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名 前

virt-filesystems - 仮 想 マ シ ン ま た は デ ィ ス ク イ メ ー ジ に あ る フ ァ イ ル シ ス テ ム 、 パ ー テ ィ シ ョ ン 、 ブ ロ ッ ク デ バ イ ス お よ び LVM の 一 覧 表 示

書 式

virt-filesystems [--options] -d domname
virt-filesystems [--options] -a disk.img [-a disk.img ...]

説 明

This tool allows you to discover filesystems, partitions, logical volumes, and their sizes in a disk image or virtual machine. It is a replacement for virt-list-filesystems(1) and virt-list-partitions(1).

One use for this tool is from shell scripts to iterate over all filesystems from a disk image:

for fs in $(virt-filesystems -a disk.img); do
# ...
done 他 の 使 用 方 法 は 、 こ れ ら の パ ー テ ィ シ ョ ン を 変 更 す る た め に (virt-resize(1) の よ う な ) 他 の ツ ー ル を 使 用 す る 前 に 、 パ ー テ ィ シ ョ ン を 一 覧 表 示 す る こ と で す 。 未 知 の デ ィ ス ク イ メ ー ジ が 含 ん で い る も の に つ い て わ か ら な け れ ば 、 virt-inspector(1) と と も に こ の ツ ー ル を 使 用 し ま す 。 さ ま ざ ま な コ マ ン ド ラ イ ン オ プ シ ョ ン が こ の プ ロ グ ラ ム が 表 示 す る も の を 制 御 し ま す 。 そ れ ぞ れ デ ィ ス ク イ メ ー ジ ま た は libvirt 仮 想 マ シ ン を 指 定 す る に は -a ま た は -d オ プ シ ョ ン を 与 え る 必 要 が あ り ま す 。 単 に そ れ を 指 定 す る と 、 見 つ け た フ ァ イ ル シ ス テ ム を 1 行 ご と に 1 つ ず つ こ の よ う に 表 示 し ま す :

$ virt-filesystems -a disk.img
/dev/sda1
/dev/vg_guest/lv_root

-l ま た は --long を 追 加 す る と 、 追 加 の 情 報 が 出 力 に 含 ま れ ま す :

$ virt-filesystems -a disk.img -l 名 前 種 類
VFS ラ ベ ル 容 量
/dev/sda1 filesystem ext4 boot 524288000
/dev/vg_guest/lv_root filesystem ext4 root 10212081664

--extra を 追 加 す る と 、 マ ウ ン ト 不 可 能 な ( swap や 未 知 の ) フ ァ イ ル シ ス テ ム も 同 様 に 表 示 さ れ ま す :

$ virt-filesystems -a disk.img --extra
/dev/sda1
/dev/vg_guest/lv_root
/dev/vg_guest/lv_swap
/dev/vg_guest/lv_data

--partitions を 追 加 す る と 、 フ ァ イ ル シ ス テ ム の 代 わ り に パ ー テ ィ シ ョ ン が 表 示 さ れ ま す :

$ virt-filesystems -a disk.img --partitions
/dev/sda1
/dev/sda2 同 様 に 、 そ れ ら の 項 目 を 一 覧 表 示 す る に は --logical-volumes, --volume-groups, --physical-volumes, --block-devices を 使 用 で き ま す 。

You can use these options in combination as well (if you want a combination including filesystems, you have to add --filesystems). Notice that some items fall into several categories (eg. /dev/sda1 might be both a partition and a filesystem). These items are listed several times. To get a list which includes absolutely everything that virt-filesystems knows about, use the --all option.

UUIDs (because they are quite long) are not shown by default. Add the --uuid option to display device and filesystem UUIDs in the long output.

--all --long --uuid is a useful combination to display all possible information about everything.

