Manpages

名 前

screen − VT100/ANSI 端 末 エ ミ ュ レ ー シ ョ ン 機 能 を 持 つ 画 面 管 理 ソ フ ト ウ ェ ア

書 式

screen [ options ] [ cmd [ args ] ]
screen −r
[[pid.]tty[.host]]
screen −r
sessionowner/[[pid.]tty[.host]]

書 式

screen は 、 ひ と つ の 物 理 的 な 端 末 を 複 数 の プ ロ セ ス (特 に 対 話 シ ェ ル ) で 共 有 化 で き る よ う に す る 、 フ ル ス ク リ ー ン ウ ィ ン ド ウ 管 理 ソ フ ト ウ ェ ア で あ る 。 各 仮 想 端 末 は DEC VT100 端 末 の 機 能 に 加 え 、 ANSI X3.64 (ISO 6429) や ISO 2022 規 格 に 含 ま れ る 制 御 機 能 (例 え ば 行 の 挿 入 /削 除 や 複 数 の 文 字 集 合 の サ ポ ー ト ) の い く つ か を 備 え て い る 。 各 仮 想 端 末 に は ス ク ロ ー ル バ ッ ク 用 の 履 歴 バ ッ フ ァ が あ る 。 ま た コ ピ ー &ペ ー ス ト 機 能 も あ り 、 ウ ィ ン ド ウ 間 で テ キ ス ト 領 域 を や り と り で き る 。

screen は 呼 び 出 さ れ る と ウ ィ ン ド ウ を 1 つ 生 成 し 、 そ の 中 で シ ェ ル (ま た は 指 定 さ れ た コ マ ン ド ) を 実 行 す る 。 そ し て ユ ー ザ か ら は 見 え な く な り 、 ユ ー ザ は 通 常 通 り に プ ロ グ ラ ム を 実 行 で き る よ う に な る 。 そ の 後 は い つ で も 、 新 し い (全 画 面 ) ウ ィ ン ド ウ の 生 成 お よ び そ こ で の 他 の プ ロ グ ラ ム の 実 行 (別 の シ ェ ル も 含 む )、 い ま あ る ウ ィ ン ド ウ の 削 除 、 ウ ィ ン ド ウ リ ス ト の 表 示 、 ロ グ 出 力 の 有 効 化 ・ 無 効 化 、 ウ ィ ン ド ウ 間 で の テ キ ス ト の コ ピ ー &ペ ー ス ト 、 ス ク ロ ー ル バ ッ ク 履 歴 の 閲 覧 、 望 む 通 り の ウ ィ ン ド ウ 切 り 替 え 、 等 が で き る 。 各 々 の ウ ィ ン ド ウ は 、 そ れ ぞ れ 自 分 の プ ロ グ ラ ム を 他 か ら は 完 全 に 独 立 し た か た ち で 動 作 さ せ る 。 ウ ィ ン ド ウ が 現 在 見 え な く て も 、 あ る い は screen セ ッ シ ョ ン 全 体 が ユ ー ザ の 端 末 か ら 切 り 離 さ れ た 場 合 で も 、 各 プ ロ グ ラ ム は 動 作 を 続 け る 。 プ ロ グ ラ ム が 終 了 す る と 、 screen は (デ フ ォ ル ト で は ) そ の プ ロ グ ラ ム が 動 作 し て い た ウ ィ ン ド ウ を 削 除 す る 。 こ の ウ ィ ン ド ウ が フ ォ ア グ ラ ウ ン ド に あ っ た 場 合 は 、 ひ と つ 前 の ウ ィ ン ド ウ に 表 示 が 切 り 替 わ る 。 ウ ィ ン ド ウ が 残 っ て い な か っ た 場 合 に は 、 screen は 終 了 す る 。 ユ ー ザ の キ ー 入 力 は す べ て 、 現 在 の ウ ィ ン ド ウ で 動 作 し て い る プ ロ グ ラ ム に 送 ら れ る 。 こ の 唯 一 の 例 外 は 、 ウ ィ ン ド ウ マ ネ ー ジ ャ へ 送 る コ マ ン ド の 開 始 を 意 味 す る 、 あ る 1 つ の キ ー ス ト ロ ー ク で あ る 。 デ フ ォ ル ト で は 、 各 コ マ ン ド は Ctrl−a (以 降 は C−a と 省 略 ) で 始 ま り 、 そ の 後 に は 別 の キ ー ス ト ロ ー ク が 1 つ 続 く 。 コ マ ン ド 文 字 と す べ て の キ ー 割 り 当 て は 完 全 に 望 み の 通 り に カ ス タ マ イ ズ で き る 。 た だ し 長 さ は 必 ず 2 文 字 で な け れ ば な ら な い 。

screen は プ レ フ ィ ク ス "C−" を コ ン ト ロ ー ル キ ー の 意 味 だ と は 理 解 し な い 。 コ マ ン ド へ の 引 数 に は キ ャ レ ッ ト 表 記 ("C−a" の 代 わ り に "^A") を 用 い る こ と (例 え ば escape コ マ ン ド や −e オ プ シ ョ ン へ の 引 数 な ど )。 screen 自 身 も 制 御 文 字 の 出 力 に は キ ャ レ ッ ト 表 記 を 用 い る 。 新 し い ウ ィ ン ド ウ を 生 成 す る 標 準 的 な 方 法 は 、 "C−a c" と タ イ プ す る こ と で あ る 。 こ れ に よ り 新 し い ウ ィ ン ド ウ が 生 成 さ れ て シ ェ ル が 実 行 さ れ 、 現 在 の ウ ィ ン ド ウ で 動 作 中 の プ ロ セ ス の 状 態 に か か わ ら ず 、 た だ ち に そ の ウ ィ ン ド ウ へ 切 り 替 わ る 。 同 様 に 、 あ ら か じ め コ マ ン ド を キ ー 操 作 に 割 り 当 て て お き (割 り 当 て は .screenrc ま た は コ マ ン ド ラ イ ン か ら "C−a :" で 行 う )、 そ の 後 こ れ を "C−a c" の よ う に 用 い れ ば 、 特 定 の コ マ ン ド が 実 行 さ れ る 新 た な ウ ィ ン ド ウ を 生 成 で き る 。 さ ら に 、 既 存 ウ ィ ン ド ウ の プ ロ ン プ ト か ら

screen emacs prog.c の よ う な コ マ ン ド を 実 行 し て も 、 新 た な ウ ィ ン ド ウ を 生 成 で き る 。 こ れ は 別 の screen を 起 動 す る の で は な く 、 コ マ ン ド 名 と 引 き 数 を (環 境 変 数 $STY で 指 定 さ れ る ) ウ ィ ン ド ウ マ ネ ー ジ ャ に 渡 し 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ を 生 成 さ せ る 。 上 の 例 で は (prog.c を 編 集 す る ) emacs エ デ ィ タ が 起 動 し 、 そ の ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 わ る 。

screen が "/etc/utmp" に 書 き 込 み 可 能 な 場 合 は 、 各 ウ ィ ン ド ウ に 関 す る 適 切 な 記 録 が こ の フ ァ イ ル に 書 き 込 ま れ 、 そ し て ウ ィ ン ド ウ の 終 了 時 に 削 除 さ れ る 。 こ れ は "talk", "script", "shutdown", "rsend", "sccs" 等 、 utmp フ ァ イ ル を 見 て ユ ー ザ の 居 場 所 を 調 べ る プ ロ グ ラ ム を 使 う 際 に 便 利 で あ る 。 screen が 端 末 上 で ア ク テ ィ ブ で あ る う ち は 、 そ の 端 末 自 身 の レ コ ー ド は utmp フ ァ イ ル か ら 削 除 さ れ る 。 "C−a L" も 参 照 す る こ と 。

は じ め よ う

他 の termcap/terminfo プ ロ グ ラ ム の 場 合 と 同 様 、 screen を 使 い 始 め る 前 に は 、 端 末 の タ イ プ を 正 し く 選 ん で い る か を 確 認 す る こ と (tset プ ロ グ ラ ム 等 で 確 認 で き る )。 大 量 の 文 書 を 読 ま ず に 使 い 始 め た い せ っ か ち な 人 も 、 "C−a ?" コ マ ン ド だ け は 覚 え て お く よ う に 。 こ の 2 文 字 を 入 力 す る と screen で 使 え る コ マ ン ド と キ ー 割 り 当 て の リ ス ト が 表 示 さ れ る 。 そ れ ぞ れ の キ ー 操 作 に つ い て は 、 『 デ フ ォ ル ト の キ ー 割 り 当 て 』 の 節 で 説 明 す る 。 こ の マ ニ ュ ア ル の 『 カ ス タ マ イ ズ 』 の 節 で は 、 .screenrc の 内 容 を 扱 う 。 使 っ て い る 端 末 が 「 本 当 の 」 自 動 マ ー ジ ン 端 末 (画 面 を ス ク ロ ー ル さ せ な い と 画 面 の 末 尾 の カ ラ ム を 更 新 で き な い ) の 場 合 、 そ の 端 末 の termcap に は 自 動 マ ー ジ ン が 「 オ フ 」 で あ る も の を 使 う 方 が 良 い 。 こ れ に よ り 、 正 確 か つ 最 適 な 画 面 更 新 が ど ん な 環 境 で も 保 証 さ れ る 。 今 日 の ほ と ん ど の 端 末 は "magic" マ ー ジ ン (自 動 マ ー ジ ン で 、 か つ 最 後 の カ ラ ム も 利 用 で き る ) を 備 え て い る 。 こ れ は VT100 の 形 式 で 、 screen に も 完 璧 に 適 し て い る 。 「 本 当 の 」 自 動 マ ー ジ ン 端 末 し か 使 え な い 場 合 、 screen は こ れ を 受 け 入 れ て 使 用 す る が 、 画 面 の 最 後 の カ ラ ム に 置 か れ た 文 字 は 、 画 面 が ス ク ロ ー ル す る か 、 そ の 文 字 が 何 ら か の 方 法 で 安 全 な 位 置 に 移 動 す る ま で 更 新 で き な い 。 文 字 挿 入 (insert−character) の 機 能 を 持 つ 端 末 を 使 え ば 、 こ の 遅 れ を 短 く す る こ と が で き る 。

コ マ ン ド ラ イ ン オ プ シ ョ ン

screen で は 以 下 の コ マ ン ド ラ イ ン オ プ シ ョ ン が 使 用 で き る :

−a

temcap の all 機 能 の 実 装 に 、 デ ィ ス プ レ イ 各 部 の 再 描 画 が 必 要 と さ れ る 場 合 で あ っ て も 、 各 ウ ィ ン ド ウ の termcap に (一 部 の 例 外 を 除 い て ) all 機 能 を 含 め る 。

−A

す べ て の ウ ィ ン ド ウ の 大 き さ を 現 在 の 端 末 の 大 き さ に 合 わ せ る 。 デ フ ォ ル ト で は screen は サ イ ズ 変 更 が 可 能 な 端 末 (記 述 に "WS" が あ る も の 。 例 と し て は suncmd や xterm の 一 部 ) へ ア タ ッ チ す る 際 に は 、 古 い ウ ィ ン ド ウ の 大 き さ を 復 元 し よ う と す る 。

−c file 設 定 フ ァ イ ル を デ フ ォ ル ト の "$HOME/.screenrc" で は な く file に す る 。
−d
|−D [pid.tty.host]

screen を 起 動 せ ず 、 他 の と こ ろ で 動 作 し て い る screen の セ ッ シ ョ ン を デ タ ッ チ す る 。 こ れ は 、 screen の 制 御 端 末 で "C−a d" を 入 力 し た と き の 効 果 と 同 じ で あ る 。 −D は 強 制 デ タ ッ チ の キ ー と 同 じ で あ る 。 デ タ ッ チ で き る セ ッ シ ョ ン が 無 い と き に は 、 こ の オ プ シ ョ ン は 無 視 さ れ る 。 −r/−R オ プ シ ョ ン と 組 み 合 わ せ れ ば 、 よ り 強 力 な 機 能 を 実 現 で き る 。

−d −r セ ッ シ ョ ン を 再 ア タ ッ チ す る 。 必 要 な ら ば ま ず デ タ ッ チ す る 。

−d −R セ ッ シ ョ ン を 再 ア タ ッ チ す る 。 必 要 な ら ば ま ず デ タ ッ チ す る か 、 あ る い は セ ッ シ ョ ン を 生 成 す る 。

−d −RR セ ッ シ ョ ン を 再 ア タ ッ チ す る 。 必 要 な ら ば ま ず デ タ ッ チ す る か 、 あ る い は セ ッ シ ョ ン を 生 成 す る 。 複 数 の セ ッ シ ョ ン を ア タ ッ チ 可 能 な 場 合 は 、 最 初 の セ ッ シ ョ ン を 使 う 。

−D −r セ ッ シ ョ ン を 再 ア タ ッ チ す る 。 必 要 な ら ば リ モ ー ト の デ タ ッ チ と ロ グ ア ウ ト を 先 に 行 う 。

−D −R ア タ ッ チ を 今 こ こ で 行 う 。 具 体 的 に は 、 セ ッ シ ョ ン が 走 っ て い る 場 合 に は 再 ア タ ッ チ を 行 い 、 必 要 な ら ば ま ず リ モ ー ト の デ タ ッ チ と ロ グ ア ウ ト を 行 う 。 動 作 中 の セ ッ シ ョ ン が な け れ ば 生 成 し て ユ ー ザ に 知 ら せ る 。 こ れ は 筆 者 の 好 み で あ る 。

−D −RR ア タ ッ チ を 今 こ こ で 行 う 。 詳 細 は と も か く 、 と に か く こ れ を 使 え ば よ ろ し い 。

参 考 : と き ど き

"screen −list" を 使 っ て 、 自 分 の セ ッ シ ョ ン の 状 態 を チ ェ ッ ク す る と 良 い だ ろ う 。
−e
xy コ マ ン ド 文 字 を x に す る 。 ま た リ テ ラ ル な コ マ ン ド 文 字 を 生 成 す る 文 字 を y に す る (こ れ を コ マ ン ド 文 字 の 後 に 入 力 す る )。 デ フ ォ ル ト は "C−a" と ’a’ で あ り 、 こ れ ら は "−e^Aa" の よ う に 指 定 で き る 。 screen セ ッ シ ョ ン を 生 成 す る と き 、 こ の オ プ シ ョ ン は デ フ ォ ル ト の コ マ ン ド 文 字 を 設 定 す る 。 マ ル チ ユ ー ザ セ ッ シ ョ ン で は 、 追 加 さ れ た す べ て の ユ ー ザ は 、 最 初 は こ の コ マ ン ド 文 字 を 使 う こ と に な る 。 し か し 、 既 に 動 作 中 の セ ッ シ ョ ン に ア タ ッ チ す る 時 に は 、 こ の オ プ シ ョ ン は ア タ ッ チ す る ユ ー ザ の コ マ ン ド 文 字 し か 変 更 し な い 。 こ の オ プ シ ョ ン は そ れ ぞ れ "defescape" お よ び "escape"と 同 じ で あ る 。
−f
, −fn, −fa フ ロ ー 制 御 の 有 効 、 無 効 を 切 り 替 え る 。 ま た 「 自 動 切 り 替 え モ ー ド (automatic switching mode)」 を 設 定 す る 。 こ れ は .screenrc の "defflow" コ マ ン ド を 使 っ て も 定 義 で き る 。
−h
num 履 歴 の ス ク ロ ー ル バ ッ フ ァ の 大 き さ を 最 大 num 行 に 設 定 す る 。

−i フ ロ ー 制 御 が 有 効 で あ る 時 に 、 割 り 込 み キ ー

(通 常 は C−c) に よ っ て 即

座 に デ ィ ス プ レ イ に 割 り 込 み が か か る よ う に す る 。 詳 し く は .screenrc の コ マ ン ド で あ る "defflow" を 参 照 の こ と 。 こ の オ プ シ ョ ン は あ ま り 使 わ な い 方 が 良 い 。

−l お よ び −ln

(/etc/utmp の 更 新 に 関 す る ) ロ グ イ ン モ ー ド を 有 効 /無 効 に す る 。 こ れ は .screenrc の コ マ ン ド の "deflogin" で も 指 定 で き る 。

−ls お よ び −list

screen を 起 動 せ ず 、 ユ ー ザ の screen セ ッ シ ョ ン に 対 応 す る pid.tty.host 形 式 の 文 字 列 を リ ス ト 表 示 す る 。 ’detached’ と 記 さ れ て い る セ ッ シ ョ ン は "screen −r" で 再 開 で き る 。 ’attached’ と 記 さ れ て い る セ ッ シ ョ ン は 動 作 中 で あ り 、 こ れ を 制 御 し て い る 端 末 が あ る 。 セ ッ シ ョ ン が マ ル チ ユ ー ザ モ ー ド で 動 作 し て い る 場 合 は 、 ’multi’ と 記 さ れ る 。 ’unreachable’ と 記 さ れ て い る セ ッ シ ョ ン は 、 別 の ホ ス ト で 動 作 し て い る か ’dead’ の 状 態 に あ る 。 unreachable な セ ッ シ ョ ン の う ち 、 名 前 が ロ ー カ ル ホ ス ト や 指 定 し た パ ラ メ ー タ が あ れ ば そ れ に マ ッ チ す る も の は 、 dead で あ る と 思 わ れ る 。 マ ッ チ の 作 り か た の 説 明 は −r フ ラ グ の 項 目 を 見 て ほ し い 。 ’dead’ と さ れ た セ ッ シ ョ ン は 、 厳 し く チ ェ ッ ク し て か ら 削 除 す べ き で あ る 。 よ く わ か ら な い 場 合 は シ ス テ ム 管 理 者 に 相 談 す る こ と 。 セ ッ シ ョ ン は −wipe オ プ シ ョ ン で 削 除 す る 。

−L ウ ィ ン ド ウ の 自 動 出 力 ロ グ を 有 効 に す る よ う

screen に 伝 え る 。

−m

screen に $STY 環 境 変 数 を 無 視 さ せ る 。 "screen −m" と す る と 、 こ の screen が 他 の screen セ ッ シ ョ ン か ら 呼 び 出 さ れ た か ど う か に 関 わ ら ず 、 新 た な セ ッ シ ョ ン の 生 成 が 強 制 さ れ る 。 こ の フ ラ グ は 、 ’−d’ オ プ シ ョ ン と 組 み 合 わ せ る と 特 別 な 意 味 を 持 つ 。

−d −m

screen を "detached" モ ー ド で 起 動 す る 。 新 た な セ ッ シ ョ ン が 生 成 さ れ る が 、 そ の セ ッ シ ョ ン へ ア タ ッ チ し な い 。 こ れ は シ ス テ ム の ス タ ー ト ア ッ プ ス ク リ プ ト で 便 利 で あ る 。

−D −m

こ れ も screen を "detached" モ ー ド で 起 動 す る が 、 新 た な プ ロ セ ス を フ ォ ー ク し な い 。 こ の コ マ ン ド は 、 セ ッ シ ョ ン が 終 わ っ た ら 終 了 す る 。

−O 完 全

な VT100 エ ミ ュ レ ー シ ョ ン で は な く 、 使 っ て い る 端 末 に 対 し て よ り 最 適 な 出 力 モ ー ド を 選 択 す る (’LP’ の な い 自 動 マ ー ジ ン 端 末 に の み 影 響 す る )。 こ れ は .screenrc の "termcap" コ マ ン ド に ’OP’ を 指 定 す る こ と に よ っ て も 設 定 で き る 。

−p (番 号 ま た は 名 前 ) あ ら か じ め ウ ィ ン ド ウ を 選 択 す る 。 こ れ は 特 定 の ウ ィ ン ド ウ に ア タ ッ チ し な お し た い と き や 、 "−X" オ プ シ ョ ン を 用 い て 特 定 の ウ ィ ン ド ウ に コ マ ン ド を 送 り た い と き に 便 利 で あ る 。 ス ク リ ー ン 選 択 コ マ ン ド と 同 じ く 、 "−" を 用 い る と ブ ラ ン ク の ウ ィ ン ド ウ が 選 択 さ れ る 。 再 ア タ ッ チ の 場 合 に お い て は 、 "=" に よ っ て ブ ラ ン ク の ウ ィ ン ド ウ に ウ ィ ン ド ウ の リ ス ト が 表 示 さ れ る 。

−q エ ラ ー メ ッ セ ー ジ を 表 示 し な い 。

"−ls" と 同 時 に 用 い た 場 合 の 返 り 値 は 次

の 通 り : 9 は セ ッ シ ョ ン の な い デ ィ レ ク ト リ 、 10 は 動 作 中 だ が ア タ ッ チ で き な い セ ッ シ ョ ン の あ る デ ィ レ ク ト リ 、 11 (ま た は そ れ 以 上 ) は 1 (以 上 ) の 利 用 で き る セ ッ シ ョ ン の あ る デ ィ レ ク ト リ 。 "−r" と 同 時 に 用 い た 場 合 の 返 り 値 は 次 の 通 り : 10 は レ ジ ュ ー ム で き る セ ッ シ ョ ン が な い 、 12 (ま た は そ れ 以 上 ) は 2 つ (以 上 ) の レ ジ ュ ー ム 可 能 な セ ッ シ ョ ン が あ り 、 ど ち ら か を 選 ば な け れ ば な ら な い 。 こ れ 以 外 の 場 合 に は 、 "−q" に は 何 の 効 果 も な い 。

−r [pid.tty.host]
−r
sessionowner/[pid.tty.host] デ タ ッ チ さ れ て い る screen セ ッ シ ョ ン を レ ジ ュ ー ム す る 。 他 の オ プ シ ョ ン ("−d"/"−D" と 同 時 に 用 い る 場 合 を 除 く ) を 指 定 す る こ と は で き な い が 、 複 数 の screen セ ッ シ ョ ン が デ タ ッ チ さ れ て い る 場 合 は 、 そ れ ら を 区 別 す る た め に [pid.]tty.host と い う 余 分 な プ レ フ ィ ッ ク ス が 必 要 か も し れ な い 。 二 番 目 の 形 式 は 、 マ ル チ ユ ー ザ モ ー ド で 動 作 し て い る 他 の ユ ー ザ の screen セ ッ シ ョ ン に 接 続 す る 場 合 に 用 い る 。 こ の 場 合 screen は 、 他 の ユ ー ザ の デ ィ レ ク ト リ で セ ッ シ ョ ン 探 索 が で き な け れ ば な ら な い 。 こ れ に は setuid−root が 必 要 と さ れ る 。

−R デ タ ッ チ さ れ て い る

screen セ ッ シ ョ ン の う ち 最 初 に 見 つ か っ た も の を 再

開 し よ う と 試 み る 。 成 功 す れ ば 他 の コ マ ン ド ラ イ ン オ プ シ ョ ン は す べ て 無 視 さ れ る 。 デ タ ッ チ さ れ て い る セ ッ シ ョ ン が ひ と つ も 無 い 場 合 に は 、 −R が 指 定 さ れ て い な か っ た か の よ う に 、 他 の オ プ シ ョ ン を 使 っ て 新 し い セ ッ シ ョ ン を 開 始 す る 。 こ の オ プ シ ョ ン は 、 screen が ロ グ イ ン シ ェ ル と し て 実 行 さ れ る 場 合 に は デ フ ォ ル ト で 設 定 さ れ る (実 際 に は こ の 場 合 screen は "−xRR" を 使 う )。 −d/−D オ プ シ ョ ン と の 組 み 合 わ せ に つ い て は 、 こ れ ら の オ プ シ ョ ン に 関 す る 説 明 の 部 分 を 参 照 す る こ と 。

−s デ フ ォ ル ト の シ ェ ル と し て 、 環 境 変 数

$SHELL の 値 (こ れ が 定 義 さ れ て い

な け れ ば "/bin/sh") で は な く 、 指 定 さ れ た プ ロ グ ラ ム を 設 定 す る 。 こ れ は .screenrc コ マ ン ド の "shell" を 使 っ て も 定 義 で き る 。

−S セ ッ シ ョ ン 名 新 し い セ ッ シ ョ ン を 作 る 際 、 こ の オ プ シ ョ ン を 使 え ば セ ッ シ ョ ン に 意 味 の あ る 名 前 を 付 け る こ と が で き る 。 こ の 名 前 を 使 う と 、 "screen −list" や "screen −r" の 使 用 時 に セ ッ シ ョ ン を 識 別 で き る 。 こ れ は デ フ ォ ル ト の [tty.host] サ フ ィ ッ ク ス に 置 き 換 わ る 。
−t
名 前 デ フ ォ ル ト の シ ェ ル ま た は 指 定 プ ロ グ ラ ム に 対 し て タ イ ト ル (別 名 ) を 設 定 す る 。 .screenrc コ マ ン ド "shelltitle" も 参 照 の こ と 。

−U

UTF−8 モ ー ド で screen を 動 作 さ せ る 。 こ の オ プ シ ョ ン は 、 ユ ー ザ の 端 末 が UTF−8 エ ン コ ー ド さ れ た 文 字 を 理 解 し 、 ま た 送 信 し て く る こ と を screen に 伝 え る 。 ま た 新 規 ウ ィ ン ド ウ の デ フ ォ ル ト エ ン コ ー デ ィ ン グ が ’utf8’ に な る 。

−v

バ ー ジ ョ ン 番 号 を 表 示 す る 。

−wipe [マ ッ チ ]

"screen −ls" と ほ ぼ 同 じ 動 作 で あ る が 、 破 棄 さ れ た セ ッ シ ョ ン に ’dead’ と 印 を 付 け る の で は な く 、 こ れ を 削 除 す る 。 到 達 で き な い セ ッ シ ョ ン の う ち 、 ロ ー カ ル ホ ス ト の 名 前 か 、 パ ラ メ ー タ を 与 え た 場 合 は そ れ に マ ッ チ し た も の は 、 dead と み な さ れ る 。 マ ッ チ の 作 り 方 に つ い て は −r フ ラ グ の 項 を 参 照 の こ と 。

−x デ タ ッ チ さ れ て い な い

screen セ ッ シ ョ ン へ の ア タ ッ チ を 行 う (マ ル チ

デ ィ ス プ レ イ モ ー ド )。

−X 動 作 中 の

screen セ ッ シ ョ ン に 特 定 の コ マ ン ド を 送 る 。 −d−r オ プ

シ ョ ン を 用 い れ ば 、 ア タ ッ チ さ れ て い る セ ッ シ ョ ン や デ タ ッ チ さ れ て い る セ ッ シ ョ ン の み を 探 す よ う 、 screen に 伝 え る こ と も で き る 。 た だ し こ の コ マ ン ド は 、 セ ッ シ ョ ン が パ ス ワ ー ド で 保 護 さ れ て い る 場 合 に は 動 作 し な い こ と に 注 意 。

デ フ ォ ル ト の キ ー 割 り 当 て

既 に 説 明 し た よ う に 、 screen の 各 コ マ ン ド は "C−a" の 後 に 、 も う 1 文 字 を 続 け た も の で あ る 。 ユ ー ザ の 利 便 の た め 、 小 文 字 に 割 り 当 て ら れ た す べ て の コ マ ン ド は 、 そ れ ぞ れ 対 応 す る 制 御 文 字 に も 割 り 当 て ら れ る (た だ し "C−a a" は 例 外 で あ る 。 こ れ に つ い て は 後 述 す る )。 し た が っ て 、 "C−a c" で も "C−a C−c" で も ウ ィ ン ド ウ を 生 成 で き る 。 コ マ ン ド の 説 明 に つ い て は 『 カ ス タ マ イ ズ 』 の セ ク シ ョ ン を 参 照 す る こ と 。 以 下 の 表 は デ フ ォ ル ト の キ ー 割 り 当 て で あ る :

C−a ’ (select) 切 り 替 え 先 の ウ ィ ン ド ウ 名 ま た は ウ ィ ン ド ウ 番 号 を 問 い 合 わ せ る 。

C−a " (windowlist −b) 選 択 で き る ウ ィ ン ド ウ の リ ス ト を 表 示 す る 。

C−a 0 (select 0)

... ...

C−a 9 (select 9)

C−a − (select −) 番 号

0 − 9 の ウ ィ ン ド ウ 、 ま た は ブ ラ ン ク ウ ィ ン

ド ウ へ 切 り 替 え る 。

C−a tab (focus) 入 力 フ ォ ー カ ス を 次 の リ ー ジ ョ ン に 切 り 替 え る 。

C−a C−a (other) 直 前 に 表 示 し て い た ウ ィ ン ド ウ に ト グ ル す る 。 こ の 割 り 当 て は 、 変 更 し な い 限 り 、 デ フ ォ ル ト で は コ マ ン ド 文 字 の

2 回 の 繰 り 返 し で あ る 。 例 え ば 、 オ プ シ ョ ン "−e]x" を 使 う と 、 こ の コ マ ン ド は "]C−a" で な く "]]"と な る 。

C−a a (meta) コ マ ン ド 文 字

(C−a)を ウ ィ ン ド ウ に 送 る 。 escape

コ マ ン ド を 参 照 の こ と 。

C−a A (title) 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 名 前 を ユ ー ザ に 入 力 さ せ る 。

C−a b

C−a C−b (break) ブ レ ー ク 信 号 を ウ ィ ン ド ウ に 送 る 。

C−a B (pow_break) 端 末 ラ イ ン を 再 オ ー プ ン し 、 ブ レ ー ク 信 号 を 送 る 。

C−a c

C−a C−c (screen) 新 し い ウ ィ ン ド ウ と シ ェ ル を 生 成 し 、 そ の ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 え る 。

C−a C (clear) 画 面 を ク リ ア す る 。

C−a d

C−a C−d (detach) 現 在 の 端 末 か ら

screen を デ タ ッ チ す る 。

C−a D (pow_detach) デ タ ッ チ と ロ グ ア ウ ト を 行 う 。

C−a f

C−a C−f (flow) フ ロ ー 制 御 の

on, off, auto を ト グ ル す る 。

C−a F (fit) ウ ィ ン ド ウ を 現 在 の リ ー ジ ョ の 大 き さ に リ サ イ ズ す る 。

C−a C−g (vbell)

screen の 可 視 ベ ル モ ー ド を ト グ ル す る 。

C−a h (hardcopy) 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の ハ ー ド コ ピ ー を フ ァ イ ル

"hardcopy.n" に 書 き 込 む 。

C−a H (log) 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の フ ァ イ ル

"screenlog.n" へ の

ロ グ 出 力 を 開 始 /終 了 す る 。

C−a i

C−a C−i (info) 現 在 の ウ ィ ン ド ウ に 関 す る 情 報 を 表 示 す る 。

C−a k

C−a C−k (kill) 現 在 の ウ ィ ン ド ウ を 破 棄 す る 。

C−a l

C−a C−l (redisplay) 現 在 の ウ ィ ン ド ウ 全 体 を リ フ レ ッ シ ュ す る 。

C−a L (login) こ の ウ ィ ン ド ウ の ロ グ イ ン ス ロ ッ ト を ト グ ル す る 。 こ れ が 可 能 な の は 、

screen が utmp デ ー タ ベ ー ス を 更 新 す る よ う 設 定 さ れ て い る 場 合 に 限 ら れ る 。

C−a m

C−a C−m (lastmsg) メ ッ セ ー ジ 行 に 表 示 さ れ た 直 前 の メ ッ セ ー ジ を 繰 り 返 す 。

C−a M (monitor) 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 監 視 を ト グ ル す る 。

C−a space

C−a n

C−a C−n (next) 次 の ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 え る 。

C−a N (number) 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 番 号

(と タ イ ト ル )を 表 示 す る 。

C−a backspace

C−a h

C−a p

C−a C−p (prev) 前 の ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 え る

(C−a n の 反 対 )。

C−a q

C−a C−q (xon) 現 在 の ウ ィ ン ド ウ に

Control−q を 送 る 。

C−a Q (only) 現 在 の リ ー ジ ョ ン を 残 し て 他 は す べ て 消 す 。

C−a r

C−a C−r (wrap) 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 行 折 り 返 し に 関 す る 設 定 を ト グ ル す る

(現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 自 動 マ ー ジ ン の オ ン /オ フ を 切 り 替 え る )。

C−a s

C−a C−s (xoff) 現 在 の ウ ィ ン ド ウ に

Control−s を 送 る 。

C−a S (split) 現 在 の リ ー ジ ョ ン を

2 つ に 分 け る 。

C−a t

C−a C−t (time) シ ス テ ム 情 報 を 表 示 す

る 。

C−a v (version) バ ー ジ ョ ン と コ ン パ イ ル さ れ た 日 時 を 表 示 す る 。

C−a C−v (digraph) 二 重 字

(digraph) を 入 力 す る 。 (訳 注 : 二 重 字 と は ア ク セ ン ト 記 号 等 が 付 い た 文 字 の こ と )

C−a w

C−a C−w (windows) ウ ィ ン ド ウ の リ ス ト を 表 示 す る 。

C−a W (width)

80/132 カ ラ ム を ト グ ル す る 。

C−a x

C−a C−x (lockscreen) こ の 端 末 を ロ ッ ク す る 。

C−a X (remove) 現 在 の リ ー ジ ョ ン を 破 棄 す る 。

C−a z

C−a C−z (suspend)

screen を サ ス ペ ン ド す る 。 シ ス テ ム が BSD 形 式 の ジ ョ ブ 制 御 を サ ポ ー ト し て い な け れ ば な ら な い 。

