名 前
virt-cat - 仮 想 マ シ ン に あ る フ ァ イ ル の 表 示
書 式
virt-cat
[--options] -d domname file [file ...]
virt-cat [--options] -a disk.img [-a disk.img ...] file
[file ...] 古 い 形 式 :
virt-cat
domname file
virt-cat disk.img file
説 明
"virt-cat" は "file" の 内 容 を 表 示 す る た め に コ マ ン ド ラ イ ン ツ ー ル で す 。 こ こ で "file" は 仮 想 マ シ ン (ま た は デ ィ ス ク イ メ ー ジ ) の 中 に 存 在 し ま す 。
Multiple filenames can be given, in which case they are concatenated together. Each filename must be a full path, starting at the root directory (starting with ’/’).
"virt-cat" can be used to quickly view a file. To edit a file, use "virt-edit". For more complex cases you should look at the guestfish(1) tool (see "USING GUESTFISH" below).
例
Display /etc/fstab file from inside the libvirt VM called "mydomain":
virt-cat -d mydomain /etc/fstab ど の パ ッ ケ ー ジ が 最 新 イ ン ス ト ー ル さ れ た か を 見 つ け る に は :
virt-cat -d mydomain /var/log/yum.log | tail ど の ユ ー ザ ー が 仮 想 マ シ ン に ロ グ イ ン し て い る か を 見 つ け る に は :
virt-cat -d
mydomain /var/run/utmp > /tmp/utmp
who /tmp/utmp ま た は 、 だ
れ が ロ グ オ ン
し た か を 見 つ
け る に は :
virt-cat -d
mydomain /var/log/wtmp > /tmp/wtmp
last -f /tmp/wtmp
オ プ シ ョ ン
--help
簡 単 な ヘ ル プ
を 表 示 し ま す
。
-a file
--add file
Add file which should be a disk image from a virtual machine. If the virtual machine has multiple block devices, you must supply all of them with separate -a options. デ ィ ス ク イ メ ー ジ の 形 式 は 自 動 検 知 さ れ ま す 。 こ れ を 上 書 き し て 強 制 的 に 特 定 の 形 式 を 使 用 す る 場 合 、 --format=.. オ プ シ ョ ン を 使 用 し ま す 。
-a URI
--add URI リ モ ー ト デ
ィ ス ク を 追 加
し ま す 。 "リ モ
ー ト ス ト レ ー
ジ の 追 加 " in
guestfish(1) 参 照 。
--blocksize=512
--blocksize=4096
--blocksize
This parameter sets the sector size of the disk image. It affects all explicitly added subsequent disks after this parameter. Using --blocksize with no argument switches the disk sector size to the default value which is usually 512 bytes. See also "guestfs_add_drive_opts" in guestfs(3).
-c URI
--connect URI
libvirt を 使 用 し て い る と 、 指 定 さ れ た URI に 接 続 し ま す 。 省 略 す る と 、 デ フ ォ ル ト の libvirt ハ イ パ ー バ イ ザ ー に 接 続 し ま す 。 ゲ ス ト の ブ ロ ッ ク デ バ イ ス を 直 接 指 定 し て い る と ( (-a)) 、 libvirt は 何 も 使 用 さ れ ま せ ん 。
-d guest
--domain guest 名 前 付 き
の libvirt 仮 想 マ シ
ン か ら す べ て
の デ ィ ス ク を
追 加 し ま す 。
名 前 の 代 わ り
に 仮 想 マ シ ン
の UUID を 使 用 で き
ま す 。
--echo-keys キ ー や パ ス
フ レ ー ズ を 入
力 す る と き 、
通 常 virt-cat は エ コ
ー を 無 効 化 し
ま す 。 そ の た
め 、 入 力 内 容
を 確 認 で き ま
せ ん 。 テ ン ペ
ス ト 攻 撃 の 心
配 が な く 、 部
屋 に 誰 も 居 な
け れ ば 、 入 力
内 容 を 確 認 す
る た め に こ の
フ ラ グ を 指 定
で き ま す 。
--format=raw|qcow2|..