$ virt-filesystems -a win.img --all --long --uuid -h
Name Type VFS Label Size Parent UUID
/dev/sda1 filesystem ntfs System Reserved 100M - F81C92571C92112C
/dev/sda2 filesystem ntfs - 20G - F2E8996AE8992E3B
/dev/sda1 partition - - 100M /dev/sda -
/dev/sda2 partition - - 20G /dev/sda -
/dev/sda device - - 20G - - マ シ ン 読 み 込 み 可 能 な 出 力 の た め に 、 カ ン マ 区 切 り 値 を 取 得 す る た め に --csv を 使 用 し ま す 。

オ プ シ ョ ン

--help 簡 単 な ヘ ル プ を 表 示 し ま す 。
-a
file
--add
file

Add file which should be a disk image from a virtual machine. If the virtual machine has multiple block devices, you must supply all of them with separate -a options. デ ィ ス ク イ メ ー ジ の 形 式 は 自 動 検 知 さ れ ま す 。 こ れ を 上 書 き し て 強 制 的 に 特 定 の 形 式 を 使 用 す る 場 合 、 --format=.. オ プ シ ョ ン を 使 用 し ま す 。

-a URI
--add URI
リ モ ー ト デ ィ ス ク を 追 加 し ま す 。 "リ モ ー ト ス ト レ ー ジ の 追 加 " in guestfish(1) 参 照 。
--all
す べ て を 表 示 し ま す 。 こ れ は 現 在 こ れ ら の オ プ シ ョ ン を 指 定 す る の と 同 じ で す : --filesystems, --extra, --partitions, --block-devices, --logical-volumes, --volume-groups, --physical-volumes。 ( 将 来 こ の 一 覧 に さ ら に 追 加 さ れ る か も し れ ま せ ん 。 )

--long 参 照 。

--blkdevs
--block-devices
ブ ロ ッ ク デ バ イ ス を 表 示 し ま す 。
--blocksize=512
--blocksize=4096
--blocksize

This parameter sets the sector size of the disk image. It affects all explicitly added subsequent disks after this parameter. Using --blocksize with no argument switches the disk sector size to the default value which is usually 512 bytes. See also "guestfs_add_drive_opts" in guestfs(3).

-c URI
--connect
URI

libvirt を 使 用 し て い る と 、 指 定 さ れ た URI に 接 続 し ま す 。 省 略 す る と 、 デ フ ォ ル ト の libvirt ハ イ パ ー バ イ ザ ー に 接 続 し ま す 。 ゲ ス ト の ブ ロ ッ ク デ バ イ ス を 直 接 指 定 し て い る と ( (-a)) 、 libvirt は 何 も 使 用 さ れ ま せ ん 。

--csv

Write out the results in CSV format (comma-separated values). This format can be imported easily into databases and spreadsheets, but read "NOTE ABOUT CSV FORMAT" below.

-d guest
--domain
guest 名 前 付 き の libvirt 仮 想 マ シ ン か ら す べ て の デ ィ ス ク を 追 加 し ま す 。 名 前 の 代 わ り に 仮 想 マ シ ン の UUID を 使 用 で き ま す 。
--echo-keys
キ ー や パ ス フ レ ー ズ を 入 力 す る と き 、 通 常 virt-filesystems は エ コ ー を 無 効 化 し ま す 。 そ の た め 、 入 力 内 容 を 確 認 で き ま せ ん 。 テ ン ペ ス ト 攻 撃 の 心 配 が な く 、 部 屋 に 誰 も 居 な け れ ば 、 入 力 内 容 を 確 認 す る た め に こ の フ ラ グ を 指 定 で き ま す 。
--extra

This causes filesystems that are not ordinary, mountable filesystems to be displayed. This category includes swapspace, and filesystems that are empty or contain unknown data. こ の オ プ シ ョ ン は --filesystems を 意 味 し ま す 。

--filesystems マ ウ ン ト 可 能 な フ ァ イ ル シ ス テ ム を 表 示 し ま す 。 表 示 オ プ シ ョ ン が 選 択 さ れ て い な け れ ば 、 こ の オ プ シ ョ ン が 暗 に 指 定 さ れ ま す 。

--extra を 用 い る と 、 マ ウ ン ト で き な い フ ァ イ ル シ ス テ ム も 表 示 さ れ ま す 。

--format=raw|qcow2|..
--format

-a オ プ シ ョ ン は 標 準 状 態 で デ ィ ス ク イ メ ー ジ の 形 式 を 自 動 検 知 し ま す 。 こ れ を 使 用 す る こ と に よ り 、 コ マ ン ド ラ イ ン で 後 続 の -a オ プ シ ョ ン の デ ィ ス ク 形 式 を 強 制 的 に 指 定 で き ま す 。 引 数 な し で --format を 使 用 す る こ と に よ り 、 後 続 の -a オ プ シ ョ ン に 対 し て 自 動 検 知 に 戻 せ ま す 。 例 :

virt-filesystems --format=raw -a disk.img

forces raw format (no auto-detection) for disk.img.