C−a Z (reset) 仮 想 端 末 を

"power−on" の 値 に リ セ ッ ト す る 。

C−a . (dumptermcap)

".termcap" フ ァ イ ル を 出 力 す る 。

C−a ? (help) キ ー 割 り 当 て を 表 示 す る 。

C−a C−\ (quit) す べ て の ウ ィ ン ド ウ を 破 棄 し 、

screen を 終 了 す

る 。

C−a : (colon) コ マ ン ド ラ イ ン モ ー ド に 入 る 。

C−a [

C−a C−[

C−a esc (copy) コ ピ ー

/ス ク ロ ー ル バ ッ ク モ ー ド に 入 る 。

C−a ] (paste .) ペ ー ス ト バ ッ フ ァ の 内 容 を 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 標 準 入 力 の キ ュ ー に 書 き 込 む 。

C−a {

C−a } (history) 前 の

(コ マ ン ド ) 行 を コ ピ ー &ペ ー ス ト す る 。

C−a > (writebuf) ペ ー ス ト バ ッ フ ァ を フ ァ イ ル に 書 き 出 す 。

C−a < (readbuf) 画 面 交 換 フ ァ イ ル を ペ ー ス ト バ ッ フ ァ に 読 み 込 む 。

C−a = (removebuf)

C−a <C−a > で 使 っ た フ ァ イ ル を 削 除 す る 。

C−a , (license)

screen の 由 来 を 表 示 す る 。 こ れ は screen が 来 た 道 で あ り 、 あ な た が screen を 利 用 で き て い る 理 由 で あ る 。

C−a _ (silence)

現 在 の ウ ィ ン ド ウ が 非 ア ク テ ィ ブ か ど う か の 監 視 を 開 始 /停 止 す る 。
C−a *
(displays) 現 在 ア

タ ッ チ し て い る す べ て の 画 面 の リ ス ト を 表 示 す る 。

カ ス タ マ イ ズ

「 ソ ケ ッ ト デ ィ レ ク ト リ 」 は 、 デ フ ォ ル ト で は $HOME/.screen ま た は 単 に /tmp/screens だ が 、 コ ン パ イ ル 時 に 選 択 す れ ば /var/run/screen に も で き る 。 screen を setuid−root で イ ン ス ト ー ル す る 場 合 、 シ ス テ ム 管 理 者 は 適 切 な (NFS マ ウ ン ト で は な い ) ソ ケ ッ ト デ ィ レ ク ト リ を 使 う よ う screen を コ ン パ イ ル し な け れ ば な ら な い 。 screen が setuid−root で な い 状 態 で 動 作 す る 場 合 な ら 、 ユ ー ザ は 環 境 変 数 $SCREENDIR を 使 っ て 、 モ ー ド 700 の 任 意 の デ ィ レ ク ト リ を 指 定 で き る 。

screen は 起 動 さ れ る と 、 2 つ の フ ァ イ ル ("/etc/screenrc" と そ の ユ ー ザ の ホ ー ム デ ィ レ ク ト リ の ".screenrc") か ら 初 期 化 コ マ ン ド を 読 み 込 ん で 実 行 す る 。 こ れ ら は 「 プ ロ グ ラ マ の デ フ ォ ル ト 値 」 で あ り 、 以 下 の よ う に す れ ば 変 更 で き る : シ ス テ ム 全 体 の screenrc と し て 、 screen は 環 境 変 数 $SYSSCREENRC を 検 索 す る (こ の 変 更 機 能 は コ ン パ イ ル 時 に 無 効 に で き る )。 ユ ー ザ 固 有 の screenrc フ ァ イ ル は $SCREENRC, $HOME/.screenrc の 順 で 検 索 さ れ る 。 コ マ ン ド ラ イ ン オ プ シ ョ ン −c は 、 こ れ ら の ユ ー ザ 用 screenrc フ ァ イ ル よ り も 優 先 さ れ る 。 こ れ ら の フ ァ イ ル に 書 か れ た コ マ ン ド は 、 オ プ シ ョ ン の 設 定 や キ ー へ の 機 能 の 割 り 当 て 、 screen セ ッ シ ョ ン 開 始 時 の 自 動 的 な ウ ィ ン ド ウ 生 成 (複 数 可 ) に 用 い ら れ る 。 コ マ ン ド は 1 行 に 1 つ 書 か れ 、 空 の 行 は 無 視 さ れ る 。 コ マ ン ド の 引 き 数 は タ ブ ま た は 空 白 で 区 切 ら れ 、 シ ン グ ル ク ォ ー ト ま た は ダ ブ ル ク ォ ー ト で 括 る こ と が で き る 。 ’#’ が あ る と 、 そ の 行 の 残 り の 部 分 は コ メ ン ト と な る 。 た だ し ’#’ が ク ォ ー ト の 内 部 に あ る 場 合 は 除 く 。 判 読 で き な い 行 に は 警 告 が 出 さ れ 、 無 視 さ れ る 。 コ マ ン ド で は 環 境 変 数 を 参 照 で き る 。 記 法 は シ ェ ル と 同 様 に "$VAR " ま た は "${VAR}" の 形 式 で あ る 。 こ れ は screen の 古 い バ ー ジ ョ ン と の 非 互 換 性 の 原 因 に な っ て お り 、 現 在 は 変 数 代 入 を 行 わ せ な い 場 合 ’$’ は ’\’ で 保 護 し な け れ ば な ら な い 。

screen の 配 布 パ ッ ケ ー ジ に は 、 2 つ の 設 定 フ ァ イ ル 、 "etc/screenrc" と "etc/etcscreenrc" と が 例 と し て 同 梱 さ れ て い る 。 こ れ ら に は 様 々 な コ マ ン ド の 便 利 な 例 が た く さ ん 載 っ て い る 。 カ ス タ マ イ ズ は 「 オ ン ラ イ ン 」 で 行 う こ と も で き る 。 コ マ ン ド モ ー ド に 入 る に は ’C−a :’ を 入 力 す る 。 "def" で 始 ま る コ マ ン ド は デ フ ォ ル ト 値 を 変 更 し 、 他 の コ マ ン ド は 現 在 の 設 定 を 変 更 す る 。 利 用 で き る コ マ ン ド を 以 降 に 示 す :

acladd usernames [crypted−pw]
addacl
usernames ユ ー ザ に 現 在 の screen セ ッ シ ョ ン へ の 完 全 な ア ク セ ス を 与 え る 。 usernames は 1 人 の ユ ー ザ 、 ま た は コ ン マ 区 切 り の ユ ー ザ リ ス ト で あ る 。 こ の コ マ ン ド は screen セ ッ シ ョ ン に ア タ ッ チ で き る よ う に し 、 ’aclchg usernames +rwx "#?"’ と 同 じ 内 容 を 実 行 す る 。 ア ク セ ス 権 を 制 限 し た 状 態 で ユ ー ザ を 追 加 す る に は 、 後 述 の ’aclchg’ を 用 い る こ と 。 2 番 目 の パ ラ メ ー タ は 省 略 可 能 だ が 、 こ れ を 与 え る と 、 こ れ は 指 定 し た ユ ー ザ (な い し 複 数 の ユ ー ザ ) の 暗 号 化 パ ス ワ ー ド に な る 。 ’addacl’ は ’acladd’ と 同 機 能 の 別 名 で あ る 。 こ の コ マ ン ド は マ ル チ ユ ー ザ モ ー ド で の み 使 用 で き る 。

aclchg usernames permbits list
chacl
usernames permbits list コ ン マ 区 切 り の リ ス ト で 指 定 し た ユ ー ザ の 権 限 (permission) を 変 更 す る 。 permbits は ’r’, ’w’, ’x’ で 表 し 、 ’+’ を 前 に 置 く と 権 限 が 与 え ら れ 、 ’−’ を 置 く と 権 限 が 取 り 上 げ ら れ る 。 3 番 目 の パ ラ メ ー タ は 、 コ マ ン ド や ウ ィ ン ド ウ (番 号 ま た は タ イ ト ル で 指 定 ) を コ ン マ で 区 切 っ て 並 べ た リ ス ト で あ る 。 特 別 な リ ス ト で あ る ’#’ は ウ ィ ン ド ウ す べ て を 意 味 し 、 ’?’ は コ マ ン ド す べ て を 意 味 す る 。 usernames が ’*’ 1 つ だ け の 場 合 、 認 識 さ れ て い る ユ ー ザ す べ て が 影 響 を 受 け る 。 ユ ー ザ が あ る コ マ ン ド に 対 す る ’x’ ビ ッ ト を 持 っ て い る と 、 そ の コ マ ン ド を 実 行 で き る 。 あ る ウ ィ ン ド ウ に 対 し て ’w’ ビ ッ ト が 設 定 さ れ て お り 、 他 の ユ ー ザ が そ の ウ ィ ン ド ウ の 書 き 込 み ロ ッ ク を 取 得 し て い な い と き 、 ユ ー ザ は そ の ウ ィ ン ド ウ へ の 入 力 を 行 え る 。 他 の ビ ッ ト は 現 在 は 無 視 さ れ る 。 ウ ィ ン ド ウ 2 に い る 他 の ユ ー ザ の 書 き 込 み ロ ッ ク を 取 り 消 す に は 、 ’aclchg username −w+w 2’ コ マ ン ド を 実 行 す る 。 セ ッ シ ョ ン に 対 す る 読 み 込 み 専 用 の ア ク セ ス を 許 可 す る に は 、 ’aclchg username −w "#"’ コ マ ン ド を 実 行 す る 。 ユ ー ザ 名 が screen に 識 別 さ れ る と 、 直 ち に そ の ユ ー ザ は セ ッ シ ョ ン に ア タ ッ チ で き 、 (デ フ ォ ル ト で は ) す べ て の コ マ ン ド と ウ ィ ン ド ウ に 対 す る 完 全 な 権 限 を 与 え ら れ る 。 acl コ マ ン ド や ’at’ 等 に 対 す る 実 行 許 可 は 削 除 し て お く べ き で あ る 。 さ も な い と 、 そ の ユ ー ザ は 書 き 込 み 権 限 を 再 取 得 で き て し ま う 。 特 殊 な ユ ー ザ nobody に 対 す る 権 限 は 変 更 で き な い ("su" コ マ ン ド を 見 よ )。 ’chacl’ は ’aclchg’ と 同 義 の 別 名 で あ る 。 マ ル チ ユ ー ザ モ ー ド で の み 使 用 で き る 。

acldel username ユ ー ザ を screen の ア ク セ ス 制 御 リ ス ト か ら 削 除 す る 。 現 在 ア タ ッ チ さ れ て い れ ば 、 そ の ユ ー ザ の す べ て の デ ィ ス プ レ イ は そ の セ ッ シ ョ ン か ら デ タ ッ チ さ れ る 。 そ の ユ ー ザ は 再 び ア タ ッ チ す る こ と は で き な い 。 マ ル チ ユ ー ザ モ ー ド で の み 使 用 で き る 。

aclgrp username [groupname] 同 じ ア ク セ ス 権 限 を 共 有 す る ユ ー ザ の グ ル ー プ を 作 成 す る 。 こ の グ ル ー プ の 名 前 は 、 グ ル ー プ の リ ー ダ ー の ユ ー ザ 名 に な る 。 グ ル ー プ の 各 メ ン バ ー は グ ル ー プ リ ー ダ ー に 与 え ら れ た 権 限 を 継 承 す る 。 す な わ ち 、 あ る ユ ー ザ が あ る ア ク セ ス の チ ェ ッ ク に 失 敗 す る と 、 続 い て 別 の チ ェ ッ ク が グ ル ー プ リ ー ダ ー に 対 し て な さ れ る 。 groupname に 特 殊 な 値 "none" が 用 い ら れ る と 、 ユ ー ザ は す べ て の グ ル ー プ か ら 削 除 さ れ る 。 2 番 目 の パ ラ メ ー タ が 省 略 さ れ る と 、 ユ ー ザ の い る す べ て の グ ル ー プ が リ ス ト さ れ る 。

aclumask [[users]+bits |[users]−bits .... ]
umask
[[users]+bits |[users]−bits .... ] こ の コ マ ン ド を 呼 ん だ 者 が 生 成 す る ウ ィ ン ド ウ に 対 し て 、 他 の ユ ー ザ が 持 つ ア ク セ ス 権 限 を 指 定 す る 。 users は 、 な し 、 一 人 、 既 知 の ユ ー ザ 名 の コ ン マ 区 切 り リ ス ト 、 の い ず れ か で あ る 。 users を 指 定 し な い と 、 現 在 わ か っ て い る す べ て の ユ ー ザ の リ ス ト を 指 定 し た こ と に な る 。 bits は "aclchg" コ マ ン ド で 定 義 さ れ た ア ク セ ス 制 御 ビ ッ ト の 任 意 の 組 み 合 わ せ で あ る 。 ユ ー ザ 名 "?" は 特 殊 な 意 味 を 持 ち 、 ま だ 登 場 し て い な い ユ ー ザ に 対 し て 、 事 前 に 任 意 の ウ ィ ン ド ウ に 対 す る ア ク セ ス 権 限 を 付 与 す る た め に 用 い る 。 ユ ー ザ 名 "??" は 特 殊 な 意 味 を 持 ち 、 ま だ 登 場 し て い な い ユ ー ザ に 対 し て 、 任 意 の コ マ ン ド に 対 す る ア ク セ ス 権 限 を 付 与 す る た め に 用 い る 。 特 殊 な ユ ー ザ 名 で あ る nobody の 権 限 を 変 更 す る こ と は で き な い ("su" コ マ ン ド を 見 よ )。 ’umask’ は ’aclumask’ と 同 義 の 別 名 で あ る 。

activity message 監 視 状 態 に あ る バ ッ ク グ ラ ウ ン ド ウ ィ ン ド ウ の ど れ か で 何 ら か の 動 作 が あ っ た 場 合 、 screen は メ ッ セ ー ジ 行 で 通 知 を 行 う 。 こ の 通 知 メ ッ セ ー ジ は "activity" コ マ ン ド で 再 定 義 で き る 。 message に 含 ま れ る ’%’ は 、 そ れ ぞ れ 動 作 が 起 こ っ た ウ ィ ン ド ウ の 番 号 に 置 換 さ れ 、 ’~’ は 、 そ れ ぞ れ termcap に 書 か れ て い る ベ ル の 定 義 (通 常 は 音 を 鳴 ら す ベ ル 文 字 ) に 置 換 さ れ る 。 デ フ ォ ル ト の メ ッ セ ー ジ は

’Activity in window %n’ で あ る 。 デ フ ォ ル ト で は す べ て の ウ ィ ン ド ウ に 対 し て 監 視 は オ フ に な っ て い る が 、 "monitor" コ マ ン ド (C−a M) で 変 更 で き る 。

allpartial on|off

on に す る と 、 ウ ィ ン ド ウ が 変 化 し た 時 に 現 在 の カ ー ソ ル 行 だ け が リ フ レ ッ シ ュ さ れ る 。 こ れ は す べ て の ウ ィ ン ド ウ に 影 響 し 、 端 末 ラ イ ン が 遅 い 場 合 に 役 に 立 つ 。 各 ウ ィ ン ド ウ に お け る 全 体 /部 分 リ フ レ ッ シ ュ の 直 前 の 設 定 は 、 "allpartial off" で 復 元 さ れ る 。 こ れ は グ ロ ー バ ル な フ ラ グ で あ り 、 即 座 に す べ て の ウ ィ ン ド ウ に 影 響 を 及 ぼ し 、 "partial" の 設 定 を 変 更 す る 。 こ れ 以 降 に 新 し く 生 成 さ れ る ウ ィ ン ド ウ の デ フ ォ ル ト の 再 描 画 の 動 作 は 、 こ れ に よ っ て は 変 わ ら な い 。

altscreen on|off

on に す る と 仮 想 端 末 で 「 別 画 面 (alternate screen)」 の サ ポ ー ト が 有 効 に な る 。 こ れ は xterm の と 同 様 の も の で あ る 。 初 期 設 定 で は off に な っ て い る 。

at [identifier][#|*|%] command [args ... ] 他 の 画 面 や ウ ィ ン ド ウ で (あ た か も そ こ で 入 力 し た か の よ う に ) コ マ ン ド を 実 行 す る 。 "at" は コ マ ン ド の コ ン テ ク ス ト (「 現 在 の ウ ィ ン ド ウ 」 や 「 現 在 の 画 面 」 の 設 定 ) を 変 更 す る 。 最 初 の パ ラ メ ー タ で コ ン テ ク ス ト が ひ と つ に 定 ま ら な い 場 合 に は 、 そ の コ マ ン ド は 複 数 回 実 行 さ れ る 。 最 初 の パ ラ メ ー タ が ’identifier*’ の 形 式 な ら ば 、 ユ ー ザ 名 に 対 し て identifier の マ ッ チ を 試 み る 。 指 定 さ れ た コ マ ン ド は 、 選 択 さ れ た ユ ー ザ (複 数 可 ) の 画 面 そ れ ぞ れ に お い て 1 度 ず つ 実 行 さ れ る 。 最 初 の パ ラ メ ー タ が ’identifier%’ の 形 式 な ら ば 、 画 面 に 対 し て identifier の マ ッ チ を 試 み る 。 画 面 の 名 前 は ア タ ッ チ し て い る tty に 基 づ い て 付 け ら れ る 。 プ レ フ ィ ッ ク ス ’/dev/’ や ’/dev/tty’ は identifier か ら 省 略 で き る 。 identifier に ’#’ が 付 い た (あ る い は 末 尾 に 何 も 付 い て い な い ) 場 合 は 、 ウ ィ ン ド ウ 番 号 と タ イ ト ル に マ ッ チ す る 。 ’*’, ’%’, ’#’ 文 字 の 前 に 置 く 識 別 子 を 省 略 す る と 、 す べ て の ユ ー ザ 、 画 面 、 ウ ィ ン ド ウ が 選 択 さ れ る 。 影 響 を 受 け る 画 面 (複 数 の こ と も あ る ) で は 、 起 こ っ た こ と が 短 い メ ッ セ ー ジ で 表 示 さ れ る 。 "at" コ マ ン ド の 実 行 者 に 対 し て は 権 限 の チ ェ ッ ク が 行 な わ れ 、 影 響 さ れ る 画 面 の 所 有 者 に 対 し て は 行 な わ れ な い 。 ’#’ 文 字 の 後 に 空 白 文 字 が 置 か れ る と コ メ ン ト の 開 始 に な る が 、 こ れ は ’\’ を 前 置 す る こ と で エ ス ケ ー プ で き る 。 注 意 : ウ ィ ン ド ウ に 対 す る マ ッ チ で は 、 コ マ ン ド は 各 ウ ィ ン ド ウ で 最 低 1 回 は 実 行 さ れ る 。 ウ ィ ン ド ウ の 内 部 順 序 を 変 更 す る よ う な コ マ ン ド ("other" な ど ) は 、 複 数 回 呼 び 出 さ れ る か も し れ な い 。 共 有 ウ ィ ン ド ウ で は 、 コ マ ン ド は ア タ ッ チ し て い る 画 面 ご と に 繰 り 返 さ れ る 。 "login" の よ う な 、 状 態 を ト グ ル す る コ マ ン ド を 実 行 す る と き に は 注 意 す る こ と ! コ マ ン ド に よ っ て は 、 対 象 ウ ィ ン ド ウ が デ ィ ス プ レ イ に 関 連 づ け ら れ て い な い と 機 能 し な い も の が あ る ("process" な ど )。 こ れ ら の コ マ ン ド は 、 "at" で ウ ィ ン ド ウ を 巡 回 さ せ る 場 合 に は 機 能 し な い か も し れ な い 。

attrcolor attrib [attribute/color−modifier] こ の コ マ ン ド を 用 い る と 、 テ キ ス ト の 色 を 変 え て 属 性 を ハ イ ラ イ ト で き る 。 属 性 attrib が す で に 利 用 中 の 場 合 に は 、 指 定 し た 属 性 /色 修 正 が 同 時 に 適 用 さ れ る 。 修 正 指 定 を 与 え な い と 、 現 在 の も の を 削 除 す る 。 修 正 指 定 の 文 法 に つ い て は 『 文 字 エ ス ケ ー プ 』 を 参 照 の こ と 。 screen は 2 つ の 疑 似 属 性 を 理 解 す る : "i" は 高 輝 度 の 前 景 色 を 意 味 し 、 "I" は 高 輝 度 の 背 景 色 を 意 味 す る 。 例 :

attrcolor b "R" ボ ー ル ド の テ キ ス ト を 表 示 す る と き 、 色 を 明 る い 赤 に 変 更 す る 。

attrcolor u "−u b" ア ン ダ ー ラ イ ン の 代 わ り に 青 の テ キ ス ト を 用 い る 。

attrcolor b ".I" ボ ー ル ド の テ キ ス ト に 明 る い 色 を 使 う 。 ほ と ん ど の 端 末 エ ミ ュ レ ー タ で は 、 す で に こ の 指 定 は な さ れ て い る だ ろ う 。

attrcolor i "+b" 高 輝 度 色 の テ キ ス ト を ボ ー ル ド に も す る 。

autodetach on|off ハ ン グ ア ッ プ の 際 に 、 自 動 的 に デ タ ッ チ を screen に さ せ る か ど う か を 設 定 す る 。 デ タ ッ チ を 行 う と 、 実 行 中 の プ ロ グ ラ ム は す べ て 保 存 さ れ 、 screen −r コ マ ン ド で 再 開 で き る 。 こ の オ プ シ ョ ン を off に す る と 、 ハ ン グ ア ッ プ シ グ ナ ル に よ っ て screen お よ び screen 内 で 実 行 さ れ て い る す べ て の プ ロ セ ス が 終 了 す る 。 autodetach は デ フ ォ ル ト で は on に な っ て い る 。

autonuke on|off 画 面 ク リ ア の シ ー ケ ン ス が 与 え ら れ た と き 、 ま だ 端 末 に 書 き 出 さ れ て い な い 出 力 す べ て を 破 棄 す る か ど う か 指 定 す る 。 "obuflimit" も 参 照 の こ と 。

backtick id lifespan autorefresh cmd args...
backtick
id

(数 値 の ) ID が id と な る backtick コ マ ン ド を プ ロ グ ラ ム す る 。 こ の よ う な コ マ ン ド の 出 力 は 、 文 字 列 エ ス ケ ー プ "%’" に 代 入 さ れ る 。 指 定 さ れ た lifespan は 、 出 力 が 有 効 と み な さ れ る 期 間 の 秒 数 で あ る 。 こ の 秒 数 が 経 過 し た 後 に 、 対 応 す る 文 字 列 エ ス ケ ー プ が 現 わ れ た 場 合 に は 、 こ の コ マ ン ド が 再 び 実 行 さ れ る 。 autorefresh パ ラ メ ー タ で 指 定 す る 秒 数 が 過 ぎ る と 、 キ ャ プ シ ョ ン 文 字 列 と ハ ー ド ス テ ー タ ス 文 字 列 と が 自 動 的 に リ フ レ ッ シ ュ さ れ る 。 出 力 の 最 後 の 行 だ け が 代 入 に 用 い ら れ る 。
lifespan
autorefresh の 両 方 の パ ラ メ ー タ が 0 だ と 、 そ の backtick プ ロ グ ラ ム は バ ッ ク グ ラ ウ ン ド に 留 ま り 、 と き ど き 出 力 を 生 成 す る も の と み な さ れ る 。 こ の 場 合 、 そ の コ マ ン ド は 直 ち に 実 行 さ れ 、 screen は そ の 出 力 の 最 後 の 行 を 保 存 す る 。 新 し い 行 が 表 示 さ れ る と 、 screen は ハ ー ド ス テ ー タ ス ま た は キ ャ プ シ ョ ン を リ フ レ ッ シ ュ す る 。
2 番 目 の 書 式 は 、 数 値 ID が id の backtick コ マ ン ド を 削 除 す る 。

bce [on|off] 背 景 色 消 去 (background−color−erase) の 設 定 を 変 更 す る 。 "bce" を on に す る と 、 erase/insert/scroll/clear 操 作 で ク リ ア さ れ る す べ て の 文 字 は 、 現 在 の 背 景 色 で 表 示 さ れ る こ と に な る 。 off に す る と デ フ ォ ル ト の 背 景 色 が 用 い ら れ る 。

bell_msg [message] ベ ル 文 字 が バ ッ ク グ ラ ウ ン ド の ウ ィ ン ド ウ に 送 ら れ る と 、 screen は メ ッ セ ー ジ 行 に 通 知 を 出 す 。 こ の 通 知 メ ッ セ ー ジ は 、 こ の コ マ ン ド に よ っ て 再 定 義 で き る 。 message に ’%’ が あ る と 、 そ れ ら は ベ ル を 受 け 取 っ た ウ ィ ン ド ウ の 番 号 に 置 換 さ れ る 。 ま た ’^G’ は termcap で 定 義 さ れ て い る ベ ル 文 字 (通 常 は 音 声 ベ ル ) に 置 換 さ れ る 。 デ フ ォ ル ト の メ ッ セ ー ジ は 次 の 通 り :

’Bell in window %n’

"bell_msg" コ マ ン ド に は 空 の メ ッ セ ー ジ を 与 え る こ と も で き 、 そ の 場 合 メ ッ セ ー ジ 行 の 出 力 は さ れ な く な る (bell_msg "")。 パ ラ メ ー タ を 与 え な い と 、 現 在 の メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ る 。

bind [−c class] key [command [args]] コ マ ン ド を キ ー に 割 り 当 て る 。 デ フ ォ ル ト で は 、 screen に 用 意 さ れ て い る ほ と ん ど の コ マ ン ド は 1 つ な い し 複 数 の キ ー に 割 り 当 て ら れ て お り 、 こ れ ら は 『 デ フ ォ ル ト の キ ー 割 り 当 て 』 の セ ク シ ョ ン に 示 さ れ て い る 。 例 え ば 新 し い ウ ィ ン ド ウ を 生 成 す る コ マ ン ド は "C−c" と "c" と に 割 り 当 て ら れ て い る 。 "bind" コ マ ン ド を 用 い る と 、 キ ー 割 り 当 て を 再 定 義 し た り 、 新 し い 割 り 当 て を 定 義 し た り で き る 。 引 き 数 key に は 、 文 字 1 つ 、 "^x" 形 式 ("C−x" の 意 味 )の 2 文 字 か ら な る シ ー ケ ン ス 、 バ ッ ク ス ラ ッ シ ュ の 後 に 8 進 数 を 続 け た も の (文 字 の ASCII コ ー ド を 示 す )、 バ ッ ク ス ラ ッ シ ュ の 後 に 2 番 目 の 文 字 を 続 け た も の ("\^" や "\\" 等 ) の い ず れ か を 与 え る 。 引 き 数 は ク ォ ー ト し て も よ い 。 key 以 外 の 引 き 数 が 与 え ら れ な か っ た 場 合 は 、 以 前 に こ の キ ー に 対 し て 与 え ら れ た 割 り 当 て が 削 除 さ れ る 。 command 引 き 数 に は 、 こ の セ ク シ ョ ン に リ ス ト さ れ て い る 任 意 の コ マ ン ド を 指 定 で き る 。

"−c" オ プ シ ョ ン に よ っ て コ マ ン ド ク ラ ス が 指 定 さ れ た 場 合 に は 、 そ の キ ー は 指 定 さ れ た ク ラ ス に 割 り 当 て ら れ る 。 ク ラ ス を 有 効 に す る に は "command" コ マ ン ド を 用 い る 。 コ マ ン ド ク ラ ス は 、 コ マ ン ド キ ー を 複 数 使 い た い と き や 、 二 文 字 以 上 の シ ー ケ ン ス を 割 り 当 て た い 場 合 に 利 用 で き る 。 例 を い く つ か 示 す :

bind ’ ’ windows

bind ^k

bind k

bind K kill

bind ^f screen telnet foobar

bind \033 screen −ln −t root −h 1000 9 su こ れ は 、 ま ず ウ ィ ン ド ウ の リ ス ト 表 示 の コ マ ン ド を ス ペ ー ス キ ー に 割 り 当 て る (通 常 は "C−a C−w" で 呼 び 出 さ れ る コ マ ン ド が "C−a ス ペ ー ス " で も 呼 び 出 せ る よ う に な る )。 続 く 3 行 で は 、 デ フ ォ ル ト で kill が 割 り 当 て ら れ て い る "C−a C−k" と "C−a k" の 両 方 を 無 効 に し 、 そ し て "C−a K" を kill コ マ ン ド に 割 り 当 て て い る 。 次 の 行 は 、 「 ウ ィ ン ド ウ を 生 成 し て ホ ス ト foobar へ の TELNET 接 続 を 行 う 」 コ マ ン ド を "C−f" に 割 り 当 て て い る 。 最 後 の 行 は 、 別 名 "root" を 持 ち 、 番 号 が 9 で 、 ス ー パ ー ユ ー ザ の シ ェ ル を 持 ち 、 ス ク ロ ー ル バ ッ ク 用 の バ ッ フ ァ の サ イ ズ が 1000 行 で あ る よ う な 、 非 ロ グ イ ン ウ ィ ン ド ウ を 生 成 す る コ マ ン ド を エ ス ケ ー プ キ ー に 割 り 当 て る 。

bind −c demo1 0 select 10

bind −c demo1 1 select 11

bind −c demo1 2 select 12

bindkey "^B" command −c demo1

"C−b 0" を ウ ィ ン ド ウ 10 の 選 択 、 "C−b 1" を ウ ィ ン ド ウ 11 の 選 択 、 の よ う に す る 。

bind −c demo2 0 select 10

bind −c demo2 1 select 11

bind −c demo2 2 select 12

bind − command −c demo2

"C−a − 0" を ウ ィ ン ド ウ 10 の 選 択 、 "C−a − 1" を ウ ィ ン ド ウ 11 の 選 択 、 の よ う に す る 。

bindkey [−d] [−m] [−a] [[−k|−t] string [cmd args]] こ の コ マ ン ド は screen の 入 力 変 換 テ ー ブ ル を 管 理 す る 。 テ ー ブ ル の ど れ か 1 つ に 含 ま れ る 各 エ ン ト リ は 、 特 定 の 文 字 シ ー ケ ン ス に 出 会 っ た と き に 行 う べ き 応 答 を screen に 指 示 す る 。 こ の よ う な テ ー ブ ル は 3 つ 存 在 す る 。 ユ ー ザ が プ ロ グ ラ ム し た 動 作 を 含 む テ ー ブ ル 、 端 末 エ ミ ュ レ ー シ ョ ン で 使 わ れ る デ フ ォ ル ト の 動 作 を 含 む テ ー ブ ル 、 screen の コ ピ ー モ ー ド で カ ー ソ ル 移 動 を 行 う た め の テ ー ブ ル 、 で あ る 。 デ フ ォ ル ト の キ ー 割 り 当 て の リ ス ト は 、 『 入 力 の 変 換 』 の セ ク シ ョ ン を 参 照 す る こ と 。
−d
オ プ シ ョ ン を 与 え る と bindkey は デ フ ォ ル ト の テ ー ブ ル を 変 更 し 、 −m オ プ シ ョ ン は コ ピ ー モ ー ド の テ ー ブ ル を 変 更 し 、 ど ち ら の オ プ シ ョ ン も 与 え な い と ユ ー ザ テ ー ブ ル が 選 択 さ れ る 。 引 き 数 string は 動 作 を 割 り 当 て る 文 字 シ ー ケ ン ス で あ る 。 こ れ は 固 定 の 文 字 列 で も よ い し 、 termcap の キ ー ボ ー ド 機 能 名 で も よ い (−k オ プ シ ョ ン で 選 択 で き る )。
VT100 端 末 で ア プ リ ケ ー シ ョ ン モ ー ド が 有 効 で あ る と き 、 一 部 の キ ー は 異 な る 文 字 列 を 送 っ て く る こ と が あ る (例 え ば カ ー ソ ル キ ー )。 こ の よ う な キ ー は 変 換 テ ー ブ ル 中 に エ ン ト リ を 2 つ 持 つ 。 ア プ リ ケ ー シ ョ ン モ ー ド 時 の エ ン ト リ は −a オ プ シ ョ ン の 指 定 に よ っ て 選 択 で き る 。
−t
オ プ シ ョ ン を 指 定 す る と 、 screen は 文 字 間 タ イ ミ ン グ 調 整 を 行 わ な い 。 termcap の 機 能 を 使 う 場 合 に は 、 タ イ ミ ン グ 調 整 を 無 効 に は で き な い 。
cmd
に は 任 意 の screen の コ マ ン ド と 、 こ れ に 対 す る 任 意 の 数 の 引 き 数 args を 指 定 で き る 。 cmd が 省 略 さ れ た 場 合 は 、 そ の キ ー 割 り 当 て が テ ー ブ ル か ら 削 除 さ れ る 。 以 下 に キ ー ボ ー ド 割 り 当 て の 例 を い く つ か 示 す :

bindkey −d デ フ ォ ル ト の キ ー 割 当 を す べ て 表 示 す る 。 ア プ リ ケ ー シ ョ ン モ ー ド の エ ン ト リ に は [A] が 付 く 。

bindkey −k k1 select 1
"F1" キ ー で ウ ィ ン ド ウ 1 に 切 り 替 わ る よ う に す る 。

bindkey −t foo stuff barfoo
"foo" を 単 語 "barfoo" の 省 略 形 と す る 。 タ イ ム ア ウ ト を 無 効 に し て あ る の で 、 ユ ー ザ が ゆ っ く り 入 力 で き る 。

bindkey "\024" mapdefault こ の キ ー 割 り 当 て は 、 "^T" を キ ー 割 り 当 て 用 の エ ス ケ ー プ 文 字 に す る 。 先 程 挙 げ た "stuff barfoo" の 設 定 が さ れ て い る 場 合 、 "^Tfoo" と タ イ プ す れ ば 単 語 "foo" が 入 力 で き る 。 "^T" を 挿 入 し た い 場 合 に は 、 こ の キ ー を 2 回 押 す 必 要 が あ る (つ ま り エ ス ケ ー プ の 割 り 当 て を エ ス ケ ー プ す る )。

bindkey −k F1 command
F11 (F1 で は な い !) キ ー に も screen の エ ス ケ ー プ 機 能 (^A と 同 じ も の ) を 与 え る 。

break [duration] こ の ウ ィ ン ド ウ に ブ レ ー ク 信 号 を duration*0.25 秒 間 送 る 。 非 Posix シ ス テ ム で は 送 信 時 間 は 1 秒 単 位 に 丸 め ら れ る 。 シ ェ ル プ ロ セ ス の 場 合 よ り は 、 キ ャ ラ ク タ 型 デ バ イ ス が ウ ィ ン ド ウ に ア タ ッ チ さ れ て い る 場 合 に 非 常 に 役 に 立 つ (『 ウ ィ ン ド ウ の 種 類 』 の 章 も 参 照 の こ と )。 ブ レ ー ク 信 号 の 最 大 継 続 時 間 は 15 秒 に 制 限 さ れ て い る 。

blanker 画 面 の ブ ラ ン ク 機 能 を 有 効 に す る 。 ま ず 最 初 に 画 面 は ク リ ア さ れ る 。 ブ ラ ン ク 用 の プ ロ グ ラ ム が 定 義 さ れ て い な い 場 合 は 、 カ ー ソ ル も 消 え る 。 定 義 さ れ て い る 場 合 は そ の プ ロ グ ラ ム が 起 動 さ れ 、 出 力 が 画 面 に 書 き 出 さ れ る 。 画 面 ブ ラ ン ク 機 能 は 、 何 か の キ ー が 押 さ れ た 段 階 で 終 了 し 、 そ の と き 読 み 込 ん だ キ ー 入 力 は 捨 て ら れ る 。 こ の コ マ ン ド は 通 常 "idle" コ マ ン ド と 共 に 用 い ら れ る 。

blankerprg [program args] ブ ラ ン ク 機 能 用 の プ ロ グ ラ ム を 定 義 す る 。 引 き 数 を 与 え な い と 、 ブ ラ ン ク 用 の プ ロ グ ラ ム を 無 効 に す る 。

breaktype [tcsendbreak|TIOCSBRK |TCSBRK] 端 末 デ バ イ ス に 対 し て ブ レ ー ク 信 号 を 生 成 す る 方 法 を 、 可 能 な も の の 中 か ら 選 ぶ 。 こ の コ マ ン ド は 現 在 の ウ ィ ン ド ウ に の み 影 響 す る べ き だ が 、 現 在 は "defbreaktype" と 同 じ よ う に 振 舞 う 。 こ れ は 将 来 は 変 更 さ れ る 予 定 で あ る 。 "breaktype" を パ ラ メ ー タ 無 し で 呼 ぶ と 、 現 在 の ウ ィ ン ド ウ に お け る ブ レ ー ク 信 号 の 発 生 方 法 を 表 示 す る 。

bufferfile [exchange−file] ペ ー ス ト バ ッ フ ァ を 使 っ た 読 み 書 き に 使 う フ ァ イ ル 名 を 変 更 す る 。 "bufferfile" コ マ ン ド へ の 引 き 数 を 省 略 し た 場 合 に は 、 デ フ ォ ル ト の 設 定 ("/tmp/screen−exchange") が 再 び 使 わ れ る よ う に な る 。 以 下 の 例 は 、 シ ス テ ム の パ ス ワ ー ド フ ァ イ ル を screen の ウ ィ ン ド ウ に ペ ー ス ト す る も の で あ る (ペ ー ス ト バ ッ フ ァ を 使 う 。 こ こ に は コ ピ ー が 残 る ):

