名 前
dh_makeshlibs − 自 動 的 に shlibs フ ァ イ ル を 作 成 し 、 dpkg−gensymbols を 呼 び 出 す
書 式
dh_makeshlibs [debhelper options] [−mmajor] [−V[dependencies]] [−n] [−Xitem] [−− params]
説 明
dh_makeshlibs は 自 動 的 に 共 有 ラ イ ブ ラ リ を ス キ ャ ン し 、 見 つ け た ラ イ ブ ラ リ に 対 す る shlibs フ ァ イ ル を 生 成 す る debhelper プ ロ グ ラ ム で す 。
It will also ensure that ldconfig is invoked during install and removal when it finds shared libraries. Since debhelper 9.20151004, this is done via a dpkg trigger. In older versions of debhelper, dh_makeshlibs would generate a maintainer script for this purpose.
フ ァ イ ル
debian/package.shlibs
Installs this file, if present, into the package as DEBIAN/shlibs. If omitted, debhelper will generate a shlibs file automatically if it detects any libraries. 互 換 性 レ ベ ル 9 以 前 で は 、 こ の フ ァ イ ル は dh_makeshlibs で は な く dh_installdeb(1) に よ っ て イ ン ス ト ー ル さ れ る 点 に 注 意 し て 下 さ い 。
debian/package.symbols
debian/package.symbols.arch こ れ
ら の シ ン ボ ル
フ ァ イ ル は 、
も し 存 在 す れ
ば 、 dpkg−gensymbols(1) へ
渡 さ れ 、 か か
る 処 理 と イ ン
ス ト ー ル が 行
わ れ ま す 。 異
な る ア ー キ テ
ク チ ャ の 元 で
異 な る シ ン ボ
ル を 利 用 す る
に は 、 arch を 指
定 し て く だ さ
い 。
オ プ シ ョ ン
−mmajor, −−major=major
objdump を つ か っ て ラ イ ブ ラ リ の 主 バ ー ジ ョ ン 番 号 を 推 定 す る 代 わ り に 、 −m パ ラ メ ー タ の あ と に 主 バ ー ジ ョ ン 番 号 を 設 定 で き ま す 。 以 前 本 プ ロ グ ラ ム は ラ イ ブ ラ リ の 主 バ ー ジ ョ ン 番 号 を 求 め る の に objdump を 使 わ ず 、 ラ イ ブ ラ リ の フ ァ イ ル 名 か ら 判 定 し て い た 為 、 こ の パ ラ メ ー タ が 便 利 だ っ た 事 が あ り ま す 。
−V,
−Vdependencies
−−version−info,
−−version−info=dependencies
デ フ ォ ル ト で
は 、 本 プ ロ グ
ラ ム に よ り 生
成 さ れ る shlibs フ ァ
イ ル は 、 共 有
ラ イ ブ ラ リ を
含 む パ ッ ケ ー
ジ の 特 定 の バ
ー ジ ョ ン に 依
存 す る こ と が
無 い よ う に し
ま す 。 こ れ は
shlibsフ ァ イ ル に バ
ー ジ ョ ン に 関
す る 依 存 情 報
を パ ッ ケ ー ジ
作 成 者 に よ り
追 加 す る 必 要
が あ る と い う
事 で す 。 −Vが
依 存 関 係 の 情
報 無 し で 用 い
ら れ る と 、 ア
ッ プ ス ト リ ー
ム の バ ー ジ ョ
ン 情 報 が "packagename
(>=packageversion)" の
形 式 で 依 存 関
係 へ 挿 入 さ れ
ま す 。 debhelper の 互
換 性 レ ベ ル が v4
未 満 の 場 合 、
パ ッ ケ ー ジ の
バ ー ジ ョ ン 番
号 の う ち Debian の バ
ー ジ ョ ン を 示
す 部 分 も 、 こ
の 依 存 関 係 の
情 報 と し て 含
ま れ ま す 。 −V
が パ ラ メ ー タ
と 共 に 指 定 さ
れ る と 、 こ の
パ ラ メ ー タ は
後 に 必 要 と さ
れ る (ま た 、 パ
ッ ケ ー ジ の 名
前 と し て 確 実
に 含 ま れ る よ
う に ) 正 確 な バ
ー ジ ョ ン 依 存
情 報 と し て 扱
わ れ ま す 。
−V を パ ラ メ ー タ 無 し で 指 定 す る 場 合 の 注 意 事 項 は 次 の 通 り で す 。 こ の 場 合 、 依 存 関 係 に あ る パ ッ ケ ー ジ に 含 ま れ る 共 有 ラ イ ブ ラ リ は お 互 い に 必 要 な 依 存 関 係 を 保 っ て い ら れ る と い う 仮 定 に 基 づ く 保 守 的 な 設 定 で す (な お ビ ル ド 対 象 の パ ッ ケ ー ジ に 含 ま れ る ラ イ ブ ラ リ に つ い て 、 開 発 元 (upstream) の バ ー ジ ョ ン 番 号 が 新 し く な ら な い に も 関 わ ら ず 、 あ え て ABI を 変 更 し な け れ ば な ら な い 場 合 は 除 き ま す )。 メ ン テ ナ が 、 依 存 関 係 解 決 が 難 し い 為 対 応 が で き な い よ う な 場 合 は 、 依 存 関 係 を 破 ら ざ る を 得 な い と き が あ り ま す 。 ま た 、 ア ッ プ グ レ ー ド が 容 易 に 出 来 な い ほ ど 強 い 依 存 関 係 を 生 じ る 場 合 は 、 依 存 関 係 の 変 更 を す る 必 要 が あ り ま す 。
−n, −−no−scripts
Do not add the "ldconfig" trigger even if it seems like the package might need it. The option is called −−no−scripts for historical reasons as dh_makeshlibs would previously generate maintainer scripts that called ldconfig.
−Xitem, −−exclude=item
item が 対 象 の フ ァ イ ル や 格 納 さ れ て い る デ ィ レ ク ト リ の 名 前 に 含 ま れ て い る 場 合 、 共 有 フ ァ イ ル と し て 扱 う の を 止 め ま す 。
−−add−udeb=udeb
shlibs フ ァ イ ル に udebs 用 途 の 追 加 情 報 を 作 成 し 、 通 常 の ラ イ ブ ラ リ パ ッ ケ ー ジ の 名 前 を 使 う 代 わ り に 、 udeb を udebs の パ ッ ケ ー ジ の 名 前 と し て 利 用 し ま す 。
−− params
params を dpkg−gensymbols(1) へ 引 き 渡 し ま す 。
使 用 例
dh_makeshlibs
Assuming this is a package
named libfoobar1, generates a shlibs file that looks
something like:
libfoobar 1 libfoobar1
dh_makeshlibs −V
Assuming the current version of
the package is 1.1−3, generates a shlibs file that
looks something like:
libfoobar 1 libfoobar1 (>= 1.1)
dh_makeshlibs −V ’libfoobar1 (>= 1.0)’ 以 下 の よ う な shlibs フ ァ イ ル が 生 成 さ れ ま す :
libfoobar 1 libfoobar1 (>= 1.0)
参 照
debhelper(7) こ の プ ロ グ ラ ム は debhelper の 一 部 で す 。
作 者
Joey Hess <joeyh [AT] debian.org>