virt-filesystems --format=raw -a disk.img --format -a another.img

forces raw format (no auto-detection) for disk.img and reverts to auto-detection for another.img. 仮 想 マ シ ン の デ ィ ス ク イ メ ー ジ が 信 頼 で き な い raw 形 式 で あ る 場 合 、 デ ィ ス ク 形 式 を 指 定 す る た め に こ の オ プ シ ョ ン を 使 用 す べ き で す 。 こ れ に よ り 、 悪 意 の あ る 仮 想 マ シ ン に よ り 起 こ り 得 る セ キ ュ リ テ ィ 問 題 を 回 避 で き ま す (CVE-2010-3851)。

-h

--human-readable

--long モ ー ド で は 、 読 み や す い 形 式 で 容 量 を 表 示 し ま す 。

--keys-from-stdin

Read key or passphrase parameters from stdin. The default is to try to read passphrases from the user by opening /dev/tty.

If there are multiple encrypted devices then you may need to supply multiple keys on stdin, one per line.

-l

--long

Display extra columns of data ("long format").

A title row is added unless you also specify --no-title.

The extra columns displayed depend on what output you select, and the ordering of columns may change in future versions. Use the title row, --csv output and/or csvtool(1) to match columns to data in external programs.

Use -h if you want sizes to be displayed in human-readable format. The default is to show raw numbers of bytes.

UUID も 表 示 す る に は --uuid を 使 用 し ま す 。

--lvs
--logvols
--logical-volumes

LVM 論 理 ボ リ ュ ー ム を 表 示 し ま す 。 こ の モ ー ド で は 、 論 理 ボ リ ュ ー ム が 含 む フ ァ イ ル シ ス テ ム に か か わ り な く 表 示 し ま す 。

--no-title

In --long mode, don’t add a title row.

Note that the order of the columns is not fixed, and may change in future versions of virt-filesystems, so using this option may give you unexpected surprises.

--parts
--partitions
パ ー テ ィ シ ョ ン を 表 示 し ま す 。 こ の モ ー ド で は 、 パ ー テ ィ シ ョ ン が 含 む フ ァ イ ル シ ス テ ム に か か わ り な く 表 示 し ま す 。
--pvs
--physvols
--physical-volumes

LVM 物 理 ボ リ ュ ー ム を 表 示 し ま す 。

--uuid
--uuids

--long モ ー ド で は UUID も 表 示 さ れ ま す 。

-v

--verbose デ バ ッ グ 用 の 冗 長 な メ ッ セ ー ジ を 有 効 に し ま す 。

-V

--version バ ー ジ ョ ン 番 号 を 表 示 し て 、 終 了 し ま す 。
--vgs
--volgroups
--volume-groups

LVM ボ リ ュ ー ム グ ル ー プ を 表 示 し ま す 。

-x

libguestfs API 呼 び 出 し の ト レ ー ス を 有 効 に し ま す 。

出 力 に あ る 列 は こ の ツ ー ル の 将 来 の バ ー ジ ョ ン に お い て 並 び 替 え ら れ る 場 合 や 変 更 さ れ る 場 合 が あ る こ と に 注 意 し て く だ さ い 。 名 前 フ ァ イ ル シ ス テ ム 、 パ ー テ ィ シ ョ ン 、 ブ ロ ッ ク デ バ イ ス ま た は LVM の 名 前 。

For device and partition names these are displayed as canonical libguestfs names, so that for example /dev/sda2 is the second partition on the first device.