C−a : bufferfile /etc/passwd

C−a < C−a ]

C−a : bufferfile

c1 [on|off]

c1 コ ー ド の 処 理 を 変 更 す る 。 "c1 on" を 指 定 す る と 、 screen は 128 か ら 159 ま で の 入 力 文 字 を 制 御 機 能 と し て 扱 う 。 こ の よ う な 8 ビ ッ ト コ ー ド は 、 通 常 は ESC の 後 に 対 応 す る 7 ビ ッ ト コ ー ド を 続 け た も の と 同 じ 意 味 に な る 。 デ フ ォ ル ト の 設 定 で は c1 コ ー ド を 処 理 す る 。 こ れ は "defc1" コ マ ン ド で 変 更 で き る 。 c1 領 域 に 利 用 可 能 な 文 字 が あ る フ ォ ン ト を 使 っ て い る ユ ー ザ は 、 こ の オ プ シ ョ ン を off に す る と よ い 。

caption always|splitonly [string]
caption string
[string] こ の コ マ ン ド は ウ ィ ン ド ウ の キ ャ プ シ ョ ン の 表 示 を 制 御 す る 。 通 常 キ ャ プ シ ョ ン は デ ィ ス プ レ イ に 複 数 の ウ ィ ン ド ウ が 現 れ た と き に の み 用 い ら れ る が 、 こ こ の 属 性 を always に 設 定 す る と 、 ひ と つ し か ウ ィ ン ド ウ が な い と き で も screen は キ ャ プ シ ョ ン を 表 示 す る 。 デ フ ォ ル ト の 設 定 は splitonly で あ る 。 二 番 目 の 形 式 は キ ャ プ シ ョ ン に 用 い ら れ る テ キ ス ト を 変 更 す る 。 "文 字 エ ス ケ ー プ " の 章 に あ る す べ て の エ ス ケ ー プ が 利 用 で き る 。 screen が デ フ ォ ル ト で 用 い る の は ’%3n %t’ で あ る 。 文 字 列 を 追 加 引 数 と し て 、 両 方 の 形 式 を 混 ぜ る こ と も で き る 。

charset set 文 字 セ ッ ト の ス ロ ッ ト 指 定 と 文 字 セ ッ ト の マ ッ ピ ン グ を 変 更 す る 。 set の 先 頭 4 文 字 は 、 文 字 セ ッ ト 指 定 と し て 扱 わ れ る 。 5−6 番 目 の 文 字 は 0 か ら 3 ま で の 値 を 取 り 、 GL/GR 文 字 セ ッ ト の マ ッ ピ ン グ を 指 定 す る 。 す べ て の 位 置 に は ’.’ を 置 く こ と が で き 、 そ の 場 合 は 現 在 の 文 字 セ ッ ト /マ ッ ピ ン グ を 変 更 し な い (set が 6 文 字 に 満 た な い 場 合 は 、 内 部 で ’.’ を 追 加 す る )。 新 し い ウ ィ ン ド ウ の デ フ ォ ル ト の 文 字 セ ッ ト は 、 "encoding" コ マ ン ド が 有 効 に な っ て い な け れ ば "BBBB02" に な る 。 現 在 の 設 定 は "info" コ マ ン ド で 閲 覧 で き る 。

chdir [directory]

screen の カ レ ン ト デ ィ レ ク ト リ を 指 定 さ れ た デ ィ レ ク ト リ に 変 更 す る 。 引 き 数 な し で 呼 ば れ た 場 合 に は 、 カ レ ン ト デ ィ レ ク ト リ を ホ ー ム デ ィ レ ク ト リ (環 境 変 数 $HOME の 値 ) に す る 。 ".screenrc" 内 部 の "screen" コ マ ン ド 、 "C−a : screen ..."、 "C−a c" の い ず れ か に よ っ て 新 し く 生 成 さ れ る ウ ィ ン ド ウ は 、 こ れ を デ フ ォ ル ト の デ ィ レ ク ト リ と し て 使 用 す る 。 chdir コ マ ン ド を 使 わ な い と 、 デ フ ォ ル ト の デ ィ レ ク ト リ は screen が 起 動 さ れ た デ ィ レ ク ト リ に な る 。 ハ ー ド コ ピ ー と ロ グ フ ァ イ ル が 書 き 出 さ れ る の は 、 常 に 「 そ の ウ ィ ン ド ウ の 」 デ フ ォ ル ト デ ィ レ ク ト リ で あ り 、 ウ ィ ン ド ウ 内 で 動 作 し て い る プ ロ セ ス の カ レ ン ト デ ィ レ ク ト リ で は な い 。 こ の コ マ ン ド を .screenrc 内 で 複 数 回 用 い れ ば 、 別 々 の デ フ ォ ル ト デ ィ レ ク ト リ で ウ ィ ン ド ウ を い く つ も 起 動 す る こ と が で き る が 、 ユ ー ザ が 対 話 的 に 生 成 し た す べ て の ウ ィ ン ド ウ は 、 最 後 の chdir の 値 の 影 響 を 受 け る 。

clear 現 在 の ウ ィ ン ド ウ を ク リ ア し 、 そ の イ メ ー ジ を ス ク ロ ー ル バ ッ ク バ ッ フ ァ に 格 納 す る 。

colon [prefix]

".screenrc" の コ マ ン ド ラ イ ン を 入 力 で き る よ う に す る 。 screen の 動 作 中 に キ ー 割 り 当 て を 変 え た り 、 特 定 の ウ ィ ン ド ウ の 生 成 ・ 設 定 の 変 更 な ど に 便 利 で あ る 。 な お "set" キ ー ワ ー ド は 無 く な っ て し ま っ た 。 コ マ ン ド は 通 常 現 在 の ウ ィ ン ド ウ に 影 響 し 、 将 来 生 成 さ れ る ウ ィ ン ド ウ の デ フ ォ ル ト 設 定 に は な ら な い 。 デ フ ォ ル ト を 変 更 す る に は ’def...’ で 始 ま る コ マ ン ド 群 を 用 い る こ と 。 こ れ を screen の 「 Ex コ マ ン ド モ ー ド 」 と す る な ら 、 "C−a esc" (コ ピ ー モ ー ド ) は 「 Vi コ マ ン ド モ ー ド 」 と 言 え る だ ろ う 。

command [−c class] こ の コ マ ン ド は screen の エ ス ケ ー プ 文 字 (^A) を 打 ち 込 ん だ 場 合 と 同 じ 動 作 を 行 う 。 こ れ が 役 に 立 つ の は キ ー 割 り 当 て の 場 合 だ け だ ろ う 。 "−c" オ プ シ ョ ン が 与 え ら れ る と 、 指 定 し た コ マ ン ド ク ラ ス を 選 択 す る 。 "bind" と "bindkey" も 参 照 す る こ と 。

compacthist [on|off] テ キ ス ト を ヒ ス ト リ バ ッ フ ァ の 領 域 へ ス ク ロ ー ル ア ッ プ す る と き に 、 末 尾 の 空 行 の 出 力 を 抑 制 す る か ど う か 指 定 す る 。

console [on|off] マ シ ン コ ン ソ ー ル の ウ ィ ン ド ウ へ の 出 力 を グ ラ ブ ま た は ア ン グ ラ ブ す る 。 注 意 : コ ン ソ ー ル 出 力 を グ ラ ブ で き る の は /dev/console の 所 有 者 だ け で あ る 。 こ の コ マ ン ド は 、 ioctl TIOCCONS を サ ポ ー ト し て い る マ シ ン で し か 使 え な い 。

copy コ ピ ー /ス ク ロ ー ル バ ッ ク モ ー ド に 入 る 。 こ こ で は 、 現 在 の ウ ィ ン ド ウ お よ び そ の 履 歴 か ら 、 テ キ ス ト を ペ ー ス ト バ ッ フ ァ へ と コ ピ ー で き る 。 こ の モ ー ド で は 、 vi に 似 た 「 フ ル ス ク リ ー ン エ デ ィ タ 」 が ア ク テ ィ ブ に な る : 移 動 キ ー :

h, j, k, l は 、 カ ー ソ ル を 上 下 左 右 に 移 動 す る 。
0
, ^, $ は 、 行 の 内 部 で 、 先 頭 ・ 空 白 で な い 最 初 の 文 字 ・ 空 白 で な い 最 後 の 文 字 、 へ と カ ー ソ ル を 移 動 す る 。
H
, M, L は 、 カ ー ソ ル を ウ ィ ン ド ウ の 最 上 行 ・ 中 央 ・ 最 下 行 の 、 そ れ ぞ れ 先 頭 に 移 動 す る 。
+
お よ び は 、 位 置 を 1 行 上 ・ 1 行 下 へ 移 動 す る 。
G
は 指 定 さ れ た 絶 対 行 へ 移 動 す る (デ フ ォ ル ト 値 は バ ッ フ ァ の 末 尾 )。
|
は 指 定 さ れ た 絶 対 桁 へ 移 動 す る 。
w
, b, e は 、 カ ー ソ ル を 単 語 単 位 で 移 動 さ せ る 。
B
E は 、 カ ー ソ ル を 「 単 語 」 単 位 で 移 動 さ せ る (vi と 同 様 )。
C−u
C−d は 、 指 定 さ れ た 行 数 だ け 画 面 を 上 下 に ス ク ロ ー ル さ せ る 。 こ の 際 に カ ー ソ ル 位 置 は 変 わ ら な い (デ フ ォ ル ト 値 は 全 画 面 の 半 分 )。
C−b
C−f は 、 画 面 を 1 画 面 分 ス ク ロ ー ル ア ッ プ ・ ダ ウ ン さ せ る 。
g
は バ ッ フ ァ の 先 頭 へ 移 動 す る 。
%
は 、 バ ッ フ ァ 中 の 指 定 し た パ ー セ ン テ ー ジ の 位 置 へ ジ ャ ン プ す る 。 注 意 :
.screenrc の コ マ ン ド を 使 っ て Emacs 形 式 の 移 動 を さ せ る よ う な カ ス タ マ イ ズ も で き る (例 : markkeys "h=^B:l=^F:$=^E")。 た だ し 、 完 全 な Emacs 形 式 の キ ー マ ッ プ に は 複 数 個 の 文 字 か ら な る コ ー ド が 含 ま れ て い る が 、 こ れ を 簡 単 に 実 現 す る こ と は で き な い 。 マ ー キ ン グ : コ ピ ー 領 域 は 、 2 つ の マ ー ク を 設 定 す る こ と に よ っ て 指 定 す る 。 こ れ ら の マ ー ク の 間 の テ キ ス ト は ハ イ ラ イ ト 表 示 さ れ る 。 ス ペ ー ス キ ー を 押 す と 、 1 番 目 ・ 2 番 目 の マ ー ク が 設 定 さ れ る 。
Y
を 押 す と 1 行 全 体 が 、 y を 押 す と 行 頭 か ら 現 在 の 位 置 ま で が マ ー ク さ れ る 。
W
は 1 単 語 を マ ー ク す る 。 繰 り 返 し 回 数 : 以 上 の コ マ ン ド は す べ て 、 数 字 キ ー に よ っ て 繰 り 返 し 回 数 を 指 定 で き る 。
0
..9 は 繰 り 返 し 回 数 と し て 扱 わ れ る 。 例 : "C−a C−[ H 10 j 5 Y" は 、 11 行 目 か ら 15 行 目 ま で を ペ ー ス ト バ ッ フ ァ に コ ピ ー す る 。 検 索 :
/
Vi と 同 様 の 検 索 コ マ ン ド で あ る 。
?
Vi と 同 様 の 検 索 コ マ ン ド で あ る 。
C−a s
Emacs 形 式 の 前 方 へ の イ ン ク リ メ ン タ ル 検 索 で あ る 。
C−r
Emacs 形 式 の 後 方 へ の イ ン ク リ メ ン タ ル 検 索 で あ る 。 特 殊 コ マ ン ド : 一 部 の キ ー は vi と は 異 な る 動 作 を す る 。 vi で は テ キ ス ト の 矩 形 ブ ロ ッ ク の ヤ ン ク を 行 え な い が 、 screen で は で き る 。
c
C キ ー を 押 し て 、 左 端 と 右 端 を そ れ ぞ れ 設 定 す る 。 繰 り 返 し 回 数 を 与 え な い と 、 ど ち ら も デ フ ォ ル ト で は 現 在 の カ ー ソ ル 位 置 と な る 。 例 : 以 下 の コ マ ン ド を テ キ ス ト 画 面 全 体 で 試 し て み よ : "C−a [ M 20 l SPACE c 10 l 5 j C SPACE" こ れ に よ り 、 カ ー ソ ル は ス ク リ ー ン の 中 央 の 行 に 移 動 し 、 そ こ か ら 20 桁 左 に 移 動 し 、 ペ ー ス ト バ ッ フ ァ の 最 初 の マ ー ク を 行 い 、 左 端 の 設 定 を 行 い 、 5 桁 右 に 移 動 し 、 右 端 を 設 定 し 、 最 後 に ペ ー ス ト バ ッ フ ァ の 終 わ り の マ ー ク を 行 う 。 コ マ ン ド
"C−a [ M 20 l SPACE 10 l 5 j SPACE" を 試 し 、 コ ピ ー さ れ る テ キ ス ト 量 の 違 い を 見 る こ と 。
J
は 行 を 連 結 す る 。 こ れ は 4 つ の モ ー ド の ト グ ル と な る 。 そ れ ぞ れ の モ ー ド は 、 改 行 文 字 (012) が 行 区 切 り 、 行 区 切 り な し 、 行 区 切 り が 空 白 、 行 区 切 り が カ ン マ 、 で あ る 。 な お "crlf on" を 実 行 す る と 、 改 行 文 字 の 前 に 復 帰 文 字 を 置 け る 。
v
は ":set numbers" を 使 っ て い る vi ユ ー ザ 向 け の も の で あ る 。 す な わ ち 、 左 マ ー ジ ン を 9 桁 目 と 1 桁 目 と の 間 で ト グ ル す る 。
a
を 二 番 目 の ス ペ ー ス の 前 に 押 す と 、 追 加 モ ー ド に 切 り 替 わ る 。 こ う す る と ペ ー ス ト バ ッ フ ァ の 内 容 を 上 書 き せ ず 、 追 加 す る 。
A
は 追 加 モ ー ド へ の 切 り 替 え を 行 い 、 (2 番 目 の ) マ ー ク を 設 定 す る 。 > は (2 番 目 の ) マ ー ク を セ ッ ト し 、 コ ピ ー モ ー ド が 終 了 し た 時 に ペ ー ス ト バ ッ フ ァ の 内 容 を 画 面 交 換 フ ァ イ ル (デ フ ォ ル ト で は /tmp/screen−exchange) に 書 き 出 す 。 次 の 例 は 、 ス ク ロ ー ル バ ッ ク バ ッ フ ァ 全 体 を こ の フ ァ イ ル に ダ ン プ す る 方 法 を 示 し た も の で あ る : "C−A [ g SPACE G $ >"
C−g
は 現 在 の 行 と 桁 に 関 す る 情 報 を 与 え る 。
x
は 最 初 の マ ー ク と 現 在 の カ ー ソ ル 位 置 を 交 換 す る 。 こ れ を 用 い る と 、 既 に 配 置 し た マ ー ク を 調 整 で き る 。
@
は 何 も し な い 。 コ ピ ー モ ー ド の 終 了 も 行 わ な い 。 こ こ で 説 明 し て い な い す べ て の キ ー は 、 コ ピ ー モ ー ド を 終 了 さ せ る 。

copy_reg [key] も う 無 い 。 代 わ り に "readreg" を 使 う こ と 。

crlf [on|off]

’C−a [’ コ マ ン ド を 用 い た テ キ ス ト 領 域 の コ ピ ー に 影 響 を 与 え る 。 こ れ を ’on’ に 設 定 す る と 、 各 行 は 2 文 字 か ら な る シ ー ケ ン ス ’CR’ − ’LF’ に よ っ て 分 割 さ れ る 。 ’off’ だ と ’LF’ だ け が 使 わ れ る 。

debug on|off 実 行 時 デ バ ッ グ の オ ン /オ フ を 行 う 。 screen に オ プ シ ョ ン −DDEBUG を 付 け て コ ン パ イ ル す る と デ バ ッ グ が 使 え る よ う に な り 、 デ フ ォ ル ト で オ ン に な る 。 こ の コ マ ン ド が 影 響 を 与 え る の は 、 メ イ ン の "SCREEN" の プ ロ セ ス か ら の デ バ ッ グ 出 力 だ け で あ る 。 ア タ ッ チ し た プ ロ セ ス の デ バ ッ グ 出 力 は 、 一 度 無 効 に す る と 再 度 有 効 に す る こ と は で き な い 。

defc1 on|off

c1 コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 は ’on’ で あ る 。

defautonuke on|off

autonuke コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い デ ィ ス プ レ イ に 対 す る デ フ ォ ル ト 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 は ’off’ で あ る 。 端 末 の タ イ プ に 対 す る 依 存 性 を 持 た せ た い 場 合 は 、 特 殊 な 端 末 機 能 で あ る ’AN’ を 用 い る と 良 い 。

defbce on|off

bce コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い デ ィ ス プ レ イ に 対 す る デ フ ォ ル ト 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 は ’off’ で あ る 。

defbreaktype [tcsendbreak|TIOCSBRK|TCSBRK] 端 末 デ バ イ ス に 対 し て ブ レ ー ク 信 号 を 生 成 す る 方 法 を 、 可 能 な も の の 中 か ら 選 ぶ 。 tcsendbreak お よ び TIOCSBRK に す る こ と を 勧 め る 。 三 番 目 の TCSBRK は 、 ブ レ ー ク の 間 screen セ ッ シ ョ ン を 完 全 に ブ ロ ッ ク し て し ま う が 、 長 い ブ レ ー ク を 発 生 さ せ る に は こ れ し か な い こ と も あ る 。 tcsendbreakTIOCSBRK で は 、 長 い ブ レ ー ク の 際 に ス パ イ ク が 出 て し ま う (例 え ば 毎 秒 4 回 な ど ) こ と が あ る (そ う で な い こ と も あ る )。 こ れ は シ ス テ ム に 依 存 す る だ け で な く 、 シ リ ア ル ボ ー ド ド ラ イ バ に よ っ て も 異 な る 。 "defbreaktype" を パ ラ メ ー タ 無 し で 呼 ぶ と 、 現 在 の 設 定 を 表 示 す る 。

defcharset [set]

charset コ マ ン ド と 似 て い る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 引 き 数 な し で 呼 び 出 さ れ た 場 合 に は 、 現 在 の デ フ ォ ル ト 値 を 表 示 す る 。

defescape xy デ フ ォ ル ト の コ マ ン ド 文 字 を 設 定 す る 。 こ れ は "escape" と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 マ ル チ ユ ー ザ の セ ッ シ ョ ン で し か 役 に 立 た な い 点 が 異 な る 。 マ ル チ ユ ー ザ セ ッ シ ョ ン で は 、 "escape" は 呼 び 出 し た ユ ー ザ の コ マ ン ド 文 字 を 変 更 す る 。 一 方 "defescape" は 、 こ れ 以 後 に 追 加 さ れ る ユ ー ザ の コ マ ン ド 文 字 列 の デ フ ォ ル ト 値 を 変 更 す る 。

defflow on|off|auto [interrupt]

flow コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 は ’auto’ で あ る 。 "defflow auto interrupt" と 指 定 す る と 、 コ マ ン ド ラ イ ン オ プ シ ョ ン に −fa−i と を 与 え た 場 合 と 同 じ に な る 。

defgr on|off

gr コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 は ’off’ で あ る 。

defhstatus [status] 以 降 作 ら れ る 新 し い ウ ィ ン ド ウ の ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 を status に す る 。 こ の コ マ ン ド は 、 す べ て の ウ ィ ン ド ウ の ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 に 、 ウ ィ ン ド ウ 番 号 や タ イ ト ル 等 を 表 示 さ せ る の に 便 利 で あ る 。 status に は ウ ィ ン ド ウ メ ッ セ ー ジ の 場 合 と 同 様 の 指 定 機 能 が 利 用 で き る が 、 こ の エ ス ケ ー プ 文 字 は ’%’ で は な く ’^E’ (8 進 値 で 005) で あ る 。 こ う な っ て い る の は 、 プ ロ グ ラ ム の 生 成 し た ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 を 、 間 違 っ て 解 釈 し な い よ う に す る た め で あ る 。 パ ラ メ ー タ status を 省 略 す る と 、 現 在 の デ フ ォ ル ト 文 字 列 が 表 示 さ れ る 。 デ フ ォ ル ト で は 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ の ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 は 空 で あ る 。

defencoding enc

encoding コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 で は 、 エ ン コ ー デ ィ ン グ は 端 末 か ら 取 得 す る 。

deflog on|off

log コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 は ’off’ で あ る 。

deflogin on|off

login コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 配 布 状 態 で の 初 期 設 定 は ’on’ で あ る (config.h.in を 見 よ )。

defmode mode 新 し く 割 り 当 て ら れ る 仮 想 tty の モ ー ド を mode に 設 定 す る 。 mode は 8 進 数 の 値 で あ る 。 "defmode" コ マ ン ド が 与 え ら れ て い な い 場 合 は 、 モ ー ド 0622 が 使 わ れ る 。

defmonitor on|off

monitor コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト の 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 は ’off’ で あ る 。

defnonblock on|off|numsecs

nonblock コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト の 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 は ’off’ で あ る 。

defobuflimit limit

obuflimit コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い デ ィ ス プ レ イ に 対 す る デ フ ォ ル ト 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 は 256 バ イ ト で あ る 。 端 末 の 種 類 へ の 依 存 性 を 持 た せ た い 場 合 に は 、 特 殊 な 端 末 機 能 で あ る ’OL’ が 利 用 で き る 。

defscrollback num

scrollback コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト の 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 値 は 100 で あ る 。

defshell command

shell コ マ ン ド の 同 義 語 で あ る 。 そ ち ら を 参 照 の こ と 。

defsilence on|off

silence コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト の 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 値 は ’off’ で あ る 。

defslowpaste msec"

slowpaste コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト の 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 値 は 0 ミ リ 秒 で あ り 、 こ れ は ’off’ の 意 味 に な る 。

defutf8 on|off

utf8 コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト の 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 screen の 起 動 時 に "−U" を 指 定 し た 場 合 の 初 期 設 定 値 は ’on’ に な り 、 そ れ 以 外 の 場 合 の 初 期 設 定 値 は ’off’ に な る 。

defwrap on|off

wrap コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 設 定 で は 行 の 折 り 返 し は 有 効 で あ り 、 "wrap" コ マ ン ド ("C−a r") や "C−a : wrap on|off" を 使 う と ト グ ル で き る 。

defwritelock on|off|auto

writelock コ マ ン ド と ほ ぼ 同 じ で あ る が 、 新 し い ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト 設 定 を 変 え る 点 が 異 な る 。 初 期 状 態 で は 、 書 き 込 み ロ ッ ク は 無 効 に な る 。

defzombie [keys]

zombie コ マ ン ド と 同 じ で あ る 。 現 在 は ど ち ら も デ フ ォ ル ト 値 を 変 更 す る 。 zombie コ マ ン ド の 説 明 を 参 照 す る こ と 。

detach [−h]

screen の セ ッ シ ョ ン を デ タ ッ チ す る (セ ッ シ ョ ン を 端 末 か ら 切 り 離 し 、 バ ッ ク グ ラ ウ ン ド に 回 す )。 こ れ に よ り 、 ユ ー ザ は screen を 起 動 し た シ ェ ル に 戻 る 。 デ タ ッ チ さ れ た screen は 、 −r オ プ シ ョ ン を 付 け て screen を 実 行 す れ ば 復 元 で き る (『 コ マ ン ド ラ イ ン オ プ シ ョ ン 』 を 参 照 )。 −h オ プ シ ョ ン を 指 定 す る と 、 screen は 直 ち に 端 末 と の 接 続 を 閉 じ る ("hangup")。

dinfo

screen が あ な た の 端 末 に つ い て 想 定 し て い る 内 容 を 表 示 す る 。 色 付 け や 文 字 セ ッ ト 指 定 が 効 か な い 原 因 を 調 査 し た い 場 合 に 便 利 。

displays 現 在 接 続 さ れ て い る ユ ー ザ の フ ロ ン ト エ ン ド (デ ィ ス プ レ イ ) を 表 に し て 示 す 。 こ れ は マ ル チ ユ ー ザ セ ッ シ ョ ン に お い て 特 に 便 利 。

digraph [preset] こ の コ マ ン ド は ユ ー ザ に 二 重 字 (digraph sequence) を 入 力 さ せ る 。 こ の 次 に 入 力 さ れ た 2 文 字 は 、 組 み 込 み の テ ー ブ ル で 検 索 さ れ 、 得 ら れ た 文 字 が 入 力 ス ト リ ー ム に 挿 入 さ れ る 。 例 え ば ユ ー ザ が ’a"’ を 入 力 す る と 、 ウ ム ラ ウ ト 付 き の a が 挿 入 さ れ る 。 最 初 に 入 力 さ れ た 文 字 が 0 (ゼ ロ )な ら ば 、 screen は こ れ に 続 く 文 字 (3 文 字 ま で ) を 文 字 と し て で は な く 8 進 数 の 値 と し て 扱 う 。 (省 略 可 能 な ) 引 き 数 preset は ユ ー ザ の 入 力 と し て 扱 わ れ る の で 、 こ れ を 利 用 す る と 「 ウ ム ラ ウ ト 」 キ ー が 作 れ る 。 例 え ば "bindkey ^K digraph ’"’" と い う コ マ ン ド を 使 う と 、 CTRL−K a と い う 入 力 に よ っ て ウ ム ラ ウ ト 付 き の a を 生 成 で き る 。

dumptermcap 現 在 ア ク テ ィ ブ な ウ ィ ン ド ウ に 対 し て 最 適 化 さ れ た 仮 想 端 末 用 の termcap エ ン ト リ を 、 ユ ー ザ の "$HOME/.screen" デ ィ レ ク ト リ (あ る い は screen が ソ ケ ッ ト を 格 納 し て い る 場 所 の ど こ か 。 詳 し く は 後 述 の 『 フ ァ イ ル 』 セ ク シ ョ ン を 参 照 ) に 書 き 出 す 。 こ の termcap エ ン ト リ は 、 screen が 各 ウ ィ ン ド ウ に 対 し て 設 定 す る 環 境 変 数 $TERMCAP の 値 と 同 じ で あ る 。 terminfo ベ ー ス の シ ス テ ム で は 、 captoinfo の よ う な 変 換 プ ロ グ ラ ム を 実 行 し 、 tic を 使 っ て そ の エ ン ト リ を コ ン パ イ ル す る 必 要 が あ る だ ろ う 。

echo [−n] message

echo コ マ ン ド を 使 う と 、 「 今 日 の メ ッ セ ー ジ 」 で screen ユ ー ザ に 嫌 が ら せ が で き る 。 通 常 は シ ス テ ム グ ロ ー バ ル の /etc/screenrc に 設 定 す る 。 "−n" を 使 う と 行 送 り を 抑 制 で き る 。 "sleep" も 参 照 す る こ と 。 echo は 環 境 変 数 を オ ン ラ イ ン で 調 べ る 時 に も 便 利 で あ る 。

encoding enc [enc] 入 出 力 の 解 釈 方 法 を screen に 伝 え る 。 最 初 の 引 き 数 は カ レ ン ト ウ ィ ン ド ウ の エ ン コ ー デ ィ ン グ を 設 定 す る 。 各 ウ ィ ン ド ウ は 別 々 の エ ン コ ー デ ィ ン グ を エ ミ ュ レ ー ト で き る 。 二 番 目 の パ ラ メ ー タ は 省 略 可 能 で あ る が 、 こ れ を 指 定 す る と 接 続 し て い る 端 末 の エ ン コ ー デ ィ ン グ を 上 書 き 設 定 す る 。 screen は エ ン コ ー デ ィ ン グ の 検 知 に ロ ケ ー ル 設 定 を 利 用 す る の で 、 こ れ が 必 要 に な る こ と は 無 い は ず で あ る 。 端 末 の エ ン コ ー デ ィ ン グ を 端 末 の タ イ プ に よ っ て 変 更 す る 方 法 と し て は 、 termcap の "KJ" エ ン ト リ を 用 い る 方 法 も あ る 。 サ ポ ー ト さ れ て い る エ ン コ ー デ ィ ン グ は 次 の 通 り : eucJP, SJIS, eucKR, eucCN, Big5, GBK, KOI8−R, CP1251, UTF−8, ISO8859−2, ISO8859−3, ISO8859−4, ISO8859−5, ISO8859−6, ISO8859−7, ISO8859−8, ISO8859−9, ISO8859−10, ISO8859−15, jis

