で き ま す 。 し か し 、 ウ ィ ン ド ウ タ イ ト ル の 変 更 や ク リ ッ プ ボ ー ド は 使 え な く な り ま す 。

"evim" や

-y 簡 易 モ ー ド で 起 動 し ま す 。 実 行 フ ァ イ ル の 名 前 が

"eview" の 場 合 と 同 じ で す 。 Vim の 動 作 が モ ー ド レ ス エ デ ィ タ (click-and-type editor) の よ う に な り ま す 。

-Z 制 限 モ ー ド 。 実 行 フ ァ イ ル の 名 前 が

"r" で 始 ま っ て い る 場 合 と

同 じ で す 。

-- オ プ シ ョ ン 指 定 の 末 尾 を 示 す 記 号 で す 。 こ れ 以 降 の 引 数 は す べ て フ ァ イ ル 名 と し て 扱 わ れ ま す 。 フ ァ イ ル 名 が

’-’ で 始 ま っ て い る フ ァ イ ル を 開 く と き に 使 っ て く だ さ い 。

--echo-wid

GTK GUI の み : Window ID を 標 準 出 力 に 出 力 し ま す 。

--help

ヘ ル プ を 表 示 し て 終 了 し ま す 。 "-h" と 同 じ で す 。

--literal 引 数 の フ ァ イ ル 名 を リ テ ラ ル 文

字 列 と し て 扱 い ま す 。 ワ イ ル ド カ ー ド を 展 開 し ま せ ん 。 Unix の よ う に 、 シ ェ ル が ワ イ ル ド カ ー ド を 展 開 す る 場 合 は 機 能 し ま せ ん 。

--noplugin

プ ラ グ イ ン を ロ ー ド し ま せ ん 。 -u NONE は こ の 動 作 を 含 ん で い ま す 。
--remote

Vim サ ー バ ー と 通 信 し 、 引 数 に 指 定 さ れ た フ ァ イ ル を Vim サ ー バ ー で 開 き ま す 。 サ ー バ ー が 存 在 し な い 場 合 は 、 エ ラ ー メ ッ セ ー ジ を 表 示 さ れ 、 起 動 中 の Vim で フ ァ イ ル が 開 か れ ま す 。

--remote-expr {expr}

Vim サ ー バ ー と 通 信 し 、 {expr} に 与 え ら れ た 式 を Vim サ ー バ ー で 実 行 し 、 結 果 を 標 準 出 力 に 出 力 し ま す 。

--remote-send {keys}

Vim サ ー バ ー と 通 信 し 、 {keys} に 与 え ら れ た キ ー を Vim サ ー バ ー に 送 信 し ま す 。

--remote-silent

--remote と 同 じ で す が 、 サ ー バ ー が 存 在 し な く て も エ ラ ー メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま せ ん 。

--remote-wait

--remote と 同 じ で す が 、 フ ァ イ ル が 開 か れ る の を 確 認 で き る ま で 待 機 し ま す 。

--remote-wait-silent

--remote-wait と 同 じ で す が 、 サ ー バ ー が 存 在 し な く て も エ ラ ー メ ッ セ ー ジ を 表 示 し ま せ ん 。

--serverlist

Vim サ ー バ ー の 一 覧 を 表 示 し ま す 。

--servername {name} サ ー バ ー の 名 前 を {name} に 設 定 し ま す 。 --remote 引 数 を 指 定 し な か っ た 場 合 は 、 起 動 中 の Vim の 名 前 と し て 使 わ れ る の で 、 後 か ら そ の 名 前 を 使 っ て サ ー バ ー 通 信 で き ま す 。
--socketid {id}

GTK GUI の み : GtkPlug メ カ ニ ズ ム を 使 っ て gvim を 別 の ウ ィ ン ド ウ の 中 で 実 行 し ま す 。

--version バ ー ジ ョ ン 情 報 を 表 示 し て 終 了 し ま す 。

オ ン ラ イ ン ヘ ル プ

ヘ ル プ を 開 く に は 、 Vim の 中 で ":help" と 入 力 し て く だ さ い 。 ":help 調 べ た い 項 目 " と 入 力 す れ ば 、 指 定 し た 項 目 の ヘ ル プ が 表 示 さ れ ま す 。 例 : "ZZ" コ マ ン ド の ヘ ル プ を 表 示 す る に は ":help ZZ" と 入 力 し ま す 。 <Tab> や CTRL-D を 使 っ て 補 完 す る こ と も で き ま す (":help cmdline-completion" 参 照 )。 ヘ ル プ に は 、 項 目 か ら 項 目 へ ジ ャ ン プ で き る よ う に タ グ が 埋 め 込 ま れ て い ま す (ハ イ パ ー リ ン ク の よ う な も の で す 。 ":help" 参 照 )。 す べ て の ヘ ル プ フ ァ イ ル は こ の 方 法 で 開 く こ と が で き ま す 。 例 : ":help syntax.txt"。