--long オ プ シ ョ ン が 指 定 さ れ て い な い と 、 名 前 の 列 の み が 出 力 に 表 示 さ れ ま す 。 種 類 対 象 の 形 式 。 た と え ば 、 "filesystem", "lv", "device" な ど 。

VFS フ ァ イ ル シ ス テ ム が あ れ ば 、 こ の 列 は 最 初 に 検 知 さ れ た フ ァ イ ル シ ス テ ム の 形 式 を 表 示 し ま す 。 例 :

"ext4"。 ラ ベ ル ( フ ァ イ ル シ ス テ ム の 識 別 と マ ウ ン ト の た め に 使 用 さ れ る ) ラ ベ ル が オ ブ ジ ェ ク ト に あ れ ば 、 こ の 列 は ラ ベ ル を 含 み ま す 。

MBR パ ー テ ィ シ ョ ン 形 式 の バ イ ト 、

2 桁 の 16 進 数 と し て 表 示 さ れ ま す 。 パ ー

テ ィ シ ョ ン 形 式 の 完 全 な 一 覧 は 次 の と こ ろ に あ り ま す : http://www.win.tue.nl/~aeb/partitions/partition_types-1.html こ れ は DOS (MBR) パ ー テ ィ シ ョ ン に 対 し て の み 適 用 で き ま す 。 容 量 オ ブ ジ ェ ク ト の バ イ ト 単 位 の 容 量 。 --human オ プ シ ョ ン が 使 用 さ れ て い る と 、 容 量 が 人 間 可 読 な 形 式 で 表 示 さ れ ま す 。

親 カ ラ ム は オ ブ ジ ェ ク ト 間 の 親 子 関 係 を 記 録 し ま す 。 た と え ば 、 オ ブ ジ ェ ク ト が パ ー テ ィ シ ョ ン な ら ば 、 こ の カ ラ ム は 含 ん で い る デ バ イ ス の 名 前 が 含 ま れ ま す 。 オ ブ ジ ェ ク ト が 論 理 ボ リ ュ ー ム な ら ば 、 こ の カ ラ ム は ボ リ ュ ー ム グ ル ー プ の 名 前 で す 。 複 数 の 親 が あ る と 、 こ の 列 は

(内 部 に 列 を 持 つ ) カ ン マ 区 切 り の 一 覧 に な り ま す 。 例 : "/dev/sda,/dev/sdb"。
UUID

If the object has a UUID (used for identifying and mounting filesystems and block devices) then this column contains the UUID as a string.

--uuid オ プ シ ョ ン が 指 定 さ れ る と 、 UUID の み が 表 示 さ れ ま す 。

CSV 形 式 に 関 す る 注 意

Comma-separated values (CSV) is a deceptive format. It seems like it should be easy to parse, but it is definitely not easy to parse. 神 話 : た だ コ ン マ で 項 目 を 区 切 る 。 真 実 : こ れ は 正 し く 動 き ま せ ん 。 こ の 例 は 2 つ の 列 が あ り ま す :

"foo,bar",baz 神 話 : 同 時 に フ ァ イ ル の 1 行 を 読 み 込 み ま す 。 真 実 : こ れ は 正 し く 動 き ま せ ん 。 こ の 例 は 1 つ の 行 が あ り ま す :

"foo
bar",baz

For shell scripts, use "csvtool" (https://github.com/Chris00/ocaml-csv also packaged in major Linux distributions).

For other languages, use a CSV processing library (eg. "Text::CSV" for Perl or Python’s built-in csv library).

Most spreadsheets and databases can import CSV directly.

終 了 ス テ ー タ ス

こ の プ ロ グ ラ ム は 、 成 功 す る と 0 を 、 エ ラ ー が あ る と 0 以 外 を 返 し ま す 。

関 連 項 目

guestfs(3), guestfish(1), virt-cat(1), virt-df(1), virt-drivers(1), virt-list-filesystems(1), virt-list-partitions(1), csvtool(1), http://libguestfs.org/.

著 者

Richard W.M. Jones http://people.redhat.com/~rjones/

COPYRIGHT

Copyright (C) 2010-2023 Red Hat Inc.

LICENSE

BUGS

To get a list of bugs against libguestfs, use this link: https://bugzilla.redhat.com/buglist.cgi?component=libguestfs&product=Virtualization+Tools

To report a new bug against libguestfs, use this link: https://bugzilla.redhat.com/enter_bug.cgi?component=libguestfs&product=Virtualization+Tools

When reporting a bug, please supply:

The version of libguestfs.

Where you got libguestfs (eg. which Linux distro, compiled from source, etc)

Describe the bug accurately and give a way to reproduce it.

Run libguestfs-test-tool(1) and paste the complete, unedited output into the bug report.