"defencoding" も 参 照 の こ と 。 こ れ は 新 規 ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト 値 を 変 更 す る 。

escape xy コ マ ン ド 文 字 を x に 設 定 し 、 ("meta" コ マ ン ド を 呼 ん で ) リ テ ラ ル コ マ ン ド 文 字 を 生 成 す る 文 字 を y に 設 定 す る (−e オ プ シ ョ ン と 同 様 )。 各 引 き 数 に は 、 文 字 1 つ 、 "^x" 形 式 ("C−x" の 意 味 ) の 2 文 字 か ら な る シ ー ケ ン ス 、 バ ッ ク ス ラ ッ シ ュ の 後 に 8 進 数 を 続 け た も の (そ の 文 字 の ASCII コ ー ド を 指 定 す る )、 バ ッ ク ス ラ ッ シ ュ の 後 に 2 番 目 の 文 字 を 続 け た も の ("\^" や "\\" な ど )、 の い ず れ か を 指 定 で き る 。 デ フ ォ ル ト 値 は "^Aa" で あ る 。

eval command1 [command2 ...] 各 引 き 数 を パ ー ス し て 、 別 々 の コ マ ン ド と し て 実 行 す る 。

exec [[fdpat] newcommand [args ...]] 実 行 パ ス newcommand お よ び そ の 引 き 数 (省 略 可 ) で 指 定 さ れ た unix サ ブ プ ロ セ ス を 現 在 の ウ ィ ン ド ウ で 実 行 す る 。 newcommand と 標 準 入 力 /標 準 出 力 /標 準 エ ラ ー 出 力 の 間 の デ ー タ フ ロ ー 、 も と も と こ の ウ ィ ン ド ウ で 開 始 さ れ た プ ロ セ ス (こ れ を 「 ア プ リ ケ ー シ ョ ン プ ロ セ ス 」 と 呼 ぼ う )、 screen そ の も の (ウ ィ ン ド ウ )、 の 三 つ は 、 フ ァ イ ル デ ィ ス ク リ プ タ パ タ ー ン fdpat で 制 御 す る 。 こ の パ タ ー ン は 基 本 的 に 3 つ の 文 字 か ら な る シ ー ケ ン ス で 、 newcommand の 標 準 入 力 、 標 準 出 力 、 標 準 エ ラ ー 出 力 を 表 す 。 ド ッ ト (.) は フ ァ イ ル デ ィ ス ク リ プ タ を screen に 接 続 す る 。 感 嘆 符 (!) は フ ァ イ ル デ ィ ス ク リ プ タ を 既 に 実 行 中 の プ ロ セ ス に 接 続 す る 。 コ ロ ン (:) は 両 方 を 結 合 さ せ る 。 ユ ー ザ 入 力 は newcommand に 送 ら れ る 。 た だ し newcommand が 「 ア プ リ ケ ー シ ョ ン プ ロ セ ス 」 の 出 力 を 受 け て い た り (fdpats の 最 初 の 文 字 が ’!’ ま た は ’:’)、 パ イ プ (|) が fdpat の 最 後 に (4 番 目 の 文 字 と し て ) 追 加 さ れ て い る 場 合 は 別 で あ る 。 引 き 数 を 付 け ず に ’exec’ を 実 行 す る と 、 現 在 実 行 中 の サ ブ プ ロ セ ス の 名 前 と 引 き 数 と が そ の ウ ィ ン ド ウ に 表 示 さ れ る 。 各 ウ ィ ン ド ウ で 一 度 に 動 作 で き る サ ブ プ ロ セ ス は ひ と つ だ け で あ る 。 サ ブ プ ロ セ ス の 実 行 中 に は 、 ’kill’ コ マ ン ド は ウ ィ ン ド ウ の プ ロ セ ス で は な く サ ブ プ ロ セ ス に 影 響 す る 。 こ の 21 通 り も あ る 組 み 合 わ せ を 描 い た 難 解 な 図 に つ い て は 、 PostScript 形 式 の フ ァ イ ル ’doc/fdpat.ps’ を 参 照 の こ と 。 そ れ ぞ れ の 図 に は 、 newcommand の 三 つ の フ ァ イ ル デ ス ク リ プ タ を 表 す 数 字 2,1,0 が 書 か れ て い る 。 ’W’ の 印 が 付 い た 四 角 は 普 通 の pty で 、 こ の ス レ ー ブ 側 に ア プ リ ケ ー シ ョ ン プ ロ セ ス が あ る 。 ’P’ の 印 が 付 い た 四 角 は セ カ ン ダ リ の pty で 、 こ の マ ス タ ー 側 に screen が 属 す る こ と に な る 。 省 略 形 :
’exec’ と fdpat と コ マ ン ド の 間 の 空 白 は 省 略 で き る 。 末 尾 の ド ッ ト と 、 ド ッ ト だ け か ら な る fdpat は 省 略 で き る 。 単 に ’|’ と 書 く と パ タ ー ン ’!..|’ と 同 義 に な る 。 こ の 場 合 に は exec を 省 略 で き 、 常 に ’!’ で 置 き 換 え 可 能 で あ る 。 例 :

exec ... /bin/sh
exec /bin/sh
!/bin/sh 同 じ ウ ィ ン ド ウ で 、 元 の シ ェ ル を 実 行 さ せ た ま ま 別 の シ ェ ル を 生 成 す る 。 両 方 の シ ェ ル の 出 力 が 表 示 さ れ 、 ユ ー ザ の 入 力 は 新 し い /bin/sh に 送 ら れ る 。

exec !.. stty 19200
exec ! stty 19200
!!stty 19200 ウ ィ ン ド ウ の tty の 速 度 を 設 定 す る 。 stty コ マ ン ド が 標 準 出 力 を 操 作 す る 場 合 に は 、 も う ひ と つ ’!’ を 追 加 す る こ と 。

exec !..| less
|less こ れ は ウ ィ ン ド ウ 出 力 に ペ ー ジ ャ を 追 加 す る 。 ユ ー ザ 制 御 を ペ ー ジ ャ 越 し に 行 い 、 し か し ペ ー ジ ャ に ウ ィ ン ド ウ の プ ロ セ ス か ら 入 力 を 取 得 さ せ る に は 、 こ の 特 殊 文 字 ’|’ が 必 要 で あ る 。 こ れ が 動 作 す る の は 、 標 準 入 力 が tty で な い と き 、 less が 標 準 エ ラ ー 出 力 を 監 視 す る (’|’ が 無 け れ ば screen が 想 定 し な い 動 作 ) か ら で あ る 。 バ ー ジ ョ ン が 177 よ り 新 し い less は こ こ で は ま と も に 動 作 し な い 。 こ の 場 合 で も 古 き 良 き pg な ら 動 作 す る 。

!:sed −n s/.*Error.*/\007/p ウ ィ ン ド ウ の 出 力 を ユ ー ザ と sed コ マ ン ド の 両 方 に 送 る 。 sed は 、 screen の 表 示 す る ウ ィ ン ド ウ 出 力 に ベ ル 文 字 (8 進 値 で 007) を 追 加 挿 入 す る 。 こ れ を 実 行 す る と 、 こ の ウ ィ ン ド ウ に "Error" と い う 文 字 列 が 現 わ れ る と 必 ず "Bell in window x" と い う メ ッ セ ー ジ が 出 力 さ れ る 。

fit ウ ィ ン ド ウ の サ イ ズ を 現 在 の リ ー ジ ョ ン の サ イ ズ に す る 。 こ の コ マ ン ド が 必 要 な の は 、 screen は ウ ィ ン ド ウ が 複 数 表 示 さ れ て い る 場 合 に は 自 動 的 な ウ ィ ン ド ウ サ イ ズ 調 整 を 行 わ な い た め で あ る 。

flow [on|off|auto] こ の ウ ィ ン ド ウ の フ ロ ー 制 御 モ ー ド を 設 定 す る 。 パ ラ メ ー タ を 与 え な い と 、 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の フ ロ ー 制 御 設 定 を "automatic", "on", "off" の 順 に 切 り 替 え る 。 詳 細 お よ び 注 意 点 に つ い て は 、 本 ド キ ュ メ ン ト で 後 述 す る 『 フ ロ ー 制 御 』 で の 議 論 を 参 照 す る こ と 。 こ れ は 将 来 の リ リ ー ス で は 変 更 さ れ る こ と に な っ て い る 。 デ フ ォ ル ト で は ’defflow’ に 設 定 さ れ て い る 。

focus [up|down|top|bottom] 入 力 フ ォ ー カ ス を 次 の リ ー ジ ョ ン に 移 す 。 こ れ は 循 環 的 に 行 わ れ る の で 、 一 番 下 の リ ー ジ ョ ン の 次 に は 一 番 上 の リ ー ジ ョ ン が 選 択 さ れ る 。 サ ブ コ マ ン ド を 省 略 し た と き の デ フ ォ ル ト の 動 作 は ’down’ で あ る 。 ’up’ と す る と 逆 順 に 回 り 、 ’top’ で は 一 番 上 の 、 ’bottom’ で は 一 番 下 の リ ー ジ ョ ン に 移 動 す る 。 便 利 な キ ー バ イ ン デ ィ ン グ を 以 下 に 示 す (j や k は vi 流 ):
bind j focus down
bind k focus up
bind t focus top
bind b focus bottom

gr [on|off]

GR 文 字 集 合 の オ ン /オ フ を 切 り 替 え る 。 screen は 、 8 ビ ッ ト 目 が 立 っ て い る 入 力 文 字 を 見 つ け る と 、 必 ず GR ス ロ ッ ト に 格 納 さ れ て い る 文 字 集 合 を 使 用 し 、 8 番 目 の ビ ッ ト を 取 り 除 い て 文 字 を 出 力 す る 。 デ フ ォ ル ト で は ("defgr" も 参 照 ) GR 切 り 替 え は 処 理 し な い (処 理 し て し ま う と ISO8859−1 文 字 集 合 が 使 え な い た め で あ る )。

hardcopy [−h] [file] 現 在 表 示 さ れ て い る 画 面 イ メ ー ジ を Ifile に 書 き 込 む 。 フ ァ イ ル 名 を 指 定 し な い と 、 デ フ ォ ル ト デ ィ レ ク ト リ の hardcopy.n と い う フ ァ イ ル に 書 き 込 む (n は カ レ ン ト ウ ィ ン ド ウ の 番 号 )。 フ ァ イ ル が 存 在 す る 場 合 に は 、 追 加 か 上 書 き の ど ち ら か が 行 わ れ る 。 詳 し く は 次 項 を 参 照 。 −h オ プ シ ョ ン を 与 え る と 、 ス ク ロ ー ル バ ッ ク バ ッ フ ァ の 内 容 も 書 き 込 ま れ る 。

hardcopy_append on|off

"on" に 設 定 さ れ て い る と 、 screen は コ マ ン ド "C−a h" で 生 成 さ れ る "hardcopy.n" フ ァ イ ル に 対 し て 追 加 書 き 込 み を 行 う 。 "off" の 場 合 に は 、 こ の フ ァ イ ル は 毎 回 上 書 き さ れ る 。 デ フ ォ ル ト 値 は ’off’ で あ る 。

hardcopydir directory ハ ー ド コ ピ ー フ ァ イ ル が 置 か れ る デ ィ レ ク ト リ を 定 義 す る 。 設 定 さ れ て い な い 場 合 に は 、 ハ ー ド コ ピ ー は screen の カ レ ン ト ワ ー キ ン グ デ ィ レ ク ト リ に ダ ン プ さ れ る 。

hardstatus [on|off]
hardstatus
[always]lastline|message|ignore [string]
hardstatus string
[string] 端 末 の ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 の 利 用 と エ ミ ュ レ ー シ ョ ン に 関 す る 設 定 を す る 。 最 初 の 形 式 で は 、 screen が ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 を メ ッ セ ー ジ 表 示 に 用 い る か ど う か を ト グ ル す る 。 こ の フ ラ グ が "off" な ら ば 、 メ ッ セ ー ジ は 表 示 行 に 反 転 ビ デ オ モ ー ド で オ ー バ ー レ イ 表 示 さ れ る 。 デ フ ォ ル ト の 設 定 は ’on’ で あ る 。 二 番 目 の 形 式 は 、 ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 が 端 末 に 無 い (つ ま り termcap/terminfo の "hs", "ts", "fs", "ds" と い っ た 機 能 が 設 定 さ れ て い な い ) 場 合 に ど う す る か に つ い て screen に 指 示 す る 。 "lastline" を 指 定 す る と 、 screen は 画 面 の 一 番 下 の 行 を 反 転 さ せ て ハ ー ド ス テ ー タ ス と し て 用 い る 。 "message" を 指 定 す る と screen の メ ッ セ ー ジ 機 構 が 用 い ら れ 、 "ignore" と す る と ハ ー ド ス テ ー タ ス は 一 切 表 示 さ れ な く な る 。 こ れ ら の 指 定 の 前 に "always" を つ け る (例 え ば "alwayslastline") と 、 screen は 端 末 が ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 を サ ポ ー ト し て い る 場 合 で も そ の 指 定 を 用 い る 。 三 番 目 の 形 式 は ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 の 内 容 を 指 定 す る 。 ’%h’ が デ フ ォ ル ト の 文 字 列 で 、 カ レ ン ト ウ ィ ン ド ウ の ハ ー ド ス テ ー タ ス を 表 示 す る ("ESC]0;<string>^G" や "ESC_<string>ESC\" に よ っ て 設 定 で き る )。 こ の 文 字 列 は 好 き な よ う に 設 定 で き 、 『 文 字 エ ス ケ ー プ 』 の 章 に あ る エ ス ケ ー プ も 利 用 で き る 。 引 き 数 string を 省 略 す る と 、 現 在 の 文 字 列 が 表 示 さ れ る 。 二 番 目 の 形 式 に string 引 き 数 を 付 加 す る こ と に よ り 、 三 番 目 の 形 式 の 動 作 を 同 時 に 指 定 す る こ と も で き る 。

height [−w|−d] [lines [cols]] デ ィ ス プ レ イ の 高 さ を 指 定 さ れ た 行 数 に 設 定 す る 。 引 き 数 を 与 え な い と 、 24 行 表 示 と 42 行 表 示 の 間 を ト グ ル さ せ る 。 同 時 に 指 定 す れ ば 幅 も 変 更 で き る 。 −w オ プ シ ョ ン は 、 デ ィ ス プ レ イ の サ イ ズ は そ の ま ま で 、 ウ ィ ン ド ウ の サ イ ズ だ け を 設 定 し た い 場 合 に 指 定 す る 。 −d は そ の 逆 で あ る 。

help [−c class] 本 当 の 意 味 で の オ ン ラ イ ン ヘ ル プ と は 言 え な い が 、 キ ー 割 り 当 て を す べ て 示 し た ヘ ル プ 画 面 を 表 示 す る 。 最 初 の ペ ー ジ で は 、 内 部 コ マ ン ド と そ の 現 在 の キ ー 割 り 当 て が リ ス ト 表 示 さ れ る 。 次 の ペ ー ジ に は カ ス タ ム コ マ ン ド が 、 キ ー ご と に 1 つ の コ マ ン ド の 形 式 で 表 示 さ れ る 。 各 ペ ー ジ を 読 み 終 え た ら ス ペ ー ス キ ー を 押 せ ば 次 の ペ ー ジ が 見 ら れ 、 リ タ ー ン キ ー を 押 せ ば 即 座 に ヘ ル プ が 終 了 す る 。 他 の 文 字 は す べ て 無 視 さ れ る 。 "−c" オ プ シ ョ ン を 与 え る と 、 指 定 し た コ マ ン ド ク ラ ス に 結 び つ け ら れ て い る す べ て の コ マ ン ド を 表 示 す る 。 『 デ フ ォ ル ト の キ ー 割 り 当 て 』 の 節 も 参 照 す る こ と 。

history 通 常 ユ ー ザ は シ ェ ル を 使 っ て 作 業 し て い る と 、 以 前 の コ マ ン ド に 簡 単 に ア ク セ ス で き る 。 例 え ば csh に は 直 前 に 実 行 し た コ マ ン ド を 繰 り 返 す "!!" と い う コ マ ン ド が あ る 。 screen に も 、 「 〜 で 始 ま る コ マ ン ド 」 を 再 呼 び 出 し す る た め の 原 始 的 な 方 法 が 用 意 さ れ て い る 。 そ の コ マ ン ド の 最 初 の 文 字 を 打 ち 込 み 、 そ の 後 に ’C−a {’ を 打 つ と 、 screen は カ ー ソ ル の 左 に あ る 「 プ ロ ン プ ト 文 字 」 に マ ッ チ す る 以 前 の 行 を 見 つ け よ う と す る 。 こ の 行 は ウ ィ ン ド ウ の 入 力 キ ュ ー に ペ ー ス ト さ れ る 。 こ れ に よ り 、 (可 視 ウ ィ ン ド ウ と そ の ス ク ロ ー ル バ ッ フ ァ か ら な る ) 単 純 な コ マ ン ド 履 歴 が 使 え る こ と に な る 。

hstatus status ウ ィ ン ド ウ の ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 を 文 字 列 status に 変 更 す る 。

idle [timeout [cmd args]] 指 定 し た 秒 数 の 間 作 業 が な い 時 に 実 行 さ れ る コ マ ン ド を 設 定 す る 。 普 通 こ こ に は ス ク リ ー ン セ ー バ を 生 成 す る "blanker" コ マ ン ド を 指 定 す る こ と に な る だ ろ う が 、 screen コ マ ン ド な ら な ん で も 指 定 で き る 。 コ マ ン ド を 何 も 指 定 し な い と 、 タ イ ム ア ウ ト だ け が 設 定 さ れ る 。 timeout に 0 を 指 定 す る (あ る い は offを 指 定 す る ) と タ イ マ を 無 効 に す る 。 一 切 引 き 数 を 与 え な い と 、 現 在 の 設 定 を 表 示 す る 。

ignorecase [on|off] 検 索 時 に 大 文 字 小 文 字 を 区 別 し な い よ う に す る 。 デ フ ォ ル ト は ’off’。

info メ ッ セ ー ジ 行 を 使 っ て 現 在 の ウ ィ ン ド ウ に 関 す る い く つ か の 情 報 を 表 示 す る : "(カ ラ ム ,行 )" 形 式 の カ ー ソ ル 位 置 ("(1,1)" か ら 始 ま る )、 端 末 の 幅 と 高 さ 、 お よ び ス ク ロ ー ル バ ッ フ ァ の 大 き さ (行 数 )。 例 え ば "(80,24)+50" の よ う に な る 。 ウ ィ ン ド ウ の XON/XOFF フ ロ ー コ ン ト ロ ー ル の 現 在 の 状 態 は 、 次 の よ う に 表 示 さ れ る (『 フ ロ ー 制 御 』 の 章 も 参 照 ):

+flow 自 動 フ ロ ー コ ン ト ロ ー ル 、 現 在 は on。
−flow 自 動 フ ロ ー コ ン ト ロ ー ル 、 現 在 は off。
+(+)flow フ ロ ー コ ン ト ロ ー ル 有 効 。 自 動 コ ン ト ロ ー ル と 一 致 。
−(+)flow フ ロ ー コ ン ト ロ ー ル 無 効 。 自 動 コ ン ト ロ ー ル と は 不 一 致 。
+(−)flow フ ロ ー コ ン ト ロ ー ル 有 効 。 自 動 コ ン ト ロ ー ル と は 不 一 致 。
−(−)flow フ ロ ー コ ン ト ロ ー ル 無 効 。 自 動 コ ン ト ロ ー ル と 一 致 。 現 在 の 折 り 返 し モ ー ド も 表 示 さ れ る (’+wrap は 有 効 、 ’−wrap’ は 無 効 )。
’ins’, ’org’, ’app’, ’log’, ’mon’, ’nored’ の 各 フ ラ グ は 、 そ れ ぞ れ ウ ィ ン ド ウ が イ ン サ ー ト モ ー ド 、 オ リ ジ ン モ ー ド 、 ア プ リ ケ ー シ ョ ン キ ー パ ッ ド モ ー ド 、 出 力 ロ グ あ り 、 ア ク テ ィ ビ テ ィ 監 視 中 、 部 分 再 描 画 有 効 、 の 状 態 の と き に 表 示 さ れ る 。 現 在 有 効 な 文 字 集 合 (G0, G1, G2, G3 の い ず れ か ) と 、 現 在 G0 か ら G3 に 指 定 さ れ て い る 端 末 の 文 字 集 合 (角 括 弧 で 括 ら れ て い る ) が 表 示 さ れ る 。 ウ ィ ン ド ウ が UTF−8 モ ー ド の と き は 、 こ れ ら の 代 わ り に "UTF−8" が 表 示 さ れ る 。 ウ ィ ン ド ウ の タ イ プ に 応 じ て 、 追 加 モ ー ド が ス テ ー タ ス 行 の 最 下 行 に 表 示 さ れ る (『 ウ ィ ン ド ウ の 種 類 』 の 章 も 見 よ )。 端 末 エ ミ ュ レ ー タ の ス テ ー ト マ シ ン が デ フ ォ ル ト の 状 態 に な い と き は 、 info 行 の 先 頭 に は 、 ま ず 現 在 の 状 態 を 示 す 文 字 列 が 表 示 さ れ る 。 シ ス テ ム の 情 報 を 見 る に は "time" コ マ ン ド を 用 い る こ と 。

ins_reg [key] も う 存 在 し な い 。 代 わ り に "paste" を 用 い る こ と 。

kill 現 在 の ウ ィ ン ド ウ を kill す る 。 実 行 中 の ’exec’ コ マ ン ド が あ る と 、 こ れ が kill さ れ る 。 そ れ 以 外 の 場 合 に は 、 そ の ウ ィ ン ド ウ で 動 作 中 の プ ロ セ ス (シ ェ ル ) が HANGUP 信 号 を 受 け 取 り 、 そ の ウ ィ ン ド ウ の 関 連 デ ー タ は 削 除 さ れ 、 screen (あ な た の 画 面 ) は 別 の ウ ィ ン ド ウ へ 切 り 替 わ る 。 最 後 の ウ ィ ン ド ウ が 破 棄 さ れ た 時 に は 、 screen は 終 了 す る 。 kill の 後 に は 、 screen は 直 前 に 表 示 し て い た ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 わ る 。 注 意 : Emacs ユ ー ザ は 、 行 を 消 す と き に 、 こ の コ マ ン ド の こ と を 念 頭 に 置 い て お く よ う に 。 "C−a" を screen の エ ス ケ ー プ キ ー と し て 用 い な い 、 あ る い は kill を "C−a K" に 割 り 当 て な い こ と を お 勧 め す る 。

lastmsg メ ッ セ ー ジ /ス テ ー タ ス 行 の 最 後 の 内 容 を 再 表 示 す る 。 こ れ が 便 利 な の は 、 メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ た と き に ち ょ う ど 文 字 を 入 力 し て い た よ う な 場 合 で あ る 。 (端 末 に ハ ー ド ウ ェ ア ス テ ー タ ス 行 が 無 け れ ば ) キ ー を 押 す と メ ッ セ ー ジ は 消 え て し ま う か ら で あ る 。 こ の 微 調 整 に は "msgwait" コ マ ン ド や "msgminwait" コ マ ン ド を 参 照 の こ と 。

license 免 責 事 項 の ペ ー ジ を 表 示 す る 。 こ れ は オ プ シ ョ ン 無 し で screen を 起 動 す る と 必 ず 実 行 さ れ る (た い て い こ れ で 十 分 だ ろ う )。 "startup_message" コ マ ン ド も 参 照 の こ と 。

lockscreen こ の デ ィ ス プ レ イ を ロ ッ ク す る 。 ス ク リ ー ン ロ ッ ク の プ ロ グ ラ ム (/local/bin/lck か /usr/bin/lock、 あ る い は 使 え る も の が な け れ ば 組 み 込 み の も の ) を 呼 び 出 す 。 screen は こ の プ ロ グ ラ ム が 終 了 す る ま で 一 切 の コ マ ン ド キ ー を 受 け 付 け な い 。 ウ ィ ン ド ウ は 「 デ タ ッ チ さ れ た 」 状 態 と な る の で 、 各 ウ ィ ン ド ウ で 実 行 中 の プ ロ グ ラ ム は 継 続 し て 動 作 す る 。 ス ク リ ー ン ロ ッ ク プ ロ グ ラ ム は 、 環 境 変 数 $LOCKPRG で 変 更 で き (こ れ は screen を 実 行 す る シ ェ ル で 設 定 さ れ て い な け れ ば な ら な い )、 ユ ー ザ の UID と GID で 実 行 さ れ る 。 注 意 : 他 の シ ェ ル を ロ ッ ク せ ず 、 screen に パ ス ワ ー ド を 与 え て い な い と 、 こ の ロ ッ ク に は 意 味 が な く 、 ロ ッ ク さ れ て い な い シ ェ ル か ら 簡 単 に 再 ア タ ッ チ で き て し ま う 。 こ の 機 能 は ’lockterminal’ と 呼 ぶ 方 が 良 い か も し れ な い 。

log [on|off] 現 在 の ウ ィ ン ド ウ か ら の 出 力 を 、 フ ァ イ ル "screenlog.n" へ 書 き 込 む 動 作 を 開 始 /終 了 さ せ る 。 こ の フ ァ イ ル は ウ ィ ン ド ウ の デ フ ォ ル ト デ ィ レ ク ト リ に あ り 、 n は 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 番 号 で あ る 。 こ の フ ァ イ ル 名 は ’logfile’ コ マ ン ド で 変 更 で き る 。 パ ラ メ ー タ を 与 え な か っ た 場 合 に は 、 ロ グ 出 力 の 状 態 が ト グ ル さ れ る 。 前 の セ ッ シ ョ ン ロ グ の フ ァ イ ル が あ れ ば 、 セ ッ シ ョ ン ロ グ は こ の フ ァ イ ル に 追 加 さ れ る 。 現 在 の 内 容 と ス ク ロ ー ル バ ッ ク 履 歴 の 内 容 は セ ッ シ ョ ン ロ グ に は 含 ま れ な い 。 デ フ ォ ル ト 値 は ’off’ で あ る 。

logfile filename
logfile flush
secs ロ グ フ ァ イ ル に つ く 名 前 を 定 義 す る 。 デ フ ォ ル ト 値 は "screenlog.%n" で あ る 。 二 番 目 の 書 式 は 、 screen が ロ グ フ ァ イ ル バ ッ フ ァ を フ ァ イ ル シ ス テ ム に フ ラ ッ シ ュ す る ま で の 待 ち 時 間 (秒 ) を 変 更 す る 。 デ フ ォ ル ト の 値 は 10 秒 で あ る 。

login [on|off]

utmp デ ー タ ベ ー ス フ ァ イ ル 中 の 、 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の エ ン ト リ を 追 加 ・ 削 除 す る 。 こ れ は 、 ウ ィ ン ド ウ が 「 ロ グ イ ン さ れ て い る 」 か ど う か を 制 御 す る 。 パ ラ メ ー タ が 与 え ら れ な い と 、 そ の ウ ィ ン ド ウ の ロ グ イ ン 状 態 が ト グ ル さ れ る 。 こ の よ う な ト グ ル に 加 え 、 「 ロ グ イ ン 」 や 「 ロ グ ア ウ ト 」 の キ ー が あ る と 便 利 で あ る 。 例 え ば ’bind I login on’ と ’bind O login off’ と す れ ば 、 こ れ ら の 機 能 を C−a I と C−a O に 割 り 当 て で き る 。 screen が root に suid さ れ て 動 作 す る 場 合 は 、 デ フ ォ ル ト の 設 定 (config.h.in に あ る ) は "on" の は ず で あ る 。 新 し い ウ ィ ン ド ウ の デ フ ォ ル ト の ロ グ イ ン 状 態 を 変 え る に は "deflogin" コ マ ン ド を 用 い る こ と 。 こ れ ら 二 つ の コ マ ン ド は 、 screen の コ ン パ イ ル 時 に utmp の サ ポ ー ト を 組 み 込 ん で あ る 場 合 に し か 存 在 し な い 。

logtstamp [on|off]
logtstamp after
[secs]
logtstamp string
[string] こ の コ マ ン ド は screen の ロ グ フ ァ イ ル タ イ ム ス タ ン プ 機 能 を 制 御 す る 。 タ イ ム ス タ ン プ を "on" に す る と 、 ア ク テ ィ ビ テ ィ が な い ま ま 2 分 間 が 過 ぎ た と き に 、 screen は 現 在 時 刻 を 含 む 文 字 列 を ロ グ フ ァ イ ル に 追 加 す る 。 さ ら に 2 分 が 経 過 し た 後 に 出 力 が な さ れ る と 、 こ の 出 力 の 再 開 を 記 録 す る 二 番 目 の タ イ ム ス タ ン プ が 追 加 さ れ る 。 こ の タ イ ム ア ウ ト 時 間 は 、 二 番 目 の 形 式 で こ の コ マ ン ド を 実 行 す る と 変 更 で き る 。 三 番 目 の 形 式 は 、 タ イ ム ス タ ン プ 文 字 列 を カ ス タ マ イ ズ す る (デ フ ォ ル ト は ’−− %n:%t −− time−stamp −− %M/%d/%y %c:%s −−\n’)。

mapdefault 次 の 入 力 文 字 を 、 デ フ ォ ル ト の キ ー 割 り 当 て テ ー ブ ル で の み 検 索 す る よ う screen に 指 示 す る 。 "bindkey" も 参 照 す る こ と 。

mapnotnext

mapdefault と 似 て い る が 、 デ フ ォ ル ト の キ ー 割 り 当 て テ ー ブ ル も 検 索 し な い 。

maptimeout [timo] 入 力 シ ー ケ ン ス 検 出 の 文 字 間 タ イ マ の タ イ ム ア ウ ト 値 を timo ミ リ 秒 に 設 定 す る 。 引 き 数 を 与 え ず に maptimeout を 実 行 す る と 、 現 在 の 設 定 を 表 示 す る 。 "bindkey" も 参 照 す る こ と 。

markkeys string こ れ は コ ピ ー /履 歴 モ ー ド で 使 わ れ る キ ー マ ッ プ を 変 更 す る 方 法 で あ る 。 こ こ で string は oldchar=newchar の ペ ア か ら な り 、 ペ ア 間 の 区 切 り は ’:’ で あ る 。 例 : "B=^B:F=^F" を string に 指 定 す る と 、 ’C−b’ と ’C−f’ の 各 キ ー は vi 形 式 の 割 り 当 て (ペ ー ジ 全 体 の ス ク ロ ー ル ア ッ プ /ダ ウ ン ) に 変 更 さ れ る 。 こ れ ら は 、 実 は ’B’ と ’F’ に 対 す る デ フ ォ ル ト の 割 り 当 て で あ る が 。 コ マ ン ド "markkeys h=^B:l=^F:$=^E" は 、 こ の モ ー ド を emacs 形 式 の 割 り 当 て に 設 定 す る 。 端 末 が 文 字 を 送 る タ イ プ の も の で 、 こ れ に よ っ て コ ピ ー モ ー ド が 終 了 し て し ま う よ う な 場 合 、 こ の コ マ ン ド を 使 っ て 、 そ れ ら の 文 字 に 何 も さ せ な い よ う に す る と 良 い 。 no−op 文 字 は ’@’ で 、 "markkeys @=L=H" の よ う に す れ ば 、 ’H’ や ’L’ コ マ ン ド は 以 後 使 え な く な る 。 こ の 例 で 示 し た よ う に 、 ひ と つ の 機 能 に 複 数 の キ ー を (一 行 で ) 割 り 当 て で き る 。

maxwin num

screen の 生 成 で き る 最 大 ウ ィ ン ド ウ 数 を 設 定 す る 。 既 に 存 在 し て い る ウ ィ ン ド ウ に は 影 響 し な い 。 こ の 数 は 減 ら す こ と し か で き な い 。

meta コ マ ン ド 文 字 (C−a) を 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 入 力 ス ト リ ー ム に 挿 入 す る 。

monitor [on|off] ウ ィ ン ド ウ の ア ク テ ィ ビ テ ィ 監 視 を ト グ ル す る 。 監 視 が 有 効 で 、 か つ そ の 影 響 を 受 け る ウ ィ ン ド ウ が バ ッ ク グ ラ ウ ン ド に 切 り 替 え ら れ て い る 場 合 、 最 初 の 出 力 の 際 に ア ク テ ィ ビ テ ィ が あ っ た 旨 ス テ ー タ ス 行 に メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ 、 ウ ィ ン ド ウ 状 態 の 表 示 に お い て 、 そ の ウ ィ ン ド ウ に ’@’ 印 が 付 け ら れ る 。 初 期 状 態 で は 、 す べ て の ウ ィ ン ド ウ で 監 視 は オ フ に な っ て い る 。

msgminwait sec あ る メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ て い る 時 に 、 新 し い (次 の ) メ ッ セ ー ジ を 表 示 す る ま で に screen が 待 つ 時 間 を 定 義 す る 。 デ フ ォ ル ト 値 は 1 秒 で あ る 。

msgwait sec

screen が 他 の 動 作 の 影 響 を 受 け な い 場 合 に 、 メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ る 時 間 を 定 義 す る 。 デ フ ォ ル ト 値 は 5 秒 で あ る 。

multiuser on|off シ ン グ ル ユ ー ザ モ ー ド と マ ル チ ユ ー ザ モ ー ド の 切 り 替 え を 行 う 。 screen の 標 準 動 作 は シ ン グ ル ユ ー ザ モ ー ド で あ る 。 マ ル チ ユ ー ザ モ ー ド で は 、 コ マ ン ド ’acladd’, ’aclchg’, ’acldel’ を 使 っ て 、 現 在 の screen セ ッ シ ョ ン に 対 す る 他 の ユ ー ザ の ア ク セ ス を 許 可 ・ 禁 止 で き る 。

nethack on|off

screen が 使 う エ ラ ー メ ッ セ ー ジ の 路 線 を 変 え る 。 "nethack" と い う ゲ ー ム に 親 し ん で い る ユ ー ザ な ら 、 こ の ゲ ー ム ス タ イ ル の メ ッ セ ー ジ を 楽 し め る か も し れ な い 。 こ れ ら の メ ッ セ ー ジ は 事 実 を 少 々 曲 げ て い る け れ ど も 、 読 む に は ず っ と 面 白 い 。 ど う せ 標 準 の メ ッ セ ー ジ だ っ て そ ん な に 分 か り や す い わ け で は な い し 。 こ の オ プ シ ョ ン が 利 用 で き る の は 、 screen の コ ン パ イ ル 時 に NETHACK フ ラ グ が 定 義 さ れ て い る 場 合 だ け で あ る 。 そ し て 、 デ フ ォ ル ト の 設 定 は 環 境 変 数 $NETHACKOPTIONS が あ る か ど う か で 決 ま る 。

next 次 の ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 え る 。 こ の コ マ ン ド を 繰 り 返 し 用 い る と 、 ウ ィ ン ド ウ を 循 環 的 に 切 り 替 え で き る 。

nonblock [on|off|numsecs] 出 力 の 受 け 付 け を 停 止 し た ユ ー ザ イ ン タ ー フ ェ ー ス (デ ィ ス プ レ イ ) を ど の よ う に 扱 う か を screen に 指 示 す る 。 こ の よ う な こ と が 起 こ る の は 、 ユ ー ザ が ^S を 押 し た と き や 、 TCP ま た は モ デ ム の 接 続 が 切 れ た が hangup を 受 信 し て い な い よ う な 場 合 で あ る 。 nonblock を off に し て お く と (こ ち ら が デ フ ォ ル ト )、 screen は デ ィ ス プ レ イ が 出 力 を 受 理 で き る よ う に な る ま で 待 つ 。 nonblock が on だ と 、 screen は タ イ ム ア ウ ト に な る ま で 待 つ (on で は 1s と し て 扱 わ れ る )。 待 っ て も デ ィ ス プ レ イ が 文 字 を 受 け 付 け な い と 、 screen は デ ィ ス プ レ イ が ブ ロ ッ ク さ れ て い る と 判 断 し 、 そ の デ ィ ス プ レ イ へ の 文 字 送 信 を 止 め る 。 そ の 後 デ ィ ス プ レ イ が 文 字 の 受 信 を 再 開 す る と 、 screen は デ ィ ス プ レ イ の ブ ロ ッ ク を 止 め 、 更 新 さ れ た ウ ィ ン ド ウ の 内 容 を 再 描 画 す る 。

number [n] 現 在 の ウ ィ ン ド ウ 番 号 を 変 更 す る 。 指 定 し た 番 号 n が 既 に 他 の ウ ィ ン ド ウ に 使 わ れ て い る 場 合 に は 、 2 つ の ウ ィ ン ド ウ は 番 号 を 交 換 す る 。 引 き 数 が 指 定 さ れ て い な い 場 合 は 、 現 在 の ウ ィ ン ド ウ 番 号 (と タ イ ト ル ) が 表 示 さ れ る 。

obuflimit [limit] 指 定 し た 上 限 値 よ り 多 い バ イ ト 数 が 出 力 バ ッ フ ァ に 含 ま れ て い る 場 合 、 こ の ウ ィ ン ド ウ か ら は そ れ 以 上 の デ ー タ は 読 み 出 せ な い 。 こ の デ フ ォ ル ト 値 は 256 で あ る 。 (xterm の よ う に ) 高 速 な デ ィ ス プ レ イ を 使 っ て い る 場 合 に は 、 も う 少 し 大 き な 値 を 設 定 し て も 良 い だ ろ う 。 引 き 数 を 指 定 し な い と 、 現 在 の 設 定 が 表 示 さ れ る 。

only 現 在 の も の を 除 き 、 す べ て の リ ー ジ ョ ン を kill す る 。

other 前 に 表 示 さ れ て い た ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 え る 。 そ の ウ ィ ン ド ウ が も う 存 在 し て い な け れ ば 、 othernext と 同 じ 動 作 を す る 。

partial on|off 現 在 の ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 え た 後 、 (redisplay を 使 っ た よ う に ) 画 面 を リ フ レ ッ シ ュ す る か ど う か を 定 義 す る 。 こ の コ マ ン ド が 効 果 を 及 ぼ す の は 現 在 の ウ ィ ン ド ウ だ け で あ る 。 す ぐ に ウ ィ ン ド ウ す べ て に 効 果 を 及 ぼ す に は 、 allpartial コ マ ン ド を 用 い る こ と 。 デ フ ォ ル ト 値 は 当 然 ’off’ で あ る 。 現 在 defpartial コ マ ン ド は な い の で 、 こ の デ フ ォ ル ト 値 は 固 定 で あ る 。

password [crypted_pw]

