名 前
wctomb − ワ イ ド 文 字 を マ ル チ バ イ ト 列 に 変 換 す る 。
書 式
#include <stdlib.h>
int wctomb(char *s, wchar_t wc);
説 明
s が NULL で な け れ ば 、 wctomb() 関 数 は ワ イ ド 文 字 wc を マ ル チ バ イ ト 表 現 に 変 換 し て s の 指 す 文 字 配 列 に 格 納 す る 。 同 時 に wctomb 関 数 の み が 使 用 す る 静 的 で 名 前 の な い シ フ ト 状 態 を 更 新 す る 。 こ の 関 数 は マ ル チ バ イ ト 表 現 の 長 さ 、 す な わ ち s に 書 き 込 ま れ た バ イ ト 数 を 返 す 。 プ ロ グ ラ マ ー は s に 少 な く と も MB_CUR_MAX バ イ ト の 空 き が あ る こ と を 保 証 し な け れ ば な ら な い 。
s が NULL な ら ば 、 wctomb() 関 数 は 自 分 の み が 使 用 す る シ フ ト 状 態 を 初 期 状 態 に 戻 し て 、 文 字 符 号 が シ フ ト 状 態 に 依 存 し て い る な ら ば ゼ ロ 以 外 を シ フ ト 状 態 に 依 存 し な い 場 合 に は ゼ ロ を 返 す 。
返 り 値
s が NULL で な い 場 合 wctomb() 関 数 は バ イ ト 配 列 s に 書 き 込 ま れ た バ イ ト 数 を 返 す 。 wc が (現 在 の ロ ケ ー ル に お い て ) マ ル チ バ イ ト 列 で 表 現 で き な い 場 合 に は −1 を 返 す 。
s が NULL の 場 合 wctomb() 関 数 は 文 字 符 号 が シ フ ト 状 態 に 依 存 し て い る 場 合 に は ゼ ロ 以 外 、 シ フ ト 状 態 に 依 存 し な い 場 合 は ゼ ロ を 返 す 。
属 性
マ ル チ ス レ ッ デ ィ ン グ (pthreads(7) 参 照 )
wctomb() 関 数 は ス レ ッ ド セ ー フ で は な い 。
準 拠
C99.
注 意
wctomb() 関 数 の 動 作 は 現 在 の ロ ケ ー ル の LC_CTYPE カ テ ゴ リ ー に 依 存 し て い る 。
wcrtomb(3) 関 数 は 同 じ 機 能 の よ り 良 い イ ン タ ー フ ェ ー ス を 提 供 す る 。
関 連 項 目
MB_CUR_MAX(3), mblen(3), mbstowcs(3), mbtowc(3), wcrtomb(3), wcstombs(3)
こ の 文 書 に つ い て
こ の man ペ ー ジ は Linux man−pages プ ロ ジ ェ ク ト の リ リ ー ス 3.79 の 一 部 で あ る 。 プ ロ ジ ェ ク ト の 説 明 と バ グ 報 告 に 関 す る 情 報 は http://www.kernel.org/doc/man−pages/ に 書 か れ て い る 。