--format
-a オ プ シ ョ ン は 標 準 状 態 で デ ィ ス ク イ メ ー ジ の 形 式 を 自 動 検 知 し ま す 。 こ れ を 使 用 す る こ と に よ り 、 コ マ ン ド ラ イ ン で 後 続 の -a オ プ シ ョ ン の デ ィ ス ク 形 式 を 強 制 的 に 指 定 で き ま す 。 引 数 な し で --format を 使 用 す る こ と に よ り 、 後 続 の -a オ プ シ ョ ン に 対 し て 自 動 検 知 に 戻 せ ま す 。 例 :
virt-cat --format=raw -a disk.img file
forces raw format (no auto-detection) for disk.img.
virt-cat --format=raw -a disk.img --format -a another.img file
forces raw format (no auto-detection) for disk.img and reverts to auto-detection for another.img. 仮 想 マ シ ン の デ ィ ス ク イ メ ー ジ が 信 頼 で き な い raw 形 式 で あ る 場 合 、 デ ィ ス ク 形 式 を 指 定 す る た め に こ の オ プ シ ョ ン を 使 用 す べ き で す 。 こ れ に よ り 、 悪 意 の あ る 仮 想 マ シ ン に よ り 起 こ り 得 る セ キ ュ リ テ ィ 問 題 を 回 避 で き ま す (CVE-2010-3851)。
--key SELECTOR
Specify a key for LUKS, to
automatically open a LUKS device when using the inspection.
--key NAME:key:KEY_STRING
--key UUID:key:KEY_STRING
--key all:key:KEY_STRING
"NAME" is the libguestfs device name (eg. "/dev/sda1"). "UUID" is the device UUID. "all" means try the key against any encrypted device.
Use the specified "KEY_STRING" as passphrase.
--key
NAME:file:FILENAME
--key UUID:file:FILENAME
--key all:file:FILENAME
Read the passphrase from FILENAME.
--key NAME:clevis
--key UUID:clevis
--key all:clevis
Attempt passphrase-less unlocking for the device with Clevis, over the network. Please refer to "ENCRYPTED DISKS" in guestfs(3) for more information on network-bound disk encryption (NBDE).
Note that if any such option is present on the command line, QEMU user networking will be automatically enabled for the libguestfs appliance.
--keys-from-stdin
Read key or passphrase parameters from stdin. The default is to try to read passphrases from the user by opening /dev/tty.
If there are multiple encrypted devices then you may need to supply multiple keys on stdin, one per line.
-m
dev[:mountpoint[:options[:fstype]]]
--mount dev[:mountpoint[:options[:fstype]]] 指
定 さ れ た マ ウ
ン ト ポ イ ン ト
に あ る 、 名 前
付 き パ ー テ ィ
シ ョ ン ま た は
論 理 ボ リ ュ ー
ム を マ ウ ン ト
し ま す 。
If the mountpoint is omitted, it defaults to /.
Specifying any mountpoint disables the inspection of the guest and the mount of its root and all of its mountpoints, so make sure to mount all the mountpoints needed to work with the filenames given as arguments.
If you don’t know what filesystems a disk image contains, you can either run guestfish without this option, then list the partitions, filesystems and LVs available (see "list-partitions", "list-filesystems" and "lvs" commands), or you can use the virt-filesystems(1) program. マ ウ ン ト パ ラ メ ー タ ー の 三 番 目 の (ほ と ん ど 使 用 さ れ な い ) 項 目 は 、 バ ッ ク エ ン ド の フ ァ イ ル シ ス テ ム を マ ウ ン ト す る た め に 使 用 さ れ る マ ウ ン ト オ プ シ ョ ン の 一 覧 で す 。 こ れ が 指 定 さ れ て い な い 場 合 、 マ ウ ン ト オ プ シ ョ ン は 空 文 字 列 ま た は "ro" (--ro フ ラ グ が 使 用 さ れ て い る 場 合 ) に な り ま す 。
-m /dev/sda1:/:acl,user_xattr こ の フ ラ グ を 使 用 す る こ と は 、 "mount-options" コ マ ン ド を 使 用 す る こ と と 同 等 で す 。 パ ラ メ ー タ ー の 四 番 目 の 項 目 は 使 用 す る フ ァ イ ル シ ス テ ム ド ラ イ バ ー ("ext3" や "ntfs" な ど ) で す 。 こ れ は ほ と ん ど 必 要 あ り ま せ ん 。 し か し 、 複 数 の ド ラ イ バ ー が フ ァ イ ル シ ス テ ム に 対 し て 有 効 で あ る 場 合 (例 : "ext2" と "ext3")、 ま た は libguestfs が フ ァ イ ル シ ス テ ム を 誤 検 知 し て い る 場 合 、 こ れ は 有 用 で す 。
-v |
--verbose デ バ ッ グ 用 の 冗 長 な メ ッ セ ー ジ を 有 効 に し ま す 。
-V |
--version バ ー ジ ョ ン 番 号 を 表 示 し て 、 終 了 し ま す 。
-x |
libguestfs API 呼 び 出 し の ト レ ー ス を 有 効 に し ま す 。 |
旧 形 式 の コ マ ン ド ラ イ ン 引 数
以 前 の バ ー ジ ョ ン の virt-cat は ど ち ら の 書 き 込 み も で き ま す :
virt-cat disk.img [disk.img ...] file ま た は
virt-cat guestname file
whereas in this version you should use -a or -d respectively to avoid the confusing case where a disk image might have the same name as a guest. 互 換 性 の た め 古 い 形 式 が ま だ サ ポ ー ト さ れ て い ま す 。
LOG FILES
To list out the log files from guests, see the related tool virt-log(1). It understands binary log formats such as the systemd journal.