".screenrc" フ ァ イ ル 中 に 暗 号 化 さ れ た パ ス ワ ー ド を 置 く こ と で 、 デ タ ッ チ さ れ た セ ッ シ ョ ン を 誰 か が 再 開 し よ う と し た 際 に 、 screen に こ れ を 用 い た 認 証 を 行 わ せ る 。 こ れ は 特 権 を 持 つ プ ロ グ ラ ム を screen 下 で 動 作 さ せ て い る と き に 、 自 分 の UID を 偽 装 し た 他 の ユ ー ザ (つ ま り ス ー パ ー ユ ー ザ の 誰 か ) に よ る そ の セ ッ シ ョ ン の 再 ア タ ッ チ を 防 ぎ た い 場 合 に 便 利 で あ る 。 暗 号 化 さ れ た パ ス ワ ー ド が 指 定 さ れ て い な い と 、 screen は 2 度 パ ス ワ ー ド の 入 力 を 求 め 、 こ れ を 暗 号 化 し た も の を ペ ー ス ト バ ッ フ ァ に 置 く 。 デ フ ォ ル ト 値 は ’none’ で あ り 、 パ ス ワ ー ド の 確 認 は 無 効 に な っ て い る 。

paste [registers [dest_reg]] 指 定 さ れ た レ ジ ス タ の (連 結 さ れ た ) 内 容 を 、 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 標 準 入 力 の キ ュ ー に 書 き 込 む 。 レ ジ ス タ ’.’ は ペ ー ス ト バ ッ フ ァ と し て 扱 わ れ る 。 パ ラ メ ー タ を ひ と つ も 与 え な い と 、 ペ ー ス ト を 行 う レ ジ ス タ (1 つ ) を ユ ー ザ に 問 い 合 わ せ る 。 ペ ー ス ト バ ッ フ ァ に は copy, history, readbuf コ マ ン ド で 書 き 込 め る 。 他 の レ ジ ス タ に は register, readreg, paste コ マ ン ド で 書 き 込 め る 。 2 番 目 の 引 き 数 付 き で paste が 呼 び 出 さ れ る と 、 指 定 さ れ た レ ジ ス タ の 内 容 は そ の ウ ィ ン ド ウ で は な く 、 指 定 さ れ た 出 力 先 の レ ジ ス タ に ペ ー ス ト さ れ る 。 2 番 目 の 引 き 数 と し て ’.’ を 用 い る と 、 そ の デ ィ ス プ レ イ の ペ ー ス ト バ ッ フ ァ が 出 力 先 と な る 。 "paste" は 様 々 な 種 類 の リ ソ ー ス を 使 う こ と に 注 意 : 2 番 目 の 引 き 数 が 指 定 さ れ て い れ ば 、 カ レ ン ト ウ ィ ン ド ウ は 必 要 な い 。 入 力 元 指 定 に (ペ ー ス ト バ ッ フ ァ で は な く ) レ ジ ス タ し か 含 ま れ な け れ ば 、 カ レ ン ト デ ィ ス プ レ イ (ア タ ッ チ さ れ て い る 端 末 ) は 必 要 な い 。 レ ジ ス タ は グ ロ ー バ ル な リ ソ ー ス だ か ら で あ る 。 ペ ー ス ト バ ッ フ ァ は ユ ー ザ 1 人 に 1 つ ず つ し か 存 在 し な い 。

pastefont [on|off] フ ォ ン ト 情 報 を ペ ー ス ト バ ッ フ ァ に 含 め る よ う screen に 指 示 す る 。 デ フ ォ ル ト で は こ れ は 行 わ れ な い 。 こ の コ マ ン ド が 特 に 役 立 つ の は 、 漢 字 の よ う に 文 字 フ ォ ン ト が 複 数 個 あ る 場 合 で あ る 。

pow_break ウ ィ ン ド ウ の 端 末 ラ イ ン を 再 オ ー プ ン し 、 ブ レ ー ク 信 号 を 送 る 。 ’break’ を 参 照 す る こ と 。

pow_detach 強 制 デ タ ッ チ 。 基 本 的 に は detach と 同 じ だ が 、 screen の 親 プ ロ セ ス に も HANGUP シ グ ナ ル を 送 る 。 注 意 : screen が ロ グ イ ン シ ェ ル か ら 実 行 さ れ て い る と き に は 、 こ れ を 行 う と ロ グ ア ウ ト す る 。

pow_detach_msg [message] 「 強 制 デ タ ッ チ 」 を 行 う と き に 、 こ こ で 指 定 し た message が 出 力 さ れ る 。 こ れ は ロ グ ア ウ ト メ ッ セ ー ジ の 代 わ り や 、 ボ ー レ ー ト の リ セ ッ ト な ど に 使 え る 。

prev 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 次 に 小 さ い 番 号 を 持 つ ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 え る 。 こ の コ マ ン ド を 繰 り 返 し 用 い る と 、 ウ ィ ン ド ウ を 循 環 で き る 。

printcmd [cmd]

cmd が 空 文 字 列 で な い 場 合 、 ANSI 印 刷 シ ー ケ ン ス ESC [ 5 i が 検 出 さ れ て も screen は 端 末 機 能 "po/pf" を 使 わ ず 、 そ の 出 力 を cmd に パ イ プ す る 。 cmd に は 通 常 、 "lpr" や "’cat > /tmp/scrprint’" の よ う な コ マ ン ド を 与 え る 。 コ マ ン ド 指 定 な し で printcmd を 実 行 す る と 、 現 在 の 設 定 が 表 示 さ れ る 。 ANSI シ ー ケ ン ス ESC \ は 印 刷 を 終 わ ら せ 、 パ イ プ を 閉 じ る 。 警 告 : こ の コ マ ン ド は 注 意 し て 使 う こ と ! 他 の ユ ー ザ が 端 末 へ の 書 き 込 み 権 限 を 持 っ て い る と 、 印 刷 コ マ ン ド を 勝 手 に 起 動 で き て し ま う 。

process [key] 指 定 さ れ た レ ジ ス タ の 内 容 を screen の 入 力 キ ュ ー に 入 れ る 。 引 き 数 を 与 え な い と 、 ユ ー ザ に レ ジ ス タ 名 を 尋 ね る プ ロ ン プ ト を 出 す 。 テ キ ス ト は ユ ー ザ が キ ー ボ ー ド か ら 入 力 し た か の よ う に 解 析 さ れ る 。 こ の コ マ ン ド を 用 い る と 、 複 数 の 動 作 を 1 つ の キ ー に 割 り 当 て で き る 。

quit す べ て の ウ ィ ン ド ウ を kill し 、 screen を 終 了 す る 。 VT100 形 式 の 端 末 で は 、 C−4 キ ー と C−\ キ ー は 同 一 で あ る こ と に 注 意 。 こ の た め 、 デ フ ォ ル ト の 割 り 当 て は 危 険 で あ る : ウ ィ ン ド ウ 番 号 4 を 選 択 す る と き に 、 C−a C−4 と 入 力 し な い よ う に 注 意 す る こ と 。 キ ー 割 り 当 て を 削 除 す る に は 、 空 の bind コ マ ン ド を 使 え ば よ い ("bind ’^\’" な ど )。

readbuf [−e encoding] [filename] 指 定 し た フ ァ イ ル の 内 容 を ペ ー ス ト バ ッ フ ァ に 読 み 込 む 。 フ ァ イ ル の エ ン コ ー デ ィ ン グ を −e オ プ シ ョ ン で screen に 知 ら せ る こ と も で き る 。 フ ァ イ ル を 指 定 し な い と 、 画 面 交 換 フ ァ イ ル の フ ァ イ ル 名 が 用 い ら れ る 。 "bufferfile" コ マ ン ド も 参 照 の こ と 。

readreg [−e encoding] [register [filename]] 引 き 数 の 数 に 従 っ て 、 以 下 の 2 動 作 の う ち の ど ち ら か を 行 う : 引 き 数 が 0 個 ま た は 1 個 の 場 合 に は 、 ペ ー ス ト バ ッ フ ァ の 内 容 を 、 指 定 さ れ た レ ジ ス タ か 、 ユ ー ザ に 問 い 合 わ せ て 得 た レ ジ ス タ に 複 製 す る 。 引 き 数 が 2 つ の 場 合 に は 、 指 定 さ れ た フ ァ イ ル の 内 容 を レ ジ ス タ に 読 み 込 む (readbuf が 画 面 交 換 フ ァ イ ル を ペ ー ス ト バ ッ フ ァ に 読 み 込 む の と 同 様 )。 フ ァ イ ル の エ ン コ ー デ ィ ン グ を −e オ プ シ ョ ン で screen に 知 ら せ る こ と も で き る 。 以 下 の 例 は シ ス テ ム の パ ス ワ ー ド フ ァ イ ル を screen の 画 面 に ペ ー ス ト し て い る (レ ジ ス タ p を 用 い て い る 。 こ れ は コ ピ ー が 残 る レ ジ ス タ で あ る ):

C−a : readreg p /etc/passwd

C−a : paste p

redisplay 現 在 の ウ ィ ン ド ウ を 再 描 画 す る 。 部 分 再 描 画 モ ー ド 時 に 画 面 全 体 を 書 き 直 す 場 合 に 必 要 と な る 。

register [−e encoding] key string 指 定 さ れ た string を レ ジ ス タ key に 保 存 す る 。 フ ァ イ ル の エ ン コ ー デ ィ ン グ を −e オ プ シ ョ ン で screen に 知 ら せ る こ と も で き る 。 "paste" コ マ ン ド も 参 照 す る こ と 。

remove 現 在 の リ ー ジ ョ ン を kill す る 。 リ ー ジ ョ ン が ひ と つ し か な い 場 合 は no−op と な る 。

removebuf

"writebuf" コ マ ン ド と "readbuf" コ マ ン ド が 使 う 画 面 交 換 フ ァ イ ル を 削 除 (unlink) す る 。

reset 仮 想 端 末 を "電 源 投 入 状 態 " の 値 に リ セ ッ ト す る 。 ア プ リ ケ ー シ ョ ン が 設 定 (ス ク ロ ー ル 領 域 や グ ラ フ ィ ッ ク 文 字 集 合 な ど ) を お か し く し た 場 合 に 役 に 立 つ 。

resize 現 在 の リ ー ジ ョ ン の サ イ ズ を 変 更 す る 。 ス ペ ー ス は 下 方 の リ ー ジ ョ ン か ら 取 っ た り (に 渡 し た り ) す る が 、 も し 余 裕 が な け れ ば 上 方 の リ ー ジ ョ ン と や り 取 り す る 。

resize +N

現 在 の リ ー ジ ョ ン の 高 さ を N 増 や す

resize −N

現 在 の リ ー ジ ョ ン の 高 さ を N 減 ら す

resize N

現 在 の リ ー ジ ョ ン の 高 さ を N に す る

resize =

す べ て の ウ ィ ン ド ウ を 同 じ 高 さ に す る

resize max

現 在 の リ ー ジ ョ ン の 高 さ を 最 大 に す る

resize min

現 在 の リ ー ジ ョ ン の 高 さ を 最 小 に す る

screen [−opts] [n] [cmd [args]] 新 し い ウ ィ ン ド ウ を 作 る 。 フ ロ ー 制 御 オ プ シ ョ ン (−f, −fn,−fa)、 タ イ ト ル (別 名 ) オ プ シ ョ ン (−t)、 ロ グ イ ン オ プ シ ョ ン (−l, −ln)、 端 末 タ イ プ オ プ シ ョ ン (−T <term>)、 全 機 能 フ ラ グ (−a)、 ス ク ロ ー ル バ ッ ク オ プ シ ョ ン (−h <num>) を 各 コ マ ン ド と 共 に 指 定 で き る 。 −M オ プ シ ョ ン を 与 え る と 、 こ の ウ ィ ン ド ウ の 監 視 が on に な る 。 −L オ プ シ ョ ン を 与 え る と 、 こ の ウ ィ ン ド ウ の 出 力 ロ ギ ン グ が on に な る 。 0 か ら 9 の 範 囲 で 数 値 n を 与 え る と (こ れ は 省 略 可 能 )、 新 し く 生 成 さ れ る ウ ィ ン ド ウ に ウ ィ ン ド ウ 番 号 n が 割 り 当 て ら れ る (こ の 番 号 が 既 に 使 用 中 な ら ば 、 そ の 次 に 利 用 可 能 な 番 号 が 使 わ れ る )。 "screen" の 後 に コ マ ン ド を 指 定 す る と 、 そ の コ マ ン ド は (指 定 さ れ た 引 き 数 付 き で ) ウ ィ ン ド ウ 内 で 実 行 さ れ る 。 コ マ ン ド が 指 定 さ れ て い な け れ ば 、 シ ェ ル が 生 成 さ れ る 。 し た が っ て 、 ".screenrc" に 以 下 の よ う な 行 が あ る 場 合 、 screen は シ ェ ル ウ ィ ン ド ウ を (番 号 1 の ウ ィ ン ド ウ に ) 生 成 し 、 ま た マ シ ン foobar に telnet 接 続 を 行 う ウ ィ ン ド ウ (フ ロ ー 制 御 な し 、 タ イ ト ル は "foobar", ウ ィ ン ド ウ 番 号 は 2) を 生 成 し 、 こ の telnet セ ッ シ ョ ン を ロ グ フ ァ イ ル ("screenlog.2") に 出 力 す る 。

# example for .screenrc:

screen 1

screen −fn −t foobar −L 2 telnet foobar 以 前 の バ ー ジ ョ ン の screen と は 異 な り 、 "screen" コ マ ン ド が ".screenrc" フ ァ イ ル に 含 ま れ て い る 時 に は 、 余 分 の デ フ ォ ル ト ウ ィ ン ド ウ は 生 成 さ れ な い 点 に 注 意 す る こ と 。 初 期 化 が 終 了 す る と 、 screen は .screenrc フ ァ イ ル で 指 定 し た 最 後 の ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 わ る 。 ウ ィ ン ド ウ が 指 定 さ れ て い な い と 、 デ フ ォ ル ト の 番 号 0 の ウ ィ ン ド ウ を 開 く 。

screen に は "cu" と "telnet" の 機 能 が い く つ か 組 み 込 ま れ て い る 。 『 ウ ィ ン ド ウ の 種 類 』 の 章 も 参 照 の こ と 。

scrollback num 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の ス ク ロ ー ル バ ッ ク バ ッ フ ァ の 大 き さ を num 行 に 設 定 す る 。 デ フ ォ ル ト の ス ク ロ ー ル バ ッ ク は 100 行 で あ る 。 "defscrollback" コ マ ン ド も 参 照 す る こ と 。 ま た 、 現 在 の 設 定 を 確 認 す る に は "C−a i (info)" を 用 い る こ と 。

select [WindowID]

WindowID で 指 定 し た ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 え る 。 こ れ は ウ ィ ン ド ウ タ イ ト ル (英 字 ・ 数 字 の ウ ィ ン ド ウ 名 ) の 先 頭 か ら の 文 字 列 か 、 ウ ィ ン ド ウ の 番 号 で あ る 。 こ の パ ラ メ ー タ は 省 略 で き 、 そ の 場 合 は ユ ー ザ に 識 別 子 の 問 い 合 わ せ を 行 う 。 新 し い ウ ィ ン ド ウ が 生 成 さ れ る と 、 利 用 可 能 な 最 初 の 数 が こ の ウ ィ ン ド ウ に 割 り 当 て ら れ る 。 し た が っ て 、 先 頭 の ウ ィ ン ド ウ は "select 0" で 呼 び 出 せ る 。 ウ ィ ン ド ウ の 総 数 は 、 コ ン パ イ ル 時 の 設 定 パ ラ メ ー タ MAXWIN に よ っ て 制 限 さ れ る 。 特 殊 な 意 味 を 持 つ WindowID が 二 つ 存 在 す る 。 "−" は 内 部 の ブ ラ ン ク ウ ィ ン ド ウ を 選 択 し 、 "." は 現 在 の ウ ィ ン ド ウ を 選 択 す る 。 後 者 は screen の "−X" と 一 緒 に 用 い る と 便 利 だ ろ う 。

sessionname [name] 現 在 の セ ッ シ ョ ン の 名 前 を 変 更 す る 。 こ の 名 前 は 、 "screen −list" で は プ ロ セ ス ID と 共 に 表 示 さ れ る 点 に 注 意 す る こ と 。 引 き 数 "name" を 省 略 す る と 、 こ の セ ッ シ ョ ン の 名 前 が 表 示 さ れ る 。 注 意 : こ の 変 更 後 も 、 環 境 変 数 $STY は 古 い 名 前 を 反 映 し た ま ま で あ る 。 こ れ に よ り 混 乱 が 起 こ る か も し れ な い 。 デ フ ォ ル ト 値 は tty と ホ ス ト 名 か ら 作 ら れ る 。

setenv [var [string]] 環 境 変 数 var の 値 を string に 設 定 す る 。 var だ け が 指 定 さ れ る と プ ロ ン プ ト が 表 示 さ れ 、 値 の 入 力 が ユ ー ザ に 求 め ら れ る 。 パ ラ メ ー タ が 全 く 指 定 さ れ て い な け れ ば 、 変 数 名 と 値 の 両 方 が ユ ー ザ に 問 い 合 わ せ ら れ る 。 こ の 環 境 変 数 は 、 設 定 以 降 に fork さ れ る す べ て の シ ェ ル に 継 承 さ れ る 。

setsid [on|off] 通 常 screen は 各 ウ ィ ン ド ウ ご と に 別 々 の セ ッ シ ョ ン と プ ロ セ ス グ ル ー プ と を 用 い る 。 setsid を off に す る と 、 以 降 こ れ は 行 わ れ な い よ う に な り 、 す べ て の ウ ィ ン ド ウ は バ ッ ク エ ン ド の screen プ ロ セ ス と 同 じ プ ロ セ ス グ ル ー プ に 属 す る よ う に な る 。 こ れ は ジ ョ ブ 制 御 を 不 可 能 に す る こ と に 注 意 。 デ フ ォ ル ト は 当 然 on で あ る 。 こ の コ マ ン ド が 有 用 な の は 、 お そ ら く か な り ま れ な 状 況 に 限 ら れ る だ ろ う 。

shell command 新 し い シ ェ ル を 生 成 す る た め に 使 う コ マ ン ド を 設 定 す る 。 こ れ は 環 境 変 数 $SHELL の 値 よ り 優 先 さ れ る 。 こ れ は 、 $SHELL を 起 動 プ ロ グ ラ ム の 指 定 に 用 い る よ う な tty 強 化 プ ロ グ ラ ム を 使 い た い 時 に 便 利 で あ る 。 コ マ ン ド の 最 初 の 文 字 が ’−’ な ら ば 、 シ ェ ル は ロ グ イ ン シ ェ ル と し て 起 動 さ れ る 。

shelltitle title 起 動 時 や C−A C−c コ マ ン ド に よ っ て 生 成 さ れ た 、 す べ て の シ ェ ル の タ イ ト ル を 設 定 す る 。 タ イ ト ル に 関 す る 詳 細 は 、 『 タ イ ト ル (ウ ィ ン ド ウ の 命 名 )』 の 章 で の 議 論 を 参 照 の こ と 。

silence [on|off|sec] ウ ィ ン ド ウ の 沈 黙 監 視 (silence monitoring) を ト グ ル す る 。 silence が on で 、 か つ そ の 影 響 を 受 け る ウ ィ ン ド ウ が バ ッ ク グ ラ ウ ン ド に 回 さ れ た と き 、 指 定 さ れ た 期 間 の 間 ア ク テ ィ ビ テ ィ が な け れ ば (沈 黙 し て い れ ば )、 沈 黙 通 知 の メ ッ セ ー ジ が ス テ ー タ ス 行 に 表 示 さ れ る 。 デ フ ォ ル ト の タ イ ム ア ウ ト は ’silencewait’ コ マ ン ド で 変 更 で き る 。 あ る い は ’on’ や ’off’ の 代 わ り に 秒 数 を 指 定 す る こ と も で き る 。 初 期 状 態 で は 、 す べ て の ウ ィ ン ド ウ で silence は off で あ る 。

silencewait sec 沈 黙 を 監 視 す る ウ ィ ン ド ウ に お け る 、 メ ッ セ ー ジ 表 示 ま で の 待 ち 時 間 を 指 定 す る 。 デ フ ォ ル ト 値 は 30 秒 で あ る 。

sleep num こ の コ マ ン ド は 、 .screenrc フ ァ イ ル の 実 行 を num 秒 間 一 時 停 止 さ せ る 。 キ ー ボ ー ド 入 力 が あ る と sleep は 終 了 す る 。 こ れ を 用 い る と 、 "echo" に よ る 出 力 を 読 む チ ャ ン ス を ユ ー ザ に 与 え ら れ る 。

slowpaste msec

paste コ マ ン ド ("C−a ]") に よ っ て テ キ ス ト を 挿 入 す る 時 の 速 度 を 定 義 す る 。 slowpaste の 値 が 0 で な け れ ば 、 テ キ ス ト は 1 文 字 ず つ 書 き 込 ま れ る 。 screen は 1 文 字 書 き 込 む た び に msec ミ リ 秒 停 止 し 、 ア プ リ ケ ー シ ョ ン が こ の 入 力 を 処 理 す る 時 間 を 与 え る 。 slowpaste コ マ ン ド は 、 大 量 の テ キ ス ト を ペ ー ス ト し た と き に 、 下 層 の シ ス テ ム で フ ロ ー 制 御 の 問 題 が 起 こ る 場 合 に の み 用 い る こ と 。

source file

file か ら コ マ ン ド を 読 ん で 実 行 す る 。 source コ マ ン ド は ネ ス ト で き 、 最 大 の 再 帰 レ ベ ル は 10 で あ る 。 フ ァ イ ル が 絶 対 パ ス で な く 、 す で に screen が source コ マ ン ド を 処 理 中 の 場 合 は 、 screen の カ レ ン ト デ ィ レ ク ト リ よ り も 先 に 、 実 行 中 の source コ マ ン ド フ ァ イ ル の 親 デ ィ レ ク ト リ が 、 新 た な コ マ ン ド フ ァ イ ル の 検 索 に 用 い ら れ る 。

temcap/terminfo/termcapinfo コ マ ン ド は 起 動 時 か 再 ア タ ッ チ の 時 に し か 動 作 し な い こ と に 注 意 。 し た が っ て こ れ ら を 機 能 さ せ る に は 、 デ フ ォ ル ト の screenrc フ ァ イ ル か ら 呼 ば れ る と こ ろ に 置 い て お か ね ば な ら な い 。

sorendition [attr [color]] テ キ ス ト の マ ー キ ン グ や 印 刷 メ ッ セ ー ジ で 、 screen が 行 う ハ イ ラ イ ト 表 示 の さ せ か た を 変 更 す る 。 attr 修 正 指 定 の 文 法 は 『 文 字 エ ス ケ ー プ 』 の 章 を 見 る こ と 。 現 在 の デ フ ォ ル ト は "=s dd" で あ る (ス タ ン ド ア ウ ト 、 デ フ ォ ル ト 色 )。

split 現 在 の リ ー ジ ョ ン を 2 つ に 分 割 す る 。 新 た な リ ー ジ ョ ン の 場 所 を 確 保 す る た め 、 画 面 上 の す べ て の リ ー ジ ョ ン は リ サ イ ズ さ れ る 。 新 し い リ ー ジ ョ ン に は ブ ラ ン ク ウ ィ ン ド ウ が 表 示 さ れ る 。 リ ー ジ ョ ン の 削 除 に は 、 "remove" コ マ ン ド ま た は "only" コ マ ン ド を 用 い る こ と 。

startup_message on|off 起 動 時 に 著 作 権 表 示 を 表 示 す る か ど う か を 選 ぶ 。 デ フ ォ ル ト 値 は 、 お そ ら く 既 に お 気 付 き の 通 り 、 ’on’ で あ る 。

stuff string 文 字 列 string を カ レ ン ト ウ ィ ン ド ウ の 入 力 バ ッ フ ァ に 置 く 。 こ れ は "paste" コ マ ン ド と 似 て い る が 、 こ ち ら の 方 が オ ー バ ー ヘ ッ ド が 小 さ い 。 "stuff" コ マ ン ド で は 大 き な バ ッ フ ァ の ペ ー ス ト は で き な い 。 こ の コ マ ン ド は 、 キ ー 割 り 当 て で 用 い る と 非 常 に 便 利 で あ る 。 "bindkey" も 参 照 す る こ と 。

su [username [password [password2]] デ ィ ス プ レ イ の ユ ー ザ を 変 更 す る 。 省 略 さ れ た パ ラ メ ー タ に つ い て は 、 す べ て 問 い 合 わ せ の プ ロ ン プ ト を 出 す 。 パ ス ワ ー ド を パ ラ メ ー タ に 指 定 す る 場 合 は 、 暗 号 化 さ れ て い な い か た ち で な け れ ば な ら な い 。 一 番 目 の パ ス ワ ー ド は シ ス テ ム の パ ス ワ ー ド デ ー タ ベ ー ス に 対 し て マ ッ チ が 行 わ れ 、 二 番 目 の パ ス ワ ー ド は "acladd" コ マ ン ド や "password" コ マ ン ド で 設 定 さ れ た screen の パ ス ワ ー ド に 対 し て マ ッ チ が 行 わ れ る 。 "su" は 、 screen の 管 理 者 が マ ル チ ユ ー ザ 設 定 を テ ス ト す る 際 に 便 利 で あ ろ う 。 認 証 に 失 敗 す る と 、 そ の ユ ー ザ が ア ク セ ス で き る コ マ ン ド は ユ ー ザ nobody が 使 え る も の (す な わ ち "detach", "license", "version", "help", "displays") に 限 ら れ る 。

suspend

screen を サ ス ペ ン ド す る 。 screen が サ ス ペ ン ド さ れ て い る 間 は 、 ウ ィ ン ド ウ は 「 デ タ ッ チ さ れ た 」 状 態 と な る 。 こ の 機 能 は 、 シ ェ ル の ジ ョ ブ 制 御 機 能 に 依 存 し て い る 。

term term

screen が オ ー プ ン し た 各 ウ ィ ン ド ウ の 環 境 変 数 $TERM に は 、 デ フ ォ ル ト で は "screen" が 設 定 さ れ る 。 し か し 、 ロ ー カ ル の termcap ま た は terminfo デ ー タ ベ ー ス に "screen" 用 の 記 述 が イ ン ス ト ー ル さ れ て い な い と き に は 、 $TERM に は (例 え ば ) "vt100" を 設 定 す る と 良 い 。 screen は VT100/ANSI 互 換 な の で 、 こ れ な ら あ ま り 問 題 は 起 き な い だ ろ う 。 デ フ ォ ル ト 値 を 設 定 す る 目 的 以 外 に "term" コ マ ン ド を 使 う の は 避 け た ほ う が よ い 。 例 え ば 、 "screen rlogin othermachine" の 実 行 前 に 特 殊 な $TERM (vt100 等 ) を 設 定 し た い よ う な 場 合 で あ る 。 こ の よ う な 時 に は 、 デ フ ォ ル ト 値 を 変 更 ・ 復 帰 す る の で は な く 、 "screen −T vt100 rlogin othermachine" と い う コ マ ン ド を 用 い る と 良 い 。

