Manpages

名 前

javap − Java ク ラ ス フ ァ イ ル 逆 ア セ ン ブ ラ

形 式

javap [ −b ] [ −bootclasspath path ] [ −c ]
[ −classpath path ] [ −extdirs dirs ] [ −help ]
[ −J flag ] [ −l ] [ −package ] [ −private ]
[ −protected ] [ −public ] [ −s ] [ −verbose ]
class . . .

機 能 説 明

javap コ マ ン ド は 、 Java ク ラ ス フ ァ イ ル を 逆 ア セ ン ブ ル し ま す 。 出 力 内 容 は オ プ シ ョ ン で 指 定 し ま す 。 オ プ シ ョ ン を 1 つ も 指 定 し な い と 、 javap は 渡 さ れ た ク ラ ス の package、 protected、 お よ び public フ ィ ー ル ド と メ ソ ッ ド を 出 力 し ま す 。 javap コ マ ン ド の 出 力 先 は stdout で す 。 た と え ば 、 以 下 の ク ラ ス 宣 言 を コ ン パ イ ル し ま す 。

import java.awt.*;
import java.applet.*;

public class DocFooter extends Applet {

String date;

String email;

public void init() {

resize(500,100);

date = getParameter("LAST_UPDATED");

email = getParameter("EMAIL");

}

public void paint(Graphics g) {

g.drawString(date + " by ",100, 15);

g.drawString(email,290,15);

} } こ の 場 合 、 javap DocFooter を 実 行 す る と 以 下 の 出 力 が 得 ら れ ま す 。

Compiled from DocFooter.java
public class DocFooter extends java.applet.Applet {

java.lang.String date;

java.lang.String email;

public void init();

public void paint(java.awt.Graphics);

public DocFooter(); }

オ プ シ ョ ン

以 下 の オ プ シ ョ ン が 使 用 で き ま す 。

−b

JDK 1.1 の javap と の 下 位 互 換 を 保 証 し ま す 。

−bootclasspathpath

bootstrap ク ラ ス を ロ ー ド す る パ ス を 指 定 し ま す 。 デ フ ォ ル ト で は 、 bootstrap ク ラ ス は コ ア と な る Java プ ラ ッ ト フ ォ ー ム を 実 装 す る ク ラ ス で 、 jre/lib/rt.jarjre/lib/charsets.jar に あ り ま す 。

−c ク ラ ス 内 の 個

々 の メ ソ ッ ド に つ い て 、 逆 ア セ ン ブ ル さ れ た コ ー

ド 、 す な わ ち Java バ イ ト コ ー ド か ら な る 命 令 を 出 力 し ま す 。 詳 細 は 、 『 Java Virtual Machine Specification』 を 参 照 し て く だ さ い 。

−classpathpath

javap が ク ラ ス を 探 す の に 用 い る パ ス を path で 指 定 し ま す 。 こ の 指 定 値 は 、 デ フ ォ ル ト お よ び CLASSPATH 環 境 変 数 の 設 定 値 を オ ー バ ー ラ イ ド し ま す 。 複 数 の デ ィ レ ク ト リ を 指 定 す る 場 合 は コ ロ ン (:) で 区 切 り ま す 。 し た が っ て path の 一 般 形 式 は 次 の よ う に な り ま す 。

.:<your_path> パ ス の 指 定 例 :

.:/home/avh/classes:/usr/local/java/classes

−extdirsdirs イ ン ス ト ー ル さ れ た 拡 張 機 能 を 検 索 す る 場 所 を 指 定 し ま す 。 デ フ ォ ル ト の 拡 張 機 能 の 場 所 は

jre/lib/ext で す 。

−help

javap の ヘ ル プ メ ッ セ ー ジ を 出 力 し ま す 。

−J flag

実 行 時 シ ス テ ム に 直 接 渡 す フ ラ グ を 指 定 し ま す 。

example% javap -J-version

example% javap -JJ-Djava.security.manager
-Djava.security.policy=MyPolicy MyClassName

−l 行 と 局 所 変 数 テ ー ブ ル を 表 示 し ま す 。

−package

package 、 protected 、 お よ び public の ク ラ ス と メ ン バ だ け を 表 示 し ま す 。 こ の 指 定 が デ フ ォ ル ト で す 。

−private す べ て の ク ラ ス と メ ン バ を 表 示 し ま す 。

−protected

protected お よ び public の ク ラ ス と メ ン バ だ け を 表 示 し ま す 。

−public

public の ク ラ ス と メ ン バ だ け を 表 示 し ま す 。

−s

内 部 型 シ グ ニ チ ャ を 出 力 し ま す 。

−verbose メ ソ ッ ド の ス タ ッ ク サ イ ズ 、 お よ び

localarg の 数 を 出 力

し ま す 。

環 境

CLASSPATH ユ ー ザ 定 義 ク ラ ス へ の パ ス を シ ス テ ム に 通 知 す る た め に 使 用 し ま す 。 複 数 の デ ィ レ ク ト リ を 指 定 す る 場 合 は コ ロ ン で 区 切 り ま す 。 以 下 に 例 を 示 し ま す 。

.:/home/avh/classes:/usr/local/java/classes

関 連 項 目

java(1)javac(1)javadoc(1)javah(1)jdb(1)