To follow (tail) text log files, use virt-tail(1).
Windows の パ ス
"virt-cat" has a limited ability to understand Windows drive letters and paths (eg. E:\foo\bar.txt). 仮 想 マ シ ン が Windows を 実 行 し て い る 場 合 に 限 り :
• |
Drive letter prefixes like "C:" are resolved against the Windows Registry to the correct filesystem. | ||
• |
Any backslash ("\") characters in the path are replaced with forward slashes so that libguestfs can process it. | ||
• |
The path is resolved case insensitively to locate the file that should be displayed. |
There are some known shortcomings:
• |
Some NTFS symbolic links may not be followed correctly. | ||
• |
NTFS junction points that cross filesystems are not followed. |
guestfish の 使 用 法
guestfish(1) は "virt-cat" が う ま く 機 能 し な い と き に 使 用 で き る 、 よ り 強 力 な 、 よ り 低 レ ベ ル な ツ ー ル で す 。
"virt-cat" を 使 用 す る こ と は 、 次 の こ と と ほ ぼ 同 等 で す :
guestfish --ro -i -d domname download file - こ こ で "domname" は libvirt 仮 想 マ シ ン の 名 前 で す 。 ま た 、 "file" は フ ァ イ ル の 完 全 パ ス で す 。 最 後 の "-" ("標 準 出 力 に 出 力 " を 意 味 し ま す ) に 注 意 し て く だ さ い 。
The command above uses libguestfs’s guest inspection feature and so does not work on guests that libguestfs cannot inspect, or on things like arbitrary disk images that don’t contain guests. To display a file from a disk image directly, use:
guestfish --ro -a disk.img -m /dev/sda1 download file -
where disk.img is the disk image, /dev/sda1 is the filesystem within the disk image, and "file" is the full path to the file.
終 了 ス テ ー タ ス
こ の プ ロ グ ラ ム は 、 成 功 す る と 0 を 、 エ ラ ー が あ る と 0 以 外 を 返 し ま す 。
関 連 項 目
guestfs(3), guestfish(1), virt-copy-out(1), virt-edit(1), virt-log(1), virt-tail(1), virt-tar-out(1), http://libguestfs.org/.
著 者
Richard W.M. Jones http://people.redhat.com/~rjones/
COPYRIGHT
Copyright (C) 2010-2023 Red Hat Inc.
LICENSE
BUGS
To get a list of bugs against libguestfs, use this link: https://bugzilla.redhat.com/buglist.cgi?component=libguestfs&product=Virtualization+Tools
To report a new bug against libguestfs, use this link: https://bugzilla.redhat.com/enter_bug.cgi?component=libguestfs&product=Virtualization+Tools
When reporting a bug, please supply:
• |
The version of libguestfs. | ||
• |
Where you got libguestfs (eg. which Linux distro, compiled from source, etc) | ||
• |
Describe the bug accurately and give a way to reproduce it. | ||
• |
Run libguestfs-test-tool(1) and paste the complete, unedited output into the bug report. |