termcap term terminal−tweaks [window−tweaks]
terminfo
term terminal−tweaks [window−tweaks]
termcapinfo
term terminal−tweaks [window−tweaks] こ の コ マ ン ド を 使 う と 、 独 自 の termcap エ ン ト リ を 作 る と い う 面 倒 な 作 業 を 行 わ ず に 、 端 末 の termcap エ ン ト リ を 修 正 で き る 。 さ ら に 、 そ の ウ ィ ン ド ウ 用 に 生 成 さ れ た termcap の カ ス タ マ イ ズ も で き る 。 端 末 エ ミ ュ レ ー タ が 起 動 し た ら こ れ ら の 設 定 は 意 味 を 持 た な い の で 、 こ れ ら の コ マ ン ド は screenrc ス タ ー ト ア ッ プ フ ァ イ ル の ど こ か に 置 か な け れ ば な ら な い 。
termcap で な く terminfo デ ー タ ベ ー ス で 動 作 す る シ ス テ ム で は 、 screen は ’terminfo’ コ マ ン ド を 認 識 す る (こ の コ マ ン ド の 効 果 は ’termcap’ コ マ ン ド と 同 じ )。 2 つ の 異 な る コ マ ン ド が 提 供 さ れ て い る の は 、 例 え ば (’%’ を 用 い た ) パ ラ メ ー タ 挿 入 が 必 要 な 場 合 な ど に 、 文 法 が 微 妙 に 異 な る か ら で あ る 。 な お 、 ’terminfo’ コ マ ン ド で も 、 各 機 能 の 名 前 に は termcap で の も の を 使 わ な け れ ば な ら な い 。 多 く の 場 合 、 つ ま り 引 き 数 が terminfo と termcap ど ち ら の 文 法 で も 有 効 な 場 合 は 、 ’termcapinfo’ コ マ ン ド が 使 え る 。 こ の コ マ ン ド は 、 ’termcap’ コ マ ン ド と ’terminfo’ コ マ ン ド と の 両 方 を 、 同 じ 引 き 数 で 実 行 す る も の で あ る 。 最 初 の 引 き 数 は 、 こ の 定 義 が ど の 端 末 に 影 響 す る か を 指 定 す る 。 端 末 名 を ’|’ で 区 切 る こ と に よ り 、 複 数 の 端 末 を 指 定 で き る 。 す べ て の 端 末 に マ ッ チ さ せ る に は ’*’ を 用 い 、 "vt" で 始 ま る す べ て の 端 末 に マ ッ チ さ せ る に は ’vt*’ を 用 い れ ば 良 い 。 各 tweak 引 き 数 に は 、 適 切 な termcap エ ン ト リ の 先 頭 に 挿 入 さ れ る 、 1 つ 以 上 の termcap 定 義 (’:’ で 区 切 る ) が 含 ま れ る 。 こ れ に よ り エ ン ト リ を 拡 張 し た り 、 既 定 の 値 を 変 更 し た り で き る 。 最 初 の tweak は 使 っ て い る 端 末 の termcap を 修 正 す る も の で 、 使 っ て い る 端 末 が 何 ら か の 機 能 を 実 現 す る た め に 用 い る 定 義 を 含 む 。 こ れ を 変 更 し な い の な ら ば 空 文 字 列 (つ ま り ”) を 指 定 す る こ と 。 2 番 目 の (省 略 可 能 な ) tweak は 、 全 ウ ィ ン ド ウ の termcap を 変 更 す る も の で 、 screen が 理 解 す る 定 義 を 含 ま な け れ ば な ら な い (『 仮 想 端 末 』 の 章 を 参 照 す る こ と )。 例 を い く つ か 示 す :

termcap xterm* LP:hs@ こ れ は 、 ’xterm’ で 始 ま る す べ て の 端 末 は ち ゃ ん と し た 自 動 マ ー ジ ン 機 能 を 持 っ て お り 、 画 面 の 最 後 の 位 置 を 更 新 で き る (LP) が 、 ス テ ー タ ス 行 を 本 当 に 持 っ て い な い こ と (’hs’ が な い − エ ン ト リ を 無 効 に す る に は ’@’ を 追 加 す る ) を screen に 知 ら せ る 。 な お "vt" で 始 ま る す べ て の 端 末 名 に は ’LP’ が あ る も の と 想 定 し て い る が 、 こ れ は そ の 端 末 に 対 し て termcap コ マ ン ド を 指 定 し て い な い 場 合 に 限 ら れ る 。

termcap vt* LP
termcap vt102|vt220 Z0=\E[?3h:Z1=\E[?3l 最 初 の 行 は 、 ’vt’ で 始 ま る す べ て の 端 末 に 、 確 実 に マ ー ジ ン 機 能 が 動 作 す る ’LP’ 機 能 が あ る こ と を 指 定 す る 。 次 の 行 は 、 端 末 が VT102 ま た は VT220 の 時 に 、 132 文 字 /行 モ ー ド に し た り (Z0)、 こ れ を 解 除 す る (Z1) エ ス ケ ー プ シ ー ケ ン ス を 追 加 す る (画 面 幅 変 更 コ マ ン ド を 用 い る に は 、 termcap フ ァ イ ル に Z0 と Z1 を 指 定 し な け れ ば な ら な い )。

termcap vt100 "" l0=PF1:l1=PF2:l2=PF3:l3=PF4 こ れ は VT100 の termcap は そ の ま ま に し て お き 、 各 ウ ィ ン ド ウ の termcap エ ン ト リ に フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー の ラ ベ ル を 追 加 す る 。

termcap h19|z19 am@:im=\E@:ei=\EO dc=\E[P

h19 ま た は z19 termcap で の 自 動 マ ー ジ ン を 無 効 に し (am@)、 挿 入 モ ー ド (im) と 挿 入 終 了 (ei) 機 能 を 有 効 に す る (’im’ の 文 字 列 中 の ’@’ は ’=’ の 後 に あ る の で 、 こ の 文 字 列 の 一 部 で あ る )。 ’im’ と ’ei’ の 定 義 を 使 っ て い る 端 末 の termcap に 入 れ る と 、 screen は 各 ウ ィ ン ド ウ の termcap の 文 字 挿 入 機 能 を 自 動 的 に 告 知 す る 。 各 ウ ィ ン ド ウ の termcap に は 、 文 字 削 除 機 能 (dc) も 追 加 さ れ 、 screen は そ の 端 末 で の 行 更 新 機 能 に 変 換 す る (つ ま り 文 字 削 除 を サ ポ ー ト し て い な い も の と み な す )。 各 ウ ィ ン ド ウ の termcap エ ン ト リ を す べ て 定 義 し た け れ ば 、 こ の コ マ ン ド を 用 い る の で は な く 、 screen を 実 行 す る 前 に $SCREENCAP 変 数 を 設 定 す る こ と 。 termcap の 定 義 に 関 す る 詳 し い 情 報 に つ い て は 、 こ の マ ニ ュ ア ル の 『 仮 想 端 末 』 で の 議 論 と 、 オ ン ラ イ ン マ ニ ュ ア ル の termcap(5) と を 参 照 す る こ と 。

time [string] メ ッ セ ー ジ 行 を 用 い て 、 時 刻 、 ホ ス ト 名 、 1, 5, 15 分 間 の ロ ー ド ア ベ レ ー ジ (使 っ て い る シ ス テ ム で 可 能 な ら ) を 表 示 す る 。 ウ ィ ン ド ウ 固 有 の 情 報 に つ い て は "info" を 用 い る こ と 。

string を 指 定 す る と 、 時 刻 の 報 告 形 式 を "文 字 エ ス ケ ー プ " の 章 で 記 述 す る 方 法 に 従 っ て 変 更 す る 。 screen は デ フ ォ ル ト で は "%c:%s %M %d %H%? %l%?" を 用 い る 。

title [windowtitle] 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 名 前 を windowtitle に 設 定 す る 。 名 前 が 指 定 さ れ な い と 、 screen は ユ ー ザ に 入 力 を 求 め る 。 こ の コ マ ン ド は 過 去 の リ リ ー ス で は ’aka’ コ マ ン ド と い う 名 前 だ っ た 。

unsetenv var 環 境 変 数 の 設 定 を 取 り 消 す 。

utf8 [on|off [on|off]] 現 在 の ウ ィ ン ド ウ が 用 い る エ ン コ ー デ ィ ン グ を 変 更 す る 。 utf8 を on に す る と 、 ウ ィ ン ド ウ に 送 ら れ る 文 字 列 は UTF−8 エ ン コ ー ド さ れ る (逆 も 同 じ )。 パ ラ メ ー タ を 省 略 す る と 状 態 を ト グ ル す る 。 二 つ 目 の パ ラ メ ー タ を 与 え る と 、 デ ィ ス プ レ イ の エ ン コ ー デ ィ ン グ も 同 時 に 変 更 さ れ る (こ れ は screen の "−U" オ プ シ ョ ン で 指 定 す る ほ う が 良 い が )。 "defutf8" も 参 照 の こ と 。 こ れ は 新 規 に 生 成 さ れ る ウ ィ ン ド ウ の デ フ ォ ル ト を 変 更 す る 。

vbell [on|off] こ の ウ ィ ン ド ウ の 可 視 ベ ル (visual bell) を 設 定 す る 。 可 視 ベ ル が on で 、 使 っ て い る 端 末 が 可 視 ベ ル を サ ポ ー ト し て い な い 場 合 に は 、 ベ ル 文 字 (^G) を 受 信 し た 際 に ’vbell−message’ が ス テ ー タ ス 行 に 表 示 さ れ る 。 端 末 が 可 視 ベ ル を サ ポ ー ト し て い る か ど う か は termcap 変 数 ’vb’ (terminfo で は ’flash’) で 定 義 さ れ る 。 デ フ ォ ル ト で は vbell は off に な っ て お り 、 音 声 ベ ル (audible bell) が 用 い ら れ る 。 ’bell_msg’ も 参 照 の こ と 。

vbell_msg [message] 可 視 ベ ル の メ ッ セ ー ジ を 設 定 す る 。 ウ ィ ン ド ウ が ベ ル 文 字 (^G) を 受 け 取 り 、 か つ vbell が "on" に 設 定 さ れ て い る が 、 し か し 端 末 が 可 視 ベ ル を サ ポ ー ト し て い な い 場 合 、 message が ス テ ー タ ス 行 に 表 示 さ れ る 。 デ フ ォ ル ト の メ ッ セ ー ジ は ’"Wuff, Wuff!!"’ で あ る 。 パ ラ メ ー タ を 省 略 す る と 、 現 在 の メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ る 。

vbellwait sec

screen の 可 視 ベ ル メ ッ セ ー ジ が 表 示 さ れ た 後 の 待 ち 時 間 を 定 義 す る 。 デ フ ォ ル ト 値 は 1 秒 で あ る 。

verbose [on|off]

verbose を on に す る と 、 ウ ィ ン ド ウ が 生 成 さ れ る (あ る い は ゾ ン ビ 状 態 か ら 復 活 す る ) と き に 、 コ マ ン ド 名 が エ コ ー さ れ る 。 パ ラ メ ー タ を 省 略 す る と 、 現 在 の 設 定 が 表 示 さ れ る 。

version 現 在 の バ ー ジ ョ ン と コ ン パ イ ル さ れ た 日 時 を ス テ ー タ ス 行 に 表 示 す る 。

wall message す べ て の デ ィ ス プ レ イ に メ ッ セ ー ジ を 書 き 込 む 。 こ の メ ッ セ ー ジ は 端 末 の ス テ ー タ ス 行 に 現 れ る 。

width [−w|−d] [cols [lines]] ウ ィ ン ド ウ の 幅 を 80 と 132 カ ラ ム の 間 で ト グ ル す る 。 ま た は 引 き 数 を 指 定 す る と num カ ラ ム に 設 定 す る 。 こ の 機 能 を 持 っ た 端 末 と 、 termcap の エ ン ト リ "Z0", "Z1" を 必 要 と す る 。 詳 細 は "termcap" コ マ ン ド を 参 照 す る こ と 。 同 時 に 高 さ を 指 定 し て 変 更 す る こ と も で き る 。 −w オ プ シ ョ ン を 指 定 す る と 、 デ ィ ス プ レ イ の サ イ ズ は そ の ま ま に ウ ィ ン ド ウ の サ イ ズ だ け を 変 更 す る 。 −d は そ の 逆 で あ る 。

windowlist [−b] [−m]
windowlist string
[string]
windowlist title
[title] 全 ウ ィ ン ド ウ を 表 形 式 で 示 し 、 ビ ジ ュ ア ル に ウ ィ ン ド ウ を 選 択 で き る よ う に す る 。 通 常 の 移 動 キ ー ("copy" コ マ ン ド を 見 よ ) で ウ ィ ン ド ウ を 選 択 で き 、 リ タ ー ン キ ー で 切 り 替 え で き る 。 −b オ プ シ ョ ン を 与 え る と 、 screen は リ ス ト を 表 示 す る 前 に ブ ラ ン ク ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 わ る の で 、 カ レ ン ト ウ ィ ン ド ウ も 選 択 で き る よ う に な る 。 −m オ プ シ ョ ン は ウ ィ ン ド ウ の 並 び 順 を 変 更 す る 。 ウ ィ ン ド ウ 番 号 の 代 わ り に 、 screen が 内 部 で 持 っ て い る 「 最 終 利 用 時 刻 」 順 の リ ス ト が 用 い ら れ る 。 表 の フ ォ ー マ ッ ト は string オ プ シ ョ ン と title オ プ シ ョ ン と で 変 更 で き る 。 title は 表 の 先 頭 に 表 示 さ れ 、 各 レ コ ー ド に は string の 設 定 が 用 い ら れ る 。 デ フ ォ ル ト の 設 定 は title が "Num Name%=Flags" で 、 各 レ コ ー ド が "%3n %t%=%f" で あ る 。 も っ と 複 雑 な こ と (色 設 定 な ど ) を し た け れ ば 、 『 文 字 エ ス ケ ー プ 』 を 参 照 の こ と 。

windows メ ッ セ ー ジ 行 を 使 っ て す べ て の ウ ィ ン ド ウ の 一 覧 を 表 示 す る 。 ウ ィ ン ド ウ は 番 号 順 に 並 べ ら れ 、 ウ ィ ン ド ウ で 起 動 さ れ た プ ロ セ ス の 名 前 (ま た は ウ ィ ン ド ウ の タ イ ト ル ) も そ れ ぞ れ 表 示 さ れ る 。 現 在 の ウ ィ ン ド ウ に は ’*’ が 付 く 。 ひ と つ 前 の ウ ィ ン ド ウ に は ’−’ が 付 く 。 「 ロ グ イ ン 」 さ れ て い る す べ て の ウ ィ ン ド ウ に は ’$’ が 付 く 。 ベ ル 文 字 を 受 け 取 っ た バ ッ ク グ ラ ウ ン ド ウ ィ ン ド ウ に は ’!’ が 付 く 。 監 視 中 で 、 ア ク テ ィ ビ テ ィ が 検 出 さ れ た バ ッ ク グ ラ ウ ン ド ウ ィ ン ド ウ に は ’@’ が 付 く 。 ロ グ 出 力 が 有 効 に な っ て い る ウ ィ ン ド ウ に は ’(L)’ が 付 く 。 他 の ユ ー ザ が 保 有 し て い る ウ ィ ン ド ウ に は ’&’ が 付 く 。 ゾ ン ビ 状 態 の ウ ィ ン ド ウ に は ’Z’ が 付 く 。 こ の 一 覧 が 長 す ぎ て 、 端 末 の ス テ ー タ ス 行 で は す べ て を 表 示 で き な い 場 合 に は 、 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 近 辺 だ け が 表 示 さ れ る 。

wrap [on|off] 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 行 折 り 返 し を 設 定 す る 。 行 折 り 返 し が 有 効 な ら ば 、 あ る 行 の 最 後 の カ ラ ム の 次 に あ る 表 示 可 能 文 字 の 出 力 は 、 次 の 行 の 先 頭 へ 折 り 返 さ れ る 。 追 加 機 能 と し て 、 バ ッ ク ス ペ ー ス (^H) も 画 面 の 左 端 か ら 前 の 行 に 折 り 返 し で 戻 る 。 デ フ ォ ル ト 値 は ’on’ で あ る 。

writebuf [−e encoding] [filename] ペ ー ス ト バ ッ フ ァ の 内 容 を 指 定 し た フ ァ イ ル に 書 き 出 す 。 フ ァ イ ル を 指 定 し な い と 誰 で も ア ク セ ス で き る 画 面 交 換 フ ァ イ ル に 書 き 出 す 。 こ れ は 、 同 じ ホ ス ト 上 の screen の ユ ー ザ 間 が コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン す る た め の 原 始 的 な 方 法 と も み な せ る 。 encoding を 指 定 す る と 、 ペ ー ス ト バ ッ フ ァ へ の 記 録 は 、 そ の エ ン コ ー ド に 合 う よ う に 自 動 的 に 変 換 さ れ る 。 フ ァ イ ル 名 は "bufferfile" コ マ ン ド で 設 定 で き 、 そ の デ フ ォ ル ト 値 は /tmp/screen−exchange で あ る 。

writelock [on|off|auto] ア ク セ ス 制 御 リ ス ト に よ る 制 限 と は 別 に 、 必 ず し も す べ て の ユ ー ザ が 同 じ ウ ィ ン ド ウ に 同 時 に 書 き 込 み で き る わ け で は な い 。 デ フ ォ ル ト で は 、 書 き 込 み ロ ッ ク は ’auto’ モ ー ド に な っ て お り 、 あ る 特 定 の ウ ィ ン ド ウ に 最 初 に 切 り 替 え た ユ ー ザ が 、 排 他 的 な 入 力 パ ー ミ ッ シ ョ ン を 得 る よ う に な っ て い る 。 こ の ユ ー ザ が そ の ウ ィ ン ド ウ を 離 れ る と 、 他 の ユ ー ザ が (自 動 的 に ) 書 き 込 み ロ ッ ク を 取 得 で き る よ う に な る 。 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 書 き 込 み ロ ッ ク は "writelock off" コ マ ン ド で 無 効 と な る 。 ユ ー ザ が "writelock on" コ マ ン ド を 発 行 す る と 、 そ の ユ ー ザ は 他 の ウ ィ ン ド ウ に 切 り 替 え て い る 間 も 排 他 的 な 書 き 込 み パ ー ミ ッ シ ョ ン を 保 持 し 続 け る 。

xoff
xon

CTRL−s / CTRL−q 文 字 を 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 標 準 入 力 キ ュ ー に 挿 入 す る 。

zmodem [off|auto|catch|pass]
zmodem sendcmd
[string]
zmodem recvcmd
[string]

screen の zmodem サ ポ ー ト を 定 義 す る 。 screen が zmodem 要 求 を 検 知 し た 際 の 動 作 に は 、 2 つ の モ ー ド "pass" と "catch" が あ る 。 "pass" モ ー ド で は 、 screen は 通 信 の 末 尾 に 至 る ま で の す べ て の デ ー タ を ア タ ッ チ し て い る プ ロ セ ス に 転 送 す る 。 "catch" モ ー ド で は 、 screen は zmodem の 通 信 端 末 と な り 、 そ れ ぞ れ rz/sz コ マ ン ド を 起 動 す る 。 "auto" モ ー ド で は 、 screen は ウ ィ ン ド ウ が tty (例 え ば シ リ ア ル ラ イ ン ) な ら "catch" を 用 い 、 そ れ 以 外 な ら "pass" を 用 い る 。
2 番 目 や 3 番 目 の 形 式 を 使 う と 、 screen が "catch" モ ー ド で 使 う テ ン プ レ ー ト を 定 義 す る こ と が で き る 。 こ の 機 能 は ま だ 実 験 段 階 の も の で あ る 。

zombie [keys]
defzombie
[keys] デ フ ォ ル ト で は screen の ウ ィ ン ド ウ は ユ ー ザ の プ ロ セ ス (シ ェ ル 等 ) が 終 了 す る と 即 座 に 削 除 さ れ る 。 2 つ の キ ー か ら な る 文 字 列 を zombie コ マ ン ド に 指 定 す る と 、 「 死 ん だ 」 ウ ィ ン ド ウ も リ ス ト 中 に 残 る 。 こ の よ う な ウ ィ ン ド ウ は kill コ マ ン ド で 削 除 で き る 。 「 死 ん だ 」 ウ ィ ン ド ウ で 1 番 目 の キ ー を 押 す と 同 じ 効 果 が 得 ら れ る 。 2 番 目 の キ ー を 押 す と 、 screen は こ の ウ ィ ン ド ウ を 復 活 さ せ よ う と す る 。 つ ま り 、 こ の ウ ィ ン ド ウ で 実 行 さ れ て い た プ ロ セ ス を 再 び 起 動 す る 。 パ ラ メ ー タ を 指 定 せ ず に zombie コ マ ン ド を 呼 び 出 す と 、 zombie の 設 定 が ク リ ア さ れ 、 し た が っ て ウ ィ ン ド ウ は 内 部 の プ ロ セ ス が 終 了 し た と き に 消 え る よ う に な る 。

zombie の 設 定 は す べ て の ウ ィ ン ド ウ に 対 し て グ ロ ー バ ル に 操 作 さ れ る の で 、 こ の コ マ ン ド は defzombie と の み 呼 ぶ べ き で あ る 。 ウ ィ ン ド ウ ご と の 設 定 が 必 要 と な る ま で は 、 zombie コ マ ン ド は defzombie コ マ ン ド と 同 じ に し て お く 。

メ ッ セ ー ジ 行

screen は 情 報 メ ッ セ ー ジ や 診 断 メ ッ セ ー ジ を メ ッ セ ー ジ 行 に 表 示 す る 。 こ の 行 は 通 常 画 面 の 一 番 下 に 配 置 さ れ る が 、 コ ン パ イ ル 時 の 設 定 で 画 面 の 一 番 上 に 現 れ る よ う に も 定 義 で き る 。 使 っ て い る 端 末 の termcap に ス テ ー タ ス 行 の 定 義 が あ る 場 合 、 screen は こ れ を メ ッ セ ー ジ 表 示 に 用 い る 。 そ れ 以 外 の 場 合 に は 、 現 在 の 画 面 の う ち 1 行 が 一 時 的 に 上 書 き さ れ 、 出 力 が し ば ら く 中 断 さ れ る 。 数 秒 後 に こ の メ ッ セ ー ジ 行 は 自 動 的 に 消 さ れ る が 、 (ス テ ー タ ス 行 の 無 い 端 末 で は ) キ ー 入 力 を 行 え ば す ぐ に 消 す こ と も で き る 。 メ ッ セ ー ジ 行 の 機 能 は 、 カ レ ン ト ウ ィ ン ド ウ で 動 作 中 の ア プ リ ケ ー シ ョ ン か ら も 利 用 で き る 。 こ れ に は ANSI の プ ラ イ バ シ ー メ ッ セ ー ジ (Privacy message) 制 御 シ ー ケ ン ス を 使 う 。 例 え ば 、 シ ェ ル か ら 以 下 の よ う な コ マ ン ド を 試 し て み よ :

echo ’<esc>^Hello world from window ’$WINDOW’<esc>\\’ こ こ で の ’<esc>’ は escape、 ’^’ は 上 矢 印 キ ー で あ る 。 ま た ’\\’ は バ ッ ク ス ラ ッ シ ュ 1 つ に 置 き 換 え ら れ る 。

ウ ィ ン ド ウ の 種 類

screen は 3 種 類 の ウ ィ ン ド ウ を 提 供 し て い る 。 新 し い ウ ィ ン ド ウ は screenscreen コ マ ン ド で 生 成 さ れ る (『 カ ス タ マ イ ズ 』 の 章 の エ ン ト リ も 参 照 )。 ど の タ イ プ の ウ ィ ン ド ウ が 生 成 さ れ る か は 、 screen コ マ ン ド に 与 え る 最 初 の パ ラ メ ー タ に よ っ て 決 ま る 。 各 タ イ プ は 、 そ れ ぞ れ 基 本 タ イ プ の 特 殊 ケ ー ス で あ る 。 こ れ ら は screen を 100 以 上 の ウ ィ ン ド ウ を 扱 う コ ン ソ ー ル マ ル チ プ レ ク サ と し て 効 率 良 く 利 用 で き る よ う に 追 加 さ れ て き た 。

• 基 本 ウ ィ ン ド ウ は 、 シ ェ ル

(パ ラ メ ー タ が 与 え ら れ な い 場 合 の デ フ ォ ル ト )

ま た は シ ェ ル か ら 起 動 さ れ る 何 ら か の シ ス テ ム コ マ ン ド (例 : slogin な ど ) を 内 部 で 実 行 す る 。

tty (キ ャ ラ ク タ ス ペ シ ャ ル デ バ イ ス ) の 名 前 (例 え ば "/dev/ttya") を 最 初 の パ ラ メ ー タ に 指 定 す る と 、 そ の ウ ィ ン ド ウ は こ の デ バ イ ス に 直 接 接 続 す る 。 こ の ウ ィ ン ド ウ タ イ プ は "screen cu −l /dev/ttya" と 似 て い る 。 指 定 す る デ バ イ ス ノ ー ド に は 読 み 書 き の ア ク セ ス 権 が 必 要 で 、 ノ ー ド に は 排 他 オ ー プ ン が 試 み ら れ 、 接 続 ラ イ ン を busy 状 態 に し よ う と す る 。 追 加 パ ラ メ ー タ を 与 え る こ と も で き る 。 こ れ は コ ン マ 区 切 り の フ ラ グ の 並 び で 、 各 フ ラ グ の 意 味 は stty(1) の も の と 同 様 で あ る :

<baud_rate> 通 常 は 300, 1200, 9600, 19200 の い ず れ か 。 こ の 指 定 は 送 信 ・ 受 信 両 方 の 速 度 に 影 響 す る 。
cs8 ま た は cs7

1 バ イ ト あ た り 8 ビ ッ ト (ま た は 7 ビ ッ ト ) を 送 る よ う 指 定 す る 。

ixon ま た は −ixon デ ー タ 送 信 に お け る ソ フ ト ウ ェ ア フ ロ ー コ ン ト ロ ー ル (CTRL−S/CTRL−Q) を 有 効 に (無 効 に ) す る 。
ixoff ま た は −ixoff デ ー タ 受 信 に お け る ソ フ ト ウ ェ ア フ ロ ー コ ン ト ロ ー ル を 有 効 に (無 効 に ) す る 。
istrip ま た は −istrip 各 受 信 バ イ ト の 8 ビ ッ ト 目 を 消 去 (保 持 ) す る 。 こ れ ら の パ ラ メ ー タ は 、 で き る だ け 指 定 し た ほ う が 良 い だ ろ う 。 指 定 し な い オ プ シ ョ ン の 接 続 時 の 値 は 、 端 末 ド ラ イ バ が 決 め る こ と に な る 。 こ れ ら の 値 は シ ス テ ム に 依 存 し 、 デ フ ォ ル ト が 定 義 さ れ て い る か も し れ な い し 、 前 回 の 接 続 時 の 値 を 保 存 し て 使 う か も し れ な い 。

tty ウ ィ ン ド ウ で は 、 info コ マ ン ド に よ っ て モ デ ム の 制 御 線 が い く つ か ス テ ー タ ス 行 に 表 示 さ れ る 。 こ れ ら に は ’RTS’, ’CTS’, ’DTR’, ’DSR’, ’CD’ な ど が 含 ま れ う る 。 何 が 表 示 さ れ る か は 、 利 用 で き る ioctl() と シ ス テ ム の ヘ ッ ダ フ ァ イ ル 、 シ リ ア ル ボ ー ド の 物 理 的 な 特 性 な ど に 依 存 す る 。 論 理 low (inactive) の 信 号 は 、 名 前 の 前 に エ ク ス ク ラ メ ー シ ョ ン (!) が 付 く 。 付 い て い な い 信 号 は 論 理 high (active) で あ る 。 ハ ー ド ウ ェ ア が サ ポ ー ト し て い な い が 、 ioctl() イ ン タ ー フ ェ ー ス は 存 在 す る 信 号 は 、 通 常 low と し て 表 示 さ れ る 。
CLOCAL ス テ ー タ ス ビ ッ ト が 真 の 場 合 、 モ デ ム 信 号 全 体 が 中 括 弧 ({ と }) の 内 部 に 置 か れ る 。 CRTSCTS ビ ッ ト が 立 っ て い る 場 合 は ’CTS’ 信 号 が 括 弧 で 括 ら れ 、 TIOCSOFTCAR ビ ッ ト が 立 っ て い る 場 合 は ’CD’ 信 号 が 括 弧 で 括 ら れ る 。

tty ウ ィ ン ド ウ で は 、 break コ マ ン ド に よ っ て デ ー タ 送 信 線 (TxD) が 指 定 し た 期 間 だ け low に な る 。 こ れ は 、 通 信 の 他 端 に て ブ レ ー ク 信 号 と 解 釈 さ れ る こ と が 期 待 で き る 。 break が 発 行 さ れ る と 、 デ ー タ 送 信 は 行 わ れ ず 、 モ デ ム 制 御 線 は 変 更 さ れ な い 。

• 最 初 の パ ラ メ ー タ が

"/telnet" だ と 、 二 番 目 の パ ラ メ ー タ は ホ ス ト 名 と さ

れ 、 三 番 目 の パ ラ メ ー タ (省 略 可 ) は TCP の ポ ー ト 番 号 を 指 定 す る こ と に な る (デ フ ォ ル ト は 10 進 数 の 23)。 screen は リ モ ー ト ホ ス ト で リ ッ ス ン し て い る サ ー バ に 接 続 し 、 そ の サ ー バ と の 通 信 に telnet プ ロ ト コ ル を 用 い る 。
telnet ウ ィ ン ド ウ で は 、 info コ マ ン ド に よ っ て 、 ス テ ー タ ス 行 の 末 尾 に 接 続 の 詳 細 が 角 括 弧 ([ と ]) に 括 ら れ て 表 示 さ れ る 。

b

BINARY。 こ の 接 続 は バ イ ナ リ モ ー ド で あ る 。

e

ECHO。 ロ ー カ ル エ コ ー は 無 効 に な っ て い る 。

c

SGA。 こ の 接 続 は 「 キ ャ ラ ク タ モ ー ド 」 で あ る (デ フ ォ ル ト は 「 ラ イ ン モ ー ド 」 )。

t

TTYPE。 こ の 端 末 タ イ プ は リ モ ー ト ホ ス ト か ら リ ク エ ス ト さ れ た 。 screen は 、 特 に 指 定 が な け れ ば 端 末 名 "screen" を 送 る (’term’ コ マ ン ド も 参 照 )。

w

NAWS。 リ モ ー ト サ イ ト は ウ ィ ン ド ウ サ イ ズ の 変 更 を 通 知 さ れ る 。

f

LFLOW。 リ モ ー ト ホ ス ト は フ ロ ー 制 御 情 報 を 送 る (現 時 点 で は 無 視 さ れ る )。

他 に も デ バ ッ グ 用 の フ ラ グ と し て 、 x (XDISPLOC), t (TSPEED), n (NEWENV) が 存 在 す る 。

telnet ウ ィ ン ド ウ で は 、 break コ マ ン ド を 実 行 す る と telnet コ ー ド IAC BREAK (10 進 243) が リ モ ー ト ホ ス ト に 送 信 さ れ る 。 こ の ウ ィ ン ド ウ タ イ プ は screen の コ ン パ イ ル 時 に BUILTIN_TELNET オ プ シ ョ ン を 定 義 し て い な い と 使 え な い 。

文 字 エ ス ケ ー プ

screen に は 、 現 在 時 刻 の メ ッ セ ー ジ や フ ァ イ ル 名 な ど の 情 報 を 表 示 す る た め の 、 エ ス ケ ー プ の 仕 組 み が あ る 。 エ ス ケ ー プ 文 字 は ’%’ で あ る が 、 ひ と つ だ け 例 外 が あ り 、 ウ ィ ン ド ウ の ハ ー ド ス テ ー タ ス の 内 部 で は こ れ の 代 わ り に ’^%’ (’^E’) を 用 い る 。 以 下 に サ ポ ー ト さ れ て い る エ ス ケ ー プ の 完 全 な リ ス ト を 示 す :

% エ ス ケ ー プ 文 字 自 身

a

'am’ ま た は ’pm’ の ど ち ら か

A

'AM’ ま た は ’PM’ の ど ち ら か

c

現 在 の 時 刻 HH:MM (24h 表 記 )
C 現 在 の 時 刻 HH:MM (12h 表 記 )
d 月 内 日
D 曜 日
f ウ ィ ン ド ウ の

フ ラ グ

F ウ ィ ン ド ウ に フ ォ ー カ ス が あ る と

%? を 真 に す る

h ウ ィ ン ド ウ の ハ ー ド ス テ ー タ ス

H シ ス テ ム の ホ ス ト 名

l シ ス テ ム の 現 在 の 負 荷

(load)

m 月

(数 値 )

M 月

(名 前 )

n ウ ィ

ン ド ウ 番 号

s 秒

t ウ ィ ン ド ウ の タ イ ト ル

u こ の ウ ィ ン ド ウ を 使 っ て い る 他 の ユ ー ザ す べ て

w 全 ウ ィ ン ド ウ の 番 号 と 名 前 。 限 定 詞

’−’ を つ け る と 現 在 の ウ ィ ン ド ウ ま で 、 限 定 詞 ’+’ を つ け る と 現 在 の ウ ィ ン ド ウ 以 降 、 と な る 。

W 現 在 の ウ ィ ン ド ウ を 除 く 、 全 ウ ィ ン ド ウ の 番 号 と 名 前

y 年

(下 二 桁 )

Y 年

(全 表 示 )

? 次 の

’%?’ ま で の 部 分 が 表 示 さ れ る 。 た だ し そ の 内 部 の ’%’ エ ス ケ ー

プ が 空 で な い 文 字 列 に 展 開 さ れ る 場 合 に 限 ら れ る 。

:

’%?’ の else 部

=

(TeX の hfill の よ う に ) デ ィ ス プ レ イ の 幅 に 合 わ せ て 文 字 埋 め を す る 。 数 値 を 指 定 す る と 、 ウ ィ ン ド ウ 幅 の そ の パ ー セ ン ト 分 を 埋 め る 。 限 定 詞 ’0’ を つ け る と 、 screen は そ の 数 値 を 絶 対 位 置 と し て 扱 う 。 直 前 に 指 定 さ れ た 絶 対 位 置 か ら 相 対 的 な 文 字 埋 め を す る に は 、 限 定 詞 ’+’ を 付 け る 。 ま た 相 対 的 な 右 マ ー ジ ン を 文 字 埋 め す る に は 限 定 詞 ’−’ を 付 け る 。 文 字 埋 め 動 作 で は 、 指 定 位 置 が 現 在 位 置 よ り も 前 に あ る と 、 文 字 列 を 切 り 捨 て て 短 縮 す る 。 こ れ を 変 更 す る に は 限 定 詞 ’L’ を 加 え る 。