フ ァ イ ル

/usr/share/vim/vim82/doc/*.txt

Vim の ヘ ル プ フ ァ イ ル 。 フ ァ イ ル の 一 覧 は ":help doc-file-list" に 記 載 さ れ て い ま す 。

/usr/share/vim/vim82/doc/tags ヘ ル プ を 検 索 す る た め の tags フ ァ イ ル 。
/usr/share/vim/vim82/syntax/syntax.vim シ ス テ ム の 構 文 定 義 初 期 化 フ ァ イ ル 。
/usr/share/vim/vim82/syntax/*.vim い ろ い ろ な 言 語 用 の 構 文 定 義 フ ァ イ ル 。
/usr/share/vim/vimrc シ ス テ ム の Vim 初 期 化 フ ァ イ ル 。

~/.vimrc ユ ー ザ ー の

Vim 初 期 化 フ ァ イ ル 。

/usr/share/vim/gvimrc シ ス テ ム の gvim 初 期 化 フ ァ イ ル 。

~/.gvimrc ユ ー ザ ー の

gvim 初 期 化 フ ァ イ ル 。

/usr/share/vim/vim82/optwin.vim

":options" コ マ ン ド で 使 わ れ る フ ァ イ ル 。 オ プ シ ョ ン を 表 示 し た り 設 定 し た り で き ま す 。

/usr/share/vim/vim82/menu.vim シ ス テ ム の メ ニ ュ ー 初 期 化 フ ァ イ ル 。 gvim で 使 い ま す 。
/usr/share/vim/vim82/bugreport.vim バ グ レ ポ ー ト を 生 成 す る ス ク リ プ ト 。 ":help bugs" 参 照 。
/usr/share/vim/vim82/filetype.vim フ ァ イ ル 名 か ら フ ァ イ ル タ イ プ を 判 定 す る ス ク リ プ ト 。 ":help ’filetype’" 参 照 。
/usr/share/vim/vim82/scripts.vim フ ァ イ ル の 内 容 か ら フ ァ イ ル タ イ プ を 判 定 す る ス ク リ プ ト 。 ":help ’filetype’" 参 照 。
/usr/share/vim/vim82/print/*.ps

PostScript 印 刷 に 使 わ れ る フ ァ イ ル 。 最 新 の 情 報 は VIM の ホ ー ム ペ ー ジ を 参 照 し て く だ さ い :

<URL:http://www.vim.org/>;

関 連 項 目

vimtutor(1)

著 者

Vim の ほ と ん ど の 機 能 は Bram Moolenaar が 開 発 し 、 多 く の 人 が 協 力 し ま し た 。 ":help credits" を 参 照 し て く だ さ い 。
Vim
は Stevie を 基 に し て い ま す 。 Stevie は Tim Thompson、 Tony Andrews、 G.R. (Fred) Walter に よ っ て 開 発 さ れ ま し た 。 た だ し 、 オ リ ジ ナ ル の コ ー ド は も う ほ と ん ど 残 っ て い ま せ ん 。

バ グ

既 知 の バ グ は ":help todo" に 記 載 さ れ て い ま す 。

Vi の 動 作 を 忠 実 に 再 現 し た 結 果 、 多 く の 人 が バ グ だ と 思 う よ う な 機 能 も い く つ か あ り ま す 。 "こ の 動 作 は Vi と 違 う " か ら バ グ だ と 思 っ た 場 合 は 、 vi_diff.txt を 確 認 し て み て く だ さ い (フ ァ イ ル を 開 く か 、 Vim か ら ":help vi_diff.txt" と 入 力 )。 オ プ シ ョ ン の ’compatible’ と ’cpoptions’ も 確 認 し て く だ さ い 。