<

’%=’ と 同 様 だ が 、 切 り 捨 て の み を 行 い 、 ス ペ ー ス に よ る 埋 め を 行 わ な い 。

>

現 在 の テ キ ス ト 位 置 を 、 次 回 の 文 字 列 短 縮 用 に マ ー ク す る 。 短 縮 が 必 要 に な る と 、 screen は こ の マ ー ク し た 位 置 を 出 力 領 域 の 指 定 パ ー セ ン ト の 位 置 に 移 動 す る こ と に よ っ て 、 文 字 列 を 短 縮 し よ う と す る (こ の 領 域 は 、 直 前 の 絶 対 文 字 埋 め 位 置 か ら 文 字 列 短 縮 演 算 子 で 指 定 し た 位 置 ま で )。 限 定 詞 ’L’ を つ け る と 、 screen は 切 り 捨 て 部 を ’...’ で 示 す よ う に な る 。

{

次 の "}" の 間 に あ る 文 字 列 の 属 性 /色 を 変 更 す る 。

’backtick’ コ マ ン ド の 結 果 を 代 入 す る 。 こ こ で は 長 さ 限 定 詞 が コ マ ン ド の 特 定 に 用 い ら れ る (本 来 は 誤 用 だ が )。

'c’ と ’C’ の 各 エ ス ケ ー プ に は 限 定 詞 ’0’ を つ け る こ と が で き 、 こ の 場 合 screen は 埋 め 文 字 と し て ス ペ ー ス で は な く ゼ ロ を 用 い る 。 限 定 詞 ’0’ は ’=’ エ ス ケ ー プ に も 付 き 、 そ の 場 合 は 絶 対 位 置 指 定 を 用 い さ せ る 。 ’n’ と ’=’ の 各 エ ス ケ ー プ は 長 さ 限 定 詞 (例 え ば ’%3n’) を 理 解 し 、 ’D’ と ’M’ は 前 に ’L’ を 付 け る と 長 い 名 前 に な る 。 ’w’ と ’W’ は ’L’ を 付 け る と ウ ィ ン ド ウ の フ ラ グ も 同 時 に 表 示 す る 。 属 性 /色 指 定 は 、 こ れ ら の 設 定 を 変 更 す る た め に 用 い る 。 書 式 は "[属 性 指 定 ] [色 定 義 ]+U で あ る 。 属 性 指 定 と 色 定 義 と が 混 乱 し そ う な 場 合 に は 、 属 性 指 定 の 前 に 変 更 タ イ プ の 指 定 を つ け な け れ ば な ら な い 。 変 更 タ イ プ と し て は 次 の も の が 利 用 で き る :

+ 現 在 の 属 性 に 指 定 セ ッ ト を 追 加 す る

− 現 在 の 属 性 か ら 指 定 セ ッ ト を 削 除 す る

! 現 在 の 属 性 に お い て 、 指 定 セ ッ ト を 反 転 さ せ る

= 現 在 の 属 性 を 、 指 定 セ ッ ト に 変 更 す る 属 性 の セ ッ ト は

16 進 の 数 値 か 、 次 に 示 す 文 字 の 組 で 指 定 で き る :

d 暗 く す る

(dim)

u ア ン ダ ー ラ

イ ン

b ボ ー ル ド

r リ バ ー ス

s 強 調

(standout)

B ブ リ ン ク 色 は

16 進 数 か 、 あ る い は 背 景 色 と 前 景 色 を 示 す 2 つ の 文 字 (背 景 、 前 景 の 順 ) で 指 定 す る 。 次 の 色 が あ る :

k ブ ラ ッ ク

r レ ッ ド

g グ リ ー ン

y イ エ ロ ー

b ブ ル ー

m マ ゼ ン ダ

c シ ア ン

w ホ ワ イ ト

d デ フ ォ ル ト 色

. 色 を 変 更 し な い こ れ ら の 大 文 字 版 は 明 る い 色 に な る 。 疑 似 色 と し て

’i’ を 指 定 で き 、 こ の 場

合 は 色 は そ の ま ま で 明 る さ だ け を 変 更 で き る 。 数 値 に せ よ 文 字 に せ よ 、 一 色 だ け を 指 定 し た 場 合 に 、 そ れ が 前 景 色 と し て 扱 わ れ る か 背 景 色 に な る か は 、 現 在 の 属 性 に 依 存 す る 。 リ バ ー ス が 設 定 さ れ て い る と 、 前 景 色 で は な く 背 景 色 が 変 更 さ れ る 。 こ れ が 嫌 な ら 、 色 の 前 に "." を 付 け れ ば 良 い 。 2 文 字 の 色 記 述 に お い て も 同 様 の 動 作 を さ せ た け れ ば 、 同 じ く そ れ ら の 前 に "." を 付 け れ ば 良 い 。 特 殊 ケ ー ス と し て 、 "%{−}" は 直 前 に 変 更 さ れ た 属 性 と 色 と を 復 元 す る (す な わ ち 色 変 更 の ス タ ッ ク を 1 レ ベ ル pop す る )。 例 :

"G" 明 る い グ リ ー ン

"+b r" ボ ー ル ド の レ ッ ド

"= yd" 全 属 性 を ク リ ア 、 イ エ ロ ー の 背 景 に デ フ ォ ル ト 色 で 書 く 。

%−Lw%{= BW}%50>%n%f* %t%{−}%+Lw%< 現 在 の ウ ィ ン ド ウ を 中 心 と し て 、 利 用 で き る ウ ィ ン ド ウ を 、 現 在 の 幅 に 表 示 で き る だ け 表 示 す る 。 現 在 の ウ ィ ン ド ウ は ブ ル ー の 背 景 に ホ ワ イ ト で 書 か れ る 。 こ れ は "hardstatus alwayslastline" と 一 緒 に 使 え る 。
%?%F%{.R.}%?%3n %t%? [%h]%? ウ ィ ン ド ウ の 番 号 ・ タ イ ト ル ・ ハ ー ド ス テ ー タ ス (設 定 さ れ て い る 場 合 )。 ま た 、 こ れ が フ ォ ー カ ス さ れ て い る 場 合 は 背 景 を 赤 に す る 。 "caption string" に 便 利 。

フ ロ ー 制 御

各 ウ ィ ン ド ウ に は フ ロ ー 制 御 の 設 定 が あ り 、 screen は こ れ を 基 に 、 XON 文 字 と XOFF 文 字 (お よ び お そ ら く 割 り 込 み 文 字 ) の 扱 い 方 を 決 め る 。 フ ロ ー 制 御 が 無 効 に な っ て い る と 、 screen は XON 文 字 と XOFF 文 字 を 無 視 す る 。 こ の 場 合 、 ユ ー ザ は 単 に 入 力 す る だ け で こ れ ら の 文 字 を 実 行 中 の プ ロ グ ラ ム に 送 れ る (例 え ば 、 emacs エ デ ィ タ 等 で は こ の 設 定 が 便 利 で あ る )。 そ の 代 わ り 、 "普 通 "の プ ロ グ ラ ム か ら の 出 力 が 、 XOFF に 応 答 し て 一 時 停 止 す る ま で に 、 よ り 長 い 時 間 が か か る 。 フ ロ ー 制 御 が 有 効 に な っ て い る と 、 XON 文 字 と XOFF 文 字 を 使 っ て 、 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の 出 力 を 即 座 に 停 止 で き る 。 こ の 場 合 で も 、 XON 文 字 や XOFF 文 字 を 実 行 中 プ ロ グ ラ ム へ 送 信 す る こ と は で き る が 、 こ れ に は そ れ ぞ れ に 対 応 す る screen の 2 文 字 コ マ ン ド を 使 わ な け れ ば な ら な い (普 通 は "C−a q" (xon) と "C−a s" (xoff))。 xon/xoff コ マ ン ド は 、 C−s と C−q を 横 取 り し て し ま う よ う な 端 末 越 し に 、 こ れ ら の 文 字 を 入 力 す る 場 合 に も 役 立 つ 。 各 ウ ィ ン ド ウ は フ ロ ー 制 御 に 関 す る 初 期 値 を 持 ち 、 こ れ は −f オ プ シ ョ ン ま た は .screenrc コ マ ン ド の "defflow" で 設 定 で き る 。 デ フ ォ ル ト で は 、 各 ウ ィ ン ド ウ に は 自 動 フ ロ ー 切 り 替 え が 設 定 さ れ る 。 こ の 値 は 、 "flow" コ マ ン ド ("C−a f" に 割 り 当 て ら れ て い る ) を 用 い る と 、 ’fixed on’, ’fixed off’, ’automatic’ の 3 つ の 状 態 に 、 順 々 に ト グ ル で き る 。 自 動 フ ロ ー 切 り 替 え モ ー ド は ("rlogin" の よ う に ) TIOCPKT モ ー ド を 用 い て フ ロ ー 制 御 を 扱 う 。 tty ド ラ イ バ が TIOCPKT を サ ポ ー ト し て い な い 場 合 、 screen は ア プ リ ケ ー シ ョ ン テ ン キ ー の 現 在 の 状 態 に 基 づ い て 正 し い モ ー ド を 見 つ け よ う と す る 。 つ ま り 、 テ ン キ ー が ア プ リ ケ ー シ ョ ン モ ー ド な ら フ ロ ー 制 御 無 効 、 お よ び そ の 逆 、 で あ る 。 も ち ろ ん 、 必 要 な ら ば 手 動 で フ ロ ー 制 御 を 操 作 す る こ と も で き る 。 フ ロ ー 制 御 を 有 効 に し て い る に も か か わ ら ず 、 割 り 込 み キ ー (通 常 は C−c) を 押 し て か ら 表 示 に 割 り 込 み が か か る ま で に 6−8 行 ス ク ロ ー ル し て し ま う よ う な 場 合 に は 、 "interrupt" オ プ シ ョ ン を 与 え て screen を 起 動 し て み る こ と (.screenrc で "flow" コ マ ン ド に "interrupt" フ ラ グ を 追 加 す る か 、 コ マ ン ド ラ イ ン オ プ シ ョ ン の −i を 用 い る )。 こ う す る と 、 割 り 込 み を 受 け た プ ロ グ ラ ム か ら screen が 受 け 取 っ て 蓄 積 し て い た 出 力 は フ ラ ッ シ ュ さ れ る よ う に な る 。 こ れ に よ る 不 都 合 は 、 仮 想 端 末 の メ モ リ が 非 フ ラ ッ シ ュ 出 力 を 含 む こ と で あ り 、 こ れ に よ っ て 、 ま れ に 出 力 に 多 少 不 正 確 な 部 分 が 現 れ る か も し れ な い 。 例 え ば 画 面 の 切 り 替 え と 復 帰 を 行 っ た り 、 "C−a l" を 使 っ て 画 面 の 更 新 を 行 う と 、 "interrupt" を オ ン に し て い な か っ た 場 合 に 得 ら れ た は ず の 出 力 が 得 ら れ る 。 ま た 、 割 り 込 み 文 字 を 入 力 と し て 期 待 す る プ ロ グ ラ ム を 実 行 す る 際 に は 、 フ ロ ー 制 御 を 無 効 に す る (あ る い は 自 動 フ ロ ー 制 御 を 用 い て こ れ を 自 動 的 に 無 効 に す る ) 必 要 が あ る か も し れ な い 。 な ぜ な ら 、 フ ロ ー 制 御 が 有 効 だ と 、 仮 想 端 末 か ら 物 理 端 末 へ の 出 力 に 割 り 込 み が か か る こ と が あ り 得 る か ら で あ る 。 こ の よ う に な っ た 場 合 も 、 "C−a l" を 行 っ て 画 面 を リ フ レ ッ シ ュ し さ え す れ ば 、 元 に 戻 る は ず で あ る 。 各 モ ー ド を 試 し て み て 、 一 番 都 合 が 良 い と 思 っ た も の を 使 う と よ い だ ろ う 。

タ イ ト ル (ウ ィ ン ド ウ の 命 名 )

ウ ィ ン ド ウ 表 示 に 現 れ る 各 ウ ィ ン ド ウ の 名 前 ("windows" コ マ ン ド (C−a w) で 表 示 さ れ る ) は 、 title コ マ ン ド の ど れ か を 用 い れ ば カ ス タ マ イ ズ で き る 。 通 常 こ の 名 前 は 、 そ の ウ ィ ン ド ウ で 生 成 さ れ る プ ロ グ ラ ム の 実 際 の コ マ ン ド 名 に な る 。 し か し 、 同 じ 名 前 の 複 数 の プ ロ グ ラ ム を 区 別 し た り 、 ウ ィ ン ド ウ の 現 在 の 状 態 を そ の 場 で 名 前 に 反 映 さ せ た り で き れ ば 、 便 利 な 場 合 も あ る だ ろ う 。 す べ て の シ ェ ル ウ ィ ン ド ウ に 対 す る デ フ ォ ル ト 名 は .screenrc フ ァ イ ル の "shelltitle" コ マ ン ド で 設 定 で き る 。 一 方 、 他 の ウ ィ ン ド ウ は す べ て "screen" コ マ ン ド で 生 成 さ れ る の で 、 −t オ プ シ ョ ン を 使 え ば 名 前 を 設 定 で き る 。 対 話 的 に 行 う に は 、 タ イ ト ル 文 字 列 用 エ ス ケ ー プ シ ー ケ ン ス (<esc>kname<esc>\)と "title" コ マ ン ド (C−a A)が あ る 。 前 者 を ア プ リ ケ ー シ ョ ン か ら 出 力 さ せ れ ば 、 ソ フ ト ウ ェ ア 制 御 で ウ ィ ン ド ウ の 名 前 を 変 更 で き る 。 後 者 は 名 前 の 入 力 を ユ ー ザ に 求 め る 。 定 義 済 み の 名 前 を "title" コ マ ン ド の キ ー に 割 り 当 て て お い て 、 入 力 な し に 即 座 に 設 定 を 行 わ せ る こ と も で き る 。 最 後 に 、 screen に は シ ェ ル の 場 合 に の み 使 わ れ る ヒ ュ ー リ ス テ ィ ッ ク な タ イ ト ル 指 定 方 法 が あ る 。 こ れ を 実 現 す る に は 、 ウ ィ ン ド ウ の 名 前 を "search|name" に 設 定 し 、 プ ロ ン プ ト の 一 部 で 空 の title エ ス ケ ー プ シ ー ケ ン ス が 出 力 さ れ る よ う に す る 。 search の 部 分 に は 「 プ ロ ン プ ト 末 尾 」 の 検 索 文 字 列 を 指 定 し 、 name の 部 分 に は そ の ウ ィ ン ド ウ の デ フ ォ ル ト の シ ェ ル 名 を 指 定 す る 。 name が ’:’ で 終 わ る 場 合 、 screen は 、 そ の ウ ィ ン ド ウ で 現 在 実 行 中 の コ マ ン ド と 認 識 し て い る も の を ウ ィ ン ド ウ の シ ェ ル 名 の 最 後 に 追 加 す る (例 え ば "name:cmd")。 そ れ 以 外 の 場 合 に は 、 コ マ ン ド の 実 行 中 に は そ の コ マ ン ド 名 が シ ェ ル 名 を 上 書 き す る 。 以 下 に そ の 動 作 を 示 す : ユ ー ザ は シ ェ ル の プ ロ ン プ ト を 変 更 し て 、 空 の title エ ス ケ ー プ シ ー ケ ン ス (<esc>k<esc>\) が プ ロ ン プ ト の 一 部 に 出 力 さ れ る よ う に し な け れ ば な ら な い 。 プ ロ ン プ ト の 末 尾 は 、 タ イ ト ル の search 部 分 に 指 定 し た 文 字 列 と 同 じ で な け れ ば な ら な い 。 こ の よ う に す る と 、 screen は タ イ ト ル エ ス ケ ー プ シ ー ケ ン ス を 使 っ て 以 前 の コ マ ン ド 名 を ク リ ア し 、 次 の コ マ ン ド の た め の 準 備 を 行 う 。 次 に 、 シ ェ ル か ら 改 行 文 字 を 受 け 取 る と 、 プ ロ ン プ ト の 末 尾 を 検 索 す る 。 検 索 に マ ッ チ す る 部 分 が 見 つ か る と 、 マ ッ チ し た 文 字 列 の 後 ろ の 最 初 の 単 語 が 取 り 出 さ れ 、 こ れ が コ マ ン ド 名 と し て 使 わ れ る 。 コ マ ン ド 名 が ’!’, ’%’, ’^’ の い ず れ か で 始 ま る 場 合 、 screen は 次 の 行 に 出 て く る 最 初 の 単 語 を (も し 見 つ か れ ば ) い ま 見 つ か っ た 名 前 よ り も 優 先 す る 。 こ れ に よ り 、 csh ユ ー ザ が ジ ョ ブ 制 御 や 履 歴 の 再 呼 び 出 し コ マ ン ド を 使 っ た と き で も 、 ま と も な コ マ ン ド 名 を 取 得 で き る 。 以 下 に .screenrc で の 指 定 例 を い く つ か 示 す :

screen −t top 2 nice top こ の 行 を .screenrc に 追 加 す る と 、 nice コ マ ン ド で プ ラ イ オ リ テ ィ を 設 定 し た "top" コ マ ン ド が 、 ウ ィ ン ド ウ 2 に お い て ("nice" で は な く ) "top" と い う 名 前 で 起 動 す る 。

shelltitle ’> |csh’

screen 1 こ の コ マ ン ド で は 、 与 え ら れ た shelltitle を 持 つ シ ェ ル が 起 動 さ れ る 。 指 定 さ れ た タ イ ト ル は 自 動 設 定 タ イ ト ル で あ り 、 次 の よ う な 形 の プ ロ ン プ ト +コ マ ン ド 入 力 を 監 視 す る :

/usr/joe/src/dir> trn

(’> ’ の 後 の 部 分 が コ マ ン ド 名 と し て 扱 わ れ る )。 こ の コ マ ン ド の 実 行 中 に は 、 ウ ィ ン ド ウ の ス テ ー タ ス に は "trn" と い う 名 前 が 表 示 さ れ 、 実 行 が 終 了 す る と こ れ は "csh" に 戻 る 。

bind R screen −t ’% |root:’ su こ の コ マ ン ド が .screenrc に 書 か れ て い る と 、 キ ー シ ー ケ ン ス "C−a R" に 対 し て "su" コ マ ン ド が 割 り 当 て ら れ 、 自 動 設 定 タ イ ト ル 名 と し て "root:" が 与 え ら れ る 。 こ の 自 動 タ イ ト ル 設 定 が 動 作 す る の は 、 screen に は 以 下 の よ う な 表 示 が 渡 っ た 場 合 で あ る :

% !em

emacs file.c こ こ で は 、 ユ ー ザ は csh の 履 歴 コ マ ン ド "!em" を 入 力 し て い る 。 こ れ は 以 前 に 入 力 し た "emacs" コ マ ン ド を 実 行 す る も の で あ る 。 こ の コ マ ン ド の 実 行 中 に は 、 ウ ィ ン ド ウ の ス テ ー タ ス に は "root:emacs" が 表 示 さ れ 、 実 行 の 終 了 時 に は "root:" だ け の 表 示 に 戻 る 。

bind o title

bind E title ""

bind u title (unknown) 最 初 の 割 り 当 て に は 全 く 引 き 数 が な い の で 、 ユ ー ザ に 対 し て タ イ ト ル の 問 い 合 わ せ が 行 わ れ る ("C−a o" を 入 力 し た 時 と 同 様 )。 2 番 目 の 割 り 当 て は 現 在 の 自 動 タ イ ト ル 設 定 を ク リ ア す る (C−a E)。 3 番 目 の 割 り 当 て は 現 在 の ウ ィ ン ド ウ の タ イ ト ル に "(unknown)" を 設 定 す る (C−a u)。 空 の title エ ス ケ ー プ シ ー ケ ン ス を プ ロ ン プ ト に 追 加 す る 際 に 注 意 す べ き な の は 、 一 部 の シ ェ ル (csh な ど ) で は 、 制 御 文 字 な ど も す べ て プ ロ ン プ ト の 長 さ に 数 え 入 れ る 点 で あ る 。 こ の よ う な 表 示 さ れ な い 文 字 の 数 が 8 の 倍 数 で な い と 、 バ ッ ク ス ペ ー ス で タ ブ を 消 し た 時 の 表 示 が お か し く な る 。 こ れ を 回 避 す る 方 法 の 1 つ は 、 以 下 の よ う な プ ロ ン プ ト を 使 う こ と で あ る :

set prompt=’^[[0000m^[k^[\% ’ エ ス ケ ー プ シ ー ケ ン ス "<esc>[0000m" は 文 字 の 属 性 を 統 一 す る だ け で な く 、 表 示 さ れ な い 文 字 の 長 さ を 0 を 使 っ て 8 個 に 合 わ せ る 。 bash ユ ー ザ は 多 分 、 PROMPT_COMMAND 中 で エ ス ケ ー プ シ ー ケ ン ス を 出 力 す る の が よ い だ ろ う :

PROMPT_COMMAND=’echo −n −e "\033k\033\134"’

(bash バ ー ジ ョ ン 1.04 の バ グ を 回 避 す る た め 、 筆 者 は "134" を 使 っ て ’\’ を 出 力 し て い る )

仮 想 端 末

screen セ ッ シ ョ ン の 各 ウ ィ ン ド ウ は VT100 端 末 を エ ミ ュ ー ト し て お り 、 い く つ か の 機 能 も 追 加 さ れ て い る 。 VT100 エ ミ ュ レ ー タ は ハ ー ド コ ー デ ィ ン グ さ れ て お り 、 他 の 種 類 の 端 末 を エ ミ ュ レ ー ト す る こ と は で き な い 。 通 常 screen は で き る 限 り VT100/ANSI 標 準 を エ ミ ュ レ ー ト し よ う と す る 。 し か し 端 末 が 特 定 の 機 能 を 持 っ て い な い 場 合 に は 、 エ ミ ュ レ ー シ ョ ン が 完 全 で な い こ と も あ る 。 こ の よ う な 場 合 、 screen は 一 部 の 機 能 が 欠 け て い る こ と を ア プ リ ケ ー シ ョ ン に 伝 え な け れ ば な ら な い 。 こ れ は termcap を 使 っ て い る マ シ ン で は 問 題 に は な ら な い 。 な ぜ な ら 、 screen は $TERMCAP 変 数 を 使 っ て 標 準 の screen termcap を カ ス タ マ イ ズ で き る か ら で あ る 。 し か し 、 別 の マ シ ン に rlogin し た 時 や 、 使 っ て い る マ シ ン が terminfo し か サ ポ ー ト し て い な い 場 合 に は 、 こ の 方 法 は う ま く い か な い 。 そ の た め screen に は こ の よ う な 場 合 を 扱 う 手 段 が 用 意 さ れ て い る 。 そ の 動 作 を 以 下 に 示 す :

screen は 自 力 で 端 末 名 を 調 べ よ う と す る 時 、 ま ず "screen.<term>" と い う 名 前 の エ ン ト リ を 参 照 す る 。 こ こ で <term> は $TERM 変 数 の 内 容 で あ る 。 こ の よ う な エ ン ト リ が 存 在 し な い と 、 screen は "screen" (あ る い は 端 末 の 幅 が 広 け れ ば (132 カ ラ ム 以 上 ) "screen−w") を 試 す 。 こ の エ ン ト リ も 見 つ か ら な い 場 合 に は 、 代 わ り に "vt100" を 使 う 。 つ ま り 、 重 要 な 機 能 (例 え ば 文 字 削 除 や EOS ま で の ク リ ア ) を サ ポ ー ト し て い な い 端 末 を 使 っ て い る 場 合 で も 、 こ れ ら の 機 能 を 無 効 に し た ("screen.<dumbterm>" と い う 名 前 の ) 新 し い screen 用 termcap/terminfo エ ン ト リ を ビ ル ド す れ ば 良 い 、 と い う 考 え 方 で あ る 。 使 う マ シ ン に こ の エ ン ト リ を イ ン ス ト ー ル す れ ば 、 rlogin の 際 に も 正 し い termcap/terminfo エ ン ト リ を 維 持 で き る 。 端 末 名 は す べ て の 新 規 ウ ィ ン ド ウ の $TERM 変 数 に 設 定 さ れ る 。 screen は エ ミ ュ レ ー ト し て い る 仮 想 端 末 の 機 能 を 反 映 さ せ た $TERMCAP も 設 定 す る 。 た だ し 、 terminfo デ ー タ ベ ー ス を 使 っ て い る マ シ ン に は こ の 変 数 は 効 果 が な い こ と に 注 意 。 さ ら に 、 変 数 $WINDOW に は 各 ウ ィ ン ド ウ の ウ ィ ン ド ウ 番 号 が 設 定 さ れ る 。 仮 想 端 末 が 実 際 に サ ポ ー ト し て い る 機 能 の セ ッ ト は 、 物 理 端 末 が サ ポ ー ト し て い る 機 能 に 依 存 す る 。 そ の た め 、 も し 例 え ば 、 物 理 端 末 が 下 線 モ ー ド を サ ポ ー ト し て い な け れ ば 、 screen は ’us’ や ’ue’ 機 能 を そ の ウ ィ ン ド ウ の $TERMCAP 変 数 に 設 定 し な い 。 し か し 、 screen を 実 行 す る た め に 、 端 末 が 最 低 限 サ ポ ー ト し て い な け れ ば な ら な い 機 能 が い く つ か 存 在 す る 。 例 え ば 、 ス ク ロ ー ル 機 能 、 画 面 ク リ ア 、 カ ー ソ ル 位 置 の 直 接 指 定 な ど で あ る (さ ら に 、 screen は ハ ー ド コ ピ ー 端 末 や 、 文 字 の 重 ね 打 ち を 行 う 端 末 で は 動 作 し な い )。 ま た 、 ユ ー ザ は .screenrc で "termcap" コ マ ン ド を 用 い た り 、 起 動 前 に 変 数 $SCREENCAP を 定 義 す る こ と に よ り 、 screen が 用 い る $TERMCAP の 値 を カ ス タ マ イ ズ で き る 。 後 者 が 定 義 さ れ て い る と 、 そ の 値 が そ の ま ま の 形 で 各 ウ ィ ン ド ウ の $TERMCAP 変 数 に コ ピ ー さ れ る 。 こ れ は 端 末 の 完 全 な 定 義 、 ま た は 端 末 "screen" (や "screen−w") が 定 義 さ れ て い る フ ァ イ ル 名 、 の い ず れ か で あ る 。 シ ス テ ム が termcap で な く terminfo デ ー タ ベ ー ス を 用 い て い る 場 合 に は 、 screen は .screenrc コ マ ン ド の "terminfo" に 従 う 点 に 注 意 す る こ と 。

screen が 呼 び 出 さ れ た 端 末 の termcap エ ン ト リ 中 に 、 ブ ー ル 値 の ’G0’ 機 能 が あ る と 、 screen の 端 末 エ ミ ュ レ ー シ ョ ン は 複 数 の 文 字 集 合 を サ ポ ー ト す る 。 こ れ に よ り ア プ リ ケ ー シ ョ ン は 、 例 え ば 、 VT100 の グ ラ フ ィ ッ ク ス 文 字 集 合 や 特 定 の 国 の 文 字 集 合 を 利 用 で き る 。 ISO 2022 に 含 ま れ る も の と し て は 、 以 下 の 制 御 機 能 が サ ポ ー ト さ れ て い る : ロ ッ ク シ フ ト G0 (SI), ロ ッ ク シ フ ト G1 (SO), ロ ッ ク シ フ ト G2, ロ ッ ク シ フ ト G3, シ ン グ ル シ フ ト G2, シ ン グ ル シ フ ト G3。 仮 想 端 末 の 生 成 時 や リ セ ッ ト 時 に は 、 ASCII 文 字 集 合 が G0 か ら G3 ま で に 指 定 さ れ る 。 ’G0’ 機 能 が 存 在 す れ ば 、 screen は ’S0’, ’E0’, ’C0’ 機 能 を (存 在 す れ ば ) 評 価 す る 。 ’S0’ は 、 (SI の 代 わ り に ) グ ラ フ ィ ッ ク ス 文 字 集 合 を 有 効 に し 、 開 始 す る た め に 端 末 が 用 い る シ ー ケ ン ス で あ る 。 ’E0’ は こ れ に 対 応 し て SO の 代 わ り に 使 う シ ー ケ ン ス で あ る 。 ’C0’ は 、 セ ミ グ ラ フ ィ ッ ク ス モ ー ド 時 に 使 わ れ る 、 文 字 ご と の 変 換 文 字 列 を 与 え る 。 こ の 文 字 列 は ’acsc’ terminfo エ ン ト リ の よ う に 構 築 さ れ て い る 。

’po’ 機 能 と ’pf’ 機 能 が 端 末 の termcap エ ン ト リ に 存 在 す る と 、 screen の ウ ィ ン ド ウ 内 で 実 行 さ れ て い る ア プ リ ケ ー シ ョ ン は 、 出 力 を 端 末 の プ リ ン タ ポ ー ト に 送 信 で き る 。 こ れ を 使 う と 、 ユ ー ザ は 端 末 に 接 続 さ れ て い る プ リ ン タ に 対 し 、 ウ ィ ン ド ウ の ア プ リ ケ ー シ ョ ン の 出 力 を 送 信 で き る 。 こ の 際 に も 、 他 の ウ ィ ン ド ウ は す べ て ア ク テ ィ ブ な ま ま で あ る (ひ と ま と ま り の 出 力 ご と に プ リ ン タ ポ ー ト は 繰 り 返 し 有 効 /無 効 に さ れ る )。 こ の 副 作 用 と し て 、 別 の ウ ィ ン ド ウ で 動 作 し て い る プ ロ グ ラ ム も 、 同 時 に 出 力 を プ リ ン タ に 送 信 で き て し ま う 。 プ リ ン タ に 送 ら れ た デ ー タ は ウ ィ ン ド ウ に は 表 示 さ れ な い 。 info コ マ ン ド は 、 プ リ ン タ が ア ク テ ィ ブ な 時 に は 行 の 先 頭 に ’PRIN’ を 表 示 す る 。

screen は ウ ィ ン ド ウ ご と に ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 を 管 理 す る 。 あ る ウ ィ ン ド ウ が 選 択 さ れ る と 、 デ ィ ス プ レ イ の ハ ー ド ス テ ー タ ス は そ の ウ ィ ン ド ウ の ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 に 一 致 す る よ う 更 新 さ れ る 。 デ ィ ス プ レ イ に ハ ー ド ス テ ー タ ス が な け れ ば 、 こ の 行 は screen の 標 準 メ ッ セ ー ジ と し て 表 示 さ れ る 。 ハ ー ド ス テ ー タ ス 行 は ANSI の ア プ リ ケ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム コ マ ン ド (Application Program Command, APC) で あ る "ESC_<string>ESC\" で 変 更 で き る 。 xterm ユ ー ザ に 便 利 な よ う に 、 "ESC]0..2;<string>^G" と い う シ ー ケ ン ス も 使 え る よ う に な っ て い る 。 一 部 の 機 能 は 、 そ れ ら が 物 理 端 末 で ち ゃ ん と 実 装 で き て い る 場 合 に 限 り 、 仮 想 端 末 の $TERMCAP に 設 定 さ れ る 。 例 え ば ’dl’ (行 の 削 除 )は 、 端 末 が 行 削 除 ま た は 領 域 の ス ク ロ ー ル の ど ち ら か を サ ポ ー ト し て い る 場 合 に の み $TERMCAP 変 数 に 設 定 さ れ る 。 セ ッ シ ョ ン を 別 の 端 末 か ら 再 ア タ ッ チ し た 時 に は 、 こ れ が 混 乱 の 元 に な り や す い の で 注 意 す る こ と 。 $TERMCAP の 値 は 親 プ ロ セ ス か ら は 変 更 で き な い か ら で あ る 。 「 別 画 面 (alternate screen)」 機 能 は デ フ ォ ル ト で は 有 効 に な っ て い な い 。 有 効 に す る に は .screenrc コ マ ン ド altscreen を セ ッ ト す る こ と 。

screen が 認 識 す る 制 御 シ ー ケ ン ス の 一 覧 を 以 下 に 示 す 。 "(V)" は VT100 固 有 の 機 能 で あ る こ と を 示 し 、 "(A)" は ANSI ま た は ISO 固 有 の 機 能 で あ る こ と を 示 す 。

ESC E 次 の 行

ESC D イ ン デ ッ ク ス

ESC M 逆 順 の イ ン デ ッ ク ス

ESC H 水 平 タ ブ セ ッ ト

ESC Z

VT100 識 別 文 字 列 を 送 る

ESC 7 (V) カ ー ソ ル と 属 性 を 保 存 す る

ESC 8 (V) カ ー ソ ル と 属 性 を 復 元 す る

ESC [s (A) カ ー ソ ル と 属 性 を 保 存 す る

ESC [u (A) カ ー ソ ル と 属 性 を 復 元 す る

ESC c 初 期 状 態 へ の リ セ ッ ト

ESC g 可 視 ベ ル

ESC Pn p カ ー ソ ル の 可 視 制 御

(97801)

Pn = 6 不 可 視

7 可 視

ESC = (V) ア プ リ ケ ー シ ョ ン キ ー パ ッ ド モ ー ド

ESC > (V) 数 値 キ ー パ ッ ド モ ー ド

ESC # 8 (V) 画 面 を

E で 埋 め る

(メ ッ セ ー ジ

ESC \ (A) 文 字 列 の 終 端 子

ESC ^ (A) プ ラ イ ベ ー ト な メ ッ セ ー ジ 文 字 列

行 )

ESC ! グ ロ ー バ ル な メ ッ セ ー ジ 文 字 列

(メ ッ セ ー ジ 行 )

ESC k 定 義 文 字 列 の 別 名

ESC P (A) デ バ イ ス 制 御 文 字 列 。 文 字 列 を 、

解 釈 せ ず 、 直 接 ホ ス ト の 端 末 に 出 力 す る 。

ESC _ (A) ア プ リ ケ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム コ マ ン ド

(ハ ー ド ス

テ ー タ ス )

ESC ] 0 ; string ^G (A) オ ペ レ ー テ ィ ン グ シ ス テ ム の コ マ ン ド

(ハ ー ド ス

テ ー タ ス 、 xterm の タ イ ト ル の ハ ッ ク )

ESC ] 83 ; cmd ^G (A)

screen コ マ ン ド を 実 行 す る 。 こ れ は screen に マ ル チ ユ ー ザ の サ ポ ー ト が 組 み 込 ま れ て い る 場 合 に の み 動 作 す る 。 ア ク セ ス コ ン ト ロ ー ル リ ス ト の チ ェ ッ ク に は 、 疑 似 ユ ー ザ ":window:" が 用 い ら れ る 。 権 限 を 持 た ず 、 必 要 な コ マ ン ド だ け を 実 行 で き る よ う な ユ ー ザ を 作 る に は 、 "addacl :window: −rwx #?" を 用 い る こ と 。

Control−N (A)

ロ ッ ク シ フ ト G1 (SO)
Control−O
(A) ロ ッ ク シ フ ト G0 (SI)
ESC n
(A) ロ ッ ク シ フ ト G2
ESC o
(A) ロ ッ ク シ フ ト G3
ESC N
(A) シ ン グ ル シ フ ト G2
ESC O
(A) シ ン グ ル シ フ ト G3
ESC (
Pcs (A) 文 字 集 合 と し て G0 を 指 定
ESC )
Pcs (A) 文 字 集 合 と し て G1 を 指 定
ESC *
Pcs (A) 文 字 集 合 と し て G2 を 指 定
ESC +
Pcs (A) 文 字 集 合 と し て G3 を 指 定
ESC [
Pn ; Pn H カ ー ソ ル の 位 置

の 直 接 指 定

ESC [ Pn ; Pn f 同 上

ESC [ Pn J デ ィ ス プ レ イ の 中 で の 削 除

Pn = None か 0 カ ー ソ ル 位 置 か ら ス ク リ ー ン 末 尾 ま で

1 ス ク リ ー ン 先 頭 か ら カ ー ソ ル 位 置 ま で

2 ス ク リ ー ン 全 体

ESC [ Pn K 行 の 中 で の 削 除

Pn = None か 0 カ ー ソ ル 位 置 か ら 行 末 ま で

1 行 頭 か ら カ ー ソ ル 位 置 ま で

2 行 全 体

ESC [ Pn X 文 字 削 除

ESC [ Pn A カ ー ソ ル を 上 に 移 動

ESC [ Pn B カ ー ソ ル を 下 に 移 動

ESC [ Pn C カ ー ソ ル を 右 に 移 動

ESC [ Pn D カ ー ソ ル を 左 に 移 動

ESC [ Pn E カ ー ソ ル を 次 の 行 へ 移 動

ESC [ Pn F カ ー ソ ル を 前 の 行 へ 移 動

ESC [ Pn G カ ー ソ ル を 水 平 位 置 へ

ESC [ Pn 同 上

ESC [ Pn d カ ー ソ ル を 垂 直 位 置 へ

ESC [ Ps ;...; Ps m グ ラ フ ィ ッ ク ス の 解 釈 を 選 択

Ps = None か 0 デ フ ォ ル ト の 解 釈 を 行 う

1 ボ ー ル ド

2 (A) 薄 い 色 で 描 画

3 (A) 強 調 モ ー ド

(ANSI で は イ タ リ ッ ク 表 示 )

4 ア ン ダ ー ラ イ ン を 引 く

5 ブ リ ン ク さ せ る

7 イ メ ー ジ を 反 転 さ せ る

22 (A) 通 常 の 明 度

23 (A) 強 調 モ ー ド を オ フ に す る

(ANSI: イ タ リ ッ ク 化

の オ フ )

24 (A) ア ン ダ ー ラ イ ン を 引 か な い

25 (A) ブ リ ン ク し な い

27 (A) ポ ジ テ ィ ブ

(反 転 し て い な い ) イ メ ー ジ

30 (A) 前 景 色 を ブ ラ ッ ク に す る

31 (A) 前 景 色 を レ ッ ド に す る

32 (A) 前 景 色 を グ リ ー ン に す る

33 (A) 前 景 色 を イ エ ロ ー に す る

34 (A) 前 景 色 を ブ ル ー に す る

35 (A) 前 景 色 を マ ゼ ン ダ に す る

36 (A) 前 景 色 を シ ア ン に す る

37 (A) 前 景 色 を ホ ワ イ ト に す る

39 (A) 前 景 色 を デ フ ォ ル ト 色 に す る

40 (A) 背 景 色 を ブ ラ ッ ク に す る

...

49 (A) 背 景 色 を デ フ ォ ル ト 色 に す る

ESC [ Pn g タ ブ ク リ ア

Pn = None か 0 現 在 位 置 の タ ブ を ク リ ア す る

3 す べ て の タ ブ を ク リ ア す る

ESC [ Pn ; Pn r (V) ス ク ロ ー ル 領 域 を 設 定 す る

ESC [ Pn I (A) 水 平 タ ブ

ESC [ Pn Z (A) 後 方 タ ブ

ESC [ Pn L (A) 行 を 挿 入 す る

ESC [ Pn M (A) 行 を 削 除 す る

ESC [ Pn @ (A) 文 字 を 挿 入 す る

ESC [ Pn P (A) 文 字 を 削 除 す る

ESC [ Pn S ス ク ロ ー ル 領 域 を 上 に ス ク ロ ー ル す る

ESC [ Pn T ス ク ロ ー ル 領 域 を 下 に ス ク ロ ー ル す る

ESC [ Pn ^ 同 上

ESC [ Ps ;...; Ps h モ ー ド 設 定

ESC [ Ps ;...; Ps l モ ー ド 解 除

Ps = 4 (A) 挿 入 モ ー ド

20 (A) 自 動 ラ イ ン フ ィ ー ド モ ー ド

34 通 常 の カ ー ソ ル 表 示

?1 (V) ア プ リ ケ ー シ ョ ン カ ー ソ ル キ ー

?3 (V) 端 末 の 幅 を

132 カ ラ ム に 変 更

?5 (V) ビ デ オ 反 転

?6 (V) オ リ ジ ン

(origin) モ ー ド

?7 (V) 折 り 返 し

(wrap) モ ー ド

?9

X10 マ ウ ス 追 跡

?25 (V) 可 視 カ ー ソ ル

?47 別 画 面

(古 い xterm コ ー ド )

?1000 (V)

VT200 マ ウ ス 追 跡

?1047

別 画 面 (新 し い xterm コ ー ド )
?1049
別 画 面 (新 し い xterm コ ー ド )

ESC [ 5 i (A) プ リ ン タ

へ の 転 送 を 開 始 す る (ANSI の Media Copy シ ー ケ ン ス )

ESC [ 4 i (A)

プ リ ン タ へ の 転 送 を 止 め る (ANSI の Media Copy シ ー ケ ン ス )

ESC [ 8 ; Ph ; Pw t

ウ ィ ン ド ウ を ’Ph’ 行 、 ’Pw’ カ ラ ム に リ サ イ ズ す る (SunView 用 の 特 別 シ ー ケ ン ス )
ESC [ c

VT100 識 別 文 字 列 を 送 る

ESC [ x

端 末 パ ラ メ ー タ 報 告 を 送 る

ESC [ > c

VT220 の セ カ ン ダ リ デ バ イ ス 属 性 文 字 列 を 送 る

ESC [ 6 n

カ ー ソ ル 位 置 の 報 告 を 送 る

入 力 の 変 換

VT100 の エ ミ ュ レ ー シ ョ ン を 完 全 に 行 う に は 、 screen は ユ ー ザ の キ ー 入 力 に よ っ て 生 成 さ れ る 入 力 ス ト リ ー ム 中 か ら 文 字 シ ー ケ ン ス を 検 出 し て 、 VT100 形 式 の エ ス ケ ー プ シ ー ケ ン ス を 挿 入 し な け れ ば な ら な い 。 screen で は 、 任 意 の コ マ ン ド を 任 意 の 文 字 シ ー ケ ン ス へ 割 り 当 て る こ と が 可 能 で あ り 、 こ の 動 作 を 非 常 に 柔 軟 に 行 え る 。 標 準 の VT100 エ ミ ュ レ ー シ ョ ン の 場 合 、 コ マ ン ド は 常 に ウ ィ ン ド ウ の 入 力 バ ッ フ ァ に 文 字 列 を 挿 入 す る (コ マ ン ド 表 の stuff コ マ ン ド も 参 照 す る こ と )。 キ ー 入 力 に よ っ て 生 成 さ れ る シ ー ケ ン ス は 、 異 な る タ イ プ の 端 末 か ら 再 ア タ ッ チ し た 後 に は 変 わ る こ と も あ る の で 、 キ ー の termcap 名 に コ マ ン ド を 割 り 当 て る こ と も で き る よ う に な っ て い る 。 こ れ に よ り screen は 再 ア タ ッ チ の 後 で も 必 ず 正 し い 割 り 当 て を 挿 入 で き る 。 詳 し い 文 法 と 使 用 例 に つ い て は bindkey コ マ ン ド を 参 照 す る こ と 。 以 下 に デ フ ォ ル ト の キ ー 割 り 当 て の 表 を 示 す 。 (A) は キ ー ボ ー ド が ア プ リ ケ ー シ ョ ン モ ー ド に 切 り 替 え ら れ て い る 場 合 に 実 行 さ れ る コ マ ン ド で あ る こ と を 示 す 。 キ ー の 名 前 termcap 名 コ マ ン ド ______________________________________________________ カ ー ソ ル キ ー 上

ku

stuff \033[A

stuff \033OA

(A) カ ー ソ ル キ ー 下

kd

stuff \033[B

stuff \033OB

(A) カ ー ソ ル キ ー 右

kr

stuff \033[C

stuff \033OC

(A) カ ー ソ ル キ ー 左

kl

stuff \033[D

stuff \033OD

(A) フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

0

k0

stuff \033[10~ フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

1

k1

stuff \033OP フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

2

k2

stuff \033OQ フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

3

k3

stuff \033OR フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

4

k4

stuff \033OS フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

5

k5

stuff \033[15~ フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

6

k6

stuff \033[17~ フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

7

k7

stuff \033[18~ フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

8

k8

stuff \033[19~ フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

9

k9

stuff \033[20~ フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

10

k;

stuff \033[21~ フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

11

F1

stuff \033[22~ フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー

12

F2

stuff \033[23~

Home

kh

stuff \033[1~

End

kH

stuff \033[4~

Insert

kI

stuff \033[2~

Delete

kD

stuff \033[3~

Page up

kP

stuff \033[5~

Page down

kN

stuff \033[6~ テ ン キ ー

0

f0

stuff 0

stuff \033Op

(A) テ ン キ ー

1

f1

stuff 1

stuff \033Oq

(A) テ ン キ ー

2

f2

stuff 2

stuff \033Or

(A) テ ン キ ー

3

f3

stuff 3

stuff \033Os

(A) テ ン キ ー

4

f4

stuff 4

stuff \033Ot

(A) テ ン キ ー

5

f5

stuff 5

stuff \033Ou

(A) テ ン キ ー

6

f6

stuff 6

stuff \033Ov

(A) テ ン キ ー

7

f7

stuff 7

stuff \033Ow

(A) テ ン キ ー

8

f8

stuff 8

stuff \033Ox

(A) テ ン キ ー

9

f9

stuff 9

stuff \033Oy

(A) テ ン キ ー

+

f+

stuff +

stuff \033Ok

(A) テ ン キ ー

f−

stuff −

stuff \033Om

(A) テ ン キ ー

*

f*

stuff *

stuff \033Oj

(A) テ ン キ ー

/

f/

stuff /

stuff \033Oo

(A) テ ン キ ー

=

fq

stuff =

stuff \033OX

(A) テ ン キ ー

.

f.

stuff .

stuff \033On

(A) テ ン キ ー ,

f,

stuff ,

stuff \033Ol

(A) テ ン キ ー

Enter

fe

stuff \015

stuff \033OM

(A)

特 殊 な 端 末 機 能

以 下 の 表 で は 、 screen は 認 識 す る が 、 termcap(5) の マ ニ ュ ア ル に は 含 ま れ て い な い 端 末 機 能 を す べ て 示 す 。 こ れ ら の 機 能 は (’/etc/termcap’ の ) termcap エ ン ト リ に 置 い た り 、 screenrc フ ァ イ ル の ’termcap’, ’terminfo’, ’termcapinfo’ コ マ ン ド で 使 え る 。 こ れ ら の 機 能 を terminfo デ ー タ ベ ー ス に は 入 れ る の は 、 不 可 能 な 場 合 が 多 い 。

LP (bool) 端 末 は

VT100 形 式 の マ ー ジ ン (’magic マ ー ジ ン ’) を 持 つ 。

screen は 標 準 の ’xn’ の 方 を 使 う よ う に な っ た の で 、 こ の 機 能 は obsolete に な っ た 。

Z0 (str) 幅 を

132 カ ラ ム に 変 更 す る 。

Z1 (str) 幅 を

80 カ ラ ム に 変 更 す る 。

WS (str) デ ィ ス

プ レ イ を リ サ イ ズ す る 。 こ の 機 能 は 指 定 す る 幅 と 高 さ を 引 き 数 に 取 る 。 SunView(tm) に お け る 指 定 例 : ’\E[8;%d;%dt’

NF (bool) 端 末 は フ ロ ー 制 御

を 必 要 と し な い 。 ア プ リ ケ ー シ ョ ン に 直 接 ^S と ^Q を 送 信 す る 。 ’flow off’ と 同 じ 意 味 で あ る 。 こ の 反 対 の 機 能 は ’nx’ で あ る 。

G0 (bool)

端 末 は ISO 2022 の フ ォ ン ト 選 択 シ ー ケ ン ス を 使 用 で き る 。
S0
(str) 文 字 集 合 ’G0’ を 指 定 し た 文 字 集 合 に 切 り 替 え る 。 デ フ ォ ル ト

値 は ’\E(%.’ で あ る 。

E0 (str) 文 字 集 合

’G0’ を 標 準 の 文 字 集 合 に 戻 す 。 デ フ ォ ル ト 値 は

’\E(B’ で あ る 。

C0 (str) 文 字 列 を フ ォ ン ト

’0’ の 変 換 テ ー ブ ル と し て 使 用 す る 。 詳 し く

は ’ac’ 機 能 を 参 照 す る こ と 。

CS (str) カ ー ソ ル キ ー を ア プ リ ケ ー シ ョ ン モ ー ド に 切 り 替 え る 。

CE (str) カ ー ソ ル キ ー を 通 常 モ ー ド に 戻 す 。

AN (bool)

autonuke を オ ン に す る 。 詳 し く は ’autonuke’ コ マ ン ド を 参 照 す る こ と 。

OL (num) 出 力 バ ッ フ ァ の 上 限 値 を 設 定 す る 。 詳 し く は

’obuflimit’ コ マ

ン ド を 参 照 す る こ と 。

KJ (str) 端 末 で 使 う 漢 字 の 種 類 を 設 定 す る 。 有 効 な 文 字 列 は

’encoding’

コ マ ン ド の 解 説 を 参 照 す る こ と 。

AF (str)

ANSI 準 拠 の 方 法 で 文 字 の 前 景 色 を 変 更 す る 。 こ の 機 能 は ほ ぼ 常 に ’\E[3%dm’ (terminfo を 使 う マ シ ン で は ’\E[3%p1%dm’) に 設 定 さ れ る 。

AB (str)

こ れ は ’AF’ と 同 様 だ が 、 背 景 色 を 変 更 す る 。
AX
(bool)

ANSI セ ッ ト の デ フ ォ ル ト の 前 景 色 /背 景 色 (\E[39m / \E[49m) を 認 識 す る 。

XC (str)

現 在 の フ ォ ン ト に 基 づ く 、 複 数 個 の 文 字 か ら 文 字 列 へ の 変 換 を 記 述 す る 。 詳 細 は 次 の 節 に 書 く 。

XT (bool) 端 末 は

xterm の 特 殊 シ ー ケ ン ス (OSC, マ ウ ス 追 跡 ) を 理 解 す

る 。

(例 Eterm)。

C8 (bool) 端 末 は 、 高 輝 度 色 の 表 示 に ボ ー ル ド を 必 要 と す る

TF (bool) 欠 け て い る 機 能 を

termcap/terminfo の エ ン ト リ に 追 加 す る (デ フ ォ ル ト で 設 定 さ れ て い る )。

文 字 の 変 換

screen に は 、 現 在 の フ ォ ン ト や 端 末 の 種 類 に 基 づ い て 、 文 字 (列 )を 任 意 の 文 字 列 に 変 換 す る 強 力 な 機 構 が あ る 。 こ の 機 能 を 用 い れ ば 、 あ ま り 使 わ な い 文 字 群 が い ろ い ろ な 国 ・ 言 語 の フ ォ ン ト ペ ー ジ に 散 っ て い る よ う な 端 末 で も 、 通 常 の 標 準 的 な 文 字 集 合 (例 え ば ISO8851−latin1) を 使 え る 。 文 法 :
XC=
<charset−mapping>{,,<charset−mapping>}
<charset−mapping>
:= <designator><template>{,<mapping>}
<mapping>
:= <char−to−be−mapped><template−arg> ブ レ ー ス 内 の も の は 任 意 の 数 だ け 指 定 で き る 。

<charset−mapping> は 、 フ ォ ン ト 指 示 子 <designator> (’B’: ASCII, ’A’: イ ギ リ ス 語 , ’K’: ド イ ツ 語 、 な ど ) に 含 ま れ る 文 字 を 、 文 字 列 に マ ッ プ さ せ る や り 方 を screen に 伝 え る 。 そ れ ぞ れ の <mapping> で は 、 1 つ の 文 字 を ど ん な 文 字 列 に マ ッ プ さ せ る か を 記 述 す る 。 大 抵 の 場 合 、 各 コ ー ド の 大 部 分 は 共 通 な の で 、 こ こ で は テ ン プ レ ー ト 機 構 が 用 い ら れ る (例 え ば 、 別 の 文 字 集 合 に 切 り 替 え る 文 字 列 な ど )。 <template> に ’%’ が あ る と 、 そ れ は す べ て そ の 文 字 と 同 時 に 指 定 さ れ た <template−arg> に 置 き 換 え ら れ る 。 指 定 し た い 文 字 列 が 全 く 似 て い な い 場 合 に は 、 ’%’ を テ ン プ レ ー ト と し て 用 い 、 文 字 列 全 体 は <template−arg> に 置 く こ と 。 ’%’ そ の も の も 使 え る よ う に す る た め 、 ク ォ ー ト 機 構 も 後 に 追 加 さ れ た 。 ’\’ は 特 殊 文 字 ’\’, ’%’, ’,’ を ク ォ ー ト す る 。 以 下 に 指 定 例 を 示 す :

termcap hp700 ’XC=B\E(K%\E(B,\304[,\326\\\\,\334]’ こ れ は ISOlatin1 (文 字 集 合 ’B’) の ウ ム ラ ウ ト 付 き の 大 文 字 を 、 ド イ ツ 語 の 文 字 集 合 を 持 つ HP700 端 末 向 け に 変 換 す る 方 法 を screen に 指 定 す る 。 ’\304’ は ’\E(K[\E(B’ に 変 換 さ れ る (以 下 同 様 )。 こ の 行 は 内 部 参 照 テ ー ブ ル が 構 築 さ れ る ま で に * 3 回 * 展 開 さ れ る た め 、 1 つ の ’\’ を 生 成 す る に は い く つ も の ク ォ ー ト が 必 要 に な る 点 に 注 意 す る こ と 。 さ ら に 多 く の エ ミ ュ レ ー シ ョ ン が で き る よ う に 、 別 の 拡 張 も 加 え ら れ て い る : ク ォ ー ト さ れ て い な い ’%’ が マ ッ ピ ン グ で 変 換 さ れ た 場 合 、 screen が そ の <designator> に 切 り 替 わ る と 、 必 ず こ れ が 端 末 に 送 ら れ る 。 こ の 特 殊 な 場 合 に は 、 テ ン プ レ ー ト は 単 に ’%’ と み な さ れ る 。 文 字 集 合 切 り 替 え シ ー ケ ン ス と 文 字 マ ッ ピ ン グ は 、 通 常 あ ま り 共 通 部 分 を 持 た な い か ら で あ る 。 以 下 の 指 定 例 は 、 こ の 拡 張 の 使 い 方 の 1 つ を 示 し た も の で あ る :

termcap xterm ’XC=K%,%\E(B,[\304,\\\\\326,]\334’ こ の 例 で は 、 ド イ ツ 語 (’K’) 文 字 集 合 の 一 部 が xterm 上 で エ ミ ュ レ ー ト さ れ る 。 screen が 文 字 集 合 ’K’ に 切 り 替 わ ら な け れ ば な ら な い 場 合 、 ’\E(B’ が 端 末 に 送 ら れ る 。 つ ま り 、 ASCII 文 字 集 合 が ド イ ツ 語 文 字 集 合 の 代 わ り に 使 わ れ る 。 テ ン プ レ ー ト は ’%’ だ け に な り 、 し た が っ て マ ッ ピ ン グ は 単 純 で あ る : ’[’ は ’\304’ に 、 ’\’ は ’\326’ に 、 ’]’ は ’\334’ に マ ッ ピ ン グ さ れ る 。

環 境 変 数

COLUMNS 端 末 の カ ラ ム 数

(termcap エ ン ト リ よ り 優 先 さ れ る )。

HOME フ ァ イ ル

.screenrc を 探 す デ ィ レ ク ト リ 。

LINES 端 末 の 行 数

(termcap エ ン ト リ よ り 優 先 さ れ る )。

LOCKPRG 画 面 を ロ ッ ク

す る プ ロ グ ラ ム 。

NETHACKOPTIONS

nethack オ プ シ ョ ン を 有 効 に す る 。

PATH

実 行 す る プ ロ グ ラ ム の 探 索 に 用 い ら れ る 。

SCREENCAP 端 末 の

TERMCAP 値 の カ ス タ マ イ ズ 用 。

SCREENDIR 別 の ソ ケ

ッ ト デ ィ レ ク ト リ 。

SCREENRC 別 の ユ ー ザ 用

screenrc フ ァ イ ル 。

SHELL ウ ィ ン ド ウ を オ

ー プ ン し た 時 の デ フ ォ ル ト の シ ェ ル プ ロ グ ラ ム (デ フ ォ ル ト 値 は "/bin/sh")。
STY

別 の ソ ケ ッ ト 名 。

SYSSCREENRC 別 の シ ス テ ム 用

screenrc フ ァ イ ル 。

TERM 端 末 名 。

TERMCAP 端 末 記 述 。

WINDOW ウ ィ ン ド ウ の 番 号

(生 成 時 )。

フ ァ イ ル

.../screen−4.?.??/etc/screenrc

.../screen−4.?.??/etc/etcscreenrc

screen の 配 布 パ ッ ケ ー ジ に 含 ま れ て い る 、 プ ラ イ ベ ー ト 用 ・ グ ロ ー バ ル 用 各 初 期 化 フ ァ イ ル の 例 。

$SYSSCREENRC

/etc/screenrc

screen の 初 期 化 コ マ ン ド 群 を 含 む 。

$SCREENRC

$HOME/.screenrc

/etc/screenrc の 後 に 読 み 込 ま れ る

$SCREENDIR/S−<login>

/var/run/screen/S−<login>

ソ ケ ッ ト デ ィ レ ク ト リ (デ フ ォ ル ト )
/usr/tmp/screens/S−<login> 別 の ソ ケ ッ ト デ ィ レ ク ト

<socket directory>/.termcap

"termcap" 出 力 関 数 が 書 き 込 む

/usr/tmp/screens/screen−exchange

ま た は

/tmp/screen−exchange

screen の 「 プ ロ セ ス 間 通 信 バ ッ フ ァ 」

hardcopy.[0−9]

hardcopy 関 数 が 生 成 す る 画 面 イ メ ー ジ

screenlog.[0−9]

log 関 数 が 生 成 す る ロ グ フ ァ イ ル

/usr/lib/terminfo/?/*

ま た は

/etc/termcap 端 末 機 能 デ ー タ ベ ー ス

/var/run/utmp ロ グ イ ン 記 録

$LOCKPRG 端 末 を ロ ッ ク す る プ ロ グ ラ ム

関 連 項 目

termcap(5), utmp(5), vi(1), captoinfo(1), tic(1)

著 者

最 初 に 作 成 し た の は Oliver Laumann で あ り 、 最 新 版 を 作 っ た の は Wayne Davison, Juergen Weigert, Michael Schroeder で あ る 。

COPYLEFT

Copyright (C) 1993−2003

Juergen Weigert (jnweiger [AT] immd4.uni−erlangen.de)

Michael Schroeder (mlschroe [AT] immd4.uni−erlangen.de)

Copyright (C) 1987 Oliver Laumann
This program is free software; you can redistribute it and/or modify it under the terms of the GNU General Public License as published by the Free Software Foundation; either version 2, or (at your option) any later version.
This program is distributed in the hope that it will be useful, but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the GNU General Public License for more details.
You should have received a copy of the GNU General Public License along with this program (see the file COPYING); if not, write to the Free Software Foundation, Inc., 59 Temple Place − Suite 330, Boston, MA 02111−1307, USA

貢 献 者

Ken Beal (kbeal [AT] amber.com),
Rudolf Koenig (rfkoenig [AT] immd4.uni−erlangen.de),
Toerless Eckert (eckert [AT] immd4.uni−erlangen.de),
Wayne Davison (davison [AT] borland.com),
Patrick Wolfe (pat [AT] kai.com, kailand!pat),
Bart Schaefer (schaefer [AT] cse.edu),
Nathan Glasser (nathan [AT] brokaw.edu),
Larry W. Virden (lvirden [AT] cas.org),
Howard Chu (hyc [AT] hanauma.gov),
Tim MacKenzie (tym [AT] dibbler.au),
Markku Jarvinen (mta@{cc,cs,ee}.tut.fi),
Marc Boucher (marc [AT] CAM.ORG),
Doug Siebert (dsiebert [AT] isca.edu),
Ken Stillson (stillson [AT] tsfsrv.org),
Ian Frechett (frechett [AT] spot.EDU),
Brian Koehmstedt (bpk [AT] gnu.edu),
Don Smith (djs6015 [AT] ultb.edu),
Frank van der Linden (vdlinden [AT] fwi.nl),
Martin Schweikert (schweik [AT] cpp.de),
David Vrona (dave [AT] sashimi.com),
E. Tye McQueen (tye%spillman.UUCP [AT] uunet.net),
Matthew Green (mrg [AT] eterna.au),
Christopher Williams (cgw [AT] pobox.com),
Matt Mosley (mattm [AT] access.net),
Gregory Neil Shapiro (gshapiro [AT] wpi.EDU),
Johannes Zellner (johannes [AT] zellner.org),
Pablo Averbuj (pablo [AT] averbuj.com).

バ ー ジ ョ ン

こ れ は バ ー ジ ョ ン 4.0.2 で あ る 。 こ れ は Wayne Davison に よ る 2.3PR7 カ ス タ ム 版 を マ ー ジ し た も の と 、 Oliver Laumann の バ ー ジ ョ ン 2.0 へ の い く つ か の 改 良 と が も と に な っ て い る 。 2.x の 番 号 が 付 い て い る バ ー ジ ョ ン は す べ て Oliver Laumann の 著 作 物 で あ る 。

入 手 方 法

screen の 最 新 の 公 式 リ リ ー ス は 、 gnudist.gnu.org, nic.funet.fi そ の 他 の GNU 配 布 サ イ ト か ら anonymous ftp で 取 得 で き る 。 screen の ホ ー ム サ イ ト は ftp.uni−erlangen.de の デ ィ レ ク ト リ pub/utilities/screen で あ る 。 こ こ の サ ブ デ ィ レ ク ト リ ’private’ に は 、 最 新 の ベ ー タ テ ス ト 版 が 置 か れ る 。 開 発 に 協 力 し た い 場 合 は 、 気 付 い た 点 を screen@uni−erlangen.de に 送 っ て ほ し い 。

バ グ

’dm’ (削 除 モ ー ド )と ’xs’ を 正 し く 扱 う こ と が で き な い (こ れ ら は 無 視 さ れ る )。 ’xn’ は magic−margin 指 示 子 と し て 扱 わ れ る 。

screen は 2 倍 高 や 2 倍 幅 の 文 字 を 扱 う こ と が で き な い 。 し か し 、 vttest の 失 敗 が 許 さ れ る の は こ こ だ け で あ る 。

異 な る 端 末 タ イ プ か ら 再 ア タ ッ チ を 行 っ た と き 、 環 境 変 数 $TERMCAP を 変 更 で き な い 。

terminfo ベ ー ス の シ ス テ ム の サ ポ ー ト が 非 常 に 限 ら れ て い る 。 機 能 を $TERMCAP に 追 加 し て も 全 く 効 果 が 現 わ れ な い こ と が あ る 。

screen は ハ ー ド ウ ェ ア タ ブ を 利 用 し て い な い 。

screen は 所 有 者 root に setuid し て イ ン ス ト ー ル し な け れ ば な ら な い 。 こ れ は 各 ウ ィ ン ド ウ に 対 す る tty デ バ イ ス フ ァ イ ル の 所 有 者 を 正 し く 変 更 す る た め で あ る 。 "/etc/utmp" フ ァ イ ル に 書 き 込 み を 行 う た め に も 特 殊 な 権 限 が 必 要 で あ る 。

screen が SIGKILL で kill さ れ た 時 に は 、 "/etc/utmp" の エ ン ト リ が 削 除 さ れ な い 。 こ の 場 合 、 一 部 の プ ロ グ ラ ム ("w" や "rwho" 等 ) は 、 実 際 に は ロ グ イ ン し て い な い ユ ー ザ を ロ グ イ ン 中 で あ る と 表 示 す る 。

ユ ー ザ が 使 っ て い る tty に utmp エ ン ト リ が 無 い と き 、 screen は お か し な 警 告 を 出 す 。

モ デ ム ラ イ ン の デ バ イ ス ド ラ イ バ が HANGUP シ グ ナ ル を 送 る よ う に 設 定 さ れ て い な い と 、 こ の ラ イ ン が ハ ン グ ア ッ プ し た 時 に screen は 自 動 的 な デ タ ッ チ (あ る い は 終 了 ) を 行 え な い こ と が あ る 。 screen セ ッ シ ョ ン を デ タ ッ チ す る に は コ マ ン ド ラ イ ン オ プ シ ョ ン −D ま た は −d を 用 い る こ と 。

パ ス ワ ー ド を 設 定 し て い る と き で も 、 コ マ ン ド ラ イ ン オ プ シ ョ ン −D お よ び −d に よ っ て 、 パ ス ワ ー ド を 尋 か れ る こ と な し に デ タ ッ チ が で き て し ま う 。

"breaktype" と "defbreaktype" の 両 方 と も が 、 全 端 末 デ バ イ ス で 用 い ら れ る ブ レ ー ク の 生 成 方 法 を 変 更 し て し ま う 。 前 者 は そ の ウ ィ ン ド ウ の 設 定 だ け を 変 更 す べ き で 、 後 者 は 以 降 新 規 に 生 成 さ れ る ウ ィ ン ド ウ の 設 定 だ け を 変 更 す べ き で あ る 。

マ ル チ ユ ー ザ セ ッ シ ョ ン に ア タ ッ チ し よ う と す る と 、 そ の ユ ー ザ の .screenrc フ ァ イ ル は 評 価 さ れ な い 。 各 ユ ー ザ の 個 人 設 定 は 、 そ の セ ッ シ ョ ン が ブ ー ト さ れ る と き の .screenrc フ ァ イ ル に 書 く か 、 あ る い は 手 動 で 変 更 し な け れ ば な ら な い 。

全 機 能 を 最 大 限 に 生 か す た め に は 、 お か し な 想 像 力 が 非 常 に 有 用 と な る 。

• バ グ 報 告 、 修 正 、 改 良 、

T シ ャ ツ 、 お 金 、 ビ ー ル 、 ピ ザ 等 は

screen@uni−erlangen.de ま で 送 っ て ほ し い 。